遍路道クリーンウォーク

平成25年5月26日(日)の坂本屋日記

「四国へんろ道文化」世界遺産化の会主催による
久万高原町三坂峠から松山市浄瑠璃寺町までの
旧へんろ道約10㌔のゴミを拾いながら歩くというイベントが行われ、
坂本屋は休憩・昼食場所を提供、スタッフ12名で参加者約100名をお迎えし、
よもぎ餅、豆ご飯むすびやお茶などのお接待をさせていただきました。

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いつもより少し早く家を出て、ぼつぼつ田植えの準備中の窪野町を疾走?
08:45 坂本屋着。
     マウンティンバイクを楽しむグループ皆さんに遭遇。
     出発直前だったので三坂峠からMTBingされたのかどうか聞けなかったのは残念・・・
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                                      画像掲載ご承諾済み

まずは駐車場と1階座敷へ延べ約100名のクリーンウオーク参加者の休憩所設営。
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        設営場所は、NPO坂本屋の先輩方が竹やぶ側を埋め立てて造成された広場で、
        今では年間を通じて坂本屋のいろいろなイベント時の貴重な広場になっています。


本日、坂本屋スタッフ一同、半纏で正装!
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      投げ込み流師範・小僧の活け花
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<以下、記事中のお遍路さんのお名前は、お住まいの県名又は市町名を表します>


09:00 峠から一緒に歩いたとおっしゃる大阪さんと徳島さんがひと休み。
        逆打ちではすれ違う刹那の出会いで、まさに一期一会なのだが、
        順打ちでは、こうして数キロを或いは一日若しくは数日を宿まで共にして歩き、
        そのうちお互い、前を行くのか後ろなのか?気にしながら結願を迎える・・・
        その後、家族ぐるみで付き合いが続いている。 と云う話しを良く聞きます。
        お四国遍路の醍醐味ではなかろうか・・・? さてお大師っさんは?
       
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09:10 明日の雨模様予報を心配され「今日少しでも先へ進みたい」と、大阪さん出発。
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09:10 入れ替わってひと休みの東京さん(徳島さんは何処まで歩くか思案中・・・)
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09:18 「今日、少しでも歩いておきたい」と東京さん出発
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09:20 「やっぱり自分も先へ進んでおきたい」と、徳島さん出発。
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          久万高原町で前泊し、早立ちして三坂峠を下ると、
             まともに歩けば昼過ぎには46番浄瑠璃寺前の遍路宿へ着いてしまう、
             その遍路宿をパスすると49番浄土寺近くの温泉ホテルまで宿が無く、
             その温泉ホテルは人気が高く、週末に予約ナシではまずムリ、
             宿泊施設の多い51番石手寺まで打つには時間が足らない・・・、
             物見遊山の観光ではない歩きお遍路さんには、ここのコース取りが悩みのタネ・・・


当ブログでは個人情報を念頭に、極力皆さんの後ろ姿を掲載させていただいていますが、
グループで歩き遍路を体験した私には、
それぞれの背中にそれぞれのお遍路さんの今日までのご苦労がよ~く見えるのです・・・

10:00 「ここがあのドラマの撮影場所ですか!」と驚かれた様子の明石さんでした。
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10:45 逆打ち中の札幌さん。
     「ふもとで道を間違えて1時間ほどウロウロしました」と、疲労困憊気味・・・
       逆打ちお遍路さんにとっての道標は少なくて、
        おそらく1㌔ほど手前の三叉路で迷われたものと想像・・・
        アソコの看板なんとかせねば・・・

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11:20 「峠まではキツイぞな、お頑張りよ~」と、お見送り。
     初夏の陽射しを受けて、標高差500m?約90分の登り坂は逆打ちコースの難所です。    
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     ちょっとザックを持たせて貰ったが宿泊用具まで背負っての巡拝は私には、やっぱりムリ!

