カテゴリ:60番横峰寺へ登る( 1 )

歩き遍路・60番横峰寺へ

歩いた日>第50回・2010年 7月 2日 晴れ~霧雨~晴れ
コース>石土神社から湯浪登山口~
 60番横峰寺~61番香園寺登って下って 17,4K  
疲労度>☆★★★★

    四国霊場88ケ寺の中でも屈指の遍路ころがし(難所)と云われる横峰寺、
    確かに難所!!、途中、進むも地獄、戻るも地獄の心境を味わいました。
     ですが、懲りずに又参拝してみたい 
         と(ちょっぴり)思わせるほど
               山の緑のすばらしさでした(小声)。
                    

08:20 前回のゴール地、石土神社で身支度整え
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          うわさの難所へ8,9K、いざ出発!
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石土神社隣りの新四国曼荼羅霊場妙雲寺にあった二つの石標
「是より横峯寺迠百丁」と彫まれた、知る人ぞ知る百丁石
f0213825_1911859.jpg   その百丁石に並ぶ石標
   「是ヨリ第六十番横峰寺へ
          實測六十七丁」
と読める
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     妙雲寺は、かって第60番前札の旧跡をもつ寺で、
     いつの時代か、ここから横峰寺まで百丁(約11K)あった、
     後年、へんろ道を「実測」したところ、六十七丁(約7K)だった、
     ところが平成16年の台風21号で大きな被害を受けた遍路道は
     ルート変更を余儀なくされ、現在では8,9Kだと、私流に解釈した。
                      (1丁=60間=109mとして換算)

08:32 いざ出発、正面の山のほぼ頂きが横峰寺らしい・・・
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09:00 第1へんろ小屋を横目に(休ませてもらえません・・・)
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09:05 小さな大師堂があったが(休ませてもらえません・・・)
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09:10 山と清流に吸い込まれるように・・・
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09:15 妙の谷川に沿ってさらに山奥へ進みます
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                 「人」は確かに山や川に生かされおります・・・

09:30 山の喫茶店「てんとうむし」到着  
     小松町K・Hさんお奨め”山の湧き水を使った自家焙煎COFFE”が評判の喫茶店
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        門前の小僧は店の名前が気になってしかたが無かった・・・
        帰宅後、写真を拡大してみると、店のガラス越しに見えたクルマは、
        今も”てんとうむし”の愛称で親しまれる、かのSUBARU360
        マスターは筋金入りのSUBARERにちがいない。
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      360の愛称”てんとうむし”について
           1960年代、Volks Wagenの
           ビートルズ(かぶとむし)よりひとまわり小さいので「てんとうむし」と呼ばれた。
           なんとも奥ゆかしいではございませんか!
 

         7~8人がCOFFEを、
         ほか多数は駐車場で休憩させてもらっただけだったが、
         全員に米菓子のお接待・・・ 
         ありがとうございました!  ”てんとうむし”さん。
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        親子でSUBARUに乗ってる門前の小僧が書く初めてのコマーシャル。
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         てんとうむしの居場所:西条市小松町石鎚字湯波3776-10
           々   の活躍時間:午前9時~午後5時
           々   の休養日:毎週火曜日と水曜日


09:45 横峰寺とのほぼ中間点を通過
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09:55 湯浪の尾崎八幡宮前を右折、誰も救援バスに乗らない・・・
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        山はますます深くなり
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       里では殆ど見ることがなくなった「マタタビ」の白くなった葉が鮮やか!
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            ~~~~ -ちょっと いっぷく- ~~~~
初夏、葉先が白くなったマタタビ
f0213825_20112922.jpg       葉先が白くなったころ咲くマタタビの花
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 マタタビは、花期に葉の上半分が白くなることが多く、
 夏ごろ枝先の葉腋に1~3個の梅の花に似た芳香のある5弁の白い花をつける。
 果実にマタタビアブラムシが寄生すると虫瘤ができる、これに熱湯を注いで中の幼虫を殺したあと、
 乾燥させたものを生薬名「木天蓼(もくてんりょう)」といい、疲労回復に効くマタタビ酒の材料となる。
 ”ネコにマタタビ”といわれるほどネコが好み、ネコの万病薬になる。
                          拙書「愛媛の薬用植物図鑑」より抜粋
            
           ~~~~ ~~~~~ ~~~~~
10:10 へんろ休憩小屋のある横峰寺への参道登山口到着 
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          舗装道路はこの先で行き止まりとなり、サポートバスは小松町へ引き返し、
          R11~R142~黒瀬峠~有料平野林道を経て、横峰寺で待機してくれる。
          バスや自家用車で巡拝する場合は、上記の交通経路が参拝コースとなる。

          私達は、地図左の四国のみち(四国自然歩道:細い赤い線)に沿って
          大頭~湯浪~Ⓟ(現在休憩中)~横峰寺~香園寺奥の院~香園寺まで
          17,4Kを歩きます。「こんな贅沢な旅がございましょうや」などと呟きながら。

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               -地図は横峰寺でいただいたパンフレットより転載-

10:20 休憩後、いざ横峰寺をめざし、うわさの遍路ころがし坂へ出発
     「距離2,2K、標高差500m、1時間20分の予定」と、お先達。
       この先の”怖いもの知らず”の一同は簡単に「ハイッ!」と答えてしまった・・・

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             結局、この石段の角度の坂が山門まで続いたワケで・・・

10:30 マイナスイオンたっぷりの参道を(この辺りまでは)快調に
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      沢に沿って、オゾンたっぷりの杉木立を登り
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10:40 登り始めて20分、小さな遍路橋で休憩  
          沢を流れる水の冷たかったこと!
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       なるほど一休みさせてもらえるハズで・・・
       休憩後は、平成16年の台風で流れてしまった遍路道を迂回して、
       張られたロープにすがりながら、急勾配の道なき道を登攀。

