カテゴリ:その後の徒然遍路( 40 )

平成27年10月10日(土)~11日(日)の日記。

       坂本屋所縁のご縁で親しくお付き合い頂いている裏京都さんと
      松山~今治~西条の18ケ寺の車巡拝遍路をしました。
       裏京都さんの(言葉を借りれば)連休を利用した「突撃遍路」、
      何としても2日目、午後5時前には第64番前神寺さんのお納経を
      終えるため、私はドライバーに徹するつもりです。
 
       18ケ寺を快速参拝した今回の日記は、表の稼業の合間合間に
      少しずつ書き綴ることとします。
       歩けば5日の参拝コースを正味1日半で巡拝するのですから
      さてさて按配よろしゅうお参りができましたら拍手ご喝采!!!

 ◇1日目・10/10)
    松山市内6ケ寺巡拝。

 勤務を終えて高速バスで伊予路入りの裏京都さんを迎えにJR松山駅へ。
 目下、ゆるきゃらグランプリ2015で「家康君」と熾烈なトップ争いを展開中の
 愛媛県イメージアップキャラクター「みきゃん」のラッピングカーもお出迎え?
f0213825_12241458.jpg
f0213825_1035720.jpg
     スポンサーのロゴなどが小さくて、自動車販売会社も太っ腹やなあ~

13:01 難波から5時間半を走ってわずか5分遅れの神わざ高速バス到着。
   ご挨拶もそこそこ、まずは51番石手寺さんへ直行。
13:30 連休にしては静かなおみやげ店の並ぶ回廊参道?を直進。
f0213825_12413584.jpg     名物「やきもち」
f0213825_12452555.jpg


第51番 熊野山 石手寺
     文保2年(1318)建立、国宝・仁王門は堅く閉門中。
f0213825_12481066.jpg
  「平和のいのり」も「集団的自衛権不用」もお寺さんの主張ですからご自由ですが、
  参拝者が正面から入山できず脇の軒下から本堂へ向う寂しい気持ちもお察し下さい。

     本堂から茶堂・納経所、仁王門を眺めても静かな連休の札所です・・・
f0213825_131634.jpg
      境内からみた仁王門には「かんぬき」が架けられて閉門蟄居の風情、
     これではお大師っさんは参拝者の迎えも見送りもできません・・・
      1日も早い「開門」をお願い申し上げます。
     
     いつも燃えるほど立ち並ぶお線香の煙も静かです・・・
f0213825_13251276.jpg


14:00 第50番 東山 繁多寺
    深い緑の森を借景して静かにお遍路さんを迎えてくれます。
f0213825_1340172.jpg
       このお寺は 
        ・皇室の菩提寺である京都泉湧寺との関わりあいが深く
        ・時宗の開祖・一遍上人が学問修行した寺でもあり
        ・第4代将軍・徳川家綱の念持仏が歓喜天堂に安置されている
         と云う、由緒有る歴史を今に伝える。
                  <参照:愛媛新聞社発行 「癒しの遍路道」>

    手前から大師堂・本堂・歓喜天堂
f0213825_1346825.jpg

    鮮やかに描かれた鐘楼堂の二十四孝天井絵。
f0213825_1353161.jpg

14:30 第49番 西林山 浄土寺
         山号が48番の寺名・西林寺と混同して・・・
f0213825_1518421.jpg

    婆ちゃんと一緒?
f0213825_15184762.jpg
       この子達の背中を追っかけてたら、境内の写真を撮るのを忘れました・・・

15:05 第48番 清滝山 西林寺
     本堂の本尊は秘仏であり、ご利益が大きすぎるので後ろ向きに置かれているため
     裏側に回ってお参りする、と地元のお年寄りから聞いたことがあるが定かではない。
    
f0213825_8144544.jpg
   西林寺の西100mには、巡錫中の弘法大師がひどい旱魃に苦しむ里人を救おうと、
  錫杖で水脈を探り当て周辺の田畑を潤したと伝わる奥之院 仗の淵があります。
     週刊現代10/9号巻頭グラビア「弘法水を訪ねて」でも紹介されました。
f0213825_1295655.jpg
     自宅から近いもので再々訪れる公園です(2012年04月07日撮影)。
                    よく似たアングルの画像を探してみました。
f0213825_12103097.jpg

15:35 第47番 熊野山 八坂寺
    参道の正面に朱塗りの極楽橋と一体化した小さな山門が参拝者を迎えます、
    天井には阿弥陀如来を中心にきれいな二十五菩薩が描かれています。     
f0213825_1448961.jpg
           ひょっとしたら橋の下の小川は三途の川かも知れん・・・ 
  山門の天井絵
f0213825_14534898.jpg  今日も欄干の椅子に八坂寺の主?
  多忙な壇務に疲れて昼寝中かな。
f0213825_14523966.jpg
  毎年4月29日、盛大に執り行われる
    柴燈護摩供火渡り修行は必見です。  


 本堂回廊でお納経中のお娘遍路さん
f0213825_15105417.jpg
 
 さて、車快速参拝計画も順調に進んでおり、少し時間の余裕もあるので
 裏京都さんが「関心あり」と云われる、近くの生目神社へご案内しました。

 八坂寺から車で5分、ちょっと厳しい坂道を登って駐車場から徒歩3分。
 目の病気にご利益があると信仰される生目神社参拝。
       自宅に植えていた「メグスリノキ」2本をご神木として迎えて頂き、
      スクスクと成長している姿を裏京都さんに見て貰いました。
f0213825_8233986.jpg
       (カメラを車へ忘れて参拝したので9/15の秋の大祭のときの写真を掲載します)
      
 本日のミッションの〆くくりお参りは
16:10 第46番 医王山 浄瑠璃寺
   掃き清められた参道の奥の木々に包まれた本堂、大師堂を参拝。
f0213825_9413518.jpg

本堂の板張りに正座してお納経中の裏京都さん
f0213825_9513237.jpg 
 裏京都さんは、いつでもどこでも
 本堂・大師堂の地面か濡れ縁に
 正座してお経を納められます。
 
 私は、同級生に託された写経を
 いつも本堂・大師堂へ2巻ずつ
 ご宝号を唱えて納めます。  

    お参りのあと、
    今年の夏、浄瑠璃寺境内からお寺の裏に新設の公園へ移設された
    地元戦没者の「鎮魂の皿」へ裏京都さんをご案内したところ、
    ここでも正座され丁重なご供養経を納めて下さいました。
f0213825_10491613.jpg
f0213825_10511630.jpg

    この「鎮魂の皿」は、先の大戦で亡くなられた地元戦没者300名の
   人となりを郷土史家がまとめた四行詩を砥部焼きの皿に焼付け、
   上部にるり観音を安置した六道に因む六角の塔の六面に填め込み、
   毎年8月15日には厳かに慰霊祭が行われる鎮魂碑です。
    詳細は拙日記「浄瑠璃寺の蓮と鎮魂碑」をご一読下さい。

   
16:50 本日予定の6ケ寺のお参りを終えて、遍路道沿いの門前宅へ帰宅。  
f0213825_11571659.png 
 たかのこの湯も目論見ましたが、
 ホテルのバイキング空席時間との折り合いがつかず・・・  
 門前温泉?でひと風呂浴びて、
 近所の別格番外 般若寺へお参り、
 旨い地酒を呑みながら
 「般若心経と般若湯の相違」と
 「遍路よもやま話し」が盛り上がったことでした。   
 が、・・・

 明日の12ケ寺爆走遍路に備えて、
 勉強会は程よくホロ酔いになったところで帰還、即、撃沈。 
   
 稿を改めて明日に続く・・・
by jh5swz | 2015-10-14 13:01 | その後の徒然遍路 | Comments(6)