前後しますが、
10:45 クリーンウオーク隊A班約50名様ご到着。
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全員に坂本屋特製「よもぎ餅」をお接待
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5年半かけて一緒に88ヶ所を歩いたお遍路仲間ファミリーにも会えて嬉しかった!
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   皆さん若返った?
   って、私のこと?
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 コース上には
 参加者が
 山の緑を楽しみながら歩けるように
 随所にお遍路に因んだクイズが設けてあり
 主催者の舞台裏苦労も窺えます。

 因みに
 坂本屋に設けられたクイズのヒント

 
 般若心経262文字中、
 「無」は21文字
 「不」は 9文字
 「有」は、有りそうな文字ですが実はゼロ。
 

11:15 A班、浄瑠璃寺方面へご出発
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バッグも可愛かったが、お嬢さんはとても可愛かった。
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11:20 しんがりは、僧侶とお世話係り?
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次の班到着までにスタッフ交替で、豆ご飯昼食
 朝から炊き出しの女性スタッフ皆さんありがとうございます。
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11:30 ちょうどお立ち寄りの大阪さんへ、まめご飯むすびをお接待
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  お代わりのリクエストもしていただきご出発、
    今夜は47番八坂寺の通夜堂泊り予定とか
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12:10 予定通りB班50名ご到着
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駐車場のテーブル席と座敷に分かれて昼食・休憩
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A班には「坂本屋餅」だったが、B班には「豆ご飯むすび」のお接待
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12:55 B班、浄瑠璃寺方面へご出発、
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12:58 御殿場さんがお立ち寄り
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 富士山は20回ほど登ったが、
 四国遍路では、たった1回で
  「足 痛めっちまった・・・」と、テーピング直し。

 足裏も相当痛んでおり、
 見るからに痛そうで辛そう・・・

 どこかで一度時間を作って
 受診されることをお勧めしました。
 ”先は長いんですから・・・”

13:20 テーピング直しを終えて、御殿場さん出発、「道中ご安全に」。
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13:15 北九州さんがひと休み
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  実に温厚な親父さん風情の
  正面顔写真を頼みたかったが、
  道中の思い出話しに花が咲き
  撮影お願いがツヤ消しになっては・・・と
  
  横顔のみ。

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13:18 先を急がれる若いお遍路さんが浄瑠璃寺へ進まれた、
    「おせっい」 と 「おせっい」は紙一重主義につき、合掌してお見送り。
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13:38 北九州さん出発
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14:20 表や座敷のテーブルなどを片付けたところで、
     大勢の来客に疲れて、一同ちょっと昼寝??・・
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   板の間を吹き抜ける山緑色の涼風は
   坂本屋のご馳走の長たるもの!
   スタッフにとって何よりの疲労回復剤でした。

15:20 かくして、坂本屋5月のイベントの幕を下ろし
              戸締り、火の用心怠りなく、スタッフ解散。



           末尾ながら、大勢のクリーンウォーク隊皆さま、
        峠からふもとまでへんろ道の清掃ありがとうございました。
          お大師っさんに成り代わってお礼を申し上げます。 
                              -合掌-


    -門前の小僧のつぶやき-
       延べ100人の清掃隊の皆さんのゴミ袋の殆どがカラッポでホッとしました、
       だって、この旧道を歩く人の9割以上はお遍路さんでしょうから・・・
       信心だ、修行だ、と屁理屈云いながら、
       他人さまの手を煩わせるほどにゴミ撒き散らして歩いたのでは恥じでしょ!

 (お断り)
  記事中のお遍路さんのお名前は、お住まいの都道府県名若しくは市町村名を表します。
       
       
   
   
by jh5swz | 2013-05-27 21:27 | 坂本屋日記2013 | Comments(6)

平成25年5月25日(土)、
「日本一 海に近かった駅」と、最近話題の?「軽トラ市」へ行ってきました。

朝早めに家を出て、
どうしても報告したいことがあり、妹と二人で恩人のお墓参りを済ませて、
R378三秋峠を下ると、久しぶりの伊予灘の海、窓全開で潮風受けて爆走。
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高校生の頃、
たった一度だが、わざわざ列車に乗って遊びに行ったことのある
当時、 「海に一番近かった駅・下灘(しもなだ)
改札口の向うにホームが見え、その真正面に蒼い海と碧い空が広がる。
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 待合室の壁には、この駅のロケ歴史年表があり、
 小林 旭・浅丘ルリ子、渥美 清、最近では木村拓也とそうそうたる顔ぶれ
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海岸線を埋め立てて新国道が開通するまでは、
シケの日には波しぶきがホームに飛び散るほど「海に近かった」下灘駅。
 画面左の草花畑は、かって構内が複線だったレール跡の名残りと思われます
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「海に近かった」と過去形で語られるところが正直であり、残念でもあり・・・
 ここで夕日を背にして開かれる「夕焼けプラットホームコンサート」はかなり有名。
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「こんな、な~んもない所へ
    都会の兄ちゃんらがよう来るんじゃが、なにがエエんじゃろ」と、
列車待ち?のご婦人に、くったくのないない笑顔で語る近所のお年寄り
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                  吉小永百合さんと鶴瓶さんのソックリさんには撮影・掲載ご承諾済み
下灘駅


