46番前神寺と石鎚神社

平成24年5月13日、
新居浜黒島埠頭の羊蹄丸見学乗船の前に石鎚神社と第64番前神寺をお参りしました。
 
平成22年9月3日の歩き遍路のとき、
旧金毘羅街道(へんろ道)から見えた鳥居の奥の山門?が気になっていたものですから・・・
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                          ↑平成22年9月3日撮影

山門と思しきこの門は、
神社では「神門」と呼ぶのだそうで、傍から見ると壮大ものでした。
            左右の狛犬が備前焼と云うのも珍しい?
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なるほど立派な注連縄が架かっており,
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神門左右には仁王像ならぬ天狗様がガラスのケースの中におわしました。
小天狗さま
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      大天狗さま (鼻が高い ) 
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一礼して神門をくぐると新緑に囲まれた参道が続きます
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緋袴も凛々しい美形の巫女さんに出会って、ココはやっぱり神社なのだと・・・
  「場違いな遍路がお邪魔します」
  「いいえ~、ご信心なさいませ」
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           毎朝、境内全体の清掃から巫女さんのお勤めが始まるらしい

さらに新緑の参道を進みます
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第23番薬王寺を思い出す「厄除石段」がありまして
中央の手すりは、1982年に標高1982mの石鎚山へ登ったときあった鉄の鎖です。
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厄除石段を上り詰めたところに鎮座まします本殿。
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石鎚神社(いしづちじんじゃ)は、愛媛県西条市にある神社。
西日本最高峰石鎚山を神体山とする神社で、
山麓に鎮座する本社(口之宮)、
山腹の成就社(中宮)と土小屋遙拝殿、
山頂の頂上社の4社の総称である。-Wikipediaより-
              ここでは、神社全体を「本社」と呼ぶのだそうです。

境内からは周桑平野とはるかに瀬戸内に面した造船所などが望めて絶景!
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石鎚神社境内之図(境内看板より)
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   さすが霊峰と呼ばれる石鎚山をご神体とする神社のご隆盛を感じたことでした。

私は、お年寄りと仏さまと神さまはエライ!主義ですから・・・
娘の厄除け守りを授かって下山。

旧金毘羅街道(へんろ道)まで戻り、第64番前神寺を目指します。
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その距離わずか200mですからすぐに前神寺です。
ここには、この目で確かめておきたい建造物があるのです
それが今日の目的のようなもので・・・

前神寺伽藍配置図
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前神寺総門をくぐり
石鎚神社の神門に比べれば実に簡素・清楚・閑静? 
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「極楽橋」」を渡ると、坂の上に大師堂が見えます。
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2度目の参拝ですが、やっぱり三つ葉葵のご紋が光ります
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  初参りの記事にも書きましたが、 
   
   江戸時代に西条藩主 松平氏の
   尊信と保護を受け、
   藩主はここに東照宮を祀り、
   三葉葵の寺紋を許したという。


極楽橋に続いて「浄土橋」を渡り、石段を登ります。
   極楽橋といい、浄土橋といい、ネーミングがうまいなあ~
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平成22年9月3日の歩き遍路のときの本堂です。
左右の回廊が新築中でした
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これが回廊の完成した平成24年5月13日の第64番前神寺本堂。
ふと、安芸宮島の本殿を思い出しました、宮島は蒼い海に浮かび、コチラは新緑の山に抱かれて・・・
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                 この目で確かめたかったワンショット、          
         背後に霊峰石鎚山系をひかえて絵になる本堂になっていました。

先の団体お遍路さんの読経が終わるのを待って、ヘタな般若心経を唱え写経を奉納。
お四国遍路2巡目、12番目のお参りです。
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初参りのとき、同行娘遍路さんがトライして喜んでいた投げ銭にも挑戦
お不動さんからしたたる滝水に1円硬貨を投げ
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  うまくその1円が岩に張り付くと願いが叶う  
                 とか・・・
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  あまりホメられた喜捨ではないかもしれないが
  四国一周1200キロの道中、ささやかな遊び心があっても
  弘法大師さまもお叱りではなかろう
  下の小池は1円の海ですから

