伊予十三仏・第4番 圓福寺花まんだら祭り

平成28年5月29日(日)の日記。

 伊予十三仏霊場会第五回花まんだら祭りが
 奥道後を越えて水が峠へ向う途中の静かな山寺・圓福寺で行われました。

10:00 円福寺は自宅からクルマで約30分、松山市藤野町にある静かな山寺で、
    寺伝によると、南北朝時代、新田義宗(新田義貞の三男)とその従兄弟
    脇屋義治(脇屋義助の子)が当地に隠遁。両人没後二人の位牌を祀り、
    菩提寺となった。二人の所持した太刀、鎧など遺品を伝える、とある。
       「新伊予松山紀行 伊豫13佛霊場めぐり 第4番円福寺」参照       
f0213825_1058521.jpg

まんだら祭りのため、今日はお寺の駐車場は使えず、
1キロほど玉川側へ登った日浦小学校が参拝者専用駐車場とのこと・・・
f0213825_1103177.jpg
f0213825_111345.jpg

小学校運動場の指定された場所へクルマを置いて、
わずかな距離だが久しぶりにお遍路気分で県道317号線をのんびり歩いて、
f0213825_8102911.png

10:20 圓福寺参道口まで引き返して坂道を登ります。
f0213825_1131859.jpg

     寺名石: 天台宗 永徳山 圓福寺
             (当ブログでは、この寺名石に合わせて「福寺」と称します。
f0213825_1144298.jpg

     本堂までの坂道は程よい「足鍛え坂」 ^.^
f0213825_1161325.jpg

     檀家さんでしょうか、石段をきれいに掃除されていました。
f0213825_1175945.jpg

     受付で献花を申込んで、お燈明とお線香を灯して本堂内観。
     内陣ではご本尊がご開帳されており、若いお坊さんの丁寧な説明を拝聴。
     撮影を憚ったが、さすがに間近に拝観すると
     「あたしや~信心が無くて」などと言いながら、
     その神々しさには圧倒されてしまいました。
永徳山 圓福寺本堂
f0213825_1112870.jpg

     庫裡へ回ってお納経を受けました、
     ご朱印、墨書きの終わったお納経帖を両手で拝むように返しながら
     「お参りありがとうございました」と、丁重なご挨拶があり恐縮しました。 
f0213825_11162910.jpg

         左:お納経 ¥300
         中:圓福寺ならではの「角(つの)大使」の版画刷り御札 ¥100
            この不思議なお札は天台宗の開祖が
             比叡山のお坊さんが怠けたらいけないと、この姿になって見守っているのだそうで、
             魔除けのお札として、円福寺おなじみのお札だとか
。へえ~~
         右:献花(志納金¥1500)の記念品(木製散華)
            こんなん頂いては志納金にならないではありませんか・・・   

         どうやら10時から献花及び一般本堂内観は受付けるが、
         柴燈護摩法要、火渡り修行、散餅などの行事は午後2時からの様子・・・
         境内外を見学させてもらって下山することにした。

  普賢菩薩像と大きな十三仏掛図が見つめる境内には続々と献花が並べられ、
 すでに、中央には柴燈護摩法要・火渡り修行の祭壇が設けてありました。
f0213825_11241261.jpg
f0213825_8225786.jpg
     山から青竹切り出して花の竹筒を作る準備だけでも大仕事だったハズです。


 ご近所の(心算で居る)八坂寺ご住職が
 忙しく準備作業をされておられたさなか手を休めて頂き、初めてちゃんとご挨拶ができました。
f0213825_1126215.jpg


 本堂、庫裡から一段下がった駐車場の仏像?と鐘楼堂。
f0213825_11304566.jpg

 その広場の一角にあった夏目漱石の句碑
f0213825_11351696.jpg 松山には子規さんはじめ、たくさんの句碑がありますが、
 お参りしたお寺で思いがけず漱石さんの句碑に遭遇するのも
 俳句の里 松山ならではのサプライズ?   
  山寺尓太刀をいたゝく時雨哉  漱石
  山寺に太刀をいたゝく時雨哉
 明治28年11月、漱石さんが圓福寺を訪れたとき詠んだ句で、
 「太刀」にかかる詳細は
 冒頭に記した寺伝の南北朝時代まで遡ることになるが、
 無断引用を避けたいので、興味のあるお方は
 「新伊予松山紀行 伊豫13佛霊場めぐり 第4番円福寺」を
          ご覧下さい。

 この句碑のことを調べていたら、
 もういっぺん圓福寺をお参りして詳しく聞いてみたくなりました。


   石垣の裾を歩いて反対側から本堂を眺めてみた、
f0213825_11551634.jpg

   鳥居があるので山へ登ってみたら鎮守の森に包まれたお宮がありました。
f0213825_1159968.jpg      神名額は「天一神宮」と読めたのだが・・・
f0213825_1201945.jpg

        神社境内から足元のお寺の屋根越しに藤野の里がよく見えます。
f0213825_1264790.jpg
          神様が寺の裏山に鎮座し、神仏習合して里山を守っているようで興味深い・・・


境内へ戻ってみると、献花台はますます拡張中。
決して¥1500の花代が気になったワケではないが
f0213825_12234715.jpg  人間が未完成なもので自分の献花をキョロキョロ探してみた。
 あった! 願主:門前の小僧の献花 
f0213825_1295335.jpg

  申込用紙の願主欄を見た受付の方にお名前は?と聞かれたが、
  「名乗るほどの者ではござらぬゆえ、お構いなく」と、言いながら
  思わず書いた ”門前の小僧” 名にて献花致し候。
  真面目に参拝してとても楽しかった花まんだら祭り、
もう一度、圧倒された本堂のご本尊像に合掌礼拝して円福寺をあとにしました。

11:50 行きは下り道で楽だったが、帰りは登り道で少し汗ばみました・・・
f0213825_12351223.jpg
  

 ここまで来たのだから、
 水が峠を越えて四国霊場58番仙遊寺さんへ足を伸ばす企みもあったが、
 「午後3時、来客アリ帰還セヨ」のウナ電が入って、やむなくUターン・・・
 けれども楽しくて勉強になった伊予十三仏霊場会花まんだら祭りでした。 
    
Commented by nibari1498 at 2016-06-07 18:47 x
お久しぶりです。6月になり暑くなったためかお遍路巡礼の数もめっきり少なくなった気がします。
早朝にときどき見かけますが、多分、長珍屋に宿泊された方でしょう。
これまで神社でテント張ってるのはたった1回だけ。
昨日、金山出石寺へ参ってきましたが、肱川側から行くと狭い曲がりくねった道路で。途中トラックに出会い、かなりのバックを余儀なくされました。
帰路は保内に抜ける道路でしたが、こちらは幅も広く安心できました。
私のHPに案山子を載せておきました。暇な節にどうぞ。
Commented by 門前の小僧 at 2016-06-08 08:20 x
nibari1498さん、コメントありがとうございます。
 大洲市側から車で金山出石寺へお参りされるときには、複数のルートがあるようですが、
私は、長浜町寄りのJR伊予出石駅から県道28号のご利用をお薦めしたいと思います。
 (帰路は時間があれば保内~八幡浜~大洲~松山でしょうかね) 
    ご参考までに http://jh5swz.exblog.jp/23598794/
 来年春には開創1300年祭が行われるようですから是非もう一度。

奥久谷の案山子にはいつも癒されております^.^
名前
URL
削除用パスワード
by jh5swz | 2016-05-30 20:50 | 伊予十三仏参り | Comments(2)