宝厳寺の火災

平成25年8月19日(金)の日記

昨日は、県戦没者追悼式へ参列、平和の礎となられた御霊に黙祷。
今日は、「地獄の釜も開く」と云われる盆の16日、
      ご先祖も帰省?しているのだからと我が家も「本日休業」。
明日は、坂本屋お接待当番日。


この盆休みにちょっと書き留めておきたいことがあります。

       第51番から52番太山寺をめざして
       石手寺の裏山から道後温泉へ下る途中、
       一遍上人生誕地、道後湯月町の古刹・宝厳寺(ほうごんじ)があります。
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       2010年03月05日の歩き遍路の折、
       四国霊場でもなく別格、番外でもないが、
       念仏踊りの時宗の開祖・一遍上人ゆかりの古刹ということで参拝。
       ご住職から丁寧な宝厳寺縁起をお聞きした。
              
       去る8月10日、その宝厳寺が全焼した。
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                           8月11日付け愛媛新聞より
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 歩き遍路のときの
 ご住職の親切なご案内が忘れられず、
 本日遅まきながら
 気持ちばかりのお見舞いをお届けした・・・

 焼け残った山門の脇の仮寺事務所の許可を得て
 現場の写真も撮らせていただいたが、
 痛ましくって掲載できない・・・
 再建を願って、残った梵鐘の写真を一枚。

 
 古刹・宝厳寺の全焼は痛ましい限りだが
 本堂に安置されていた国の重要文化財・一遍上人像(鎌倉時代)も焼失した模様。

 焼失した模様とは、中途半端な言い方だが、
 本堂の全焼により、堂内保管の木像は、その欠片もなく完全焼失。
 住職立会いのもと消防及び文化庁が調査の結果、
 欠片すら確認できないので「焼失」と断定?
 文化庁は重要文化財の削除手続きを開始した。
                     と云うのが、その舞台裏。

 今日までの報道記事を整理してみると、
 本堂は規模が小さかったため
 消防法の規制の対象外で火災警報機などの防火設備がなく、
 寺側が置いていた消火器2本のみだった。
 外にいた参拝者が本堂から煙が出ているのに気付き住職に知らせたが、
 すでに本堂に入れる状況ではなかった、と云う。

 十分な防火設備がなかった理由は、
 消防法は300㎡以上の建物には消火器具の設置義務があるが、
 宝厳寺は200㎡でその規制対象外。
 文化財保護法では、重要文化財の建造物には消火器具の設置義務があるが、
 宝厳寺本堂は文化財の指定はない。
 
 消防法と文化財保護法の規制実態のすり合わせ不足。
 重要文化財に指定はしたが、その保管場所に防火対策規制は無かった?
 よくある、縄張り争い的な矛盾。
 法の網がザルだった! 

 私の期待を込めた推理? 
 一遍上人木像の欠片も見つからないのでしょう?

 私、思うんですよ~
 実は、
 ちょくちょくある国宝・重文泥棒さんが木像を盗みましてな~
 足跡・指紋を残さないために放火、逃走したんです。
 
 だから木像は無事なんです。

 泥棒さん、
 どこかの小さなお寺さんへ返しておいて下さいませんか?
 窃盗・放火の罪は大きくて深いですが
 あなた様が少しでも救われるためにお願い致します。

 と云う、期待を込めた超希望的推理!
 ほとけ様 泥棒さんに伝言下さいませ。


 
 突然、脱線します。
 門前の小僧・個人的にはこの火災とは別に宝厳寺さんには深い思い入れがあります。
 
 道後温泉本館から東に約300m、かってネオン坂と呼ばれた花街名残りの坂道がある。
  (私の思い入れはこの花街ではない)
 
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      上の画像は、全国のネオン街を記録保存する「ネオン街ファイル」というサイトの
       管理人さんのご好意により掲載させて頂きました、2006年撮影とのことです。
 
      
        現在では往年の面影は全く無くて、歓楽街アーチの左側の錆びた鉄柱上の     
        スピーカーだけがかっての道後温泉の花街の移ろいを見つめています・・・