2015八坂寺柴燈護摩供養

平成27年4月29日(水)の日記。

 今日は自宅から車で約15分、八坂寺さんで柴燈護摩供養が行なわれます、
 坂本屋皆さんや親しくして貰っているお先達さんのfacebook上の情報もあり
 幸運の破魔矢ゲット実績のある門前の小僧、いそいそと出かけました。
f0213825_195852.jpg

 八坂寺近くの坂本屋メンバーさんの工房駐車場をお借りして、
          霊場ゆかりの資料美術館「衛門三郎の里」前を歩いて
f0213825_14261757.jpg

10:50 八坂寺参道口からゆるい坂道を登ります。
f0213825_14283665.jpg

f0213825_14344889.jpg
f0213825_14341386.jpg

 春夏秋冬を通じて私の好きな参道の一つです。
f0213825_14311052.jpg

 極楽橋と本堂
f0213825_14395078.jpg  いつ参拝しても
  極楽橋、お納経所前あたりで
  デンと構えている主が 
   「今日は朝から騒々しいニャン!」 
f0213825_1444698.jpg

 
  新緑に本堂が冴えます!
   (後方の山の頂上が生目神社?)
f0213825_14495360.jpg

  西林寺近くの評判のうどん屋、「味十味」・「瓢月」さんが、
  準備中で食いっぱぐれていたので・・・
  湯気が立ち込めていたこのテントに入って「うどん」を注文したら
f0213825_14552963.jpg  「お接待です」、いや~ありがたい!
f0213825_14563833.jpg

11:30 平素、駐車場広場に柴燈護摩供養の祭壇が設えてあり、
f0213825_1521536.jpg

f0213825_1563167.jpg 祭壇中央には
 開創1200年記念練行で
 お先達さんに担がれて
 四国を一周し高野山へ登った
 大師像がお迎えしてあり、
 小僧、欲が深いので
 知ってる人みんなの健康を願って
 お線香を5本灯して合掌・・・
 



 このお大師像が三坂峠を下られた粉雪の舞う寒い日、
           一人で網掛大師堂までお迎えに行き、
f0213825_15375327.jpg

 翌日、我が家のすぐ傍の交差点を渡るお大師っさんを
           寒風吹きさらしの陸橋の上からお見送りしたことでした。
f0213825_81579.jpg
              (この写真は、お遍路仲間が「アビーロード」と評してくれたお気に入りの1枚)
          思えばいずれの日も遠くから拝んだだけだったので初対面みたいなもんでした。

12:00 「やんちゃ連」奉納阿波踊り。
f0213825_1555193.jpg あとで知り合いのお先達さんに聞くと・・・
 この「やんちゃ連」は
 徳島の某お先達さんがお世話をされる
 人気の「連」とのこと。

 お名前を聞くと、
 坂本屋の納め札整理箱の中に
 確かにあったお名前!
 紹介してもらえばよかった・・・


 


踊り方の基本や鳴り物の説明があって
f0213825_16144127.jpg

    奉納演舞
f0213825_165493.jpg

    最後はお先達さんや参拝者も巻き込んで♪踊らにゃそん そん♪ 
f0213825_16101288.jpg
               

       私は素人ですので、
       この行事中、執り行われる儀式等の専門用語・固有名詞の使い方に間違いや
       不適切な表現がありましたら、コメント欄を通じてご指導をお願い致します。
 


12:30 修験者皆さまが極楽橋から入山、いよいよ大祭儀式の始まりです。
f0213825_16203338.jpg

      本堂内陣でお納経中、境内は参拝者であふれています。
f0213825_16221296.jpg

      正面を避けて、ここで餅まきのおこぼれを狙ったのだが空振り三振
f0213825_16252422.jpg

12:50 柴燈護摩供養会場へご入場
f0213825_16292979.jpg

     ここで結界を挟んでの山伏問答が味わい深いものでした。
      山伏)これ旅の行者、住む山は何処なりや~      
      行者)伊予の国道後、真言宗醍醐派熊野山八坂寺配下の行者にて候
      山伏)本日、当道場に来山の儀は如何に。
      行者)家内繁栄、五穀豊穣、開運招福の柴燈護摩供ありと承り馳せ参じ候。
        護摩供養行の列座に加えられんことを願い申す
      山伏)八坂寺門跡の行者ならば修験の儀、心得の筈、一通りお尋ね申さん。
      行者)何なりとお答え申さん。
         以下、しばらく口頭試験のような問答が続き~~~
      山伏)お答え一つ一つ、まこと八坂寺門跡の山伏に疑いなし、お通り召され。
      行者)しからば御免。
        小僧の目の前で行なわれ初めて聞いた山伏問答。
         メモを取ったワケではないので細部まで正確ではないこと何卒ご容赦下されたく候。


結界で仕切られた道場へ入山を許された修験者ご一行の法螺貝が鳴り響く中、
     いろいろな修験道儀式があって、
f0213825_16454725.jpg

放弓の儀
 魔除けの矢を四方や鬼門、天に向かって放ちます、
 飛んだ矢は参拝者がゲットして厄よけに持って帰れます。
f0213825_16461028.jpg 
 別格文殊院さんで味をしめ・・・
 あの時と同じ方向で待ちましたが、
 矢は結界内へポトリと軟着陸・・・
 
 あとで聞くと、  
 遠来のお先達さんの友達が、
 幸運の一本をお受けになったとか、
 よかった! よかった!

 お灯明の火から点火式
f0213825_16483296.jpg





13:32 柴が燃え、
f0213825_16521158.jpg  白煙が、
  祭主、修験者、一般参拝者、
  新緑の山まで包み込んで
  それはちょっと
  不思議な光景でした。
f0213825_1655153.jpg
 



白煙が火炎に変わったところで、
f0213825_16575618.jpg

祭主・八坂寺ご住職が
f0213825_16591484.jpg

山と積まれた御護摩の願主の願いを祈祷し
f0213825_1714669.jpg

預かった修験者が燃え上がる炎の柴壇に投げ込み、
f0213825_1711410.jpg

御護摩を次々に焚き上げます、
f0213825_17194346.jpg

焚き上げは御護摩がなくなるまで延々と続きます。
f0213825_1715415.jpg


14:15 一般参拝者から驚きの声があがった祭主の火渡り初め!
f0213825_17321462.jpg

修験者が続きます。
  頭の上の火炎は一体なんでしょう?
f0213825_1734342.jpg

f0213825_18563370.jpg 
 修験者の火渡りが終わったあと、
 青竹で火炎を消して
 囲炉裏の残り火のようになった
 柴燈護摩壇を
 御輿に付けられたきれいな御守りを
 一本ずつ受け取った一般参拝者が渡ります。
 
 行列のできる火祭りです。
f0213825_192466.jpg






 ちょっと、おっかなビックリ?
f0213825_1984899.jpg

f0213825_19131428.jpg


        知り合いのお先達さんの火渡りを見たかったのですが、
        3時に来客のアポあり、八坂寺さんをあとに帰宅しました。

  
終わりに、
f0213825_19271545.jpg 坂本屋へお立ち寄りの
 お遍路さん(特に外人さん)に
 とても評判の
 八坂寺「通夜堂」をご紹介します。
f0213825_19252055.jpg



 失礼ながらガラス戸越しに・・・(八坂寺様すみません、覗きました)
f0213825_19321446.jpg
f0213825_19323452.jpg
 なるほど殆どの外人さんが
 Stay to 47Temple-TOYADO tonight と仰るハズです。
 ここには八坂寺さんのご好意と、それを無にしないお遍路さんのマナーが窺えます。
 
by jh5swz | 2015-04-30 23:15 | その後の徒然遍路 | Comments(6)

平成27年 2月14日(土)の日記

 お四国参り三巡中の舞鶴の足立さんと松山5ヶ寺を参拝しました。

 前夜23:05 難波を出発の足立さんと
 今朝07:30 JR松山駅で合流、真面目な遍路二人の愉快な巡拝の始まりです。
 
07:47 第49番浄土寺参拝。
f0213825_19164058.jpg
  以下、このイラストは「NPO伊予路おへんろ倶楽部」提供【伊予十ヶ寺参り】より借用致しました。