下灘駅でしばらく「昭和時代」を過ごしたあと、
駅から2㌔、下灘ピチピチ市場の「軽トラ市」へ足を延ばしました。
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空に歓迎の?大漁幟
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軽トラ移動販売車が終結して市場を形成して、本日は海辺の町にできた商店街?
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「買って楽しい、貰って嬉しいものしか売ってません」と、
 POPに店番させて、ギターの弾き語りを楽しむ軽トラ店主
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 ♫ 自分の演奏に
   すっかり酔っておられました♪♪
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         撮影・掲載ご承諾済み


       いろいろ洒落た車を見つけるのも楽しみの一つ?
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FB友・神出鬼没の「米屋の女房」どのも頑張っておられました。
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ピチピチ市場で見つけた「小鯛のいずみや」をパクつきながら
f0213825_1864345.jpg 内港の親子三人連れ漁師の腕前を高見の見物
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とにかく「海が蒼い」!
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仕上げは「海の駅ふたみ」へ引き返します。
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「日本の夕日百選」にも選ばれた「沈む夕日が立ち止まる町」の双海シーサイド公園。
 夕日・夕焼けが売りのこの公園へ真っ昼間にきてしっまったアホな兄妹・・・
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ここが海にゆっくりと沈む夕日が楽しめる恋人浜の「恋人岬」。
岬の手前に置かれている「願い石」に彫られたふたつの手形に
二人が手を押し当てて夕日に向かって祈ると ”願いが叶う” と若いカップルに人気だとか。
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岬にある夕日のシンボル。
「シンボル中央の穴を夕日が通り過ぎるように見える春分の日と秋分の日に
           ここで二人で祈ると幸せになれる」というジンクスがあるのだそうだ。
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天の与えたもうた自然の恵みをみごと今風に取り込んだ
町おこしの達人が夕日の向うで、してやったりと にっこり!
夕日の沈む時間帯に是非又来てみたいと思いました。

  
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                画像は松山商工会議所 観光振興課PRページより借用中・・・
by jh5swz | 2013-05-25 20:34 | その後の徒然日記 | Comments(0)

平成25年5月18日(土)の日記

 携わっている団体の総会が終わり、役員の変更登記事務に追われた一週間でしたが、
理事全員の印鑑証明が揃うまで事務作業がストップ。
 頭の空気入れ換えたくて、土曜日ながら仕事を休み、数日前の新聞に紹介されていた
「見上げる7㍍の藤の花」を見に「藤の花追っかけ女」と久万高原町へ出かけました。
 遊びは心とからだの栄養剤! などとは誰も言ってくれませんがね。


高原の町久万地方の季節の移ろいは早く。
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 新聞の切り抜き1枚で、紹介されていた某所の藤を探すが簡単には辿り着けず
国道沿いの警察署で尋ねると、住宅地図を広げて眞に親切なご案内を頂きました。


目じるしのバス停
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 バス停の名前までが
 「藤の棚」とは
 藤の花追っかけ女の期待が膨らむ
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     久万高原町は林業の町で小中学校はじめ町中でこのような木造の建物が目立ちます

R33を逸れて道なりに約500m、「おっつ~~~!」
        青空に向かって伸びるがままの藤の花に圧倒されました。
       「見上げたヤツ」と云うのは、こういうことを言うのでしょうか。
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まったく個人のお家なので町道から見物していたら、
庭で畑仕事中のこの家のご主人が「中へお入りや~」と声をかけていただいた。
庭のほぼ真ん中、黒い大木に見えるのがこのフジの幹(根株)!
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       主、長明楽市さん(80歳)の話し。<お名前、お歳は新聞記事より>           
            ・約50年前、50㌢ほどのフジの苗木を一本植えた。
            ・特別な手入れはしなかったが日当たりがいいもんでな。
            ・コンクリート電柱建てて伸びるにまかせていたら、
            ・今では、平屋の自宅の高さを超えて高さ7メートル。
            ・もう20年、一人暮らしなもんでコレが楽しみでなあ~
        うん? ひょっとして50年前に苗木を植えたのは・・・               

