カテゴリ:遍路の神社巡り( 6 )

その後の少彦名神社

平成28年9月2日(金)の日記。
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              ー愛媛県のイメージキャラクター「みきゃん」から秋のご挨拶ですー

今朝 9/2 の愛媛新聞に 
大洲市の少彦名神社ファンとしては嬉しい記事が出ていました。
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                愛媛新聞、記事をコピーさせていただきました。


 内容はご覧のとおりですが、
 ユネスコの選定理由がいい!
「地域住民が草の根的に保全に取り組んだ素晴らしい事例」
                                  とのこと。
 
 最優秀対象となった少彦名神社・懸け造り参籠殿の詳細は、昨年2月の参拝日記をご笑覧下さい。
  
by jh5swz | 2016-09-02 22:08 | 遍路の神社巡り | Comments(2)

生目神社 2015秋の大祭

平成27年9月15日(火)の日記。

 松山市浄瑠璃寺町
 (そうです、46番浄瑠璃寺さん、47番八坂寺さんのある町です)には
 「目」に、ご利益があると伝わる「生目(いきめ)神社」というお宮さんがあります。

生目神社の故事来歴は以前の日記をご笑覧願うとして・・・
 この春、坂本屋相談役・坂本公民館のM館長のご媒酌で
 我が家の庭の「メグスリノキ」2本がその生目神社のご神木として嫁ぎました。

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先日の坂本屋当番の折り、
 M館長さんから、
 9月15日が
 神社の春の大祭であるとのご案内を頂き、

 混雑するであろう
 11時の「もちまき」を避けて
 嫁いだ二人の娘に会いに相方と出かけました。  
 (小店ながら昼休みなどと贅沢して・・・)
 
  
昔は臨時バスが出て、
 参道に屋台が出るほどの祭りだったとか、
 心弾ませて浄瑠璃寺町へ疾走。 
 


 47番八坂寺さんの参道に翻るこの秋に新調された幟元を左折します。
   知らないお方が幟旗をご覧になると、正面の八坂寺さんがお宮に見えるかも?
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 豊作のあぜ道に咲き始めた彼岸花の朱が冴えます。
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 春に参拝したときは草道だった参道が
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きれいに簡易舗装されていました。
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 舗装された参道全景を撮ったのだが参拝者下山中でカット

 解せないのが、登り口広場にあるこの六地蔵・・・ 
 霊場巡拝の道中や寺の参道でよく見かける六地蔵が、何故お宮の参道に???
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 歩けば10分以上はかかりそうな急坂を愛車に鞭打って数分、
   木立に囲まれた駐車場からちょいとキツイ坂道を60mほど歩けば幟旗が、
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 生目神社拝殿。
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境内には、参拝者が返納する古い御璽を焚きあげる結界が仕切ってあり、
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 その奥に立派な神輿が出番を待っています。
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 M館長さんの紹介で
 ご神職はじめ総代さん皆さまに、
 メグスリノキ寄贈者?として 
 もったいないほど丁重な
 お迎えを頂いたうえ、
 御璽と紅白餅まで頂戴して、
 手ぶら参拝の私、恐縮の極みでした。

 注がれた御神酒をチビリと口にしたら
 「STOP! あとは私が戴く」と相方。


 恭しくも本殿御開帳(恐れ多くて手ブレ・・・)
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 拝殿には目を患う参拝者の願い札が
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  ちょうど拝殿内には眼病治癒を願う参拝者が個人ご祈祷を受けておられました。

 4年前の春、参拝した四国霊場第77番道隆寺にも
 目の病気に霊験があるとされる「眼なおし薬師」があり
 参拝者は年の数だけ「め」の文字を書いて奉納祈願します。
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 山門前のお店では「眼蘇茶」が名物でした。
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  メグスリノキ茶 5,7g × 12包 ¥1080(税込)
 みやげに買ったお茶は飲んでしまいましたので商品の画像は
         門前の遍路用品専門店サンエイ様のHPよりお借りしました。