先ほどの本堂で、
この可愛い嬢ちゃん遍路の般若心経の上手だったこと! 聞きほれました。
 参道を歩きながら、そのことを譲ちゃんの背に声をかけたら、
 同行団体の婆ちゃんお遍路さんも「この子には こたわん!」と絶賛。
 ママさんも嬢ちゃんの背中もちょっとテレてました。
 
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               いい旅 お続けなさいよ~ と声をかけてお別れ。

   
   今から、高校の同級会で100キロほど離れた小僧の生まれた町へ出発します。
   今夜は「悪いヤツほどよく飲める?」アレ!

  -5/19のその後- 
   悪友3人の集合場所で阿弥陀クジ、
   クジ運の悪い門前の小僧が”運転手”を引いてしまい
   往復、野郎どもの駕籠屋・・・

   2時間半の宴会はノンアルコールBEERで聖人君子、
   クジ引きで座った隣の元女子高生から
   「チョイ悪の貴方はナゾを秘めた人でした」とか囁かれて
   素面で赤面の夜でした。
by jh5swz | 2012-05-19 14:42 | その後の徒然遍路 | Comments(1)

カレーショップ桜桜Ⅰ

 平成24年5月13日、青函連絡船・羊蹄丸見学のあと、
 facebookで知り合いのT野さんがお母さん、お祖母さんと一緒に食事に行かれて
 イイお店だったとお薦めいただいた「櫻櫻(さくら さくら) 」という店へ走りました。

 黒島埠頭から市街地を疾走、
 新居浜ICからいよ石鎚 SAまで爆走。
 
 情報は、店名からWebで調べた住所と電話番号だけ。

 せっかく行って「本日休業」だったりすると残念なので、石鎚 SAから電話。

 「営業しておりますが、ただ今満席で、お待ちのお客様もいらっしゃいますので、
 30~40分あとならご案内できると思います」と、ご丁寧な応対。
      「予約お受けできます」
      「STで2名お願いします」
      「承知いたしました」と明るいミタさんの声。
       やれやれ、これで一安心。

 しばらく、SAで時間をつぶしてPONKOTU-SUBARU にむちを入れ、
 いよ小松JCTから今治方面へ舵を取り東予丹原 ICで高速道を降りて
 あとは電話番号で検索したルート案内だけが頼みの綱の田園を輪走。

ナビの指示どおり素直に走ったのだが、
広岡バス停付近で「目的地周辺です」とアナウンスのあとは、
細くて一部未舗装の農道みたいな里道をどんどん山の中へ、
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                                                あとでもらった栞の地図

地元の人でなければ、ナビ無しでは一発着陸はできそうにない・・・ 
運転しない(できない)妹は、楽しみは苦労のあとにあるもんよ~ と、極楽トンボ。

山の中腹、田んぼの奥に白い建物があり、「ココしかない!」と
「植木屋さん」と見まがうばかりの葉桜に囲まれた駐車場へ着陸。
桜やツツジが満開の頃なら、さぞや!と思われる広い庭の緑を浴びて
一段高いところにある白い建物めざして木道を登ります。

見えた、見えました!
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けど、陶製の愛嬌のある犬が迎えてくれるのですが、看板ひとつありません・・・
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「今年の春の櫻です」と、帰りにもらった名刺の表写真。
この眺めから店の名前を「櫻櫻」と称したのでしょうか!
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  お出迎えの犬と、店の栞の犬
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  だんだん、期待がふくらんできました
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妹が入店して、予約のSTであることを言ったのだが、
「まだ満席なので今しばらくお待ち願います」とのこと。
電話して30分しか経っていないのだから約束どおり・・・

