カテゴリ:88番結願の大窪寺( 1 )

結願の88番大窪寺へ

      結願の88番大窪寺まで12,7キロを残し
      8月の歩き遍路ツアーは、熱中症対策のため夏休み、
      予定の9月2日は台風の影響で中止(延期)、
      9月23日、やっと結願の第88番大窪寺参りを済ませて帰りました。
      この3ヶ月の待ちどうしかったこと・・・
                             2011・09/24
       
2011年9月23日
       結願の大窪寺へ12,7キロ

今回の行程(長尾寺境内看板より)
長尾寺~お遍路交流サロン~正一多和神社~女体山(標高780m)~大窪寺へ
              古来、このルートが「歩きへんろ道」であったと、お先達のお話
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  ブログを見た俳句を嗜む友達から俳句が送られてきましたので、
  ご本人の了解を得て-俳号 乙女-で 掲載させて頂きました。
                          2011・09/30

7月1日、お参りした87番長尾寺で準備体操を済ませて 
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09:50 (逸る気持ちを抑えながら?)長尾寺をスタート
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10:16 秋分の日、天高く絶好のお遍路日和、信心の賜物にやあらん。  
          秋分に結願の朝迎えおり -乙女- 
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10:21 里道は彼岸花が満開  
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10:30 お遍路休憩所「一心庵」でひと休み  
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11:15~11:55 前山・お遍路交流サロンで昼食休憩  
f0213825_17405116.jpg  貴重な四国遍路の資料館です
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  四国霊場ジオラマは圧巻!
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地元「おひるねクラブ(老人会?)」よりお赤飯とお茶のお接待をいただき
11:55 いよいよ大窪寺めざして出発  
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f0213825_11501164.jpg  長くて平坦な県道 9,5キロを進むか?、
  5,9キロと距離は短いが険しい女体山を登るか?
  お先達は台風一過のへんろ道の状況を気にしながら・・・も
  伝統の歩き遍路道(イラスト中央)、
  正一多和神社経由、女体山越えを選択されました

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  名前はソフトで優しかったのですが、
  山道はハードで大変厳しいものでした・・・
  が、厳しかった分だけ貴重な体験と大きな思い出が残りました。
  

12:18 この里道を「彼岸花街道」と名付けました
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            札所まで遍路寡黙に彼岸花 -乙女- 
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         里山は豊作です
            遍路道稲田の黄金眩しかり -乙女- 
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12:30~12:40 正一多和神社で暫し休憩  
f0213825_9221131.jpg 神社から数分で大窪寺への分岐  
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   お遍路交流サロンでお接待いただいた「おひるねクラブ」は昼寝城に因む名前だろうか? 
   多和神社といい昼寝城といい、歴史と由緒ある史跡だとお先達のお話でした


13:00 先日の台風の影響で谷川はかなり増水していました
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山から大きな石がゴロゴロ流出し
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林道の一部は舗装がかなり傷んでいました 
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13:25 太郎兵衛館の対岸でひと休み(看板)  
    ここで多和神社ルート(白色道)と譲波ルート(茶色道)へんろ道が合流します
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         太郎兵衛館は香川大学農学部実験実習宿泊施設で、
         昔、太郎兵衛という猟師がいたことに因むとのこと、
         建物は見えたが少々寂れた雰囲気でした。

13:32 坂道を登り、ますます山中へ踏み込みます  
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13:40 ここから林道を逸れて女体山へんろ道へ  
f0213825_17272717.jpg 山頂へ1138m
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13:42 この先が思いやられます・・・   
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13:46 大雨の日は通行不能もムベなるかな・・・
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13:55 山頂へ709 m、大窪寺へ2,1キロの道標に励まされて
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14:00 数年前の台風で崩れたという所には鉄製の梯子橋が架けてあり・・・
     20mくらい下に先ほど歩いた林道が見えて、あな恐ろしや・・・
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14:06 山頂へあと500m  
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                      14:10  あと300m  
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14:17 「うん、なんとかなりそう」と思ったのもつかの間  
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14:23 思わず 「なんじゃ これは!」 と唸ってしまいました。
     山の名前はまことに優しく女体山(にょたいざん)なのに・・・  
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お大師様、「これってロッククライミングじゃございませんか?」
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絶壁・・・いまさら引き返すこともできず、ほとんど四つんばいでよじ登ります 
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f0213825_19335815.jpg 前後して岩場を登り始めた
 若い夫婦とその子供さんがあった。