さてさて、気になる嫁いだメグスリノキとご対面。
前々からあったハズの左右のご神木(数枚上の写真参照)を差し置いて
拝殿により近い所で狛犬に守られてスクスクと育っていました。
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 ちゃんと表札まで設えてもらって
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 【メグスリノキ(民間薬木・食品)】
わが国固有の落葉高木で本州(宮城県以南)、九州に分布する。西日本では深い山の渓谷部に、ごく稀に生育する。
カエデ(楓)の仲間だが、葉は対生し3小葉を持つ複葉で、多くのカエデ科樹木のような掌状の切れ込みはない。
(中略)
初夏に花期をを迎える。花は小さく淡黄色。雌雄異株。
果実は夏から秋に熟し、カエデの仲間としては大形。
  愛媛の薬用植物図鑑 -愛媛新聞社刊ーより



春の大祭の前日(4/14)、コソッと会いに来たときには
f0213825_10402874.jpg  ヒョロヒョロと伸びた枝先に
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  健気にも真綿のような新芽を出していました。
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         (上記3枚は2015年4月14日撮影)


☆境内で目撃した不思議な光景
 お線香立て、手水鉢、蝋燭立て、神名幟、狛犬、拝殿が並びます。
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      お宮にお燈篭はあっても一般的には、蝋燭や線香は立てまい・・・
      M館長さんの話しや
      参道登り口の六地蔵さんと併せ考えると
      ときの政権のご都合で混乱した神仏習合・分離政策の名残りではなかろうか?

☆境内で発見した珍しいハート型手水鉢
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 心臓の弱い(悪い)人に霊験があるとか 
 若いカップルがお参りに来て
 この手水で手を洗い
 口を清めて「告白」すると
 必ず結ばれる とか・・・
 ヘタな弘法大師さま伝説より粋!
 館長!コレ普及、布教しませう!


その台座
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 文政12年と刻んであり・・・
 調べてみると186年前は、
 葛飾北斎が富嶽三十六景を完成させた年。
 こんな粋な手水鉢を造る職人が居て、
 奉納する遊び心たっぷりの人が居た・・・

 門前の小僧の夢はふくらむのだ~~~



 雑木を伐採した境内から見た道後平野(東部)のパノラマの如き眺望。
 この絶景は、生目神社の霊験か、はたまたメグスリノキの効用か(笑) 
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 例によって、余談ながら・・・

     嫁いだ娘が先方で大事にされて、至って元気な姿に気分よくして
    本日の昼食は大奮発して、お気に入りの「瓢月の天ザルうどん ¥980!」
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 生まれも育ちもお隣うどん県で、
 さぬきのうどん屋1000店は食べ歩いたという
 某お先達さんが「伊予では一番!」と
 折り紙をつけてくれた瓢月のうどん、
 なかなかコシがあり ツルツルのツヤツヤ麺、
 好みもございましょうけど、
 門前の小僧お奨めです!

 48番西林寺さんや
 奥之院・杖之淵の近隣なり。

  拙者、決して回し者ではござりませぬ。
 
by jh5swz | 2015-09-17 08:17 | 遍路の神社巡り | Comments(4)

生目神社物語

平成27年4月14日(火)の日記。

 松山市浄瑠璃寺町の第47番八坂寺の近くの山の上に
       目の健康を祈願する「生目(いきめ)神社」と言うお宮があります。


 坂本屋運営委員会の重鎮、坂本公民館の館長さんから、その話しを聞いたとき、
かって私が「愛媛の薬用植物図鑑」を執筆中、薬木「メグスリノ木」の関連取材に
行った香川県三豊市の生目神社境内にも、かってご神木として「メグスリノ木」が
植えられていたと地元の人から聞いた、ことなどお話しした。

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 「そんな薬木が有るんかな?」
 「ハイ、ウチの畑にも2本育っています、
 別名「長者の木」という縁起のいい木で
 秋にはきれいな紅葉も楽しめます。
 よろしければ差し上げますけど・・・」。

 その後、
 宮司さんも交えて話が進んだらしく、
 「こちらの生目神社にも
 メグスリノ木を植えようと思うが、
 その2本おくれるかな?」。

 かくして我が家のメグスリノ木は
 生目神社へ嫁入りすることになった。
 (写真はYahooフリー画像より借用)


 
 3月26日、館長さんと地元有志の方が「嫁」を迎えに来られた。
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 手馴れた作業で2本のメグスリノ木の嫁入り仕度が進みます。
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 神社まで軽トラは入れるんですか?
 お二人で境内の穴掘りも大変ですね・・・
 お手伝いもせんと、エライ迷惑かけますね~

 軽トラなら境内まで入るんよ。
 お宮でも3人ほどが穴壷掘りよるんよ。
 ご神木にするんじゃけん有り難いことよ。
 来月の春の大祭にはお出でや!