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       この写真は、2013年8月19日、宝厳寺さんへ気持ちばかりのお見舞いを
       お届けに伺ったとき、上の画像と同じ場所から撮影したものです。
  

この坂道を登りきった(写真正面奥)が宝厳寺。
 その宝厳寺境内に、私の好きな子規さんの句碑がある。f0213825_14515217.jpg



 道後村句碑巡り弟4番
 宝厳寺の俳句スタンプ
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 色里・ネオン坂から十歩も歩けば俗世を離れた秋風の吹く寺に間違いない
  (お寺から十歩あるけば色里でもあるわけだが・・・) 


脱線さらに余談

伊予かすり模様の
道後句碑巡り手帳
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 こうして道後温泉界隈の松山ゆかりの句碑をめぐり
 1番から28番の句碑・歌碑を一巡すると「道後村名誉村民証」が発行された。
 当時、日曜ごとに電車に乗って道後まで行き、てくてく歩いた頃が懐かしい。
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ウン十年以上前の村民証、
今、よく読むと道後温泉招待券(発行後1年以内・1回限り)となっている・・・

銭の花に縁のないヤツに限って、
    お金にならないモノの物持ちのいいこと!
          本人も本人のバカさ加減にあきれ果てています。   

  ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

夕暮れどき、
  玄関先でオガラを焚いて
     キュウリの馬で戻ってきた仏さんを
                  ナスビの牛でお見送り。
  また、来年、戻っておいでよ~。
  
 
by jh5swz | 2013-08-19 19:45 | 道後 宝厳寺物語 | Comments(10)

お盆明けの坂本屋

平成25年8月17日(土)の日記。
本日、遍路茶屋・坂本屋の当番日。

四万十市西土佐では41℃の日本一の暑さが記録されるなど
日本列島の連日の猛暑に
仏さまが、「もう少し ゆっくり休むかい?」との贈り物かも知れない・・・
などと、土曜日に勝手な理由をつけて坂本屋へ爆走。

08:30 早すぎた! まだ当番スタッフは誰も来ていない・・・
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         雨戸を閉めた開店前の坂本屋の顔もいいなあ~ と、独り言。

08:45 ほどなくスタッフ中川さんが到着、二人でオープン準備
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 街道の登り・下りに
 5本の「坂本屋」幟旗を立て
 年代モノと思しき土間の縁台に
 お遍路資料、道案内書など並べ
 麦茶、茶菓子をスタンバイ。

 前庭に咲いたキバナコスモスを活け
    (mizukiさんありがとう)
   ただ今 お接待中      
    坂本屋の設営完了!

 新参の茶坊主、だいぶ要領もよくなった、とは誰も云わない。


 
 ちょど、甲子園では地元済美高校の試合があり、
 元同業、ポン友の監督を応援したくて持ち込んだラジオでネット裏気分なのだが、
 ゲームは、初回からず~~っと劣勢。

 
 坂本屋運営委員会・相原会長さんが
 お盆で里帰り中の娘さんファミリーとお立寄り。
 「猛暑の中、ようこそ!」。

   今になって思えば、麦茶の一杯も差し上げんかった・・・
   オトコ所帯につき、失礼の段、お許しあれ。 

 
 連日の猛暑のせいか? 登り下りのお遍路さんも無い。
 
 一体、歩くとどれほどの体感温度なのか?と
 峠方向へ200mほど歩いてみたが、
 木陰はまだしも、さえぎる木立も無い所では亜熱帯!

 早々に引き返して縁台でごろ寝。
       平素、お遍路さんがお休みになる縁台からみた街道の眺め。
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           右手(浄瑠璃寺側)からの風が土間をそよっと吹き抜け
           時おり猿がいたずらに来るという孟宗竹がゆるりと揺れて
                   なかなか結構な避暑地気分?
 
 済美高校は延長戦の末、1点差で敗北。
 花巻東高さん、優勝戦まで勝ち進んでくださいよ!