     浄土寺仁王門   
f0213825_1336733.jpg
        南無阿弥陀仏の念仏踊りの開祖・空也上人が3年間滞在したと伝わります。
f0213825_8383766.jpg
       現存する空也上人自像<重文>(2014・5/27浄土寺花曼荼羅パンフレットより)

     本堂(四国霊場の中でも有数の歴史を誇る建造物で国の重要文化財)
f0213825_1223865.jpg
      お寺さんの裏山にはミニ四国霊場88ケ所があります、お時間のある方にはお奨め

例によって写経奉納参拝の私は
足立さんの後ろで神妙に般若心経を黙読。
f0213825_13433841.jpg

  さて、お納経を受けようとしたら、千両箱を忘れており・・・
  お納経所玄関で足立さんに小判1両を借りてご朱印を受けました。
  参拝後、
  車で数分の自宅へUターン、軍資金を調達して再出発。
  やれやれ、落ちこぼれ遍路は朝から「なにやってんだ~」
  県外の一人旅だったらと、冷汗三斗・・・

08:30 時宗の開祖一遍上人修行の寺
      第50番繁多寺参拝。
f0213825_1981855.jpg

   地元では「畑寺」と呼ばれる  
   小僧の好きなお寺さんの一つで簡素な山門が朝日を受けてひときわ冴えます。
f0213825_13464323.jpg

     鐘楼堂の『二十四孝』の天井絵。
f0213825_1594397.jpg
     『二十四孝』(にじゅうしこう)とは、
      中国で古来有名な「孝行」が特に優れた人物24人のこと、と書誌にあり。
      ”孝行をしたいときには親はなし” とか、
      今更ながらですが、含蓄のある言葉ですね~


      なお、繁多寺境内に隣接する大きな貯水池は、
     正しくは「松山・松前地区工業用水道」と云って、松山・松前の臨海工業地帯の
     工業用水のほか、農業用、発電用にも用いられる水だそうです。
      源流は石鎚山系の面河ダムで、地下水路を通って3つの発電所でタービンを回し、
     桜三里の貯水池を経由して、長旅の末、この貯水池に流れ込むのだそうです。
              

今朝も繁多寺から石手寺への遍路道から松山城がきれいに見えました。 
 NHKさんの鉄塔が目障りではありますが、歩きお遍路さんにはお奨めの絶景!         
f0213825_15133261.jpg
                     (画像は2012年1月2日撮影)

09:00 第51番石手寺。
f0213825_1855544.jpg
  仁王門(国宝)
f0213825_13521843.jpg

 本堂お納経
f0213825_1353519.jpg

 うわさのパワースポット? 大師堂前から裏山のお大師っさんを拝顔
f0213825_13555090.jpg
   このお大師様は高さ16m、重量50トン、お持ちの筆の長さが3mだとか、ジェジェジェ!

さて、少々時間にゆとりがあるようなので、
足立さんには、太山寺への道中、松山観光ご案内(道草とも云う)をさせて頂きました。

  昼前にJRで今治へ輪行される計画なので、のんびり写真を撮る時間がなくて、
   以下、数枚は過去に撮影した画像を使って編集しましたことをお断りします。

  

時宗の開祖一遍上人生誕の寺・宝厳寺参拝
f0213825_1551274.jpg

       残念ながら山門と一部の建物を残して焼失した宝厳寺は、
       善男善女の浄財で再建途上にあり、目下境内は整地中。
       写真中央石碑の奥に、かって本堂が建っていました・・・
f0213825_15521879.jpg

       足立さんには、
       再建資金募付きの起き上がりこぼし「もういっぺん」をご購入の上、
       お寺さんへご寄付まで賜りました。
       宝厳寺隠れファンとして御礼を申し上げます。
f0213825_15523189.jpg
 
09:47 ロシア兵墓地へお参り。
      小僧がプーチンさんに又ツブやいた、
      「私達は貴国と仲良くお付き合いしたいのですけど・・・」。
f0213825_13572513.jpg
      小僧の思いは MY blog 「ロシア兵墓地」を是非読んで下さい
 
松山観光港の近くにある 
小説「坊ちゃん」でおなじみの”ターナー島”と
f0213825_15394759.jpg
    『「あの松を見たまえ、幹が真直で、上が傘のように開いてターナーの画にありそうだね」と
    赤シャツが野だに云うと、野だは「全くターナーですね。どうもあの曲り具合ったらありませんね。
    ターナーそっくりですよ」と心得顔である。ターナーとは何の事だか知らないが、聞かないでも
    困らない事だから黙っていた。』...(以下、略)  【夏目漱石 「坊ちゃん」より】


その観光港から3㌔ほど走って、高浜のパワースポット「三つ石」を車窓から。
f0213825_1540921.jpg
            詳細参照⇒松山・白石の鼻巨石群調査委員会

f0213825_16543338.jpg
 
  さらに海岸線をで数分走って
  第53番圓明寺奥之院を探したのですが、
  数年前、四季の会で参拝したときの
  身内お先達さんも本日は不在で
  見習い添乗員では
 どうしても、この看板に至らず・・・
    (画像は2012・3/14参拝時撮影)

  「お車お接待大失敗の巻」でした。


f0213825_9544289.png
             帰宅後、調べてみると、どうやら入る路地を一つ間違えていた様子・・・

 52番太山寺へ直行、
10:36 (足立さんが見たかったと仰る)太山寺参道茶屋の「ねじれ竹」
f0213825_13595191.jpg 
 参道の旧遍路宿の庭に、
 不義の男女が持っていた青竹の杖が根付いたものといわれている
 「ねじれ竹」がありました。
 地元の小僧も知らなかったので調べてみました・・・
 昔、ねじれた竹杖を洗って宿へ入ろうとした男女をみた僧侶が、
 「別々に霊場を回って、大師に心を打ち明けるよ。」と2人を諭した。
 以来、青竹を遍路の金剛杖には使わなくなったのだ、と云い伝わります
f0213825_14403742.jpg
  なるほど根っこがねじれて「不邪淫」は いけんぞな! 
  と戒めておりました。
 

10:38 第52番太山寺
f0213825_17142227.jpg
       三の門
f0213825_1453998.jpg
                     ちょっと息切れした小僧・・・
      本堂
f0213825_1483123.jpg
           嘉元3年(1305)創建、愛媛県下で最大の古い建築物と云われています。

11:05 第53番圓明寺
f0213825_1793359.jpg
      中門
f0213825_14104644.jpg
    書誌によると寺には慶安三年(1650)に京都の樋口家次という人の銅製の札が保存されており、
     米国からお四国参りに来たスタール博士が深い関心を示したこの納札が四国最古の納札札らしい。


     大師堂
f0213825_14114419.jpg

クイズで~~~す。
53番山門脇の石柱、
一金壱百万圓 徳島県阿南市 小川孝子さんってご存知ですよね?
f0213825_1594027.jpg
 キリシタン灯籠ほど話題にならなのですが
 小僧、いつも気になります・・・
f0213825_159011.jpg
    
     正解者にはストックホルム行き航空便の時刻表など(検討中)。

脱線したところで、午前中の計画を無事達成!
11:25 円明寺から車で1分、ちょっとレトロなJR伊予和気駅へ
f0213825_16435451.jpg
f0213825_14151281.jpg
        数年前には、駅舎中央部に洒落たれレストランがあったのですが・・・
          テナント募集中の貼り紙がありました・・・JR殿 善根宿はいかが?
f0213825_1420493.jpg
              ここには丸くて赤いポストをおきたいなあ~~~