エントランスです。
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 櫻2 で「櫻櫻」と読ませるらしい、ますます期待がふくらみます。

 先客の熟女お二人にご挨拶してエントランスのベンチで雑談、
 「ここへ来はじめて、もう5年目」とのこと。
 「カレーライス専門店」で「器が又楽しめます」と教えてもらった。
 ご常連だ。

 私は、しばらく外へ出て
 葉桜の下に咲き乱れるクリスマスローズなどを楽しみました。
  (余談ながら我が家では「聖夜薔薇」と呼びます)

 「お待たせ致しました〇〇様」
 私と妹、熟女お二人の4人が「ハイ」。
 なんと同姓!
    盛り上がりました。

 「では、ご予約のST様から」。
 「すみませんね~、お先に」。

 
 帰るまで、ずっと満席だったので写真は撮れなかったが、
 大きなガラス窓に囲まれた明るい店内の床は板張り、
 分厚い木製の6~8人掛けテーブルがドンと3卓、4人掛けが1卓
 高い天井から粋な照明が垂れて
 壁には絵が1枚。

お冷のコップがこれ。
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ウワサによると、使用する器は全て著名な外人陶芸家の作品だとか。
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                        「櫻櫻」の栞(名刺大)を拡大してUP 

相席 OK で、広いテーブルの右手にお座りの
先ほどの熟女ST様お二人のアドバイスよろしく
手書きの品書きから、この店の看板メニューを注文。
 
しばらく、同姓〇〇さんと午前中に行った羊蹄丸の話しに花咲かして~~~

妹の注文した「なんとかエビカレー」
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私が頼んだ「エビトマトキノコカレー」がこれ!
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熟女お二人と羊蹄丸のアレコレ話しを交えて、そりゃ~楽しいひと時でした。

シマッタ!
  奮発して、食前酒(梅酒?)& デザート付きコース¥1400にすればよかった!!
 

ヨイショしようとは思いません、
ルーは甘くなく、辛くなく、エビの揚がりも申し分なし!
今度、娘や孫達が帰ってきたら、
ここへSUBARU走らせて、
ご馳走してやろう。

「櫻櫻」をお薦めいただいたT野さんご紹介ありがとうございました。
「カレーが評判のお店ですよ~」と、薦めてくれた地元のNaoちゃんありがとう。

6年間のお遍路ブログでお店をCMするのは、
石鎚山中の喫茶「てんとうむし」以来2店目のコト、ご容赦あれ。
月並みな言い方ですが、
友達・彼女・彼氏・旦那・女房・子供・孫、どなたとでも、
「是非行ってみて下さい」。

もう1枚、名刺のウラの地図。
予約して行くと待たなくてもいいかも。
休業日にご注意!
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 2回ほど遍路日記から脱線しましたが、
 次回は遍路書きます。

   
by jh5swz | 2012-05-15 22:00 | 食べ歩き呑み歩き | Comments(2)

昭和の語り部 羊蹄丸!

平成24年5月13日(日)
旧青函連絡船「羊蹄丸」が最後の一般公開(6月10日まで)のため
新居浜市黒島埠頭へやって来た!というので出かけました。

黒島埠頭内で進入路を間違えたおかげで、対岸から羊蹄丸を撮ることができました。
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昭和40年(1965)から昭和63年(1988)まで
日本国有鉄道及び北海道旅客鉄道の青函航路に就航していた鉄道連絡船で、
青森 - 函館間113.0kmを3時間50分で結び、海の新幹線と呼ばれた。 
終航後平成8年(1996)3月22日から平成23年(2011)9月30日まで
東京お台場船の科学館で海上展示されていたが、
新居浜市『東予シップリサイクル研究会』への贈与が決まり、
今回の一般公開後、解体され資源リサイクルされると云う・・・

黒島埠頭側から見た羊蹄丸
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単なる解体ではなく、
効率的で環境に影響の少ない解体方法の実験素材だと聞きましたが、
それが羊蹄丸でないとダメなのか?ちょっと疑問・・・

