スペイン大使を迎えて❶

平成25年10月31日(木)
 今日は、前稿で予告しました「日本・スペイン交流400周年」記念事業の一環で
県知事が駐日スペイン大使ご夫妻をお迎えして行う東西巡礼路コラボレーションディ。

 三坂峠からお先達さんの道案内で市長を交えて5人が約1時間歩いて坂本屋で休憩、
まったく普段どおりのお接待を受けて頂き、その後46番浄瑠璃寺を参拝される計画。

 前以て、坂本屋運営委員会会長から連絡があり、
 ウチの社長に午前中休暇申請を出してお手伝いに駆けつけました。

 サンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼路のある大使ご夫妻の目に、四国お遍路道と
ニッポンのお・も・て・な・し・がどう映るのか気になるところ。
 言葉は通じないが真ごころは通じるハズと信じてお迎えしたい。

07:50 いつもより早目の出勤、三坂の山々が朝もやの中。
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08:35 10年使っていささかくたびれていた幟旗も本日新調のお披露目。
                     駐車場へ報道関係者用の休憩場所を設営。
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08:50 駐日大使をお迎えとあって、本日スタッフは印半纏の正装。
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 門前流家元・小僧、本日の一輪は
      自宅に咲いたアブチロン
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こちら、坂本屋女性スタッフが座敷に活けた「秋」、さすが~~~
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同じく2階座敷、ろうそくの明かりに菊を活けるなんぞは粋でござんすね~
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その2階から旧土佐街道・御宿坂本屋前の風情、背広姿は県庁職員の方々。
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08:59 先をお急ぎのおしどりお遍路さん通過、道中ご安全に。
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  久万高原町を早朝発たれて今夜は浄瑠璃寺前のへんろ宿で宿泊予定の千葉さん
 「2巡目の今回は、超のんびり歩くつもりなのでお手伝いします」と、
 お掃除役を買って出られた! 通い始めて2年、初めての光景、明るい!
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              久万高原町で同じ民宿だった寝屋川さん共々、
         このあと、本日のスターとなろうことなどだれも予想できなかった・・・

09:30 今夜、道後温泉にお泊り予定のお遍路さんが先を急がれます。
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09:55 昨夜、千葉さん寝屋川さん(7巡目)と同宿だったお遍路さんがひと休み。
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10:20 先発の報道陣と県職員の方々が到着、そろそろらしい。
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10:25 大勢の報道関係者に囲まれた大使・知事が、カメラの望遠で見えた!
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               菅笠の左からお先達、大使夫妻、中村知事。 
 
          はるかスペインのお客様、ようこそ四国お遍路へ。
             秋晴れの好天で本当によろしゅうございました!
                お待ち申し上げておりました。 


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(お断り)
   記事中のお遍路さんのお名前は、お住まいの県名若しくは市町名を表します。 
  
by jh5swz | 2013-10-31 17:27 | 坂本屋日記2013 | Comments(4)

寺は西国、情けは四国

平成25年10月19日(土)の日記
遍路茶屋・坂本屋の当番日。

08:32 冷たい雨の降る県道を坂本屋へ爆走、柿も色ずき舞台はすっかり秋です。
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08:45 坂本屋到着。珍しく当番一番乗り、誰も居ない・・・
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09:00 勝手口の鍵を開け、雨戸を開き、湯を沸かしながら幟旗を立てて準備完了
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 09:15 
 どうも一人でウロウロしている私を
 見るに見かねた様子で
 近くにお住まいの船田さんが
 「寒かろうがな、囲炉裏お焚きや」と応援出勤、
 この秋、初の囲炉裏火。


 松山市内と体感温度ー3度の坂本屋、
 チョロチョロ燃える炎を見るだけで、こころまで温かくなります。

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 09:20 
 いつも一番出勤の中川さんが
 「ちょっと竈修理の準備に手間取ってなあ~」と
 ご出勤、早速器用に土を捏ねて左官仕事。

 

 
 実はこの竈、
 昨秋のNHKドラマ撮影中、大道具が当たって壊れていました・・・

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 熱い茶も沸き、
 今春、65番三角寺奥の院仙龍寺でお会いした
 愛知県某市にお住まいのブロガー
 娘お遍路さんから贈って頂いた「エビ煎餅」に
 早生ミカンや柿、クッキーなどを添えて
 お接待準備も万端整いました。 

 
坂本屋は豪華なおもてなしはできませんが、会員の持ち寄りで気持ちだけは精一杯。

09:30 ちょど囲炉裏火が部屋を暖め始めた頃、静岡さんがひと休み。
 殆どを野宿・通夜堂で順打ち・逆打ち交えて15回目の巡拝中との由。
 お四国参りのみならず西国、東国、熊野古道などを歩かれたお話しをお聞きしました。

10:00 「後姿なら」と、お許しを頂いたワンショット。
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      柿渋の利いた菅笠に雨合羽を羽織ながら年季の入った錫杖を手に
      「あちこち歩いたが、寺は西国、情は四国」と、
      嬉しいお言葉を残されて1日50㌔歩くこともあるという健脚ぶりでご出立。
      霧雨なんぞは「雨」の内に入らないのかも知れない・・・
 
    <TOPICS Ⅰ>
10:20頃 背広でビシッときめ込んだ紳士がお越しになり
      「こちらに門前の小僧さんと云われる方は居られませんでしょうか?」
      応対した門前の小僧、じぇじぇ!
      「私 ですが」
      「私 daboです。」  (※daboとはこの方のブログ上のハンドルネーム)
      耳を疑った門前の小僧、じぇじぇじぇじぇ!  
     