 いかにも山登り慣れしたこの子が
 「オジさん がんばれ~」と
 肩で息する私を
 実に身軽に追い越す・・・

 いいのだコレで、
 老いては子に従い 
   って云うじゃないか?・・・
 

 
軽く追い越された私の後に続く同行お遍路、 がんばれ~~~~
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14:33 最後は、この鉄杭にしがみついて頂上へ   
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14:35 山頂のありがた~い「女体宮」です  
f0213825_113231.jpg  ふもとの一の鳥居説明看板より
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遮ぎるものの無い山頂の岩場(標高780m)からの絶景(中央が屋島)
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      現在地(女体山山頂)
      なるほど「健脚向き」と表記してあり、「並脚」には悪戦苦闘でした・・・
         (標高が780mだったり776mだったりしますが、資料のママ)
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14:45 ひと休みして大窪寺へ1130mを下ります   
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15:17 まことに簡素・清楚・質素な大窪寺奥ノ院胎蔵峰(たいぞうみね)  
   結願寺の奥ノ院にしては物置みたいで寂しい限り・・・大窪寺さんなんとかしましょうよ。  
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15:33 大窪寺はこの険しい胎蔵ヶ峰の真下にあります 
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「結願」の遍路札に導かれ、逸る気持ちを抑えながら・・・
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15:41 大窪寺へ一気に下ります  
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15:50 結願の第88番大窪寺到着
         第一番霊山寺から1085㌔  
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      女体山ルートでは、伽藍図の大師堂と納経所の間から入山するのですが、
      私は、こだわって仁王門まで引き返して再入山 
      左石柱に「四国霊場結願所」、右、「醫王山大窪寺」
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あらためて本堂正面の二天門(鐘楼門)から石段を登り
           新涼や五年六月(ごねんむつき)で結願す -乙女- 
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胎蔵ヶ峰を背に建つ本堂へ
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緑に囲まれ自然に溶け込んでいる
第88番 医王山 大窪寺本堂。
     本堂後方は多宝塔(奥殿)で本尊薬師如来が安置され、
      この本尊は薬壺の代わりに法螺貝を持つ珍しい姿で、
      この法螺貝で一切衆生の厄難諸病を吹き払ってくれると伝わる。(手元資料より)

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本堂内陣で175回目のお納経
東北の皆さまはじめ、あの人もこの人も、みんなの幸せ祈願!
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大師堂へ176回目のお納経
ここまで歩き繋げたという充実感に万感胸にこみあげるものがありましたが、
涙は流れなかったのは健康・観光・信仰などとほざく落ちこぼれ遍路だったからだろうか?
ただ一緒に歩いてくれた仲間にひたすら「ありがとう」を繰り返していました・・・
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拙筆ながら88巻目の写経を納めて
f0213825_19301758.jpg        納経の証しに受けたご朱印
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白衣にも「結願所」ご朱印を押していただきました
中央に1番霊山寺・右20番の鶴・左39番の亀と縁起を担いで、このあと上段に高野山ご朱印を予定。  
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寶杖堂:結願を迎えた遍路が納めたおびただしい数のお杖
奉納されたお杖は、毎年春夏の「柴燈大護摩供」で供養されるとか。
私は、この5年半、苦楽を共にしたお杖を納める気にはとてもなれませんでした・・・
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一切の結願作法を終え、大窪寺バス停前の
f0213825_19371229.jpg 野田屋という参拝記念土産屋さんで休憩
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ここまで約1100キロ、
私を支えていただいたお大師さんにもひと休み頂き
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f0213825_187107.jpg 余談ながら・・・ 
 お杖と云えば、
 昔、金剛杖は、お遍路の途中で倒れた時に
 卒塔婆の代わりになるもので
 今も上部が卒塔婆の形になっており、
 この部分は直接触れないよう布カバーをつけて
 持ち歩くという約束ごとがあるようです。
   



左手前、
  一番チビて短くなった(一番世話になった証拠)
  手前の緑のお杖袋の杖が私の大事な金剛杖

 打ち終えて
     三寸減りし
       へんろ杖
 -詠人知らず-
 


16:50 その野田屋さんで
f0213825_19403383.jpg ろくろくお土産など買いもしないのに
 お茶やお菓子のお接待のみならず
 店内奥の部屋で
 美味しい結願うどん?まで
 ご馳走になりながら、



     お先達さんから四国霊場完歩証をいただきました  
     お先達Mさん、添乗Mさんありがとうございました。
     5年6ヶ月(62回)、引っ張ってもらい、
     背中を押してもらった20人の仲間に感謝!
     毎月1回、好きなように歩かせてくれた家族に感謝!
     おもしろおかしく励ましてくれた知人友人に感謝!
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こちらは、大窪寺で求めた「結願証」、一金弐千円也。
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四国お遍路大使任命書(第228号)も受けましたが
「あ~~今夜の晩酌は美味いぞ~」などとツブやく未だ煩悩多き門前の小僧でした。
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 今後の計画
 ◇10月9~10日 
   88番~1番へ40キロを歩いて
   生まれた四国を歩いて一周の夢を叶えたい。
   もう少し歩けば、
   88の点は一本の線になり、丸い輪になる!
 ◇11月3~ 4日 
   高野山へ結願の報告お参り予定
   輪袈裟にかけた私の青春の一里塚。




 その後、しばらく冬眠?・・・
   しかし、
   じっとしておらんでしょうな。
   遊びたい年頃ですもん。





<このブログ編集にあたり、参考にした書誌及びWeb閲覧サイト>  
  「四国八十八カ所を歩く」  発刊:山と渓谷社  2006年2月初版1刷
      歩き遍路を始めるにあたり購入した本 ¥1500+税
  「四国八十八ケ所巡り」  発刊:昭文社     1997年1月1版10刷
      歩き遍路を始めるにあたり同級生が貸してくれた本(¥1333+税)
  「四国八十八カ所霊場」  発刊:NPO伊予路おへんろ倶楽部
      おへんろ倶楽部より戴いた小冊子シリーズ
  「癒しの遍路旅」  発刊:愛媛新聞社月刊アクリート特集号
     愛媛新聞エリアサービスより戴いた小冊子シリーズ
   四国八十八所霊場会公式ホームページ
     http://www.88shikokuhenro.jp/index.html 
   通過各市町村ホームページ観光サイト並びに道の駅提供観光マップ、資料など

事前下調べ、ブログ記事編集などに大変参考になりましたこと心からお礼申し上げます。

なお、私のお四国遍路は
   88番から第1番へ歩きつないで輪になって終わりますので
                              この物語は続きます・・・
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       ご意見・ご叱正は jh5swz@orange.ocn.ne.jp までお願い致します。
by jh5swz | 2011-09-24 20:17 | 88番結願の大窪寺 | Comments(8)