京都さんの卒論取材❸

平成29年8月19日(土)の坂本屋当番日記。

  昨年夏、三日ほど坂本屋へ卒論研究の取材に来られた京都さんが
 夏休み?帰省中の一日、さらに資料収集に行きたいとの連絡があり、
 我が家からさほど遠くないご自宅へ迎えに行って、坂本屋へ疾走。

08:30 坂本屋着。
    京都さんにも年季の入った玄関雨戸をガタピシと開けてもらいます。
    門前、緋色の幟旗を立てます。
            ノウセンカズラが我が世の夏とばかりに咲き誇っています。
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    いつもの三坂アルプス定点観測?
      ちょっと暑くなりそうな予感・・・
      あの峠から、今日は何人のお遍路さんがお下りかなあ~
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     お接待の準備万端整った坂本屋
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 朝一番には22~23度だったのだが、
 あっというまに水銀柱は背伸びして25度、
 それでもお城下松山に比べれば、
 標高400mのこの界隈は吹く風の肌触りも気持ちいとよろし。
 その昔、お殿様も遊びに?来たという話しもうなずけます。

 京都さんから大瓶の麦茶やポカリスエットも頂いたのだが
 長老の指示で
 お茶も沸かすことにしたちょっと涼しげな坂本屋の朝です。



 これには驚いた!
 長老・川中さんが「久しぶりに見た」と指差す軒天に奇妙な「枝」
 「枝」に見えたコレ、実は「虫」の一種だそうだ、
 くもの巣にひっかかって足を二本失っている状態とのこと、へぇ~~~
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   帰宅後、ネットで「枝に似た虫」で検索してみると
   「ナナフシ」という虫がなるほどソックリさん。  
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    (お断り)右の写真はYahoo「枝のような虫」で検索した画像を借用しております。     
          画像帰属 http://motorhome.exblog.jp/20845268/
 
 もう一枚、お宝追加。
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 誰が何処で見つけたモノか?
 土間の切り株イスの上にあった琺瑯の看板。
    
 その昔、ちょいとひょうきんな馬子が
 久万の町から失敬して坂本屋へ置いて行ったものか、
 久万営林署直々の配布品か?
 囲炉裏部屋の外壁に「火の用心」を訴えてネジ留めしておいた。



京都さんの卒論研究は続く。
主題は「四国遍路とお接待文化」みたいだが、ユニークなのは”お接待する側”に視点を置いて、
坂本屋のメンバー人一人にお接待の動機、坂本屋との関わりなどをお尋ねになっている様子。
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                                          (撮影・掲載承諾ありがとう)

12:10 午前中、サイクリストが一人登って行ったが、お遍路さんの登り下りはない・・・
    京都さんを交えて囲炉裏部屋でそれぞれ持参した特製?昼飯。

    昼飯のあと、私は例によって「坂本村の自然観察」。

 昔、お殿様へ献上した窪野米は今年も大豊作!           
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    夏に芽が出て実をつけるナツメも鈴生り!状態。 
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           もう少しウロウロしてみたかったが、炎天猛暑に負けて坂本屋へ退避、
           三神さんが、表に散水するのだが、絵に描いたような「焼け石に水」。
           お遍路さんどころか、ネコの子一匹たりともお通りにならない・・・
           「今日は お茶ひいたかな?」。

 突然、京都さんが、
 「いままでにお遍路さんがお礼に置いて行かれた納め札を見せてもらえますか?」
 「お安い御用」とばかりに座敷の座布団を片付けて年代物の箪笥から小箱を出してきた。
 嘉永とか文久とかの江戸時代後期の黄ばんだ虫食い納札を見て驚く方々は多かったが、
 彼女はちがった。 
 「最近の御札を年代別に整理し直して、カウントして数を書き留めてもいいですか?」
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           実は年別に仕分けはしてあるつもりなのだが、よ~くみるとかなり混在しており、
           門前もいつか手をつけてみたいと思っていた・・・ 

