カテゴリ:71番から74番甲山寺( 1 )

歩いた日>第56回・2011年2月4日  晴
コース> 三豊市発 第71番弥谷寺~第75番善通寺15,2キロ 
疲労度> ★★☆☆☆ 


その4>71番弥谷寺から
  72番曼荼羅・73番出釈迦・74番甲山寺まで

f0213825_925147.jpg

13:10 鬱蒼とした竹やぶをトラバースして
f0213825_974398.jpg

13:20 枯れ葉を敷き詰めた山道を下り
                          足元が気になってピンボケ+手ぶれ気味・・・
f0213825_9101722.jpg

          正面の大池目指して裾野を降りて
f0213825_917112.jpg

13:30 高松自動車道の高架を潜り
f0213825_9195243.jpg
  この5年間の歩き旅道中
  もう何度このように高速道下を
  潜ったことでしょう・・・
  こんなご時世、空海師も真念さんも
  想像もしなかった、
  思いもよらなかった?・・・

13:40 国道11号へ出ると、出釈迦寺奥の院のある我拝師山が正面に
       かって華やかだったドライブインは高速道の影響でしょうか廃業モードでした・・・
f0213825_9264859.jpg

f0213825_166721.jpg

  国道を横切り、
  里道の梅一輪に
  背中押されて
  励まされ~~


13:55 坂道を我拝師山(がはいしざん)のふもと目指して
f0213825_9402775.jpg

f0213825_10201721.jpg
  札所順番を守れば
  72番⇒73番なのだが、
  74番への道順を考えて
   お先達さんは
  72番⇒73番を参拝。
  「逆打ち」初体験!


<巡拝のいろいろ>
 遍路は順番どおり参拝しなければならないと云う訳ではなく、
 それぞれの居住地の都合や移動手段、日程行程などさまざまです。

 一度で88ヵ所すべてを回ることを「通し打ち」、
  何回かに分けて巡ることを「区切り打ち」といいます。

 また札所の順番どおり回るのを「順打ち」、
  逆に回るのを「逆打ち」といいます。

 閏年に逆打ちをする方があるのは、
 倍の御利益があるとか、
 衛門三郎の伝説に習い弘法大師とすれ違うと云う言い伝えがあるからでしょうか。

 近年は順序を無視して巡る「乱れ打ち」というのもあるようですがそれも一興。
 私達のようにまとまった日数が取れなくて、
 月1回、足かけ5年もかけて巡る遍路は「双六打ち」とでも云うのでしょうか?
☞「双六打ち」は私の造語につき、まだ世間には通用しないかも・・・ 

なるほど、地図をみれば、さすがお先達!

14:05 73番出釈迦寺参道
      はるか後方、中央の谷の中ほどに奥の院捨身ケ嶽禅定が見えました
f0213825_10403929.jpg

 山あれば山を観る は種田山頭火の自由律句で 
 雨の日は雨を聴く 
      春夏秋冬 
         あしたもよろし 
            ゆうべもよろし
              すなほに咲いて白い花
  
    と続く、私の好きな山頭火さんの代表句。
    叶うことなら全句を刻み込んで欲しかった・・・

陽を背にした大師像に迎えられて
f0213825_10541815.jpg
     最近新築と思しき出釈迦寺山門を潜る
f0213825_1055920.jpg



f0213825_1102969.jpg境内伽藍配置図
f0213825_1112373.jpg


14:10 第73番 我拝師山 出釈迦寺
             手前、本堂と、奥 大師堂
f0213825_1191035.jpg

出釈迦寺ご朱印
f0213825_14531517.jpg
            切手
f0213825_14534868.jpg


f0213825_11164153.jpg
  (体力&時間的に)参拝はできなかったが、
  奥の院捨身ケ嶽禅定は
  本堂から急坂を徒歩40分の我拝師山中腹に建つ
  衆生済度発願の根本道場で、
  弘法大師7歳のとき仏道に入り、
  救世の大誓願を立てようと
  この断崖から身を投じると
  たちまち紫雲がたなびき
  舞い降りた天女に抱き止められ・・・
  云々と続きますが、
  マユツバ?的すぎるので。以下省略。
    <画像は地元観光パンフレットより>


ここまで超人化されると、空海師も苦笑いかな?と思いましたが
そこはそれ、なんでもありで懐の広い四国霊場物語かと・・・。


奥の院への登り口看板
f0213825_1125284.jpg これより私有地につき車輌一切通行禁止。
 無断通行車輌1台罰金10万円。
 罰金は車道整備費として使用します。
 ※看板が見えなかったと云う方も10万円頂きます。 
                    住職・総代
 -当ブログご笑見の方は参拝時ご注意下さい-



