2015年 初参り② 吉祥寺

平成27年 1月 3日(土)

 いろいろあって、恒例のお正月歩き遍路ができず、
 昨年12月中旬、愛媛新聞で紹介されていた
 本日一日限りの公開、
 第63番吉祥寺の寺宝ご開帳?参拝に行ってきました。
          (「公開」と書くべきかも)
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      以下、この新聞記事と吉祥寺さんの説明板から今日の日記を書きます。

 第63番吉祥寺(4回目の参拝)山門
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f0213825_150177.jpg 小まつの町城下ニ有
 六十三〃 吉祥寺平地 にしミなミ にゐ郡氷見村
 坐二尺
 本尊毘沙門
 大師御作
 ミの中のあしきひはうを打すてヽ
 ミなきちじやうをのそミいのれよ
 -四国徧禮指南本 P152より-


 本堂と左・大師堂
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        初縁日とあって地元農家の方の軽トラ野菜市やあめ湯のお接待もありました。

 もちろんココで、コノ運試しは欠かせません。
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         奥方、2度のトライで見事成就!、ゴキゲン!

 本堂内陣ではご住職による初縁日の納経が行なわれていました
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      お納経所で聞くと、このあと本堂では落語が演じられ
      続いて餅撒きもありますとの話し、粋なお寺さんだなあ~
      (よく見ると「笑門来福」の演目が写っています)
f0213825_11243157.jpg しばらく読経を拝聴のあと、お駕籠の鎮座する別室へ入ります。
 この種のイベントでよくある「拝観料」の類いの看板もありません。
 ご本尊は、そんなケチなことは申されません。 
 「撮影はOKですか?」
 「どうぞ どうぞ」と、お堅いことも申されません。
 因みに、
 吉祥寺のご本尊は四国霊場唯一の毘沙門天であり、
 愛妻・吉祥天とは今もラブラブなのだそうで、
 寺名も吉祥寺とは粋ではござらぬか!
 改めて親しみを覚えたお寺さんでした。
      


 さて、公開されたお駕籠のレポートです。

 黒漆塗梅唐草金銀蒔絵 女乗物
 (くろうるしぬりうめからくさきんぎんまきえ おんなのりもの)
 居室上部を、担い棒で吊り下げるお駕籠で、
 主に大名のお姫様の婚礼調度品に使用された、最上級のお道具にひとつ。

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  高さ約97㌢ 幅約80㌢ 奥行き約140㌢、江戸時代後期の作とみられ、
  1871年の廃藩置県の際、
  入札に出されたところを吉祥寺の檀家ら3人が共同購入し、寺に預けた、
  という新聞記事を読んだ昨年12月から今日の公開を待ち望んでおりました。

 女乗物
「女乗物にも数種あり、惣黒漆に金蒔絵を最上とす」 (「守貞漫稿」より)
 以下、②ビロード巻女乗物
    ③朱塗網代女乗物
    ④青漆塗女乗物
    ⑤茣蓙打女乗物などがあった。
     使用できるのは、藩主夫人、藩主息女などに限られ、
     婚礼行列などにも厳密な格式があった。


 「梅唐草」模様を施した屋根
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  -秋月家婚礼調度 女乗物ー
      外装:全体に黒漆塗に梅唐草蒔絵金銅飾金物と丸鋲を全面に打ち     
         正面に実家(秋月家)の家紋金物

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   高鍋藩秋月家の姫君が、ここ小松藩主一柳家へ輿入れする際に使用された駕籠。
   日向から伊予への婚礼行列のルート、日数は如何様なものであったのだろう? 
   野次馬・門前の小僧の興味と関心はつのる一方なのです・・・
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     内装:やまと絵による、
          吉祥文(鶴と亀・洲浜に松
          「子の日の小松引」(平安貴族の正月遊び)
           が極彩色で描かれた婚礼用の豪華なもの

    さしずめメルセデスベンツS65 AMGクーペといったところでしょうか!?
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     羽二重布団?の背もたれに両肘かけ、畳の敷物もさぞや!と思われます。