 
 えらいこっちゃ、
 趣味で集めた薬木がご神木になる!
 もったいないほど光栄な話しや
 2本とも孫末代まで元気に育てよ!

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 さて、4月の生目神社・春の大祭。
 大祭の日にしては
 ふもとから神社までの参道は静か???
 
 このポスターは神社へ着いてから見たものだが、
 よく見れば、なんと大祭は4月15日!
 あわて者の私、14日と早とちりしていた・・・

 が、嫁いだ娘に会いに行くのだから
 「元気かな?」などと
 こっそり親父ぶってみるには
 結果、静かなのもよかった。
 
 
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 生目神社への地図(ポスターより)
  47番八坂寺参道中ほどに
  生目神社への看板があり、
  進入路はすぐ判るのだが、
  その後、
  普通車がぎりぎり走れる程度の
  山道が続くのでご注意!

  「原池」の駐車場から
  神社真下の駐車場までは
  細い急坂が続くので、さらにご注意!
  

県道久谷森松線の第47番八坂寺への入り口、
お大師っさんに迎えられてお宮参り?
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八坂寺参道半ばの生目神社への進入看板
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      八坂寺の主の猫様がお大師っさんに代わって団体お遍路さん一行を見送っています。

ちょっと道幅は狭いのですが
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  辻ごとの道標に従って進むと
  「原池」駐車場、
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  さらに神社下駐車場への誘導看板、
   ホントに車で登れるんかな~チト不安・・・
  


 かなりの急坂、急カーブを登り、
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 進行方向左手(谷側)の駐車場から徒歩数分で神社です。
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 静かな境内はさほど広くはありませんが、山ツツジが新緑に冴えます。
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 立派な拝殿です。
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     さて、ウチの娘は何処に居るんじゃろか?
         と、しばしウロ ウロ キョロ キョロ・・・

     目線が合いました! 狛犬に守られるように拝殿への石段左右、
     もったいない神域の一等地に終の棲家を構えていただきまして
     生目神社様、ありがとうございました、厚く御礼を申し上げます。
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     高さ約30センチ、親指ほどの苗木を植木屋さんから買い求めて10年、
     粗末にはしなかったが、とても大切に、とは自信のない扱いにも拘らず
     ご神木として迎えられた娘二人は健気な芽吹きを見せてくれました。
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     お賽銭を納め、二礼二拍一礼を以て拝殿へ進みます。
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     姓名を名乗って、奉献の熨斗を巻いた吟醸梅錦をお供えし、
     娘二人を受け入れて頂いた宮司様、仲人下さった館長さん、
     ウチの畑と境内で移植・植栽に汗を流していただいた方々へ
     経験したことのないほど神聖な気持ちで御礼を言上しました。
              ウチの娘達がご神木やて~~~
 

     拝殿内には目(眼)の健康を願ってさまざまな祈願札が貼ってあります。
     第77番道隆寺にも歳の数だけ「め」の字を書いて
     眼の健康を祈願する神様が祀ってあったこと思い出しました。
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生目神社の由緒                          
f0213825_1744489.jpg    御璽   
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 由緒高札より要約を転機    
      屋島の合戦で敗れて日向へ落ち延びた平家の侍大将・平影清は
     源氏の繁栄を見るのが口惜しくて、ついには自分の目をくりぬいて
     岩に投げつけて盲目になりました。
      岩にくっついた目玉はいつまでもぎらぎらと光っていましたが、
     そのうちに岩に眼の跡が残り、人々は恐れ拝みました。
      ところが不思議なことに眼を患っていた人の眼病が治ったのです。
     それ以後、生目神社として祀りました、 
      この話しを聞いた当地の庄屋さんが、日向からご神体(景清の
     短刀と云われる)を勧請して当地に祀ったのが、ここ生目神社の
     はじまりということです。
 御璽は
 