11:35 伊予和気駅から今治へJR輪行の足立さんをお見送り、
    小僧は野暮用があり自宅へUターン。
f0213825_14171428.jpg
          その後、順調に今治市内を巡拝され、
          翌日は別格西山興隆寺~生木地蔵~63番吉祥寺、
          (60番横峰寺さんを後々の楽しみに残されて?)
          62~63番吉祥寺さんまで参拝されて帰京の様子、
           タフネスお遍路足立さんの、その後の道中記は
            おきらく道場(遍路編)をご覧下さい。
    
2月14日の足あと

  蛇足・・・
    こうして島外から週末を利用してお四国参りをされるお方に接して思うこと。

    四国の人には宗教宗派信心論はさても置いて、
    まずは自宅近隣の霊場参り体験をお奨めしたい門前の小僧です。

    私ですか?
    心の中では仏教徒だと思っているのですが、
    正月には3軒隣りの小さな鎮守の宮を初詣して、
    二日にはラジオで箱根駅伝を聞きながら
          46番~48番若しくは
          49番~51番札所を初歩き遍路します。
     
    春秋彼岸とお盆と年末には生まれた村の墓参り、
    X’masには孫に小さなプレゼントを贈る器用さも持ち合わせております。

    押しなべて器用さというよりチャランポランなのかも知れませんがね・・・
 
by jh5swz | 2015-02-16 19:13 | その後の徒然遍路 | Comments(11)

平成27年 1月25日(日)の日記 (その1)
 遍路茶屋・坂本屋のご縁で知り合い、 
 現在三巡目のお四国参りをされている舞鶴の足立さんが
 40番から43番への区切り打ちの足を延ばして参拝されると云う、
 別格7番金山出石寺~十夜ケ橋永徳寺のお参りに同行、
 アッシー君を務めさせてもった、楽しい遍路道中日記です。


06:50 彼の前泊地43番の卯之町から八幡浜へのJR時刻に合わせて松山を出発、
08:06 八幡浜駅で合流、味わい深い遍路旅のスタートです。
f0213825_10334361.jpg
           汽車通学生だった高校3年間の思い出が満タンのJR八幡浜駅舎
 
 私の生まれた港町・八幡浜市にはミニ四国霊場「お四国山」がありますが
88ヶ所札所はありません。
 ですが、遍路を始めていろいろ調べていたら、
ある時期、37番霊場だったという「幻の札所」がある、と云う話に遭遇! 
 まずは、そのお寺さんへお参りすることも二人の大きな目的でした。

 遠来の足立さんに、古い八幡浜の歴史と
 「霊場ゆかりの物語」の起点に繋がるかも知れない
 埋め立て前の港を示す「船つなぎ石」などをご案内しながら
 幻の37番札所・吉蔵寺へ向かいます。

 大規模な埋め立てに尽力した豪商「大黒屋」の菩提寺、大黒山・吉蔵寺は
山号にゆかりの商店街・大黒町に隣接する旭町の一角にありました。

08:21 大黒山吉蔵寺山門
f0213825_10485523.jpg
          昭和39年頃まで37番札所という看板がかかっていたらしい・・・

      吉蔵寺本堂
f0213825_10502829.jpg

      社寺仏閣に詳しい足立さんのお話しでは、
      曹洞宗ながら大師堂があるのだから、お大師さん所縁の歴史があったに違いない。
      とのことで、ここでお光りを灯してお納経。
f0213825_10575254.jpg

     お納経帖を受けることはできないものかと、
     庫裡と思しき玄関から
     「おはようざいます、お納経帖は願いできますか?」。
     ご住職から開口一番、
     先代までお納経をしておりましたが現在は関わっておりません・・・」。

     巷間に伝わる幻の37番札所の物語は事実であったことが確認できたので
     それ以上詳しくお尋ねすることをご遠慮しました・・・

 ご参考までに、
 ◇古今御朱印研究室(岩本寺)には、次の記事があります。
    http://goshuin.ko-kon.net/shikoku88/037_iwamoto-ji.html
   岩本寺は明治の神仏分離で廃寺とされ、明治22年(1889)に再興された。
  その間、伊予八幡浜の大黒屋吉蔵が岩本寺(仁井田五社)の本尊と納経印を買い取り、
  明治18年(1885)八幡浜に大黒山吉蔵寺を創建して、37番札所とした。
   大正7年(1918)四国を巡拝した高群逸枝の『娘巡礼記』によれば、
  八幡浜に上陸した後、すぐに吉蔵寺に参拝しており、37番札所の本尊と納経の版が
  伝わっていることを記している。
   当時は札所が2ヶ所並立していたと考えられる。
   いつ頃、本尊などが返還され、札所が一本化されたのかなどは不詳である。
                        (以上、原文のママ)
  ※この不詳である、定かではない・・・と結ばれる物語が私は好きです、
   世の中にはシロクロの決着を付けないファジーなピリオドで
                   むしろホッとすることもありますから。

 ◇この曰く因縁、歴史の詳細は
  八幡浜史談会の調査・報告を基にされた
 【愛媛西方圏ブログ・幻の37番札所大黒山・吉蔵寺】をご一読下さい。
    http://ehimekennanyohokubu.blog.fc2.com/blog-entry-974.html

 
 
 八幡浜市に第37番札所があった、との
 「娘巡礼記」を記した高群逸枝(1184~1964)ほか、
 九州からのお遍路さんが四国巡礼の第一歩を残した八幡浜港で暫し休憩。
 沖は豊後水道、その沖は九州大分県
f0213825_1145720.jpg
 
             もう少し絵になる写真を撮りたかったのですが桟橋は駐車禁止のため・・・    
 
-これもご縁に違いない- 
 先ほど吉蔵寺の庫裡の玄関の表札を見て、
 校区違いの同級生に同姓のお寺の息子がいたことを思い出した、
 彼は、現在、宇和島市内某寺の住職のハズだが・・・ 
 と躊躇しながら彼の名前を出して尋ねた。
 ご住職、「それは私の弟です!」。

 帰宅後、同窓会名簿を辿って宇和島のお寺へ電話をしてみた。
 覚えていてくれた・・・
 「へえ~~~、歩いてお四国参りをな」。
 「若気の罪滅ぼしでな~」。
  
 なんと高校卒業後の長い年月を経て交わした初めての会話。
 これぞ「お大師っさんのお導きに違いない!」。
  
by jh5swz | 2015-01-26 19:45 | その後の徒然遍路 | Comments(2)

文殊院と八ッ塚参り

平成26年 1月16日(金)の日記(その1)

 自宅から車で約15分、
 別格霊場9番文殊院で、四国霊場開創1200年記念法要が行なわれました。

 四国遍路の元祖? 衛門三郎伝説ゆかりの文殊院さんで
 八ツ塚巡り・別格20霊場お砂踏み・柴灯(さいとう)護摩法要が行なわれ、
 遠来の信徒さんはじめ大勢のお遍路さんで大変な賑いでした。


<レポート その1>
 初めての歩き遍路では、八ツ塚の傍を歩きましたが、
 先を急ぐばかりに、ゆっくり参拝できなかった八ツ塚参拝から。

09:30 46番浄瑠璃寺前、遍路宿「長珍屋」へ。
f0213825_1024775.jpg
   遠来の参拝者で駐車場も満杯。
f0213825_10242966.jpg

     長珍屋の遍路用具売店で「別格20霊場お納経帖」を購入、
     大勢のお先達さんに混じって、素人の私、小さくなって
10:00 長珍屋の送迎バスで、まずは文殊院さん裏手の「八ツ塚」へ移動。
f0213825_10313730.jpg
      この広い田んぼの中に、まず5つの小さな古墳が点在します。

      以下、文殊院さんから、ていねいな説明があったのですが、
      ハンドスピーカーが声が小さくて、最後尾の私には聞こえず、残念・・・
      なお、文殊院さんから一番遠い古墳(塚)から参拝しましたので、
      松山市の史跡としての古墳標記番号と掲載画像の順番は逆になっています。
       【参考のため、松山市看板より、()内にその番号及び墳丘名を記しておきます】
 