  説明板の この2行を見つけて
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         ウチの照子姫が喜んだことは云うまでもナイ。
       帰りの道中、目の回るような寿司をご馳走してくれました。

 
f0213825_15504176.jpg その姫が
 吉祥寺境内の軽トラ市で買ったネギ
 立派なネギが100円は安いとゴキゲン、

 ベンツで輿入れした姫が
 100円のネギを買ったと云う今日のオチ。

 おあとがよろしいようで♪
 
Commented by 桃 ぶどう at 2015-01-06 15:01 x
>1871年の廃藩置県の際、入札に出されたところを吉祥寺の檀家ら3人が共同購入し、寺に預けた、

いかほどで手に入れたのでしょうねぇ~裕福で粋な檀家さんですね^^~♪

<梅蒔絵>貴品を見せて頂きました。面白い記事でした。
ところで、門前家の照姫は何に乗って嫁いできたのですか(笑)
Commented by jh5swz at 2015-01-06 19:10
桃さん、こんばんわ。
 いいお正月を過ごされたことと拝察致します。

>いかほどで手に入れたのでしょうねぇ~
 ソレソレ、私も気になるところです。
 大判100両とかね。
>梅蒔絵
 当時のブランドだったみたいで重文級がたくさんあるようですね
>門前の姫の乗物
 二人で晩酌しながら「お前さん何に乗ってきた?」って尋ねたら、
 「桃さんと同じ」って即答。
 だったら、メルセデスベンツS65 AMGクーペに違いありませんね!

 ちょっと酔ってます、ごめん、ペッコリ。
Commented by おやっさん at 2015-01-08 06:02 x
こいつぁ春からいいものを見たり、いい買い物をしたり
縁起がいいですねええ。
わしも境内で売っている野菜とか果物を買いたくってしかたがないんですが、荷物になるので買えません・・・
Commented by kimichan~ at 2015-01-08 10:23 x
本年もどうぞよろしくお願い致します。

吉祥寺さんは実家の方面なんですが、こんな素晴らしいお宝を保管されているとはぜんぜん知りませんでした。
このごろ大河ドラマをマメに見て歴史を覚えようとしているので、西条市にこんな歴史が…勉強になります。
ところで、12日坂本駅伝大会、マジで土佐礼子さんが来てくれます。昨夜、直前準備役員会をしました。講演会は9時からの開会式の中で。駅伝のスタートは11時です。お間違えのないようにお越しください。お待ちしてます。
Commented by 門前の小僧 at 2015-01-08 11:48 x
kimichan姫さま
 あけましておめでとうございます。
 本年もおてやわらかによろしくお願い致します。

 そうですか、吉祥寺さん界隈がお里でしたか、
ひょっとすると、競売にかけられそうな蒔絵のお駕籠を
共同購入された粋なお方は貴女のご先祖様かも ですね。
 それはそれは見事なものでしたよ。

 さすが30年も続く「坂本駅伝」、なんとオリンピック選手
土佐玲子さんがゲストですか、スゴイですね~~~
 私は、昨年の大会の丹波バス停・「坂本屋ぜんざい亭」の
手伝いに行って、あるお遍路さんとまさに邂逅の出会いがあり、
忘れられない記念行事になっていますので、今年もドラム缶
ストーブの火の番に行く予定です。
 kimichan手作りのたぬきの小旗振って応援します。
Commented by 門前の小僧 at 2015-01-08 12:42 x
おやっさん、
 小さな町の閑静な札所のビッグなご開帳?でした。
 このお駕籠に乗って日向から伊予へ嫁いだお姫様は5,8歳で、
婚儀が終わって数日後、外様の悲哀で幕府人質として江戸屋敷へ
旅立った・・・と云うこぼれ話も小耳に挟みました。
 山本一力さんの小説ネタになりそうでしょう。

 また、1984年の弘法大師御入定1150年祭のとき、
先代ご住職は、四国霊場会会長として吉祥寺檀家に担がれた
この駕籠に乗って高野山本山の各種行事会場を移動した、と
当日、現ご住職から聞きました。
 たった一つのお駕籠にまつわるエピソードは尽きません。
Commented by 門前の小僧 at 2015-01-08 12:44 x
おやっさん、
5、8歳を7,8歳と訂正します。
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by jh5swz | 2015-01-04 09:49 | その後の徒然遍路 | Comments(7)