4/18 館長さんが坂本屋当番中の私に紅白餅を添えてご持参頂いたものです。

 振り返り、振返り、一礼して退出したことです。
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駐車場から道後平野眺望。
  曇天ながら遠方まできれいに見えたのは、生目神社のご利益に違いない。
  パソコンやスマホの見過ぎで眼がお疲れ気味の貴方!お参りなさいませ。
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 例によって余談ながら
  ー私と薬用植物の関わりあいー
   1998年、県内で趣味で薬木草を収集しておられた方がお亡くなりになり、
  県薬務課(現・薬務衛生課)から管理を引き継ぐことを依頼され、約50種の
  鉢植えを自宅の庭へ預かった。
   その後、野山を歩き薬用植物100数種を採集、玄関前の小さな畑を借りて
  「百艸園」と称して春夏秋冬を楽しんでいました。
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   盆栽仕立てに育成した百艸園の薬用植物は愛媛県薬事振興会が毎年秋に
  大型ショッピングセンターで開催する「くすりと薬草展」の主役でした。
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   2006年春、松山大学に薬学部が創設され、付属薬用植物園へすべてを寄贈、
  現在も育成管理いただいていることに心から感謝しております。
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   その寄贈の際、妙に愛着があって我が家へ残した2鉢が、この度生目神社の
  ご神木として嫁いだメグスリノ木なのだから世の中の不思議なご縁を覚えます。
 
by jh5swz | 2015-04-16 18:55 | 遍路の神社巡り | Comments(4)

春を呼ぶ松山・椿祭り

平成27年 2月25日(水)の日記。
  
  ちょいと抜け出して、
    「伊予路に春を呼ぶ」と云われる椿神社祭りへ行ってきました、
    松山では、この祭りを親しみをこめて「お椿さん」と呼びます。

 お椿さんは毎年旧正月の7・8・9日に行なわれる松山地方最大の祭りです。


 椿神社は自宅からそう遠くないのですが、天候も気になり輪行、
 神社に近い臨時(有料)駐車場へ車を置いて参道を歩きました。
 昨年まで¥500だった駐車場のお代が¥1000-!
          まさにアベノリスク・・・

13:00 R33参道入り口、恒例、この三日間は「車両乗入禁止」。
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      歩き始めると、平日の昼下がりにもかかわらず予想外の人出。
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      東西約2㌔の参道に毎年600店前後の露店が並びますが、
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      今年も行列のできる「東京ケーキ」屋さん
        人が並ぶと並んでみたくなる?コレも世の常・・・
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      真ん中あたりには常連の「植木屋」さん
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13:16 ようやく大鳥居と楼門前に到着。
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       一昔前まで、右手の平素は駐車場の広場には
        「お化け屋敷」とかがあって、恐い物観たさの子供達で賑わっていましたが、
        時代の流れでしょうか、いつの頃からか「見世物小屋」ともども消滅・・・
        「観てやってちょうだい、親の因果が子に祟り、この子の首は1㍍」とかの
        呼び込みオジさんのダミ声が懐かしい。
 

       お遍路始めて、今じゃすっかり身に付いた手水舎の作法
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13:20 石段を登って拝殿へ
    これが夜になると、人に押し上げられるような人出になります。
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     今年一年の平穏無事を願って・・・
     まだ人出は少なく、スムースに鈴を鳴らしてお賽銭箱まで辿りつきました。 
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      拝殿参拝後、
      私は左手の「貸銭」所で巫女さんから一金20円を借用仕り候。
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     これが誰でも保証人ナシで神様から借用できる「貸銭」、
     懸命に働いて来年の祭りには「倍返し」しようと励みます。
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  10年目には? そこはそれ分相応に   
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      回廊の神輿は中日の「お忍びの渡御」を今や遅しとお待ちかねです。
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  ※お忍び渡御について
   祭りは神社を中心に十二支の方向に分割された周辺の各町内会が順番に担当し、
  平成元年、12年ぶりにウチの町内会が椿祭りの当番の夜、長老に尋ねました。