 一番目(⑧円墳)
f0213825_10391690.jpg

 その正面から
f0213825_10394810.jpg
         画面右上、二つの怪しげなキノコはスタジアムのナイター照明施設 
二番目(⑦方墳)
f0213825_10482473.jpg

 ここまで来ると、5番目の小さな古墳もはっきり見えます。
f0213825_105867.jpg

 三番目(⑥方墳)
f0213825_115035.jpg

 そのお地蔵さん、いいお顔されていました。
f0213825_119598.jpg

 ここで参拝者一同、般若心経を納めました
f0213825_11534291.jpg

 四番目(⑤円墳)
f0213825_11182378.jpg

 五番目(④方墳)
f0213825_1120221.jpg

 次の古墳は右手の民家の路地奥にあり
  (この子、ちゃんと輪袈裟をかけてます)
f0213825_1128599.jpg
  1列になってこの路地を入ります
f0213825_11312015.jpg
 
 六番目(③円墳)
f0213825_11365348.jpg

    お幸せに!(こんなことならお菓子でもポケットに入れとけばよかった・・・)
f0213825_11465891.jpg

 七番目(②方墳)
f0213825_11422166.jpg

 八番目(①円墳)
   (本来、ここを1番塚とか1号古墳と呼ぶべきなのでしょうか・・・)
f0213825_1150214.jpg

f0213825_1252055.jpg
  この古墳はマイカーお遍路さんでも参拝できます、
  巡拝の節にはお立ち寄りなさってはいかがでしょう。
f0213825_12521891.jpg

 蝋梅の花が満開でいい香りが漂っていました。
f0213825_16531229.jpg


すべてのご説明はこの看板に尽きます。
f0213825_1159542.jpg
  (看板より)
    文殊院所有のこれらの墳丘の形は、後世の開発によって変形しているが、
        (中略)
    石室は未調査だが横穴式石室、時代は古墳時代終末期と言われている。
    この八ツ塚は、四国遍路の元祖といわれる衛門三郎の八人の子供を祀った
    との伝説もあり、塚には小祠がおかれ、石地蔵が祀られている。
    古墳と伝説の関係が、いつ頃から語りつがれているのかは不明である。
                      松山市教育委員会 

    
   不明である(定かではない)・・・とは、夢があっていいと思います。
   シロクロ決着をつけない(つかない)方がイイこともあるのですから。

   古墳時代終末期と云えば7世紀半ば? 
   以来1300年、幾多の戦いや周囲の開発にもまれながら
   今日まで墳丘の原型が残ったのも、
   弘法大師信仰に結びついた衛門三郎伝説のおかげと考えれば
   「定かではない伝承」にも大きな功績があるのでは?
   などと、八ツの古墳を見歩きながら、思いを巡らせた門前の小僧でした。
  
   
 このあと、文殊院さんの近くの公民館でうどんのお接待がありましたが、
 私は、午前中行なわれている別格20霊場お砂踏みが気になって、
 霊場関係者用の小型バスに便乗させて頂き長珍屋へ引き返しました。

10:50 長珍屋玄関
f0213825_134924.jpg
f0213825_1342070.jpg

 歩き遍路中、
 そこかしこの札所や高野山宿坊で体験しましたが
 ずいぶん久しぶりのことで、
 それも別格霊場のお砂踏みは初めてのことです。

 

 会場入り口で塗香をいただき身を清め、御加持を受け、
 まず、仏足石のレプリカ?の踏み石から20霊場お砂踏みへ出発です。
f0213825_13241449.jpg
            (この写真は浄瑠璃寺境内の仏足石です)
     
     お軸とは申せ、ご本尊像には厳しさあり、優しさあり・・・
f0213825_1329216.jpg

     ちょうど真ん中あたりでゾクっと身震いを覚えたのは、さてさて???
f0213825_13292228.jpg

     遍路道中体験したお砂踏みとは違った緊張感と気持ちよさがMAX!     
f0213825_13293963.jpg
  一巡後、もう一度御加持を受けて退室しました。
  ・撮影は場内の別格霊場関係者の許可を得て撮影しました。   
  ・作法の専門用語に間違いがありましたら、是非、コメント欄で教えて下さい。


 このあと、柴灯護摩供養まで少々時間があったので、
 車で48番西林寺近く、小僧贔屓の「うどん 瓢月」で昼食しました。
f0213825_1353251.jpg
f0213825_13531867.jpg
 ここではいつも天ザルなのだが、
 本日は清水の舞台から飛び降りて「おろし海老天」¥980!
 昼食後、柴灯護摩供養が行われる文殊院さんへ移動。
 
 
by jh5swz | 2015-01-17 17:33 | その後の徒然遍路 | Comments(2)

2015年 初参り② 吉祥寺

平成27年 1月 3日(土)

 いろいろあって、恒例のお正月歩き遍路ができず、
 昨年12月中旬、愛媛新聞で紹介されていた
 本日一日限りの公開、
 第63番吉祥寺の寺宝ご開帳?参拝に行ってきました。
          (「公開」と書くべきかも)
f0213825_1416231.jpg
      以下、この新聞記事と吉祥寺さんの説明板から今日の日記を書きます。

 第63番吉祥寺(4回目の参拝)山門
f0213825_1843222.jpg
f0213825_150177.jpg 小まつの町城下ニ有
 六十三〃 吉祥寺平地 にしミなミ にゐ郡氷見村
 坐二尺
 本尊毘沙門
 大師御作
 ミの中のあしきひはうを打すてヽ
 ミなきちじやうをのそミいのれよ
 -四国徧禮指南本 P152より-


 本堂と左・大師堂
f0213825_14225959.jpg
        初縁日とあって地元農家の方の軽トラ野菜市やあめ湯のお接待もありました。

 もちろんココで、コノ運試しは欠かせません。
f0213825_18445765.jpg
f0213825_18451565.jpg
         奥方、2度のトライで見事成就!、ゴキゲン!

 本堂内陣ではご住職による初縁日の納経が行なわれていました
f0213825_1616296.jpg

      お納経所で聞くと、このあと本堂では落語が演じられ
      続いて餅撒きもありますとの話し、粋なお寺さんだなあ~
      (よく見ると「笑門来福」の演目が写っています)
f0213825_11243157.jpg しばらく読経を拝聴のあと、お駕籠の鎮座する別室へ入ります。
 この種のイベントでよくある「拝観料」の類いの看板もありません。
 ご本尊は、そんなケチなことは申されません。 
 「撮影はOKですか?」
 「どうぞ どうぞ」と、お堅いことも申されません。
 因みに、
 吉祥寺のご本尊は四国霊場唯一の毘沙門天であり、
 愛妻・吉祥天とは今もラブラブなのだそうで、
 寺名も吉祥寺とは粋ではござらぬか!
 改めて親しみを覚えたお寺さんでした。
      


 さて、公開されたお駕籠のレポートです。

 黒漆塗梅唐草金銀蒔絵 女乗物
 (くろうるしぬりうめからくさきんぎんまきえ おんなのりもの)
 居室上部を、担い棒で吊り下げるお駕籠で、
 主に大名のお姫様の婚礼調度品に使用された、最上級のお道具にひとつ。

f0213825_15254971.jpg
  高さ約97㌢ 幅約80㌢ 奥行き約140㌢、江戸時代後期の作とみられ、
  1871年の廃藩置県の際、
  入札に出されたところを吉祥寺の檀家ら3人が共同購入し、寺に預けた、
  という新聞記事を読んだ昨年12月から今日の公開を待ち望んでおりました。

 女乗物
「女乗物にも数種あり、惣黒漆に金蒔絵を最上とす」 (「守貞漫稿」より)
 以下、②ビロード巻女乗物
    ③朱塗網代女乗物
    ④青漆塗女乗物
    ⑤茣蓙打女乗物などがあった。
     使用できるのは、藩主夫人、藩主息女などに限られ、
     婚礼行列などにも厳密な格式があった。