   座敷いっぱいに広がった納札を見ながら、
   「暑いやろうけん、扇風機かけてあげたら叱られるやろなあ~」と、三神さんと門前。
   作業は黙々と・・・
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                      一心不乱に・・・    
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        ありがたい、
        お接待のお礼に納札を置いて行かれたお遍路さんにも京都さんのまごころは通じるに違いない。

 閉店5分前・・・
14:55 「区分けしたそのまま そっ~と箱へ戻しておいて下さい、
       9月の当番の日に輪ゴムいっぱい持って来て、ちゃんと整理しておくけん」と門前。

15:00 戸締り、火の用心、施錠して本日の坂本屋閉店。
    なんと、
    門前、通い始めて6年、通過のお遍路さんゼロ人という不滅の記録に遭遇・・・
    
15:35 迎えに行ったよそ様のお嬢をちゃんと玄関先まで送り届けて本日のミッションは完了。
    帰宅したら、奥様が「風呂沸いています」。
    ありがたい!
    早風呂浴びて、湯上りに呑んだサントリー角ハイの美味かったこと 美味かったこと。    


Commented by kimichan~ at 2017-08-23 08:47 x
暑い中のお接待、お疲れさまです。
「火の用心」の赤いブリキ板(?)は、階段をあがったところにある2階の障子窓の外側に、なぜか、外向きに置いてあったものです。以前から裏側を見かけてて「なんの板?」くらいに思っていたんですが、8/13の当番の日に意を決して、この障子紙の貼り換えを実施。(山側の窓障子です。片側は枠を洗って全面貼り替え、残りは一部貼り替え)
そのときに「火の用心」を持って下り、土間に置いて忘れて(笑)帰ったのですが、壁に掛けていただけて安心しました。
9/3の当番は国体公開競技出場で欠席しますが、9/24の時には囲炉裏と板間を仕切っている障子を貼り換えようと虎視眈々。(笑)
Commented by 門前の小僧 at 2017-08-23 10:11 x
kimichan・
 8/19 は「お接待」にはなりませんでした・・・
 が、女子大生さんが、納札の整理を始めてくれまして
 ”やっぱり外の人の目の付け所は違うなあ~”と、思った次第です。

 以前、私の親しい友達が、ひょっこり遊びに寄ってくれしましてな、
 後日、「門前!坂本屋の中、もちょっときれいに片付かんの?」・・・

 kimichan が、二階の山側の誰も見ない(見えない)障子を張り替えたという話しを聞いて
門前も階段の下とか、神棚の左側の粗大〇〇などを少し整理してみようと思った次第です。

 「火の用心」の琺瑯看板、発見者は貴女でしたか、あれ坂本屋にあってこそのお宝ですよ!
 国体公開競技がんばって下さい。
Commented by kimichan~ at 2017-08-24 10:09 x
そうなんですよ、建物自体が船田さんの持ち物だからみなさん遠慮しているのかと。管理責任者(?)は石屋のげんさん。大きく動かすときはげんさんの了解を得てくださいね。
男性陣が多いメンバーで片付けが趣味の人はいないようです。(苦笑)せめて1階板の間だけでも見栄えのいいようにしたい。ねらい目は元黒田さんの借家スペースへ押し込む、または、牛を飼っていた倉庫に押し込む。(笑)がんばってください! 門前さんに期待してます☆
台所は、平野さんがときどき意を決して片付けてますが、大勢が利用するのですぐに散らかる。。。永遠の課題かも。
Commented by 門前の小僧 at 2017-08-24 15:33 x
kimichanへ
 ”大きく動かす”なんて考えてません、
 お遍路さんが気持ちよくひと休みしてもらうために、
 小さなことから少しずつキレイになったらいいなあ~と、小僧は夢見るのです。
 モチロン管理責任者さんのお許しを得て。
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by jh5swz | 2017-08-20 13:21 | 坂本屋日記2017 | Comments(4)