玄関先から町道側を振り返れば藤のトンネル
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藤のれん(長明さん宅へ出入りするには、必ずこの粋な暖簾をくぐらなければならない)
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         facebook 友達Kさんの言葉に「美しいものはきれいだ」と云う名文があった・・・

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 長明楽市様、素晴らしい藤を見せていただきありがとうございました。


さて、さて
花に大満足の「藤の花 追っかけ女」に、「昼メシ 奢れ!」
久万高原町へ来たら、お昼はココ「うどんの心」でしょう!
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             開店11時30分(予定) ただ今11時05分
             店内は20人で満席だから、この程度の行列なら並ぶべし!
             休業日:日曜日らしい
             営業時間:麺がなくなるまで(2時前後らしい)とのウワサ

             モチロン釜揚げでしょ!
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  かつお節のダシに大豆、椎茸を煮込んだような徳利のつけ汁は少し濁ったもので、
  最初は濃い味ですが、麺汁で少しずつ薄まってきて程よい味加減になってきます。
  食べ続けて薄まってきたら徳利からつけ汁をつぎ足して食べつづけるという仕組み。
  薬味は刻みネギとおろしショウガにゴマとてんかす、お好みで。
        妹:小¥300 私:大¥450 ごっつあんでした!
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      相席した高校生風情のカップル、
     「オレ達はガキの頃からコレ食ってます、
                   雪のチラチラ降る日は特に美味いです」
       ”ソレはいいが、彼女にうどん代払わせたらイケンでしょうが!”
       オジさんも、妹に奢らせておいて、人に意見できませんがね・・・


帰りの駄賃その1「産直」
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店内は高原の「山の幸」満載、妹 買い漁る! 私 外でジャコ天かじる
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帰りの駄賃その2仰西渠(こうさいきょ)
      http://www.youtube.com/watch?v=jwUAQLo3ZlY
 何度訪れても、昔の人の偉業に頭がさがるのです・・・
 昨今はどうも”イイとこだけオレオレ”の目立ち家居士が多くていかん・・・
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平成25年5月18日、夏草繁って
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平成22年1月8日、雪の歩き遍路の日の写真
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300年経った夏でも冬でも灌漑の水は高原の町を潤しています
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帰りの駄賃その3「坂本屋」
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今日は坂本屋が松山市と連携して行う児童の体験農業ポンポコ村入村式。
今年も児童40人が来春3月の体験発表会まで自分達で「お百姓」を体験する。
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 家ん中で閉じこもってファミコン?なんかやるより
 塾から塾への渡り鳥するより
 少なくとも、ココは空気が美味しいんだから心が元気になるぞ~~
 がんばれ!新ぽんぽこ村ちびっこ住人。
by jh5swz | 2013-05-19 12:24 | その後の徒然日記 | Comments(6)

坂本屋のGW

平成25年5月4日(土)みどりの日の日記
  春遍路の季節、連休明けから業界の総会が続きバタバタしていましたが、
 ようやく母の日になって5月4日の坂本屋日記が編集できました。  5/12(日)記

 
平成25年、初の坂本屋お接待当番日。
連休ど真ん中、歩き遍路さんも平素に比べると多いだろうな~ などと思いながら、
新緑の旧土佐街道を三坂峠めざして愛車爆走。

坂本屋の100㍍ほど手前、藤の花に包まれる遍路墓をお参りして
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         左下の石に 讃州高松 松嶋 吉野屋平助之墓 天保13年と刻まれています