  Q) 神輿の宮出し宮入りのとき、なぜ本殿と楼門の間を無言で担ぐのですか?
  A) そりゃあ~の~
     神輿には女神の伊豫豆比売命(いよづひめのみこと))が遷っておられ、
     男神の伊豫豆比古命(いよずひこのみこと)に気付かれぬよう密かに
    お旅所まで連れて行ってあげんといけんのじゃゲ、帰りもバレんようにの。
  Q) それは つまり・・・
  A) そうじゃ、その つまり・・・じゃゲ。
  ※ 長老は酔っては居られなかったが、定かではない楽しい話しでござりました。

    回廊を一巡して拝殿から境内を眺めると、この時間の人出はまだまだ・・・
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     大きな願いを込めて小さな「家内安全」の御札を買い求めました。
     (たくさんの種類と値段があり、最近は「何番を下さい」となんだか味気ない・・・)
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      例年、¥1000 ¥2000 ¥3000でしたが、
       今年は ¥1500 ¥2500 ¥3500(モチロン1万円とか3万円もあります)

               これこそアベノミクスでしょうか?

 御札売り場の脇には神社のシンボル「椿」の花が「もっと大きい御札買ってよ~」
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 楼門両脇の名物、豪華絢爛「宝船」や「福寄せ」売り場、天は5万 10万・・・
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  特大が売れると売り手は買い手の商売繁盛を祈願して三三七拍子で景気を付ける。
     
13:50  楼門を出て、帰りは参道左右に並ぶ露店さんをひやかしながら(御免)歩く。
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    まずは、切っても斬ってもお多福の出る、
       椿さん名物、伝統の「縁起飴(おたやん飴)」
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     祭りの定番「たこやき」
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     お馴染み「りんごあめ」
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     ニューフェース?「鶏卵かすてら」
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     好きな植木屋さんへもう一度お邪魔して
      「いい枝垂れ梅やね~」
f0213825_12332639.jpg  
  「兄さん安くしとくで!」
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     四国ですもん、讃岐を外しちゃあいけません
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     こちら大阪・堂島の「かすてら」
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     なんと云っても今年のスターはコレ!
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     ほんとに時代が反映されます
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     うどん・ビール・おでん・どて焼き・焼き鳥・イカ焼きetc
     レストランだってございます
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     塩タン 神戸牛 と焼きおにぎりはいかが?
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     渋いね~~~~
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「ちょっと待てその結婚」も
「浮気をする夫を持つ相」も
     ¥500?
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   美人の占い師でしたぞ!

       クスリ屋さん? 虚偽・誇大広告じゃないの?
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       こちらの「東京ケーキ」屋さんも行列
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     一昔前、子供をランボールギーニカウンタックの運転席に座らせて
     写真一枚が当時にしては破格の¥500コーナーが人気の年がありましたが、
     時代を反映と言えば、今年はこの方々がまさにグッタイミング!
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     この法被が、ラーメンにも東京ケーキにも見事に溶け込んでいました。
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14:15 参道出口にて
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 神社へお参りに来ても
 お大師様を忘れない門前の小僧
 奮発してポケットの小銭を喜捨、
 鉄鉢の中が見えて驚いた、
 100円 500円硬貨やお札まで・・・
 鉄鉢の中へも霰 ならぬ 金?

 僅少を恥じて思わず合掌、
 
 菅笠の奥から
 「仏様の御加護を」
 と、聞こえたような気がした。
 定かではない。
 


帰宅後神棚に祀った御札、「神様の御加護を」。
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 報道によると、
 椿神社側では、25・26・27日の参拝者を40万人と見込むとか。

 私しゃ貧乏ですから、お賽銭と御札と御土産の総売り上げは? 
 とか
 祭りを盛り上げた露店商さんが
 「椿さんへ出店してよかった」と思うほどに繁盛すればイイのだが、とか・・・
by jh5swz | 2015-02-26 19:42 | 遍路の神社巡り | Comments(1)

大洲市 少彦名神社

平成27年 2月18日(水)の日記。

 所用あり、ふるさとへ。

 8年前に逝ったおふくろが三人の息子に残してくれた・・・・が出てきました、
 手続きのためにお代官所へ行きますと、必要な書類一式を作成して頂まして、
 「これからあとは、となり町の奉行所へ行って下さい」。