12:00 中川さんと囲炉裏部屋で昼食
     お接待用のお盆が活躍できず手持ち無沙汰?        
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午後になって陽射しはますます強くなり、
とても歩きお遍路さんがお立ち寄りの雰囲気ではない。 
 
この際とばかり、
5月以降、ひと休みされたお遍路さんが名刺代わりに置かれた納め札を整理。
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 「遍路は時計を持たず名刺も持たず」とも云いますが、
 「お接待を受けたらお礼の印し、名刺代わりにに納め札を置く」のも慣わしのようで
 求めるわけではありませんが、差し出されるとありがたくお受けしています。    

13:30 三坂峠から下られた岐阜さんがお立寄り。
     昨日お国を出発して、今朝松山着。
     JR松山駅から、前回区切った久万高原町へバス移動、
     久万から歩いて、三坂を下られたご様子。
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                        坂本屋寄せ書き帖に一筆中

13:40 「今回は何処まで進めるか判りませんが、月末まで歩き通して又秋に来ます」と、
     早々、46番浄瑠璃寺目指してご出発の岐阜さん。
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                   急がないで あせらないで 道中ご安全に!

その後、また静か・・・

前庭のキバナコスモスに舞う蝶を追っかけて 追っかけて・・・
私が願う花に止まって思うように羽を広げてくれないのはギャラ不足に違いない・・・
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14:45 「この暑さでは歩きお遍路さんもなかろう」との会長さんの判断で早仕舞い・・・

15:00 帰り道、46番浄瑠璃寺前の遍路宿「長珍屋」さんの前を通って
     お宿玄関の「歓迎看板」をチラッと見てみたが、
     お泊り予約のお遍路さんはゼロ人,
     この暑さではムリもないか。

     この時間、この宿にお泊り予約がないということは、
     早仕舞いしたあと、坂本屋前を下るお遍路さんもほぼ無かろう・・・
     などと、     
     早仕舞いしたうしろめたさがちょっと気になった門前の小僧。

    先ほど坂本屋でひと休みされた岐阜さんは
    47番八坂寺通夜堂かな?
    いや、48番を打って、たかのこ温泉あたりでお泊りかな? 


          
(お断り)
 ☞記事中のお遍路さんのお名前は、
 そのお遍路さんがお住まいの県名若しくは市郡名をお名前とさせて頂きました。
  

  
by jh5swz | 2013-08-19 07:45 | 坂本屋日記2013 | Comments(8)

坂本屋のそうめん流し

平成25年8月4日(日)の日記(その2)

「あっ! 旦那~ 閻魔様がもう少し聞いておきたいことがあるってよ~」
       と、私を呼び止める八坂寺の猫の凄むような泣き声を振り切って
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夏休み宿泊農作業中の子供たちの待つ坂本屋へ急ぎます。
山の緑に負けじと窪野町坂本の棚田の緑も豊作の予感!!!
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08:50 早くも坂本屋を通過して46番浄瑠璃寺へ急がれるお遍路さんとスレ違い
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      あとで判ったことだが(坂本屋でひと休みされたらしい)、
      このお遍路さんは88番まで全日程を野宿で歩きとおす計画で
      今日は松山8ケ寺を参拝し第52番太山寺あたりで野宿予定だった。
      久万高原町スタートとして約35㌔の行程、お若いとは云え相当健脚!

へんろ道沿い、満開の〇〇ユリ (どなたか名前教えて下さい) 
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09:00 タカサゴユリが咲いて本日も坂本屋健在なり
    運営委員会美人部の方々は早朝5時から子供達の朝食作りでご出勤
    本日当番のスタッフもかなり早くから現場設営のため集合の様子
    大道具設営が終わった頃、ノコノコとやってきてすみません・・・
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    松山市の主催指導・坂本屋とボランティア大学生の支援で実施される
    「坂本ぽんぽこ村」の今月のハイライトは「夏休みふれあい宿泊体験」、
    毎月1回、1年間の農業体験を継続中のチビッコ35人が本日も元気に参加。

    昨日はふもとの公民館でテント張り・カレーライス作り・宿題勉強etc
    昨夜は地元の盆踊り大会に参加、夜は肝試し大会を楽しんで?公民館で宿泊。
    今朝、4時半起床、坂本屋へ移動してカブトムシ捕り。
    早出出勤の坂本屋マドンナ部隊特製の味噌汁・朝ごはんを食べて
    この時間、「ぽんぽこ農園」で野菜の収穫と草取り作業中とのこと。
    <松山市ぽんぽこ村農業・文化体験学習>の詳細☜クリック

一人一匹を目標に坂本屋メンバーも苦心した?カブトムシやミヤマクワガタ
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    そりゃ~町の子にとって自分で捕ったカブトムシやクワガタはお宝に違いない!