 「梅唐草」模様を施した屋根
f0213825_15373580.jpg

  -秋月家婚礼調度 女乗物ー
      外装:全体に黒漆塗に梅唐草蒔絵金銅飾金物と丸鋲を全面に打ち     
         正面に実家(秋月家)の家紋金物

f0213825_1544839.jpg
   高鍋藩秋月家の姫君が、ここ小松藩主一柳家へ輿入れする際に使用された駕籠。
   日向から伊予への婚礼行列のルート、日数は如何様なものであったのだろう? 
   野次馬・門前の小僧の興味と関心はつのる一方なのです・・・
f0213825_16185938.jpg

     内装:やまと絵による、
          吉祥文(鶴と亀・洲浜に松
          「子の日の小松引」(平安貴族の正月遊び)
           が極彩色で描かれた婚礼用の豪華なもの

    さしずめメルセデスベンツS65 AMGクーペといったところでしょうか!?
f0213825_15465435.jpg
     羽二重布団?の背もたれに両肘かけ、畳の敷物もさぞや!と思われます。

  説明板の この2行を見つけて
f0213825_1918366.jpg
         ウチの照子姫が喜んだことは云うまでもナイ。
       帰りの道中、目の回るような寿司をご馳走してくれました。

 
f0213825_15504176.jpg その姫が
 吉祥寺境内の軽トラ市で買ったネギ
 立派なネギが100円は安いとゴキゲン、

 ベンツで輿入れした姫が
 100円のネギを買ったと云う今日のオチ。

 おあとがよろしいようで♪
 
by jh5swz | 2015-01-04 09:49 | その後の徒然遍路 | Comments(7)

平成27年1月2日(金) 初参り

 四国霊場開創1200年
   欲は申しません、去年よりちょっとだけいい年で ありますように! 
 
                       平成27年 元旦
f0213825_14531720.jpg
       
 思うところあって、今年の初参りは札始大師堂から
  松山市東方町の大蓮寺境外仏堂 四国88ケ所番外霊場 小村大師は
  通称・札始大師堂と呼ばれ、伝説の人物・衛門三郎ゆかりのお堂です。
f0213825_1556646.jpg
f0213825_1558405.jpg
     此村の南に右衛門三郎の子八人の塚有
    石手寺の縁起にくハし〇小村大師堂
    此間
    川三瀬有〇たかゐ村九郎兵衛 吉右衛門其の外宿かす

              -四国徧禮道指南P129より-
                                         
 太鼓までは鳴らさなかったが、新年の初参りとて堂内で一人般若心経を唱えました。
f0213825_1944323.jpg


 続いて、自宅に一番近い第48番西林寺へ
f0213825_1631863.jpg
    
仁王門には立派な門松が、
f0213825_167910.jpg

おそらく、奥之院仗の淵と水源を同じくするであろう手水舎の水の冷たかったこと!
f0213825_1675466.jpg

f0213825_1632474.jpg 四十八〃 西林寺 平地南向 浮穴郡高井村
 立三尺 本尊十一面
 御作
 ミた佛の 世界をたつねききたくハ
 にしの林の 寺へまいられよ
     

       -四国徧禮道指南 P129より-



 帰宅後、お正月恒例箱根駅伝の全チームを応援。
 初出場から90年目にして往路初優勝の青山学院のゴールに胸が熱くなったが
 駒沢大学最終ランナーのアクシデントには泣けました・・・



f0213825_18314268.jpg 
 記事中の緑文字文章及びイラストは、
  知り合いのお先達さんのご紹介で
  入手することができた
  香川大学瀬戸内圏研究センター編集 
  稲田道彦先生著
  <四国徧禮道指南書>
  限定発行・非売本より
  転載させて頂きましたことをお断り致します。

  
by jh5swz | 2015-01-02 21:33 | その後の徒然遍路 | Comments(6)

仙遊寺から南光坊へ

平成26年11月 6日(木)の日記。
 公私所用にて今治市へ。
 お参りがしたくなって、8時前に自宅発。


 松山から今治へのルートは一般的に二つあり、
 今日は奥道後温泉~水ヶ峠~玉川~今治へ「山ルート」を走行。
 
 歩いていると、
 あのモミジ、あのイチョウ、この花、あの花と立ち止まるのですが
 車で走ると、半端なところで駐車もままならず、あれよあれよで今治市玉川。

 信心深い小僧? 所用をさて置き、まずは仙遊寺さんから参拝。
 
 第58番仙遊寺 山門。
f0213825_199052.jpg

  この辺りへ車を置いて、せめて山門から歩いて、
  お加持水でも口に含みながら急坂を登れば徳も積める遍路なのだが・・・
     
f0213825_921972.jpg 
 お寺への私道、最後のカーブは
 切り返しが必要な急カーブなので
 いつぞやのお参りのときには、
 このバス専用回転場でターンした。

 あまり広くはない回転場ではあるが
 今朝は文字通り「団体バス専用」。
 納経所の大混雑が頭をよぎった。


本堂裏の一般車両駐車場も満車状態で、入り口で5分ほど待機。
お参りを終えられた県外ナンバーのあとへ駐車。
  身支度整えながら見る駐車場の菊がきれいでした。
f0213825_918019.jpg

  見慣れた千体仏さんが「お~よう来たなあ~~」。
f0213825_920321.jpg


開創1200年の秋遍路シーズンたけなわ!
f0213825_9251039.jpg
  方や二層屋根の本堂へ、こなた大師堂へ向かって読経合戦?を鐘楼脇で拝聴、
  お先達さんの豆木魚と音木(拍子木?)のリズムが違うものだから
  双方のお遍路さんもだんだん声が大きくなる・・・

  二組の納経が終わっあと、
  小僧は、先日お亡くなりになった仙遊寺奥様の霊を念頭に納経、合掌・・・
  内陣の写経箱へ写経五巻(代参)奉納。
  
予想通り本堂内陣の納経所は大混雑・・・
f0213825_9404558.jpg
       二つの大きなバッグから溢れるような納経帖、
       添乗員さんが手際よく58番ページをひろげて差し出す、
       お寺さんが、これまた手際よくご朱印押して達筆の墨書きをなさいます。

       団体お遍路さんは実際のお納経帖風情をご覧になることがあるのだろうか?
       
       傑作なのは(紫の風呂敷から取り出した)白衣へのご朱印。
       添乗員さんが向きを揃えた数十枚の白衣を机の上へ差し出す、
       お寺さんが右手に札所番号印、左手に寺名印を持って同時にボンと押印、
       次いで右手に持ち替えたご本尊印を中央へポンと押印。
       添乗員さんが間髪を入れず一枚取って次の白衣・・・
       双方、まさにプロの技である!

プロ対決に見蕩れて待つこと20数分・・・
やっと小僧の番、
重ねご朱印につきポン ポン ポンでお納経終わり。
お納経料¥300 + 私道通行・駐車場料(自主申告)¥400 ナリ

納経所の方に「仙遊寺奥様のご冥福を・・・」と、ご挨拶して合掌・・・

内陣から境内を振り向けば次なる団体ご一行様が読経中。
f0213825_1965993.jpg

下山の道すがら、いつ見ても素晴らしい今治市内眺望
f0213825_19151834.jpg


仙遊寺私道と県道?をクネクネと10分ばかり下って57番栄福寺さんへお参り。

駐車場から今登ってきた参道を覗くと、
田んぼの中のバス駐車場から
先ほど仙遊寺で会った団体ご一行が隊列をなして参道進行中。
f0213825_1945186.jpg
             皆さま、ようこそお四国参りへ!  