 その奉行所が移転に次ぐ移転でアチコチたらい回しされましたが、
 親切な大岡越前様のお取り計らいで、ようやく昼過ぎに一件落着。
 
 落着後、
 前々からお参りしたかった大洲市の少彦名神社を37年ぶりに参拝しました。

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  JR駅前には少彦名神社の大鳥居があり、
 その本殿が崩壊寸前にまで朽ちていたとは
 とても思えない風情で辺りを睥睨しています。

  駅前の某料苑でちょっと贅沢してうな丼!
  腹ごしらえのあと、
  別格十夜ケ橋永徳寺さんを(略式)参拝して
 少彦名神社へ走りました。

 将来は高速道になる予定の高規格道路のICを降りて県道を数分、
窓からお目当ての少彦名神社が見えてきました。
 車を降りてご自慢の?26倍レンズ越に「やっと参りました」とご挨拶。
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 2014年12月22日の愛媛新聞にこんな記事が掲載されました(要略)。 
  大洲市にある懸け造りの少彦名(すくなひこな)神社参籠殿(さんろうでん)
 米国の非営利団体「ワールド・モニュメント財団」(WMF)が、このほど、
 米国バーモント州のフリーマン財団の協力で、2014年版「危機遺産」に選定し、
 参籠殿修復に16万5000㌦(約1900万円)を助成すると決定した。
  21日に参籠殿で伝達式があった。
  危機遺産はWMFが世界から助成を募る仕組みで、参籠殿への助成は初めて。
  全額寄付でまかなう参籠殿修復の資金は国内分と合わせ約3800万円となり、
 資金繰りに苦労していた事業のめどが立った。

                    (愛媛新聞ONLNE-NEWSより)
  上記の愛媛新聞記事を読んで以来、修復後の公開を待ちわびていたところ、
 つい数日前、親しいFB友達の参詣レポートを読み、居ても立ってもいられなく
 なった次第なのです。
                   

 私にとって忘れてはならない意味をのある大洲市の少彦名神社は、
 社中の調査によれば、
 昭和6年(1931)、本殿・拝殿・神楽殿などが
 昭和9年(1943)、当時の技術の粋を集めた懸造りの参籠殿が建立されたが、
 その後、70年を経てなぜだか荒廃、
 特に参籠殿は崩壊寸前となり近年は立入も叶いませんでした。
   (クリック⇒荒廃当時を偲ぶHPがありました)
 平成14年(2002)、地元有志12名が設立総会を開き、再建活動が始まった、
 との記録があります。

 
14:25 少彦名神社着、
 37年前のかすかな記憶が蘇り、ワクワクドキドキします。
 永年のご無沙汰のお詫びを込めて深く一礼して入山・・・
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    祭神・少彦名命は親しみも込めて「おすくな様」と呼ばれているそうです。
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大鳥居前の【神社縁起額】
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 <概略>
 当社に鎮祭される少彦名大神は
 療病の方法を教え災難を除かれ、
 種々なる医醸造の祖神
 産業農業漁業、殖産海幸の守護神また
 商の道開運の神として霊験あらたなり。
  神社住所:大洲市菅田大竹甲2583

 薬祖神の文字を見て大阪・道修町の少彦名神社を思い出しました・・・
 私が、ここ大洲市の少彦名神社参詣に執着した理由(わけ)は、のちほど・・・

参籠殿は、修復工事専用道と思われる山道を50mほど登ると忽然と現れます。
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    懸造りとは(書誌によると)崖造とも云い、
      崖や池などの上に建物を長い柱と貫で固定し、床下を支える建築方法と記してあります。


f0213825_16313187.jpg ここは、
 清水寺ほど有名でもなければ
 その規模も小さいものですが、
 山や崖に向かって正面だけの
 他の懸造りに比べて
 ここの建造物としての特徴は、
 その三方に美しい木の地組が
 見れることではないでしょうか?

