カテゴリ:51番から53番円明寺( 1 )

歩いた日>第46回・2010年 3月 5日 晴れ
コース>第51番石手寺から
 第52番太山寺~第53番円明寺
~北条鹿島桟橋
          23,2Kキロ (一泊コース以外では最長距離) 
疲労度>☆☆☆★★


07:50 ガランとした朝の石手寺回廊(参拝みやげ売店)
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      この回廊は縁日には大勢の参拝者で大混雑です(撮影2010・2/3節分祭)
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08:05 23キロの長距離に備えて入念なストレッチを済ませて石手寺を出発
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石手寺裏山の小さな峠から松山市街地を眺めながら
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08:30 札所ではありませんが、
     時宗の開祖・一遍上人誕生地、宝厳寺を参拝して
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     <追記> 平成25年8月10日、宝厳寺は失火により全焼しました。
            誠に悔やんでも悔やみきれない出来事でした・・・

08:40 伊佐爾波神社(いさにわじんじゃ)から道後温泉街へ下り
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道後温泉「又新殿(ゆうしんでん)」 写真右・銅葺きの建物
          日本唯一の皇室専用の浴室「又新殿」は明治32年(1899)竣工。
            温泉本館に続き五年目に「また新しく出来た」という意味で命名された。

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三層楼の道後温泉本館(重文)
        古くは聖徳太子、小林一茶、夏目漱石など多くの文人が通ったという。
          3000年の歴史を誇るこの道後温泉本館を中心にホテル、旅館街が広がる。
          建物はアニメ「千と千尋の神隠し」の湯屋のモデルにもなったともいわれる。
 

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08:50 道後温泉本館正面、朝湯をお楽しみの旅の人 
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道後温泉本館前、商店街(おみやげ屋さん通り)で小休止
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今は商店街になった往年のへんろ道を歩きます
        四国では、ホテルは勿論、デパートや商店街、電車やバスの中でも
         遍路姿が周りにしっくり溶け込み、違和感を生じないからまったく不思議です。

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道後駅前のからくり時計と足湯
          足湯は街角や随所のホテルの外に設けてあり、
            歩き遍路道中の疲労回復にはお薦めの”おもてなし”です"
                          -平成22年7月7日撮影

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09:15 一笠一杖一鉢の行乞行脚を続けた自由律俳人、
    種田山頭火(たねださんとうか)終焉の地、一草庵を訪れました 
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   山頭火の自由律句
  ・鉄鉢の中へも霰
  ・分け入っても分け入っても青い山
  ・おちついて死ねそうな草萌ゆる 
 など
 
 
現在地
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松山市郊外の田畑の中を道しるべに導かれ太山寺をめざします
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11:00 菜の花遍路  
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11:16 ”ニッポンの宝”に出会いました
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いい子達に励まされて足どりも軽く、太山寺は近い!
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         太山寺伽藍
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11:30 52番太山寺一の門  
         ここから二の門を通り山門まで1Kの登り坂となる
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11:42 太山寺二の門(仁王門)
金剛力士像を安置した国指定重要文化財                      
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                   無粋な自動車であることよ・・・


11:51 太山寺三の門
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山号額とおびただしい数の納め札
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第52番 龍雲山 太山寺(りゅううんざん たいさんじ)本堂 山門から撮影
鎌倉末期の嘉元3年(1305)創建、
現存する四国88ケ寺の中で2番目に古い木造建築(昭和31年国宝指定)
桁行7間、梁間9間、本瓦葺屋根の広がりが美しくお見事!
 
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         屋根の広がり全景を納めようと後すざりしたら山門の中まで戻ってしまいました

  ご朱印
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        太山寺本堂全景
          切手でも収まっていません・・・
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       「香りは仏様のおご馳走でございます」と、
       仏具屋さんはちょっとお高いお線香をお奨めになります・・・
       色即是空と申しますが、さて「色」は?