この時間は、野菜収穫と草取り作業中とのことで、
坂本屋から200mほど登った「ぽんぽこ村農園」へ行ってみた、

居た! 居た! 山の緑に包まれて農作業に汗を流す日本の宝35人
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         「草ちぎりするな!草は根から引き抜くもんぞ~」
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         「ミミズ? 土がよう肥えとる証拠じゃ」
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 昨今、
 よその子を叱ったり、よそのオジサンに叱られたりする子を見ることなくなったが
 ここでは、市職員さんも坂本屋スタッフも学生さんも子供達にお客さん言葉を使わない、
 それは多分、「ウチの子供、ウチの家族」だと思って接しているからだろう。
 
こちら坂本屋では、
野良仕事終えた子供達を少しでも涼しく迎えてやろうと打ち水して
そうめん流しの準備中
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 お湯を沸かして
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 100束のそうめん茹がいて
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水は坂本屋の山奥から引いてあるかなり冷たい三坂天然水
そうめんが流れる樋は坂本屋の前の孟宗竹を割った高級品
流れ具合・速さのTESTとスタッフによる「味見・御毒見」を経て
11:00 本日のハイライト坂本屋そうめん流し開店!
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薬味は刻みネギ・ミョウガ・おろしショウガ
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お行儀のいいこと!
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ワイルドだゼイ!
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ボランティア学生諸君も
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最後に、早朝5時から台所で大活躍の坂本屋美人部と裏方皆さんも
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1年間「ぽんぽこ村」のボランティアを勤めてくれる学生さん
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子供達の今朝の収穫野菜を
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ちゃんと均等に35人分に分配して
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 ちびっこ達のおみやげもできた! 
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13:00 折から20分ほどどしゃ降りの通り雨
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               グループごとに班長さんのレポート発表
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ぽんぽこ村 村長(公民館長)さんのご挨拶
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このあと、子供達全員が起立して、表に並んだ坂本屋メンバーに向かって
大きな声で
 「お世話になりました、ありがとうございました」と、挨拶があるのですが
毎年わかっていても胸にジーンとくるものがあります・・・

ぽんぽこ村のチビッコ達へ
 冷房の効いた部屋でファミコン三昧もよかろう、
 親の車で塾から塾への渡り鳥夏休みもよかろう、
 でもなあ~ 後ろの山の緑を見てくれ、
 こんな山奥で二日間、
 宿題片付け、村の盆踊り参加、夜はお化け屋敷ごっこ?
 里山のカブトムシ捕り、汗を流した野良仕事、
 そして、そうめん流しも楽しんで、
 何よりたくさんの友だち作って、
 君らの夏休みこそサイコー!やと、オジサンは思う。

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学生リーダーに引率されて迎えのバスが待機するふもとまで徒歩下山
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「また来いよ~」 「来るとも!」
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「勉強せいよ~」 「するとも!」
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次回8月17日の「ぽんぽこ村」もみんなそろって元気で来いよ~
おじさん当番日やけん。
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ちびっこ達が帰ってしまうと、一同「やれやれ~」。
スタッフみんなで大道具を片付け。

結局、お遍路さんは早朝のお一人だけ・・・
この暑さでは登り下りもなかろうとの会長判断で
14:00 本日の坂本屋は少し早めの閉店。
     家への土産に、たっぷり氷入れたそうめん貰って帰りました。
     

             柴栗のぽろり落ちたるへんろ道
                           -門前の小僧-
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<写真の掲載について>
  松山市が募集段階で広報その他への写真等の掲載承諾を得ており、
  当ブログへの掲載もOKとの市職員さんの許可をいただいております。
  なお学生さんにも許可を求めたところ、「いいとも!」と快諾を得ました。
by jh5swz | 2013-08-08 07:10 | 坂本屋日記2013 | Comments(6)