青函連絡船には乗ったことがないのですが、宇高連絡船には再々お世話になった私、
鉄道連絡船が消えるのは寂しい・・・
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ファンネルマークはJNR:Japanese National Railways: 
今はJRですから、この英略称を見ることはできません・・・
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 一般公開後、解体までに
 いろいろなパーツが
 ネットオークションされるそうですが、
 JNRマークといい、
 このイルカのシンボルといい
 一体いくらの値段がつくのでしょう?・・・

 

 今日も埠頭で、ほんの一部のパーツがオークションされており、
 ¥500でスタートした船内電話機が¥7000で競り落とされていました。

      私の財布じゃとても競り落せません・・・

日曜日とあって、行列のできた羊蹄丸。
船内が混雑しないように20人くらいづつ時間差乗船します
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500円也の乗船券を買ってデッキを登りました。
因みに、就航時の青森⇔函館の乗船券は大人¥2000- 寝台¥2400-
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とても解体直前とは思えないきれいな船内中央ロビーです
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さて、船内には就航当時の青森港の町、
待合室、客室の様子が精巧に再現されていましたのでいくつかご紹介します。

青森港の町並みでしょうか? 屋根に残った雪やツララまで再現してありました
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           白い軍手のリンゴ屋さん以外の人物は見学者です

七輪で暖をとりながらリンゴ屋のおかみさん(リンゴ箱が懐かしかった)
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こちらでも「安いよ 美味しいよ!」とリンゴ屋のおばさんの声まで再現
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     湯気が出て、ふたまであがります焼き芋屋さん
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さかな屋のおばさんがお父さん?の肩をもんでいました
肩もみに合わせて二人の体が前後に動いたり、
赤い裸電球が北風に揺れるところまで再現してあるリアルさにびっくり!
 
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映画館です
なんだか懐かしい俳優さんの名前に昭和○○年代にタイムスリップ・・・
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今となってはお宝のポスターと「貼紙厳禁」の「貼紙」の数々
「ゴジラの逆襲」は昭和30年封切だとか・・・
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あえて、「貼紙」部分を拡大。
    求む女店員20才まで(そば屋) 月給3000円  
    住込下働女中 ホテル 月給4000円
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    住込み女中さんの月給に比べれば、
     羊蹄丸就航時の普通乗船券・片道¥2000-がいかに高価なものだったか・・・

こちらには、
JNR青森駅、東北本線・奥羽本線の時刻表も当時のままに
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青森駅のホームには東京に向かう本物の客車が
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   上野行 急行「津軽」?
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連絡船への貨車の出し入れに活躍したディーゼル機関車
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だるまストーブが燃える連絡船の待合室、
 粋な兄さんが「おば~ 食べすぎだぜ~」
     おばさん「ほっといてくれ!」
        駅員さん「この人 食べることだけが生きがいなんだべ~」
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こちらでは、食堂で酔っぱらってしまったお客さんがいます
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                TORYS WHISKYの灰皿が欲しいなあ~・・・
「鉄道弘濟會」、今では「KIOSK」ですから。
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懐かしい銘柄に、見学中のお父さん思わず「ききよう3個!」と、財布に手をかけた。
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桟橋で忙しそうな赤帽さんの後ろ、デッキの美形のツブやき
   「函館で幸せになろうね・・・って言ったあの人は来ない、
        私、騙されたのかしら?
   でも私、着ては貰えぬセーターを 寒さこらえて 編んで 待ってます。」
                    
と、言ったかどうか定かではない・・・
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         美形の足元のバッグや赤帽台車のボストンバッグは実物でした 

操舵室
 説明は、かって羊蹄丸の船員さん(船長さんかも?)
 「船酔いに弱い船長の船に乗ると大波を避けて操船するので、お客さんも酔わない」
                       と云うウラ話がおもしろかった。
  