最後の坂道をアクセル踏み込めば、
萌える緑に囲まれて、今朝も坂本屋は健在ナリ。
坂本屋を遍路茶屋として再開するために補強改築に携わった大工さんが
「築後100年、すでに限界の年月を経ているが、この建物は何かに守られている」
と、つぶやいたらしい・・・ がんばれ坂本屋、ワイルドだゼイ!
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08:45 
久万町内を早立ちのお遍路さんがひと休み、
GWを利用して区切り打ち中の札幌さんと岡山さんでした。
  (以下、お遍路さんのお名前は、すべてお住まいの県名又は市町名です) 
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        メンバー船田のお婆ちゃんが朝早くからお茶を沸かしておいてもらって助かった 
 
09:10 岡山さん出発、
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入れ替わるようにお立ち寄りのおしどり遍路さんも岡山さん
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 幸せいっぱいモードです
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 スカーフと靴の色が違うだけで、ほかすべてお揃いの身なりいでたち 羨ましくなりましたよ! 

09:50 4順目とおっしゃる親子お遍路、神戸さんを坂本屋下までお見送り
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09:55 青年お遍路・尼ヶ崎クン。
 思うところあって退職、ただ今充電中の由。
 「今夜は道後に泊まって地ビールを飲みたい」とのこと、
 「人生それくらいのまわり道は先々の宝物!」と激励!
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 若さ溢れる背中にサヨナラを送る
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    「顔写真?OKです、大きくUPして下さい」との許可を頂き掲載、尼ヶ崎クンありがとう。

10:10 佐渡島からお越しの新潟さんは、足のマメ治療して
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  ご出発
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 佐渡島から四国島へ入るまでが大変だったとおっしゃる。 判ります、分かりますとも。

10:50 鹿児島さんは熊本経由で阿蘇を越え別府からフェリーで八幡浜へ上陸、
   徳島へ列車移動して、1番霊山寺をスタート以来33日目とか、へえ~~~!!
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  GWで宿がない・・・ 今夜は街のスーパーホテルで、と

11:00 地域のディケアー施設のお年寄り八人ほどが
   マイクロバスで遊びに寄られてしばらく話しが弾みました。
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            坂本屋にはこのような大切なお接待もあることがよ~~く解りました。

キザに花など活けてみた
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    活けた門前の小僧テレます


12:30 三坂峠までJR乗合バス、峠から歩き遍路中の松山さんご夫妻と
   オーストラリアの Miss スティアートを囲んで国際親善井戸端サミットです。
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       冬の間、北海道でスキーのインストラクターとして働いたお金でニッポン旅行中、
       このお四国遍路が終わったら帰国すると、大変流暢な?カタコト日本語でした。

 きれいなカタカナで記名された納め札と遍路ガイドブック
f0213825_1621184.jpg     Shikoku Japan88 Route Guide
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     著  へんろみち保存協力会 宮崎建樹
     翻訳 ディビット モートン
 
彼女お勧めの、この横文字のガイドブック、先ほどamazonへ発注 ¥1600-ナリ 

公認先達さんの納め札日付年は25年 スティアートさんの日付年は13年
「国際化」の実行は、そろそろ、この年号一本化からいかがでしょう?Abenomix様。


 松山さんご夫妻「さようなら」
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 Miss スティアート Wish you Good Luck!
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 スティアートさんの今夜の宿は47番八坂寺の通夜堂だとおっしゃる、こりゃ本物だ!
 ※通夜堂とは、歩き遍路さんが無料で宿泊できる施設でお遍路さんにはありがたいお接待のひとつ。

12:50 朱塗りの錫杖をお持ちの神戸さん
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   さすがお先達、貫禄の背中!
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13:20 徳島さんと福島さんが前後してお立ち寄り
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自宅は震災被害は無かったけど、亡くなった友達の供養旅・・・と福島さん、
「松山」をもっと知りたいので2泊してお城も行ってみたいと観光情報収集中。
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13:35 先を急がれる徳島さん出発
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14:20 すっかり坂本屋に溶け込んで
    方言・名所名物も勉強された福島さん出発
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  別れ際に
  「福島の皆さんが一日も早く幸せを取り戻されますように」と声をかけたら
  「松山の皆さんが一人でも多く福島へ観光に来て下さるように」。

