番外 ふる里笠置峠越え

笠置峠(かさぎとうげ)ウオーク
今回の記事は、このブログタイトルからちょっと脱線しますが・・・


私の故郷 旧西宇和郡双岩村(ふたいわむら)
     旧東宇和郡岩城村(いわきむら)を結ぶ笠置峠は
子供の頃(十年±前)、1度通っただけの標高412mの峠ですが
昨日、その「笠置古道を歩く」イベントがあり、懐かしくて参加しました。

懐かしさにもまして、この笠置峠は、
平成18年春以来、私が歩きつないでいる四国88ケ寺歩き遍路の
第43番明石寺(めいせきじ)から別格7番出石寺(しゅっせきじ)に至る
裏遍路道ではないか?
なにかそのランドマークをこの目で確かめることはできないか?
との、個人的な「夢」もありました・・・

私的仮説:出石寺への裏街道とは
  卯之町:第43番明石寺~宇和町山田~笠置峠~旧・双岩村若山~八幡浜を経て
  (日土町の)別格7番出石寺~別格8番十夜ケ橋永徳寺に至る遍路道を指します。

 ※別格を除き霊場のみを巡拝する場合には
  地図上のR56宇和島街道を歩くのが常道であり、
  私達も平成21年9月4日、明石寺から永徳寺まで23Kmを歩きました。
        (クリックすると該当ページへ飛びます)

前置きが長くなりました・・・
イベント開催日は 平成22年10月31日
   主催:西予市文化体育振興課内「宇和街道をゆく事務局」
   協賛:双岩「笠置古道保存会」・JR   
   (表現は正確でないかも知れません・・・)
峠の前方後円墳の発掘保存と自然保護に傾注される西予市教育委員会と
故郷双岩村熟年有志の「笠置古道保存会」のコラボレーションで実現した
今回の”古代ロマンと自然の里を歩く”コースは次の地図の通りです。
 (イラストは関連資料に私が道順を加工したものです) 
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私達、双岩グループのコースは
若山の双岩駅集合~JR~伊予岩城駅<青い線>約10分
岩城駅~笠置峠~釜の倉~双岩駅解散<赤い線>約7,2Km 

 因みにイラスト中の
  笠置トンネルは平成11年7月竣工
  双岩~宇和島間の鉄道は昭和20年開通
  国道56号線から分岐する鳥越峠は明治31年完成の記録があり
  それ以前は笠置古道<赤い線>だけが、
  岩城(現宇和町)と若山を結ぶ唯一の里道であったと推定されます。
  今回の参加で勉強した、その里道”笠置街道”の歴史や
  私と当時の村のガキ大将連中との思い出などについては
  これから、少しずつ書き綴ってみたいと思っています。

08:45 JR双岩駅から出発
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「昭和20年6月20日、赤ん坊だったお前は開通一番列車に乗車した」 
       とは、耳にタコができるほど聞かされた親の話。
列車は小学生の頃まで機関車(SL)の3両編成で・・・
石炭や水の補給施設や貨物車専用の引込み線まであり
駅員さんのポイント切換えは、そりゃ~神技に見えました。
中学生の頃だったか?ディゼル気動車になり
線路沿いの風景は一変しましたが、
通勤通学時のホームは人 人 人で溢れていました。
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脱線ついでに・・・
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 上は
 高校時代の定期券
 双岩⇔八幡浜駅間
 1ヶ月 ¥180円
 私の”お宝”!



 下は
 今回の双岩~岩城間の切符
 片道 ¥200円
 物価とか貨幣価値とか
 屁理屈は解らないが
 時の流れを感じます



定期券の裏には、
「通用期間が切れたときには、直ちにお返し下さい」と印刷されており
しばらくの間、両駅の待合室に”返さない人”として名前が掲示された・・・・
もう、時効と勝手に決め込んで、ことあろうにブログで公開、
旧国鉄さんお許し下さい。

予讃線屈指の登り急勾配のトンネルを抜けて10分程で伊予岩城に到着
両駅とも無人駅であり、車掌さんが車内で切符を販売、ホームで回収。
だったら、上の切符はどうして手元にあるのだろう?
そういえば車掌さんの「おや~?1枚足たらね~なあ?」 なんて声が聞こえそう・・・
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ここには、やっぱり蒸気機関車がよく似合うと思います・・・
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   ~~☆☆~~☆~ ☆~
台風の余波で小雨交じりの天候ながら、スタート直前になると、
八幡浜市側と西予市側から参加した人は100名余、
当日のお世話係(スタッフ)を加えると120名以上の大部隊となって壮観!
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10:00 いよいよ笠置峠古墳めざして
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岩城村の人は「何事やあらむ!」と?
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 私は、
 受付で
 西予(せいよ)市から
 戴いた
 参加記念ワッペンの
 お言葉どおり
 最後尾をのんびりと
 歩きました。
 巧い洒落だなあ~