又、待たされるのも辛いので急ぎ足で境内に入ってみると
仙遊寺で読経合戦をなさっていた、もう一組の団体ご一行が・・・
f0213825_1930271.jpg
ちょうど般若心経が始まるところだったので、
ご一行の左後ろの隅っこでご一緒させてもらいました、
小僧のお四国参りのときのお先達のリズムそっくりで、
ノリがよろしゅうございました、便乗させて頂きありがとうございました。

写経五巻(代参)奉納。
運よく団体さんの納経取りが終わったところだったので、
待つこともなく、重ねご朱印を受けて下山。
お納経料 ¥300 + 駐車場 ¥100(自己申告)ナリ。

仙遊寺さんでもそうでしたが、この自己申告というのがなかなか粋な制度だと思います、
「駐車場お借りしています、普通車です」と言って、納経所の小さな箱にお金をいれます、
なんだか正直者になったようで清々しさを感じるのは平素「極悪党」の自分だけかも?

さ~~てさて、所用・所用!


午後3時過ぎ、所用先近隣の第55番南光坊を参拝。
f0213825_11131151.jpg
                     表正面から見た仁王門(奥に本堂)
f0213825_11133563.jpg
                     境内から見た仁王門

平成11年新築されたこの仁王門の四方には巨大な四天王が睨みをきかせています。
f0213825_11441643.jpg
f0213825_11443026.jpg

f0213825_11451842.jpg
f0213825_11463666.jpg


このあと56番泰山寺~54番延命寺を参拝して・・・などと
f0213825_11574155.jpg
悠長な気分で四天王さんとにらめっこしていたら、
相方から「夕方、珍客あり、至急帰れ!」との電話・・・ やむなし。

急いで残りの所用を済ませ、
帰りは今治~菊間~北条ルート(海周り)で帰宅。
夕暮れの国道は53番圓明寺から54番延命寺へ急ぎ足のお遍路さんが5人、
「道中ご安全に~!」。


     狭い庭の隠し井戸の傍に咲いたツワブキに秋の到来を感じる昨今です。
f0213825_85789.jpg
                          (2014・11/03 撮影)


    
by jh5swz | 2014-11-09 11:59 | その後の徒然遍路 | Comments(8)

64番前神寺

平成26年 9月21日(日)の日記。その❷

今日 9/21 は、まず国道11号線に沿って3ヶ寺を参拝しました。
f0213825_14514192.jpg

08:20 超近代的札所第61番香園寺講堂~
f0213825_13343544.jpg
    堂内は柱が1本も無いPC工法で、600余のどの席からもご本尊を拝むことが出来るとか。

08:55 かって伊予国一の宮の法楽所だった第62番宝寿寺~
f0213825_1013973.jpg

09:21 ランドマークは成就石の63番吉祥寺~
   本堂前から目を閉じたフリをして?進み、見事お杖が穴を抜けるとご利益があるという。
f0213825_13352076.jpg

f0213825_1518817.jpg 

 吉祥寺参拝を終えて
 国道11号線から県道142号線を
 黒瀬湖まで走行、
 石鎚登山道入り口バス停で
 今回のお参りのキッカケとなった
 アマチュア無線局皆さんと合流。

 平野林道(有料¥1850)を
 山岳ドライブ?して





10:51 天空の霊場60番横峰寺と
f0213825_16123748.jpg

11:33 念願の星が森を参拝して
f0213825_13381578.jpg

13:33 無事、登山口バス停まで下山
f0213825_13421724.jpg


さて、ココから帰宅したのでは、せっかくの日曜遍路が早く終わり過ぎます・・・
  当初目論んだとおり、
  国道11号線沿いのもう1ヶ寺第64番前神寺を参拝することにしました。

  県外からのお遍路さん気分で多少寄り道をしながら
  国道11号線を逸れて 
13:52 石鎚神社前を左折すると
f0213825_13444591.jpg

13:55 すぐに第54番前神寺総門到着
     花魁のかんざしみたいな真っ赤な彼岸花が「いらっしゃ~い」。
f0213825_13454334.jpg

 伽藍配置図
f0213825_15482876.jpg


14:00 三葉葵の大提灯が冴えます、前神寺大師堂。
f0213825_1785661.jpg 西条藩主・松平氏が許したという 
      前神寺の三葉葵の寺紋
f0213825_1755183.jpg


手水舎手前に「極楽橋」があったが、
 この橋の名を「浄土橋」と云う、極楽・浄土とは上手いネーミングだと感心。
f0213825_13524520.jpg

滝不動様健在!
f0213825_1353893.jpg お賽銭湯用の1円アルミ貨が
 不動様の滝のしづくに張り付けば大吉!
 
 7円も銭形平次したぞい。
 親分! て~へんでやしたね~
f0213825_13532256.jpg


14:20 第64番前神寺本堂
    2010・9/3初参拝時、左右の回廊?が工事中だった・・・
f0213825_14402284.jpg
  
    現在、石鎚山系も借景して計算し尽くされたような造形美はお見事!
f0213825_13541283.jpg
   そりゃあ~ 左右に回廊を配した現在の本堂は造り過ぎたようなカッコよさです。

本日最後の般若心経を唱えて写経五巻を代参奉納。
f0213825_1659495.jpg
     野球狂のポン友の冥福と難病を病んでいる朋輩の健康を祈る・・・  

 その後、国道沿いの団体会員さんのお店をちょっと訪問。
  いよ小松ICから松山自動車経由で
15:15 帰宅、超満足の1日でした。 
      お遍路といい、アマチュア無線といい、遊びたいことてんこ盛り。
      お大師っさん、
      私、当分、キョウヨウとキョウイクに精が出せそうであります!

 以上、2編に亘る長い日記を終わります、
    お付き合いいただきありがとうございました。
        明日は坂本屋へお茶くみに行ってきます。
                      -門前の小僧-

           
by jh5swz | 2014-09-26 19:01 | その後の徒然遍路 | Comments(4)

岩屋寺 幻の阿弥陀如来

平成26年 9月13日(土)の日記

天空の阿弥陀如来像に呼ばれて・・・

ご覧になった方が多いと思いますが、
9月8日夜、地元テレビ局の「四国へんろ天空の路を行く」という番組で、
久万高原町七鳥、標高約700mの第45番岩屋寺の岩窟に鎮座する
幻の阿弥陀如来像が初めてテレビカメラで撮影され放映されました。

まず境内から小型リモコンヘリを飛ばして阿弥陀如来像の所在を確認したあと、
さすがテレビ局と思しき超望遠カメラで撮影された阿弥陀像を観たご住職が
「ほう~~~ 阿弥陀様や~」と、感無量の面持ちで合掌されておられました。

以来数日、その像がどうしても気になって仕方がない・・・
阿弥陀如来様に呼ばれているような気持ちの毎日が続く・・・

「呼ばれたことにして」、思い切って出かけてきました、第45番海岸山岩屋寺。

07:50 女房も「行く」と云い、(仏様には叱られるが)ドライブ気分。
     将来、高速道路の一部になる高規格道ルートもあるが、
     もう一度写したかった、とある場所があるので、
     46番浄瑠璃寺裏山の遍路道から在来のR33号線を走行。
     もう一度、とはここ!
08:15 R33某所から見た松山市窪野町桜、坂本屋の集落(写真中央)。
f0213825_1421573.jpg
     ズームして天空の遍路茶屋・坂本屋の里をアップ、
     画面右端、三坂峠側から1軒目の建物が坂本屋の納屋と倉庫、
     ちょうどまん前の竹やぶに隠れて母屋は見えませんが・・・
     春先、あの藪の中からウグイスが上手い法華経を聞かせてくれて、
     夏場、あの孟宗竹の緑がどれほどお遍路さんの疲れを癒してくれることか。
f0213825_14215452.jpg
   今カメラを構えているこの国道の開通までは坂本屋前が土佐と伊予を結ぶ官道だった・・・
    築後100余年、元旅籠だった坂本屋は、ここを通る多くの商人、遍路、馬子を見つめてきた。