   言うは易し行うは難し「絆」・・・、言葉だけではお役に立てない現実を実感・・・


14:25 おしどりお遍路・徳島さん
    昨年の順打ち遍路のとき坂本屋でロケを見物しているところが
    HNKニュースで放映されて、もう一度ココを訪れたかったとのこと。
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 今回逆打ちで三坂峠へご出発
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13:30 いっぷくされてご出発の千葉さん
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14:20 単車相乗りで坂本屋見学にお越しの松山さん夫妻
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15:20 遍路茶屋坂本屋、本日の閉店。
    好天のGWど真ん中、延べ20名のお遍路さんをお迎えして大賑わいの坂本屋でした。
    楽しかったり、胸が痛くなったり・・・

 (お断り)
撮影と掲載をご了解をいただいた方々のみ顔写真、
お断り出来なかった方々は、できるだけ横顔・後姿を選んでUPさせて頂きましたが、
ご都合の悪い画像がありましたらコメント欄より「削除」ご連絡お願い申し上げます。
                       -管理人・門前の小僧-
by jh5swz | 2013-05-12 13:37 | 坂本屋日記2013 | Comments(8)

別格13番 仙龍寺

平成25年5月3日(金)祭日

 以前から、お互いの遍路ブログを通じてコメント交流のあった某県の”桃さん”が
連休を利用して区切り打ちのため四国路入り、昨日は新居浜から伊予三島まで歩いて、
今日は65番三角寺から難所の山へんろ道越えで別格13番仙龍寺を参拝される予定。

私の初巡拝は別格仙龍寺をスルーしており、
参拝された方々のレポートを読むたびに行ってみたい気持ちは募る一方だった、
ご縁があれば桃さんにもお会いできる可能性もあり、朝7時半、妹と自宅出発。


08:50 三島川之江ICを出て四国中央市内を走行中、
     桃さんから「今から山道ルートで仙龍寺へ向かう」との連絡があり、
     山道ルートでは仙龍寺まで2時間?と予想・・・

     私は、出発前の下調べ中、どの資料を読んでも、
     「へんろ山道は危険、車道ルートがお奨め」と、注意書きのある
     その山道ルートの出発地点だけでもが確認したくて三角寺へ向かいました。
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09:20 連休さなか、三角寺駐車場は参拝車?で大混雑。
    本堂前の大勢のお遍路さんの後ろで般若心経を納め、
f0213825_8434381.gif 団体さんが大師堂へ向かったあと、
 誰も居なくなった本堂脇に
 ポツンと建っていたのがこの道標。

 確かに
 「是より奥の院五十八丁」と読める。

 さて本堂の裏まで回ってみたが
 山へんろ道への出発点が確認できない・・・


 半ばあきらめてお納経帳を受けながら聞いてみた。
 「山へんろ道の入り口はどこですか?」

 「本堂正面の中務茂兵衛さんの大きい遍路石が指差す方向が山ルート入り口です、
 距離約5㌔ 所要時間時間は2時間、
「あまりお奨めできません・・・!と、静かに強い口調でおっしゃる
 圧倒されて、
 「いえ、今日は車ですから、場所だけでも確認しておきたいのです」。

もう一度、本堂へ引き返して見つけたのがこの遍路石。
指差す方向にはなるほどへんろ道らしき道しるべ札。
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道しるべ札に導かれるように、けもの道?をほんの少しだけ歩いてみたが、
なるほど、この先が思いやられるような雰囲気・・・、桃さんはエライ!

三角寺参拝のことは、前記事にも書きましたので省略しますが、
その時実行できなかった新旧参拝石段昇り降りをやってみました。

現在の鐘楼門への石段
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   昔の?本堂正面への石段
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 この寺の正式名を由霊山慈尊院三角寺と云います。
 参拝中、高野山の表玄関と云われる女人高野別格本山慈尊院が懐かしく思い出されました。

09:55 三角寺をあとにして数分、車道から振り返ると三角寺が見えました。
                        (画面中央に鐘楼門への石段)
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Web上で見つけた三角寺から仙龍寺へのルートマップをお借りしています。
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         桃さんはイラスト下部の赤い線(山道)5㌔を2時間ほど歩かれ、
             私はナビに誘導されるままおそらく中央のジグザク道路を走行した模様・・・