10:55 難所街道の始まりか? ここは地獄の1丁目か知らん・・・    
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11:20 昔の人の苦労が偲ばれる石段を登り 
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11:25 登り始めて1時間、あと900m=まだ900m!  
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「まだ行けます!」と、若い?遍路のカラ元気             撮影:T・Tさん
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「まだ行けます!」と、言いながら、
            息は上がってますが・・・
f0213825_14471670.jpg   足が上がってません!
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11:50 古坊休憩所で一息入れて、最後の難所を”がんばる歩き遍路”
          ※古坊は、元々山門と仁王像があった所で、今は木製のベンチだけがあった。
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       登っても 登っても これでもか これでもか と続く坂・・・ 

11:55 2~3歩登って立ち止り、肩で息してまた登り・・・ 
        最大の難所と云われた12番焼山寺よりはるかにキツかった門前の小僧でした
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      「あと400m!」だと、三代の道しるべに励まされて又一歩登り   
        左から、お地蔵丁石・へんろみち保存協力会道しるべ・四国のみち標識
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      四国のみち」とは、
      国土交通省と環境省が四国の歴史・文化・自然を体感するために作った道で、
      へんろ道と重なる部分が多いが、微妙に違うところもあり、歩き遍路は要注意!


12:08 見えた!見えました!横峰寺仁王門!
      威勢よく「着いたぞ~」と、
       後続に声をかけたとたん、丸太の上にヘナヘナと座り込んでしまった。

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12:11 30数段の丸太を這うように登り、山門で大師の出迎えを受けた
        結局予定より30分遅れて、登山口から1時間50分かかったことになる・・・
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f0213825_15154755.jpg        横峯寺伽藍図
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     山門の正面に平成11年新築落成の庫裏、左手に客殿と納経所。
     ”石鉄山別當横峰寺”の石柱が石鎚山西遥拝所横峰社だった歴史を物語る
     本堂は右手苔生した石垣の奥、手水舎の脇から石段をさらに登る。
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本堂への石段。
f0213825_7565013.jpg  急峻な山の斜面に
  庫裏や本堂、大師堂などを
  建てるのは難事業だったハズ、
  お寺さんもえらいが
  瓦1枚からの普請に応えた
  里の人々や幾多のお遍路に
  思いを馳せた遍路小僧・・・



元気盛々組は、山門から更に500mほど坂を登り、奥の院「星が森」で昼食。
疲労困憊組は、客殿前の休憩所で昼食休憩することとなった。

門前の小僧はモチロン後者。
 広げた弁当は、ご飯一口と梅干1個しかのどを通らず、お茶のガブ呑み。
 休憩所のベンチで大の字になって寝転んでいた。
 居合わせた通し歩き42日目という広島の娘さんと話しが弾み元気が出た。
 まことにゲンキンナモノだ。
 一足先に下山するという娘遍路さんに皆で激励の拍手を送った。
 あの娘さん無事結願して、今頃は広島カープの応援三昧だろうか?

       奥の院・星が森を参拝した元気盛々組の面々 -写真提供:T・T氏-
          天気さえ良ければ西日本最高峰(1982m)霊峰石鎚山が見えたハズ、残念!
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       そもそも星が森とは
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  山裾より山頂まで
  全景が見られる場所でもある。
  弘法大師が
  この地で星供(星祭り)を行った所で
  星が森と呼ばれる。
   <画像共横峰寺栞より>

 どうしてもこの奥之院はお参りしたかったので
 平成26年9月21日、林道経由でお車遍路、念願の星が森参拝が叶いました!

12:55 ふと休憩所の窓から下界を見ると、山は霧で墨絵の如し  
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        霧に浮かぶ第60番 石鉄山 横峰寺(いしづちさん よこみねじ)本堂  
         神殿風の権現造りの本堂は、深山の霧の中でまことに神秘的でした。
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           これでこそ 登りし甲斐あり 霧の寺 -小僧-
  消えては
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        浮かぶ・・・
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    横峰寺は白稚2年(651)修行僧の開祖といわれる役行者小角の開祖と伝わる。
    開祖当時は多分小さなお堂?だったのかも知れないが、以来1360年に亘り、
    寺を守り支えた石鎚山信徒さんの計り知れない力量に思いを馳せたことでした。
    現本堂にしても、こんな山の上へ、誰がどのようにして建てたものだろう? と
    今回のお参りはいろいろ考えさせられた。

          横峰寺大師堂(本堂の真正面、向かい合って建っている)
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       歓喜天堂
        夫婦円満、商売繁盛願いに応じ降魔調伏された大聖歓喜天王を祀り、
        除病、延命等望みに従って成就させる功徳がある。(横峰寺栞より原文のママ)
        どこかの札所の「忙しいから願い事は一つにしてくれ」とは懐の深さが違います。 

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ご朱印
石楠花が満開の頃、是非もう一度お参りしたい
f0213825_12444154.jpg            横峰寺切手(仁王門)
              ヘトヘトの遍路は私かも?
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     かくして、屈指の難所横峰寺参拝を終えて下山することになるのだが、
     上り下りの標高差を示す断面図があったので転載させていただきます。
     林道終点休憩所(登山口)から2K歩いて500m登り、
     今から香園寺まで8Kを歩き700m下ることとなる。一難去って又一難か・・・

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13:25 歓喜天の前から裏山へ出て、平野(有料)林道を下り始めます  
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 「61番 香園寺へ下る」へ続く・・・ 

by jh5swz | 2010-08-01 08:44 | 60番横峰寺へ登る | Comments(0)