08:50 県道12号沿い、岩屋寺前バス停着、(小椋商店さん軒下から)。
f0213825_9432026.jpg
       2009年12/4 の歩き遍路では   
       八丁坂から(赤い線に沿って)山登りして尾根を歩き、
       岩屋寺奥の院・せり割り禅定を経て参拝したのですが、
       今回は県道側から266段の石段と急坂を登って参拝しました。
f0213825_9482837.jpg
             (看板は2009・12/4  歩き遍路のとき八丁坂登り口で撮影)

09:10 赤橋を渡って参道口駐車場へ¥300を払って、いざ!
     折から数組の団体さんが先行、
     一番うしろの添乗員さん、背中のお納経帖が重そうです・・・
f0213825_1064333.jpg             
 連休とあって参拝者多し!
 ロープウエイとかケーブル電車、或いは
 山門直近まで車道が整備された昨今
 いまだに260段の石段を踏みながら
 本堂まで約20分の急坂を登るこの参道は
 本来の参道の形を今に残す。
 これこそ貴重な文化遺産ではなかろうか?




f0213825_10183722.jpg 
 この参道の風物詩?
 お遍路グッズや
 甘酒、しょうが湯、太鼓饅などを
 所狭しと並べたおみやげ屋さんの看板
f0213825_10264943.jpg
 寄ってらっしゃい! 見てらっしゃい! 
           買って行ってよ と言わないところが奥ゆかしい。

09:15 山門にて
  一人参拝のお遍路さん
f0213825_10334072.jpg  団体お遍路さん
f0213825_10342650.jpg
   いえ、別に・・・ な に も・・・

一礼して山門をくぐると本堂まで266段の石段が続く、まさに深山幽谷の佇まい
f0213825_10454893.jpg
                八丁坂越えとは又趣きを異にして・・・

お出迎えいただいたお大師さまに合掌・・・
f0213825_110785.jpg

苔むした遍路墓に合掌・・・
f0213825_1153920.jpg

たくさんの石仏に迎えられて、合掌・・・
f0213825_11122890.jpg

奇岩の絶壁に埋め込まれたような方丈がようやく見えてきた。
f0213825_11144489.jpg

    岩屋寺伽藍図
         八丁坂を登り尾根を下ると仁王門から入山
f0213825_851783.jpg
                 県道側から登ると山門から入山します。    

09:30 境内を横切り・・・ 
      八丁坂から歩き遍路したときの仁王門へ直進、
f0213825_1122119.jpg
                      せり割り禅定側からみた仁王門です
その仁王門をくぐって改めて入山、小僧のこだわり・・・
f0213825_11235227.jpg

大師堂前で肩で息をしながら暫しひと休み後、団体さんの後ろでお勤め。
f0213825_13395149.jpg

続いて奇岩怪石に抱かれたような本堂お勤め。
f0213825_13365034.jpg
     へっぴり腰で17段の梯子を登って仙人屈を参拝、秋空の眺望まさに千両!

さて、お勤めのあと、
今回参拝の最大目的、
本堂横絶壁の阿弥陀如来像探索・・・

おびただしい数の岩窟を一つ一つ目を凝らして探す、探す、探す
f0213825_11383774.jpg
f0213825_1244017.jpg
(上記2枚の画像は2009・12/4 参拝時撮影)

 阿弥陀如来様、私はあなた様に呼ばれて本日まかり越しました、
 なにとぞお出ましそうらえ・・・
 半ばあきらめかけた10数分後、
 ある岩窟からかすかに、石とは違う金属様のにぶい光!
 「小僧!こちらぞよ!」と阿弥陀さまのお声。

 三脚がないので境内の立ち木にカメラを固定して?
 Nikon COOLPIX P100の26倍ズームでパチリ!
 テレビ画面ほどバッチリではありませんが生写真です。
f0213825_121752100.jpg

 誰がいつ頃、この岩窟へ安置した阿弥陀像なのか、まったく不明だそうですが、
 320年前(江戸時代)の「四国遍路霊場記」の岩屋寺のくだりには
 霊場絵図面と解説の中に”飛来の仏像”「アミダ」として記載してあります。

 いつの頃か?バルーンカメラを駆使して撮影に挑戦した
 「四国なぞ解き行脚」という報道関係?のページによると、
 阿弥陀如来像はゆるやかな衣をまとった高さ約1,2mの像だとか。 

 本当に「呼ばれた気がして」参拝しただけに
 「小僧、よく来た!」と言われたようで、私は単純に嬉しかったです、合掌・・・

10:10 お納経所混雑
f0213825_13565255.jpg
 団体さんもあり、お納経所混雑、
 割り込んだお遍路さんに
 先のお遍路さんが「並ばんかい!」
 それもそうだが
 もちょっと のんびりしましょうや~
 と言う勇気もないので
 いったん、その場をEsc.
 穴禅定をお参りしてご朱印拝受。



10:25 山門
f0213825_1464769.jpg
 下り坂、
 結構、膝に堪えます・・・

 登るときから気になっていたが、
 山門外で托鉢のお遍路さんあり・・・
 阿弥陀如来様にお会いできたこともあり
 気持ちばかりのご報謝、合掌。





10:30 赤橋や県道の小椋商店さんが見えて、参拝終了気分。
f0213825_1414317.jpg

10:40 古岩屋荘でいっぷく、緑もいいが紅葉の季節が楽しみ。
f0213825_1432667.jpg


        県道23号を疾走、久万高原町内へUターン。
        この町へ来るといつも「こころ」のうどんなのだが、
        今日は坂本屋のぽんぽこ村ディー、
        子供たちとお遍路さんのお接待は「芋炊き」と聞いていたので
        自分たちも「お遍路になる」ことにした。

11:35 坂本屋では、ちょうど子供たちが峠からお遍路して帰ってきたところ。

      本日の「ぽんぽこ村」の計画。
      午前中、三坂峠から坂本屋まで遍路道散策、
      坂本屋でイモ炊きとおにぎり昼食、
      午後、夏野菜の収穫と秋野菜の植え付けなど。
       
松山市・坂本公民館・NPO松山大学Museのお世話係皆さんは野外で芋炊き昼食。
f0213825_144641.jpg

子供たちは30人は座敷でそろってにぎやかに。
f0213825_14473615.jpg

総勢70人分を用意した芋炊き鍋、
次から次に「御代り」クンの子供たちを横目に、
「余るかなあ~」と、腹をすかして指をくわえた遍路夫婦をf0213825_14553657.jpg     
見かねたマドンナ内大さんから配膳あり、感謝! 
貴女にはキットいいことあります、マチガイナシ
f0213825_14563451.jpg


12:30 腹ごしらえと食後の腹ごなしに駆け回って遊んだ子供たち整列。
f0213825_1512366.jpg

    野菜の収穫や植え付け、草引きに50mほど先の「ぽんぽこ農園」へ出発
f0213825_15142837.jpg

         子供たちの農園行きを見届けて、
         坂本屋厨房のマドンナ皆さまに
         「芋炊き+おにぎり+お茶」フルコースお接待のお礼を申し上げて
         夫婦遍路は帰路につきました。

本日の遍路日記の締めくくり。
 私達が坂本屋へ到着したころ、
 ちょうど三坂峠を下ってこられた東京さんがひと休み中でした。
  (「芋炊き」はお食べになったかな?江戸城下でも芋炊きがあるのかな?)
 ご出発まで短い時間でしたがお話しできました、
 イケメンお遍路さんは一番から通し打ち28日目、45日で結願の計画とのこと。
11:40 足どりも軽く浄瑠璃寺へご出発、道中ご安全に無事結願なさいませ!
f0213825_15194468.jpg
                            撮影・掲載ご承諾感謝。
by jh5swz | 2014-09-14 12:29 | その後の徒然遍路 | Comments(6)