10:20 複雑な県道?に(ナビもパニクッて)迷走しながら30分ほどで仙龍寺へ到着。
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駐車場からの登り坂のキツイこと・・・
でしたが、
その疲れ吹っ飛ぶような見事な懸け造りの本堂が見えます。
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手元の参考書によると懸け造りとは、
  懸造とは、急な斜面や段差のある場所に建物を建てる場合に、
  その床面を水平に保つため床束(ゆかづか)の長さを調整して、
  床の高さを揃える工法のことです。
  わが国独特の建築形態として清水の舞台で有名な懸造がある。 と書いてあります。

f0213825_1025110.jpg 将に絶壁に張り付くように本堂が建っています。
 お四国参りをしていると
 断崖絶壁と思しき場所だったり
 厳しい山の上にもお寺が建っています。
 それを支えた檀家や信徒さん、
 今日まで維持管理されたお寺さんの
 ご苦労には、いつもながら頭が下がります。
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 本堂を守るように立つ古木は樹齢300年以上とか・・・

 帰宅後、妹に聞いた話。
 境内を掃除していたおばさんに
 「橋の上で杖をつくもんじゃないよ」注意を受けたと。
 右の写真をみると、本堂前には(お寺関係者用と思われる)車も止めてあり
 とても「橋」の上には見えない・・・

 が、左の写真をよく見ると大きな橋梁の上全体が前庭?になっているようにも見え、
 それが「橋」だとすればご注意も理解できるが、まず参拝者には判るまい・・・
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つまり、絶壁に3階建てのお寺が懸け造りで建っており、
さらにV字型の谷に大きな橋を渡し、その上に前庭と本堂が乗っかっている? のかな?
                                      
 (このことについては、もう少し調べて的確な情報があれば追記します 5/5)

 有りました~!f0213825_1745681.jpg  
  
  なるほど上の右の写真では木々の緑が遮っていますが
  この画像では確かに駐車場と建物は橋の上にあります。
  注意を受けた妹を庇うワケではありませんが
  少し木の枝を剪定するか
  「カクカクしかじかだから杖を突くな」と
  看板でも出されてはいかがでしょう?
  もっとも、お大師っさんが羽二重の布団で爆睡中の
  大洲市十夜ヶ橋・永徳寺の橋の上は国道56号線で
  お杖の音どころか、ダンプ、トラック、乗用車の轟音で
  そりゃあ~ 眠れたものじゃございませんがね。
                   5/9 追記

上の画像はWikipediaクエイティブ・コモンズ表示ライセンス条件に従い利用させて頂きます。

あとでお参りした内陣が本堂だとすれば、この建物は何と呼べばいいのだろう?
左山手の中腹、本堂の高い軒越しに六角多宝塔が見えました。
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        この広い前庭全体が橋梁の上だから杖を突くな? とのことでした・・・

寺縁起(看板より)
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   第65番三角寺の奥の院であり四国霊場八十八ヶ所の総奥の院ともなっています。

本堂正面の小山の頂上?に建つ弥勒堂
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中腹の仙人堂
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Z型の細い石ころ道を手すりを頼りにへっぴり腰で登ってお参り、
一番上の弥勒堂からみた本堂、ちょっと目が眩みました。 じぇじぇ じぇ!
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仙人堂から見たらお寺の全容が覗えます。
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これからがまた驚いた!
10:35  「土足厳禁」とあり、ここでは靴を抜いて内陣へ上がると
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なんと真っ赤な毛氈の上を歩き本堂へ誘導されます。
これだけの建物の何処も綺麗に掃除が行き届き感服!
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毛氈に沿ってさらに3階の廊下を進みます
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突き当たり左手にお納経所があり、その奥が本堂になっています
 応接間?と思しき畳に敷かれたの見事なキルティングは御年84歳のお婆さんの力作とか
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仙龍寺本尊は弘法大師なので大師堂はなく、
この本堂内のゆらゆら揺れる提灯の灯の下で正座してお納経、
左手の不動明王にもお参りしました。
  振り返ってみれば88ヶ寺巡拝中、こうして内陣へあがってお納経したのは宿坊を除けば
  58番仙遊寺・71番弥谷寺さんくらいなもので、
  あとは雨が降ろうが矢が降ろうが、辿り着いたお寺の軒下で読経してるようなものでした・・・
  ここでは、
  「ようこそお参りにおいでましたな、さあさ、こちらへどうぞ、お大師っさんがお待ちです」。
  とレッドカーペットの上を案内され、とまどいながら正座した門前の小僧でした。
  もう一度、霊場88寺・別格20寺・番外の意味をしっかり調べてみたくなったことです。