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「裃腰」と呼ばれる曲線を持つ鐘楼堂は、
明暦元年(1655)再建されたもので、梵鐘には永徳3年(1383)の銘がある
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鐘楼内の壁に描かれているおどろおどろしい地獄絵図
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下山参道、咲き乱れるヤブ椿は極楽絵図でしょうか?
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2巡目の同行女性の笈摺(おいずる)のご朱印
    一番上に上に高野山、鶴林寺と延光寺の鶴亀を抱いて、
     下に発心の1番霊山寺と結願88番大窪寺の御朱印

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    白衣(びゃくえ・はくい ともいう)について
     背中の「南無大師遍照金剛」は弘法大師に帰依しますという意味。
     「同行二人(どうぎょうににん)」は弘法大師と一緒に歩いていますという意味。
                                 と、耳にタコができるほど聞かされた。
     白衣には袖つきと袖なし(おいずる)があり、
     正式には、袖つきに笈摺を重ね着するが、季節によってはどちらかだけでもいい。
                                -以上、ガイドブックより転記-
     落ちこぼれの私は、
     ”馬子にも衣装”の倣いに従い、どちらかを着用してカッコ付けております(笑)。


13:00 駐車場で昼弁当を済ませ、53番圓明寺をめざして再スタート  
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         圓明寺伽藍図
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13:30 太山寺から、坂を道なりに約30分ほど下り圓明寺へ到着 
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県・重要文化財の仁王門から中門を見る
     <寺略縁起>
       天平勝宝元年(749)聖武天皇の勅願により行基菩薩が和気の海岸に建立、
       海岸山・円明密寺と名付けました。
       後に弘法大師がこの地を訪れ堂宇を修復、第53番札所として定められました。
       その後兵火に遭い焼失、寛永10年(1633)豪族須賀重久が現在の地に再建し、
       寛永13年、仁和寺(にんなじ)末寺となり須賀山・正智院・円明寺と改めました。

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第53番 須賀山 圓明寺(すがさん えんみょうじ)境内
 正面、中門の奥が本堂、右方丈(納経所)
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        本堂には慶安3年(1650)の銘がある四国最古の銅板納経札が残されている。
          昔は木札を打ちつけることはあったが、銅版は貴重な存在といわれる。
          大正時代に四国遍路をしていたシカゴ大学のスタール博士が発見したという。


大師堂左奥のマリア像らしき姿が刻まれた石塔
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         キリシタン禁制の江戸時代、
            ひっそり礼拝する信者を寺では黙認していたと思われる。
                    -手元、参考資料より引用-

            室戸岬や岩屋寺で会った若い歩き遍路さんに又出会い、
              「いい修行ができたかい?」と聞くと、
              「いえ、未だ煩悩去り難く・・・」と、素直な返事。
 写真提供:T・T氏         
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 14:50 園明寺から40分歩くと堀江の町、粟井海岸。
      2009年5月1日、南宇和郡愛南町柏坂越え以来の「海」と合流。 
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 室戸岬から足摺岬、豊後水道と、ず~っと太平洋をみていた目には、
 瀬戸内の波のなんと穏やかなこと!。
 来年秋の結願まで、この瀬戸内の潮風のお世話になります。 
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15:10 粟井坂着  (写真は決して一六タルトのCMではありません・・・)
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番外霊場 粟井坂大師堂前で、ひとやすみ  
 (ゴール地まで約7K、5時到着の予定なり)
  涼しさや 馬も海向く 粟井坂  -子規-の句碑がありました。
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15:45 柳原界隈の彼岸桜や
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16:05 R197沿い某薬局のパンジーも満開
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16:30 国道を逸れて海沿いにしばらく歩くと鹿島が見えた! 
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16:55 (計画通り)ヘトヘトになって鹿島対岸駐車場ゴールイン!
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あんたらはエライ! とカモメに褒められた(TT撮影)
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今日の足あと  石手寺⇒道後温泉⇒太山寺⇒北条鹿島桟橋 23,2K


<私の遍路とこのブログ参考書>
  「四国八十八カ所を歩く」  発刊:山と渓谷社 2006年2月初版1刷
    歩き遍路を始めるにあたり、購入した本 ¥1500+税
  「四国八十八ケ所巡り」  発刊:昭文社  1997年1月1版10刷
    歩き遍路を始めるにあたり、同級生が貸してくれた本(¥1333+税)
  「四国八十八カ所霊場」  発刊:NPO伊予路おへんろ倶楽部
    おへんろ倶楽部のご好意で戴いた小冊子 
 
by jh5swz | 2010-07-09 12:36 | 51番から53番円明寺 | Comments(0)