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   そん所そこらのハコモノと違い、使える資材はちゃんと再利用してあります。
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               修復工事が完全に終わって年月を経れば
          参籠殿は木々の緑に溶け込んで、さぞ冴え渡るに違いありません。

つづら坂を登りきった場所から見ると
   玄関部分だけが地上にあり、建物の殆んどが空中の楼閣なのです!
      それだけに、
      昨今、いくら充分な資金があっても、再建築申請を出せば
      「建築基準」とか「耐震基準」とやらで、まず許可にはならないと思います。
      だからこそ、これからもコツコツと「保全・修復」を続けて、
      この貴重な建築遺産?を守りたいものです。
      素人がちょっと稀有壮大なフロシキを広げましたが本音です。
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         行ったり戻ったりしながら床を支える柱を数えてみた、32か33本か?目がチラチラ・・・

残念ながら参籠殿の玄関は施錠してあり・・・
 小さな机の上に「修復寄付申込書」が置いてありましたので、帰宅後、些少ながら御送金させて頂きました。
  3/3追記
   わずかばかりの寄進に対し、
   ご丁寧な御礼に併せて3/7の竣工式のご案内状が届き恐縮しております。

  ※3/7(土)午前11時から竣工式・神事・餅撒き・参籠殿見学会が行なわれるそうです。      
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  玄関脇に、この改修工事中(2014・6/11)、
        不幸にして現場で亡くなられた中野棟梁の慰霊碑が・・・
      (ambition! もっと高いところに置いてあげて下さいませんか?)
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 改修中の人身事故に工事の中断も懸念されたようですが、
 告別式でご遺族からの
 「父は修復工事を誇りに思い楽しみにしていた。どうかやり遂げ完成させて欲しい」
 との言葉に、職人さん達は修復工事に奮い立ったとの新聞記事を私は覚えています。
   久しぶりに Boys, be ambitious! を思い出しました。


中野棟梁に合掌を捧げて、ガラス戸越しに参籠殿の中を拝見させてもらいました。
    建物の構造上、三方から日が差し込んで大変明るい参籠殿内部です。
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       確か37年前、ココは既に座が抜けて立ち入り禁止だったような・・・

参籠殿前の石段を登ります。
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石段半ばから参籠殿を振り返って見ます。
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さらに石段を登ります。
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狛犬のお出迎え。
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手水舎
 奉納・奉献、珍しいところで盥漱(かんそう)の文字を見ますが、
 「洗心」とは珍しくもあり、意味も深い!
  そう言えば、「洗心会」と云う書道会がありましたが現在もご活躍でしょうか?
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少彦名神社拝殿(本殿はさらに山頂へ登った所にあるとのことです)
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拝殿(ご多分に漏れず吹き抜けの床張り、ちょっと寒かったです)
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昭和52年7月23日以来、我が稼業の守護神・神農様と一緒に参拝。
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 確かにココでした、
 永年勤めた会社を退社する日、
 社長から独立自営への激励を込めて頂いた
 この薬祖神(中国製・神農像)を
 (社長命令どおり)
 大阪道修町少彦名神社から
 この大洲市少彦名神社への入魂儀式の
 祝詞を拝聴したのは確かにこの場所でした。

 鯛に昆布や米、人参、大根などをお供えして
 「勤務時代の御礼を申し上げ、
     今日からもどうか御守り下さい」と、
 それはそれは真剣にお祈りをしたことです・・・


     当時、このお宮には宮司様が不在で、大洲公会堂館長さん?のご紹介で
    大洲城下の神職様をお招きして祝詞を奏上して頂いたと記憶しております。
     叶うことならお会いしてその節の御礼を申し上げたいと思っております。

暫し、拝殿に座って37年間のご無沙汰と感謝を捧げて下山、
   下の参籠殿玄関から中野棟梁の「あんた よう~参った!」
              との声が聞こえた(ような気がしました)。
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  帰宅後、常駐の店内神棚に鎮座ましました神農さんです。
     縁起笹の張子の虎は、毎年末、ご希望の虎歳のお客様に差し上げております。    
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                        博多のお福さんはご愛嬌(笑)             

          大阪・道修町の少彦名神社では
          日本の薬祖神である少彦名命とともに、
          中国で医薬の神様たる神農氏を祀ってあり、
          私の店内の神棚もその道修町の慣わしに順じております。

少彦名神社への地図
 大洲道路下り線「大洲市街地出口」を降りて直ぐ左折約300m、
ちょっとややこしいのでご注意!


