岩屋寺 幻の阿弥陀如来

平成26年 9月13日(土)の日記

天空の阿弥陀如来像に呼ばれて・・・

ご覧になった方が多いと思いますが、
9月8日夜、地元テレビ局の「四国へんろ天空の路を行く」という番組で、
久万高原町七鳥、標高約700mの第45番岩屋寺の岩窟に鎮座する
幻の阿弥陀如来像が初めてテレビカメラで撮影され放映されました。

まず境内から小型リモコンヘリを飛ばして阿弥陀如来像の所在を確認したあと、
さすがテレビ局と思しき超望遠カメラで撮影された阿弥陀像を観たご住職が
「ほう~~~ 阿弥陀様や~」と、感無量の面持ちで合掌されておられました。

以来数日、その像がどうしても気になって仕方がない・・・
阿弥陀如来様に呼ばれているような気持ちの毎日が続く・・・

「呼ばれたことにして」、思い切って出かけてきました、第45番海岸山岩屋寺。

07:50 女房も「行く」と云い、(仏様には叱られるが)ドライブ気分。
     将来、高速道路の一部になる高規格道ルートもあるが、
     もう一度写したかった、とある場所があるので、
     46番浄瑠璃寺裏山の遍路道から在来のR33号線を走行。
     もう一度、とはここ!
08:15 R33某所から見た松山市窪野町桜、坂本屋の集落(写真中央)。
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     ズームして天空の遍路茶屋・坂本屋の里をアップ、
     画面右端、三坂峠側から1軒目の建物が坂本屋の納屋と倉庫、
     ちょうどまん前の竹やぶに隠れて母屋は見えませんが・・・
     春先、あの藪の中からウグイスが上手い法華経を聞かせてくれて、
     夏場、あの孟宗竹の緑がどれほどお遍路さんの疲れを癒してくれることか。
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   今カメラを構えているこの国道の開通までは坂本屋前が土佐と伊予を結ぶ官道だった・・・
    築後100余年、元旅籠だった坂本屋は、ここを通る多くの商人、遍路、馬子を見つめてきた。


08:50 県道12号沿い、岩屋寺前バス停着、(小椋商店さん軒下から)。
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       2009年12/4 の歩き遍路では   
       八丁坂から(赤い線に沿って)山登りして尾根を歩き、
       岩屋寺奥の院・せり割り禅定を経て参拝したのですが、
       今回は県道側から266段の石段と急坂を登って参拝しました。
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             (看板は2009・12/4  歩き遍路のとき八丁坂登り口で撮影)

09:10 赤橋を渡って参道口駐車場へ¥300を払って、いざ!
     折から数組の団体さんが先行、
     一番うしろの添乗員さん、背中のお納経帖が重そうです・・・
f0213825_1064333.jpg             
 連休とあって参拝者多し!
 ロープウエイとかケーブル電車、或いは
 山門直近まで車道が整備された昨今
 いまだに260段の石段を踏みながら
 本堂まで約20分の急坂を登るこの参道は
 本来の参道の形を今に残す。
 これこそ貴重な文化遺産ではなかろうか?




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 この参道の風物詩?
 お遍路グッズや
 甘酒、しょうが湯、太鼓饅などを
 所狭しと並べたおみやげ屋さんの看板
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 寄ってらっしゃい! 見てらっしゃい! 
           買って行ってよ と言わないところが奥ゆかしい。

09:15 山門にて
  一人参拝のお遍路さん
f0213825_10334072.jpg  団体お遍路さん
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   いえ、別に・・・ な に も・・・

一礼して山門をくぐると本堂まで266段の石段が続く、まさに深山幽谷の佇まい
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                八丁坂越えとは又趣きを異にして・・・

お出迎えいただいたお大師さまに合掌・・・
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苔むした遍路墓に合掌・・・
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たくさんの石仏に迎えられて、合掌・・・
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奇岩の絶壁に埋め込まれたような方丈がようやく見えてきた。
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    岩屋寺伽藍図
         八丁坂を登り尾根を下ると仁王門から入山
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                 県道側から登ると山門から入山します。    

09:30 境内を横切り・・・ 
      八丁坂から歩き遍路したときの仁王門へ直進、
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                      せり割り禅定側からみた仁王門です
その仁王門をくぐって改めて入山、小僧のこだわり・・・
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大師堂前で肩で息をしながら暫しひと休み後、団体さんの後ろでお勤め。
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続いて奇岩怪石に抱かれたような本堂お勤め。
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     へっぴり腰で17段の梯子を登って仙人屈を参拝、秋空の眺望まさに千両!

さて、お勤めのあと、
今回参拝の最大目的、
本堂横絶壁の阿弥陀如来像探索・・・

おびただしい数の岩窟を一つ一つ目を凝らして探す、探す、探す
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(上記2枚の画像は2009・12/4 参拝時撮影)

 阿弥陀如来様、私はあなた様に呼ばれて本日まかり越しました、
 なにとぞお出ましそうらえ・・・
 半ばあきらめかけた10数分後、
 ある岩窟からかすかに、石とは違う金属様のにぶい光!
 「小僧!こちらぞよ!」と阿弥陀さまのお声。

 三脚がないので境内の立ち木にカメラを固定して?
 Nikon COOLPIX P100の26倍ズームでパチリ!
 テレビ画面ほどバッチリではありませんが生写真です。
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 誰がいつ頃、この岩窟へ安置した阿弥陀像なのか、まったく不明だそうですが、
 320年前(江戸時代)の「四国遍路霊場記」の岩屋寺のくだりには
 霊場絵図面と解説の中に”飛来の仏像”「アミダ」として記載してあります。