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    舵は、磨き上げた木製の操舵輪を想像していたのですが、ステアリングでした。

ガラス張りの船室から見えたピカピカの機関室
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  羊蹄丸諸元
    総トン数    8,311.48トン
    全長      132.00m
    航海速力   18.20ノット(時速約34キロ)
    乗客数     1200名:新造時
    積載貨車数  ワム形貨車48両
    総運航距離  4,035,060km(地球101周に相当する)
    延べ旅客数  11,783,164人
    建造費(当時) 18億2500万円
            <日本財団・船の科学館資料ガイドより>

どうして、大先輩船を解体しっちまうのだよ~~
 と、四国オレンジフェリー・ホープが対岸でツブやいていました。
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 が、今まで係留されていたお台場の船の科学館の、
 羊蹄丸一隻の年間維持費は3000万が負担になって、
 今回の解体が決まったのだそうです。 
 そう言われるとますます可哀相に思えて、振り返りました・・・
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 ちょっと、イイ話し。  
  羊蹄丸が解体されることを知った青森市から、
  船内のジオラマ
  (リンゴ屋・焼き芋屋さん、キザな兄ちゃん・酔っ払った親父など)を
  引き取って記念館へ保存したい との申し出を受けて、
  新居浜市と東予シップリサイクル研究会は、要望部分すべての寄贈を決めたそうです。
  一隻の廃船が取り持った津軽海峡と瀬戸内海のご縁にバンザイ!


  6月10日までに、もう一度行きたい・・・
by jh5swz | 2012-05-13 22:34 | その後の徒然日記 | Comments(2)

42番仏木寺

続いて、
神仏習合のお手本のような龍光寺をあとに
県道283号~県道31号を走行、第42番仏木寺を目指します。

2009年7月3日の歩き遍路では
龍光寺裏の鬱蒼とした森の中のへんろ道を越えて、
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県道31号と合流したあと、青田の中を50分かけて仏木寺まで歩きましたが
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今回はお車遍路につき、
県道283号から31号線を走行すること約10分、アレっと云う間に仏木寺到着です。
  「楽だなあ~」と思ったり、
  「歩きたいな~」と思ったり・・・
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2009年7月3日、参拝したときの山門
1919年の建立、老朽化のため昨年立て替えられて、この姿を見ることはできません。
               画像は2009/7/3撮影(今となってはレアー物?)
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     舌触りのシャリッとした淡白な味で名物のアイスクリン屋さんは駐車場で健在でした

2012年5月3日の仏木寺新山門
約100年ぶりに落慶した山門は、鎌倉時代の建築に準じた技法で再建されたそうで、
超特大や豪華絢爛を求めず、かっての風格と面影を残した姿で生まれ変っていました。
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        高さ約10・5メートル、幅7メートル、奥行き3・5メートルの総欅造り二階建て。

一礼して山門をくぐると見覚えのある大師像がお出迎えです。
石段の上に仏木寺のランドマーク?茅葺の鐘楼堂が見えました。
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「心を洗え」とは、煩悩まみれの門前の小僧にはずっしり重いお言葉・・・
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手水舎まえの石段をあがると、境内は萌える新緑に包まれていました
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右から不動堂・聖徳太子堂・本堂(その左に大師堂があったのですが・・・)
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本堂前の道祖神尊
f0213825_1354065.jpg       あまりに可愛かったのでアップ!
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納経所前の(全国的にも珍しい)茅葺の鐘楼堂は元禄年間(1688~1704)の再建と聞き及びます。
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落慶1年目の立派な山門と
再建後300年以上、風雪に耐えた茅葺鐘楼堂を同時に拝観できて感動しました。

参拝を終え、
さて、道の駅へ引き返し、高速道で帰宅する予定でしたが、
妹を口説いて? お車遍路でなければ体験できない「歯長隧道」越えを実行!
往路は開通したばかりの高速道、復路はかっての宇和島街道を味あうのも一興かと。