<例によって余談ながら>
    門前の小僧の懸造り寺院参拝シリーズ
清水寺:2011年9月26日参拝
 甥っ子の結婚式に行って一泊、翌日、どっぷり京都寺巡り。
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  懸造りの舞台から見た音羽の滝
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                舞台の足元もしっかり撮っておけばよかったなあ・・・

仙龍寺:2013年5月 3日参拝
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  中部某県のブロ友お遍路”桃さん”は
 三角寺のお納経所も薦めではなかった
 旧来の山越えルートを歩いて2時間半、
 私と妹は県道ルートで30分楽走?
 このお寺で初のご対面でした。
 これぞ別格!と感激の仙龍寺参拝
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by jh5swz | 2015-02-21 13:12 | 遍路の神社巡り | Comments(8)

椿祭り

 平成26年2月7日(金)の日記  

 松山市では、この祭りが終わると”春が来る”と云われ、
 地元では親しみを込めてお椿さんと呼ぶ椿神社の祭礼中日。
 例年、この三日間で、縁起開運・商売繁盛を願う40万前後の参拝客で賑わいます。
 リンクさせていただいた祭りの様子(2013年)は「四国のええとこ教え隊」さんのサイトです。
       http://www.sanyukai.sakura.ne.jp/tubakimaturi.html


 毎年旧暦1月7・8・9日の祭り期間中、松山は一番冷えると相場が決まっていますが、
さすがに昨日から冷え込み今も牡丹雪が舞っています。

 12年ぶりに我が町内へ祭りのお世話当番が回って来たある年の祭りの夜、
直会の席で宮司さんから聞いた話し。

 『その昔の椿祭りは、
 神事の後、近郷近在の人々が境内の椿の木の下で
 “山の幸”と“海の幸”の物々交換の市をする場でもあったので、
 猪鹿肉や魚貝類が傷まない1年中で一番寒い日に祭りが行われるようになった
 と、云う説もあります』。


 どうりで椿祭り期間中は寒いハズです・・・ 

 お神酒を戴きながら、ほろ酔いで聞いた話しでしたが、
                   昔の人の生活の智慧に感心したことです。


 
 <例によって余談>
 知ってる人は知ってるが
 知らない人は知らない「椿さんの貸銭」の話し。

 本殿遥拝所左右のお札売り場に
 真っ赤な「椿」の紋所入りの巾5㎝ほどの小さなポチ袋が三宝に盛られています。
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 可愛い巫女さんに
 「今年もお借りします」
 「どうぞ どうぞ ご利益がありますように」。

 何処の何の誰兵衛だ? とか
 この借用書に認め印を などと
 料簡の狭いことはおっしゃいません、
 神様ですから。

 「あの~毎年、レジと財布へお借りしとるんですが」
 「どうぞ どうぞ ご利益がありますように」。

 中はすべて20円が入っております、
 ご縁がありますように5円などと
 料簡の狭いことはおっしゃいません、
 ご縁の4倍 20円です。
 神様ですから。


 

 しがない下町の町人、商ん人は、
 神様にお借りした20円を元手に1年間、一生懸命に生業に励みます。
 あの借金返さねばと。

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 翌年の祭りの朝、神社へ出かける前にちょっと悩みます。

 2年目は確かに倍返し・・・
 3年目も約束は守ります、
 4年目もおかげさまですと、
 
 ですが・・・
 実は・・・   
 さすがに、10年目は20円借りて10240円、
 512倍返しです・・・半沢直樹顔負けでございます・・・

 5年目あたりで双六の戻りで、
 差額は、家内安全・商売繁盛のお札と縁起の熊手など
 境内アチコチで512倍以上の買物をしてお返ししております。

 大勢の参拝者の後方から本殿へお賽銭を投げ込みながら、
 「神さま、今年も福下さい!」と柏手、
 厚かましい私。
by jh5swz | 2014-02-07 21:26 | 遍路の神社巡り | Comments(3)