 いつの頃か?バルーンカメラを駆使して撮影に挑戦した
 「四国なぞ解き行脚」という報道関係?のページによると、
 阿弥陀如来像はゆるやかな衣をまとった高さ約1,2mの像だとか。 

 本当に「呼ばれた気がして」参拝しただけに
 「小僧、よく来た!」と言われたようで、私は単純に嬉しかったです、合掌・・・

10:10 お納経所混雑
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 団体さんもあり、お納経所混雑、
 割り込んだお遍路さんに
 先のお遍路さんが「並ばんかい!」
 それもそうだが
 もちょっと のんびりしましょうや~
 と言う勇気もないので
 いったん、その場をEsc.
 穴禅定をお参りしてご朱印拝受。



10:25 山門
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 下り坂、
 結構、膝に堪えます・・・

 登るときから気になっていたが、
 山門外で托鉢のお遍路さんあり・・・
 阿弥陀如来様にお会いできたこともあり
 気持ちばかりのご報謝、合掌。





10:30 赤橋や県道の小椋商店さんが見えて、参拝終了気分。
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10:40 古岩屋荘でいっぷく、緑もいいが紅葉の季節が楽しみ。
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        県道23号を疾走、久万高原町内へUターン。
        この町へ来るといつも「こころ」のうどんなのだが、
        今日は坂本屋のぽんぽこ村ディー、
        子供たちとお遍路さんのお接待は「芋炊き」と聞いていたので
        自分たちも「お遍路になる」ことにした。

11:35 坂本屋では、ちょうど子供たちが峠からお遍路して帰ってきたところ。

      本日の「ぽんぽこ村」の計画。
      午前中、三坂峠から坂本屋まで遍路道散策、
      坂本屋でイモ炊きとおにぎり昼食、
      午後、夏野菜の収穫と秋野菜の植え付けなど。
       
松山市・坂本公民館・NPO松山大学Museのお世話係皆さんは野外で芋炊き昼食。
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子供たちは30人は座敷でそろってにぎやかに。
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総勢70人分を用意した芋炊き鍋、
次から次に「御代り」クンの子供たちを横目に、
「余るかなあ~」と、腹をすかして指をくわえた遍路夫婦をf0213825_14553657.jpg     
見かねたマドンナ内大さんから配膳あり、感謝! 
貴女にはキットいいことあります、マチガイナシ
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12:30 腹ごしらえと食後の腹ごなしに駆け回って遊んだ子供たち整列。
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    野菜の収穫や植え付け、草引きに50mほど先の「ぽんぽこ農園」へ出発
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         子供たちの農園行きを見届けて、
         坂本屋厨房のマドンナ皆さまに
         「芋炊き+おにぎり+お茶」フルコースお接待のお礼を申し上げて
         夫婦遍路は帰路につきました。

本日の遍路日記の締めくくり。
 私達が坂本屋へ到着したころ、
 ちょうど三坂峠を下ってこられた東京さんがひと休み中でした。
  (「芋炊き」はお食べになったかな?江戸城下でも芋炊きがあるのかな?)
 ご出発まで短い時間でしたがお話しできました、
 イケメンお遍路さんは一番から通し打ち28日目、45日で結願の計画とのこと。
11:40 足どりも軽く浄瑠璃寺へご出発、道中ご安全に無事結願なさいませ!
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                            撮影・掲載ご承諾感謝。
Commented by おやっさん at 2014-09-14 19:02 x
阿弥陀様に呼ばれての参詣お疲れ様でした。
岩屋寺の登り道は横峯寺の駐車場からの山道と並び、バス遍路さんたちも修行気分を味わえるでしょうね。
コツコツあちこちを回っておられるので、そのうち二周目も満願したりして・・・
Commented by mizuki-39 at 2014-09-14 21:24
こんばんは。
坂本屋の集落を見るのは初めてです。
山の中腹にあるのですね。
お遍路さんも、山に囲まれた自然の中で、
ホッとする場所なのが分かります。
Commented by かもぱぱ~~^^ at 2014-09-14 22:07 x
テレビ見ました すごい発見じゃ~~~  岩谷寺は  すごいところだ、、おらも時間作って言ってみたいもんじゃ~~  竹やぶでちょうど坂本屋が見えんけど、、  それもまた  いいね~~~
Commented by jh5swz at 2014-09-15 09:06
おやっさん、
 嘘か真か、一度はロープウエイ工事の話しもあったらしいのですが、やっぱり参道を残そうということになった、という話しを聞いたことがあります。
 
 昭和XY年、私が初めて参拝した頃、参道にはお土産屋さんがびっしり並んでました。
Commented by jh5swz at 2014-09-15 09:07
mizukiさん、
 坂本屋、いいところにあるでしょう~、
 まさに天空の茶屋です(笑)。 
Commented by jh5swz at 2014-09-15 09:11
かもパパ、
 その仏像をおもちゃみたいなカメラでフォーカスしようとした私、遊ばせたら名人?
 はい、坂本屋前の竹藪切ってはいけません、
 春、ウグイスの上手い法華経が聞けません。
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by jh5swz | 2014-09-14 12:29 | その後の徒然遍路 | Comments(6)