14:45 出釈迦寺からわずか300mほど下ると曼荼羅寺山門
f0213825_1138276.jpg
  
f0213825_1523719.jpg
f0213825_11511433.jpg

第72番 我拝師山 曼荼羅寺 本堂
  逆光の悪戯か弘法大師のご降臨か?なんとも不思議な写真になりました
f0213825_1155373.jpg

        曼荼羅寺大師堂お納経中
f0213825_1235093.jpg

 曼荼羅寺ご朱印
f0213825_14594650.jpg
                 切手
f0213825_1504794.jpg

    切手のデザインは
    観音堂に安置されている158cmの檜一木造りの聖観音立像。



大師が唐から帰国した翌年の大同2年(807)から3年がかりで
七堂伽藍を建立した記念に植えられたと伝わる「不老の松」は
惜しくも平成14年松くい虫に侵食されて枯れてしまったとのこと・・・
 健在時、推定樹齢約1200年、高さ約4メートル、東西約17m、南北約18mに及び、
青々とした樹勢を保ち続けていたという。
<写真はClub88ご好意により>
f0213825_121398.jpg

            曼荼羅寺から甲山寺へは2.2Kの道のり
f0213825_1311987.jpg

15:30 西日を背に田園を善通寺市街地へ向かう
f0213825_12203843.jpg

15:40 第74番甲山寺(こうやまじ)到着  
               こちらは(裏)通用門? 庫裏門?
f0213825_12411086.jpg

f0213825_12465819.jpg
境内伽藍配置図
f0213825_12473632.jpg


            (上の配置図で納経所・庫裏前の)旧山門 現在の中門?
        今は駐車場側に立派な山門が建立されていましたが、こちらの方がそれらしくて

f0213825_1253521.jpg

        その中門のかっての風情
           画像は同級生から借用中の1997年昭文社発刊「四国八十八ヶ寺巡り」より
f0213825_15382343.jpg

       第74番 医王山 甲山寺本堂(左大師堂)
f0213825_1243838.jpg
    <甲山寺縁起由来>
      弘仁12年(821)、勅命により満濃池の修築を完成させた大師は、
      下賜された報奨金を元に伽藍を建立し、工事の安全を祈願して刻んだ
      薬師如来を本尊として安置し、その薬師如来に因み山号を医王山、
      裏山の形が毘沙門天の甲冑に似ていたことから甲山寺と称したと云う。

  甲山寺ご朱印(初参拝でした)
f0213825_1544773.jpg
                 切手
f0213825_1551955.jpg

<いつか訪れたい空海師と満濃池ゆかりの別格寺>
弘法大師が満濃池改修完工の下賜金で建立したと聞く寺として、もう一ヶ寺、
満濃池の傍の別格第17番神野寺(かんのじ)があります・・・。

      (画像は四国別格20霊場冊子より)
f0213825_1711925.jpg

さて、参拝、納経、休憩後、
16:05 いよいよ大師誕生院総本山善通寺へ出発  

 余談ながら・・・
<弘法大師と満濃池>
この歩き遍路を始めて5年、道中各地で見聞きする弘法大師伝説は、
干ばつのとき雨を降らせた、杖を突いたら泉が湧いた、池になったと
「治水大明神」の如く崇め伝えられていますが、満濃池改修ばかりは
伝説でも伝承でもなく、弘法大師が大改修した日本最大の溜池です。

    ここから約12K?、時間があれば行ってみたかった満濃池
       この画像は 「満濃池土地改良区HPよりお借り致しました
f0213825_10163980.jpg
          弘法大師が設計?したと伝わる満濃池堤防大改修の2大ポイント。
        1)水圧分散のため堤防の形を当時国内には無かった「アーチ型」にしたこと。
        2)雨季の水量調整のため「余水吐き」と呼ばれる水抜き路設備を設けたこと。
                                       だそうです。
        そういえば、堤防は黒部ダムとそっくりではありませんか!
        唐であらゆる分野を学んだ空海師は土木建築家でもあったのでしょうか・・・


 当ブログへのご意見・ご叱正は
       jh5swz@orange.ocn.ne.jp まで
by jh5swz | 2011-02-11 16:39 | 71番から74番甲山寺 | Comments(0)