地図ではそれ程に見えませんが、上り下りのヘヤピンカーブは半端ではなく、
前回、あえぎながら登ったへんろ道を横目に 門前の小僧 手に汗???
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                                   画像は2009/07/03 撮影

<苦い思い出>
画像は2009/07/03 撮影
f0213825_1682478.jpg                          
 3年前の歩き遍路のとき、
 この場所のこの看板から
 又々県道を逸れて
 石段を登り
 へんろ道へ突入したのですが、
 「キツイのは最初だけです」
 ホッとしたのもつかの間、
 このあとズ~ッと
 エライ目に会いました・・・

 弘法大師も仰っています
 ウソはいけません!

  


息もたえだえ登りついた峠の草むらの中には、この看板がポツンと立っていました。
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                             画像は2009/07/03 撮影

ここが昭和45年開通の(県道)「歯長隧道(422,6m)」です。
この隧道開通前の歯長街道の峠には茶屋があり、ラムネやサイダーまで売られていたらしい・・・
今は、この隧道の真下を2000m超の高速道トンネルが一直線に貫通しているのです。
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右側の銘板:
昭和45年3月  竣工 株式会社春日組
f0213825_19163548.jpg  左側銘板:
  L=422,60m W=5,5m H=4,50m
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     長さが10cm単位まで書いてあるトンネルも珍しいのでは???

車道は一車線、歩道の線引きはありますが、すれ違いは車も人も肝を冷やしたハズです。
宇和町側まで歩いてみたかったのですが、妹は運転しないので又引き返さなくてはならず・・・
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こうして写真を撮っている間、1台の車両も走りません・・・
現在は、この隧道直下を高速道の歯長トンネル(2053m) が開通して、将に隔世の感ありです。
    クリックするとYuTubeで開通した高速道トンネル走行が体感できます

宇和町側の歯長橋たもとの「へんろ墓」をお参りして、
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西予IC近くの産直市場「どんぶり館」で休憩後、高速道で帰宅。
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               (画像は、どんぶり館パンフレットよりスキャン撮り込み)

高速道の開通が、景色はもちろん人の生活に及ぼす影響の大きさを実感したGWでした。
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 GWも あと1日
 
 さて明日は?

 安・近・短でいきまっしょい!

      5月5日記
by jh5swz | 2012-05-05 14:46 | その後の徒然遍路 | Comments(2)

41番龍光寺

「道の駅みま」でガラにもなく芸術鑑賞っぽいひと時を過ごしたあと、
次の目的、三間町内の41番龍光寺・42番仏木寺参りへ出発しました。

☆今日、ここからは自家用車遍路です。
 「歩き遍路」と云うブログの看板に偽り有り!とお叱りもあろうかと思いますが、
 ささやかなゴールデンウイークを楽しませて下さい。

 「道の駅みま」から、
  早々と田植えの終わった田もある三間(みま)の町道を愛車は走ります。
  平成21年7月3日の歩き遍路では41番龍光寺まで20分の距離が車で5分!
  その名も忘れることのできない「やぶれ饅頭」屋さんも健在でした。
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  懐かしくて、車を降りて撮った新旧道しるべ
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  ほどなく、山門ならぬ鳥居に迎えられて第41番龍光寺着。
  鳥居のみならず、この霊場は往時の神仏習合の面影が色濃く残る札所で、
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  鳥居をくぐれば仁王像代わりの狛犬が迎えてくれて
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  まっすぐ延びるちょっと急勾配の石段を登ると
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  真正面に赤い鳥居の稲荷神社があり、お狐さんと地蔵さんが並んでいます
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  お稲荷さんの手前左に龍光寺本堂と客殿、納経所があり
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        手前右にこじんまりと大師堂があります。
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神様・仏様・お稲荷様・七福神様・水子地蔵様に
未だにリズムに乗り切れない下手な般若心経と写経二巻を納めて
小高い山の中腹の境内から米どころ三間平野を眺めながら下山します。
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本来の歩き遍路道は本堂下の石垣路地から寺の裏山を越えるのですが、
         何度見ても気の利いた落書きとも思えない道しるべです
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本日はクルマ遍路につき、
参道のおみやげ屋さんで(妹が)@100円の「文旦」を3個買って
登り口の鳥居まで引き返し、元の県道31号線へ出て42番仏木寺へ進みました。