第47番八坂寺参り

平成25年8月4日(日)の日記(その1)

遍路茶屋・坂本屋では
3日からチビッコ達の「ぽんぽこ村お泊り体験」が行われており、
「時間があれば・・・」と、連絡がありお手伝いに出かけました。

前回は48番西林寺をお参りして坂本屋へ輪走したので、
今朝は第48番八坂寺をお参りしてから行くことにしました。

08:00 のどかな八坂寺参道入り口
      弘法大師のお出迎え?
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いつ見ても「門前だなあ~」と思う、私の好きな眺めです
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やたら大きくなくて、ちょっとおしゃれに見える山門
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その山門は小川にかかる朱塗りの「極楽橋」と一体になっており、
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山門の天井絵は極楽浄土の天女の舞い?が描かれています。 
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石段を登り本堂へ
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本堂・大師堂へ写経を納めて
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        八坂寺は奈良代時から1300年余りも続く寺で、修験道の開祖・役小角の開基。
         大宝元年(701)に文武天皇の勅願寺として伊予国司越智玉興が建立するとき、
         大堂山に八ヶ所の坂道を切り抜いて造ったところから寺号を「八坂寺」とした。
         又、益々栄えることを意味する「いやさか」に由来するとも伝わる。
                              -NPO伊予路おへんろ倶楽部冊子より-



f0213825_9372314.jpg 因みに、毎年4月29日には、
 柴燈大護摩供火三昧の火渡り修行が行われ、
 <さいとうおおごまくかしょうざんまい>
             と読むのだそうです
 
 護摩法要のあと、
 熱い灰の上を歩いて
 心願成就を願う信者さんで賑わうらしい。

 (中央ロープで囲まれた場所はその火渡り跡)
 

さて、
八坂寺は再々お参りしたが、今朝は一度も覗いたことのない閻魔堂へ・・・
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極楽の途には玉砂利が敷き詰められてあり
f0213825_8101516.jpg    左右の壁には極楽浄土絵図が
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地獄へ途には鋭く尖った小石が敷き詰められ
f0213825_814181.jpg    左右の壁には地獄飢餓道絵図。
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<昔、昔、ウチの爺ちゃんの得意だった短い話し>
あの世からちょっともんて来た知り合いの話しじゃがの、
あの世では、ご飯どきには凡そ1mの長い箸でモノを食べないけんのじゃと。

 地獄村では、皆んなが我先に長い箸でご飯やおかずを必死で自分の口に運ぶんじゃが、
箸が長うて誰も何も食べることができず、毎日腹空かして苦しみ続けておるそうな。

 極楽村では、皆んなが按配よう向い合うて座って、長箸で相手の好きな物を選んでやって、
相手の口元まで運び合って、笑いおうて、おもしろうに毎日を暮らしとるそうな。

 おもしろい話しじゃろが。  で終わる短編小説?

    自分のことだけを考えて行動すると地獄。
    他人のことを思いやって行動すると極楽。 
         みたいなことを孫の私に教えたかったのでしょうか・・・
         なのに孫は修行が足らず、いまだ煩悩の海で溺れており候。


久しぶりに爺ちゃんのことを思い出しながら下山していると
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「あっ 旦那! 閻魔大王がちょっと待て!と呼んでまっせ~」と、猫。 
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「今から子供達の待つ坂本屋で償いはしますんで、お見逃しを・・・」
「我輩はニャンとも言えねぇなあ~、閻魔様に聞いてみな」。   
  

  8月4日の日記(その2)へ続く
by jh5swz | 2013-08-05 21:08 | その後の徒然遍路 | Comments(4)

ベニシジミ

平成25年8月3日の日記

 ”足元の自然をさりげなく撮る”ことをモットーとして
 いつもきれいな写真をブログ掲載されるお方の真似をしてみました。
 お師匠さんの足元にも及びませんが・・・

     風に乗る てふてふの舞い舞台 女郎花   -門前の小僧-

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by jh5swz | 2013-08-03 10:07 | その後の徒然日記 | Comments(4)