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           (先にお参り中のお遍路さんの読経が終わるのを待ちました)

ご住職がすぐ隣りにおいでるので下手な般若心経の声は高くなりませんが、
難病で体調を崩してしまった朋輩の快気を願い、下っ腹に力をこめて読経。

   観自在菩薩 行深般若波羅蜜多時~~  皆共成仏道。

前以て、「お預かり致しましょう」と云われて預けた納経帳には、
下手なお納経をお聞きになりながら墨書きとご朱印も押されてあり一礼拝受。

少し堂内を見学させていただきながら引き返す階段踊り場の渋い活け花
f0213825_1257442.jpg 踊り場の壁の大師像もキルティング?
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靴を脱いだ玄関。
光線の按配で「仏さんの世界から俗世」へ帰ったように感じたことです。
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さて、健脚の桃さんが三角寺をスタートして2時間経過したが、
山へんろ道からそれらしきお遍路さんは現れない・・・
境内に入ってからずっと携帯は圏外表示中、
妹が「お迎えに山へ入れ」と云うが、最終下山口が2箇所ありスレ違いも在り得る。
本堂前で、昨日桃さんと前後して歩いたというお遍路Yさんに遭遇、情報交換。
「エッ山へんろ道選んだって!?」と、Yさんも驚かれる・・・
                驚かれるとますます心配になる・・・
 
あとで街に引き返したとき、携帯をチェックしてみたら、ちょうどこの頃、
<11:13 地蔵があるすごい岩場に来ました。この岩を進めばいいのですか?危険と書いてあります> 
というすごい Mail が入っていた。
桃さん苦労したんや


ちょっと気になる状況だが、もうしばらく待機する以外に打つ手は無い・・・。
2つあると云う下山ルートの内、一か八かで絞った山へんろ道出口で待つこと約20分。
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11:30 降りてきた一人の娘お遍路さん!この方が桃さんかな?
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          「桃さんですか?ようこそ」と声をかけてみたら、
          「は~~い」と、疲労を隠して笑顔が返ってきた。

決してお先達気取りではないが、「桃さま本堂はこちらでござりまする」と、ご案内。  
山へんろ道からのお遍路さんの目に仙龍寺はこういう形で飛び込んで来る、是又善哉。
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            それにしても朝からあるアノ車、素人写真屋には目障りでいけません。

桃さんの本堂参拝を待って県道の駐車場へ下山。
妹と三人で新聞紙や切り株に腰をおろし山の緑に囲まれて豪華絢爛おむすび昼食会。
遍路を始めて6年、こんな出会いもあるんやな~~~

話しは弾んだが・・・
このあと別格14番椿堂を参拝して、
夕方、雲辺寺ふもとの民宿・岡田さんまで歩く計画の桃さんをお引止めしてはイケナイ!

ここまで約950㌔を歩き繋いだ遍路さんに、
「乗っていきますか?などと失礼なことは決して言いませんから!」と励まし、
いつの日か結願の第88番山門で紙吹雪でお迎えする約束をしてお見送り。

お見送り後、
銅山川ダム湖を楽しむべく山奥へ車を走らせたが
ダムに水は無く無残な枯れ湖、そこそこでUターンし、
黙々と歩かれる桃さんに「頑張って!」
先ほどのYさんに「後ろに桃さん歩いてます、エスコートよろしく」とお声がけ、
無常にも二人を追い越して別格椿堂をお参り。
妹に雲辺寺ふもと池田町の遍路民宿・岡田さんを見せて再度Uターン。
川之江ICから高速道に乗って川内IC流出。

先日の坂本屋総会で味をしめた「利楽温泉」でオトコ磨いて帰宅。
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いや~~~ いい出会いと 
      いいお寺を参拝できて、こころ嬉しい一日でした!


(お断り)
 ・イラストマップの転用許可(連絡)が取れておりませんことお許し下さい
 ・「本堂」とは一番大きな建物全体なのか、お参りした内陣を指すのか? 未だに不明。
   
by jh5swz | 2013-05-05 15:25 | 別格20霊場参り | Comments(6)