昨年新築落成した仏木寺山門は、
300年以上の歴史を誇る境内の茅葺鐘楼堂とうまくマッチングしているのだろうかと老心?

   続く・・・
by jh5swz | 2012-05-04 22:16 | その後の徒然遍路 | Comments(0)

道の駅みま

5月3日 GWさなか、妹を口説いて
版画展とお遍路とドライブを兼ね、「南予いやし博2012」の一端を楽しんできました。

「へんろ宿」をスタートして、渋滞モードも少し体験しながら約1時間、
南進した高速道の三間ICを降りて数分、のどかな田園のど真ん中「道の駅みま」。
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元々、そんなに広い駐車場ではないのですが、GWとあって、車・クルマ・くるま
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ご他聞に漏れず、産直売場は人・ひと・ヒト
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  門前の小僧お気に入りの
  「ジャコ天」をパクつきながら
  野菜調達の妹におつきあい
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「道の駅みま」内には、
ここ三間町生まれの版画家 畔地梅太郎記念美術館があり、
えひめ南予いやし博2012プレイベントとして
大原美術館所蔵の棟方志功作品とのコラボレーション展が目的の一つ。
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一金300円也の入場料を払って入館すると、
エントランスに、(思いがけず)私の好きな藤部吉人さんの「石の魚」が!
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 四国カルスト 大野ヶ原の
 山小屋のような藤部さんの
 仕事場を見たことがあり、
 常々、「石魚」のモデルは
 あのシーラカンスではないかと?
 思っていましたが、
 今日ここで泳ぐ石魚に出合って
 ますます
 その意を強くしましたギョ!


藤部さんは三間町出身だったのだギョギョ! 
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木の香り漂う館内の畦地&棟方コラボ展会場は、
当然ながら撮影禁止につき、場内パンフレットから一部をご紹介させていただきます。
本当はイケナイことかも知れません・・・、ご容赦下さい

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        今日までしっかり区別できていなかったのですが
           「白い像」と
             「白い山男」を
        同時に見ることができて
              やれやれ・・・
        

                     



私は版画のことはまったく門外漢ですが、
「棟方は刀(とう)でみせ、畔地は色でみせる」と、
場内パンフレットに記されているのもチョット判るような気がしました。
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左上から
 ・普賢菩薩       ・目犍連      ・須菩薩   ・阿難陀
  Samantabhadra    Maudgayayana Subhuti   Aanada
 
 ・舎利弗        ・優婆離      ・羅喉羅   ・摩訶訶葉
  Sariputra       Upali       Rahula    Mahakasyapa

 ・阿那律         ・富樓那      ・迦旃延   ・文殊菩薩
  Anuruddha      Purna       Katyaana  Manjusri
                      (OHARA MUSEUN OF ARTより)                          

6年かけて四国88ケ所を歩いた門前の小僧、
この「二菩薩釈迦十大弟子版画柵」をナマで見ることができて嬉しかったです。
なにしろすべて等身大なのですから圧倒されました。
ちなみに、「柵」とは、
四国巡礼のとき、遍路が寺々に納める「納札」の意が込められているのだそうです。

「二菩薩釈迦十大弟子版画柵」の写真など、
大原美術館ミュージアム公認グッズを少しばかり買って、
次の目的、三間町内の41番龍光寺・42番仏木寺参りへ出発しました。
 
 続きは次ページで編集、ご報告致します。
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by jh5swz | 2012-05-04 12:40 | その後の徒然日記 | Comments(0)