刈り取りの終わった岩城村の風物詩”わらぐろ”の類い
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10:12 朝方、2羽のコウノトリがエサを啄ばんでいたという地中池
     (識別足環があり、兵庫県コウノトリの郷から飛来した2羽らしい とのこと)
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笠置峠登り口
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安養寺あたりから宇和盆地眺望(晴れていればさぞや・・・)
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 -今は昔の思い出(冒頭イラスト参照)-
村のガキ大将連と、手作りの竹竿とバケツ持参で双岩から鉄道を歩き、
線路に耳を当てて汽車が来ないことを確かめながらトンネルを抜けて
この岩城村の小川でフナを釣り、時を忘れレンゲ草の中で相撲を取り・・・
日暮、薄暗い山道を小走りに登ったのはこの笠置峠だったに違いない。

峠中腹の「清水地蔵」と湧き水
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清水地蔵は、
寛政8年(1796)寄進されたもので、
峠を往来する人々や牛馬の憩の場所で、
安全を見守ってくれた場所です。
  (笠置峠古墳マップより引用)


マムシ殿にはご遠慮願いたい
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遍路墓
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 笠置街道は、九州からみて四国の玄関口にあたる八幡浜港と宇和盆地をつなぐ古道で、
九州からのお遍路が笠置峠を越えて第43番明石寺から四国巡礼を始めていたようです。
 が、街道沿いには道半ばで倒れたお遍路さんの墓が祀られています。
 墓標には、豊後・肥後・筑後に混じって松山や金沢の地名も見られます。
                     
11:00 峠の茶屋
f0213825_1440560.jpg笠置峠には大正初期、2軒の茶屋があり、
駄菓子、雑貨、呉服まで置いてあったという。
天保11年(1840)、シーボルトの娘イネが
峠を越えて卯之町へ来たとき、お茶を接待したと伝わる。
           (笠置文化保存会 小笠原慶一氏)
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笠置峠の
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              峠の地蔵
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この地蔵さんには、双岩村生まれの私にはコトのほか思い入れがあり、
出発地で頂いた「笠置峠古墳周辺マップ(西予市観光協会宇和支部発行)」の
紹介文を原文のままUPさせて頂きます。
<次の資料・転載につき、本日西予市よりご承諾を頂きました 11/5>
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確かめたかった、明石寺~出石寺間の遍路道でもあったこと、
実家の二階からよく見えていた松の木のことも書いてあり、感激でした。

    ~~~ ☆☆☆  ~~~☆☆☆
峠の地蔵さんから少し歩くと、いよいよ「笠置峠古墳」が見えてきました
頂上の青白い建造物が竪穴式石槨(たてあなしきせっかく)と呼ばれる埋葬施設
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 誘導路の古墳全容を示すパネル
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頂上部の周囲は石が葺いてあり  意味と目的は聞き漏らし・・・残念
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竪穴式石槨は立派なガラス張りの鋼材屋根の展示施設で保護してあり
さらに、あいにくの雨で天井部からは中が見えず、側面の窓から”盗撮!”
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 「展示石槨は忠実に復元したレプリカで、実際の石槨は、
 この地下1,5mに埋め戻してあります」と、真に正直な学術担当さんの説明でした。
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                    「笠置峠古墳周辺マップ」より

古墳頂上部(標高412m)から双岩村方面の眺望
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     宇和海や佐田岬半島、さらに天気が良ければ九州(国東半島)まで展望できるらしい
 
同、岩城村方面眺望
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峠の茶屋跡あたりで新米お弁当の計画だった?と思われますが、
雨は止まず、釜の倉まで約2Kを下り、集会所で昼食となり・・・
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釜の倉側では、街道のそこかしこに石畳が敷いてあり、滑りそうで要注意!
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ふもとは近い よくみれば立派な石畳・・・ 
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12:11 釜の倉 出店(でみせ)の笠置峠登り口道標 
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   山田村 笠置村 
     宇和村 と読めた 

 
 雨はショボショボ
 体は冷える
  デジカメ ポンコツ
  腕前二流で
  ピンボケ気味・・・
   いつか撮り直しに行きたい・・・




岩城村には盆地なりの景色が、釜の倉には静かな山あいなりの風景が・・・
  (撮影後、3連橋梁(メガネ鉄橋)をJRアンパンマン列車が走り去った)
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釜の倉の人達が、稲刈り後の棚田に40Kの種を蒔き育てたコスモス畑
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「母ちゃん、今日も雨の中、大勢の人やな~」 「うん よかったなあ~」
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毎年、10月第3日曜日?は「コスモス祭り」で大変な人出だそうだ
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釜の倉集会所で頂いた昼食の「宇和新米むすび」  これが超美味!!
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昆布入り・古代米赤飯・白米塩味 3色セット。 
あまりの美味しさに1個だけ食べ、2個は家族におみやげに持ち帰った。
余っていたら、あと2食くらい「販売」して欲しかった~~~

昼食後、集会後で、地元の方から「笠置峠の歴史について」お話が企画されていたのですが、
雨で濡れた体が冷えてきたので、失礼して車を置いたJR双岩駅まで歩き、自宅へ急いだ・・・

<番外コマーシャル>
ここ、釜倉の浅野さんは、毎年夏、カブトムシを養殖、通信販売をしている。
育て方次第では、翌年、送り先の庭から2代目カブトムシが誕生するようです。
詳細は双岩カブトムシセンターをご覧下さい。

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jh5swz@orange.ocn.ne.jp -門前の小僧-まで
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by jh5swz | 2010-11-01 17:37 | ふる里双岩村のこと | Comments(0)