       実はdaboさんは、週末の殆どを割いてお出かけになり、
       鎌、剪定ハサミ、万能ノコギリ、小鍬などをザックに詰め込み、
       四国四県の古いへんろ道の木枝、ツタ葛、足元の土砂などを片付け、
       時として朽ちた或いは台風後のかなりの倒木などを切って
       お一人で「へんろ道」の保全をコツコツと続けておられる方で、
       ブログを通じて交流はありましたが、初ご対面。
       昨日、松山でお仕事上の会議があり道後で一泊され、
       今朝、お国へお帰りの前に「門前の小僧を尋ねて坂本屋へ来た」との由。
       お遍路さんへの接待にと「松山名産タルト」の手土産持参。
       感激に舞い上がって記念写真を撮ることも忘れた小僧、残念無念。
   
10:30 お二人連れの京都さんご休憩。
     daboさんとお話しを続けたかったのでお接待は囲炉裏部屋にお任せ・・・
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10:55 よほど仲良しなんでしょうか、雨合羽のマッチングも素晴らしいお二人でした。
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  <TOPICS Ⅱ>
  10時頃、峠から下ってこられた4人連れさんは某旅行会社の皆さん。
  四国霊場開祖1200年を期して
  道後温泉とお遍路体験をセットしたツアー企画のため
  今朝、三坂峠まで車で登って、
  「実際に歩いて下ってみた、自然が素晴らしい」との感想。
  この方々も四国遍路の伝統を守り盛り上げて下さる強~いお味方衆のハズ。
  
11:00 坂本屋の歴史をメモされ、2階の座敷や囲炉裏もご覧になって浄瑠璃寺へご出立。
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  <TOPICS Ⅲ>  
   今日は、2006年から5年6ヶ月かけて
   四国霊場を歩いて巡拝した同行遍路のお二人が
   「お遍路道中、各地で受けたお接待のお返しがしたい」と、
   10時頃からお手伝いに駆けつけて頂きました。

12:15 船田さんの心づくしの「うどんおむすび昼食」中、
            ユラユラ揺れる炎を囲んで囲炉裏端サミットが弾みます。
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  <TOPICS Ⅳ> 
   時折、坂本屋へお越しになる俳人◇〇先生とお弟子さん?達が
   秋雨の中、坂本屋界隈を吟行され
   うどんおむすび昼食されながらお一人十句をひねっておられます。
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13:00 兵庫さんがお立寄り。 
13:05 続いて、
     朝一番の静岡さんが、
    あとから可愛い娘遍路がやって来るからよろしく。と頼まれた
    今治さんがご到着。

    「写真いいですか?」
    「かっこよく撮って下さい」 
    「ブログUPはマズイですか?」
    「いいです いいです UP了解!、写真送って下さい」。         
             と住所もMEMOして決まった1枚。
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     夜明け前から夜遅くまで駆ける?ハードな勤行がヘッドランプに窺えました、ただ者ではない。 
  
   東京で働いていたがUターン。
   私を一番大事にしてくれて、今は患っているばあちゃんの病気快癒と長寿を
   お大師さんにお願いしながら1番霊山寺から野宿半分・宿半分で歩いています。
   別格20番も全部お参りして「別格念珠」を仕立てばあちゃんにプレゼントしたい。
   家族の中で今それが出来るのは、今の私しか居ないから。
      
      詳しくは聞かなかったが、明るく気丈夫にお話しされた娘お遍路さん、
      無事結願と大好きなばあちゃんの病気快癒・長寿を願わずには居れない・・・   

13:30 何度も何度も振り返りながら「ありがとう~~~」と、彼女。
     こちらもみんなで「お元気で~~~、またいつか遊びにおいで~~~」。
     私からキザに Adios Ciao!
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13:50 今日明日の天候をにらんだ行程作戦会議を終えて兵庫さんご出立。
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              今治さんにつられて兵庫さんも明るく手を振ってお別れ・・・ 
       
14:10 今朝、岩屋寺を出発の大阪さんがお立寄り、雨で冷えた体を温めていただきました。
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14:28 無口なお遍路さんでしたが礼儀正しいお礼を述べられご出立。
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今治さんの明るさが波及したのかなあ~ 大阪さんも振り返り振り返り下られました・・・
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15:10 戸締り火の用心怠りなく、本日の坂本屋閉店。

     お互いの長いようで短い人生の中で
        さらに短い数十分の出会いなのですが、
                 まごころでふれあった時間は宝物・・・
     今日も、坂本屋で皆さんに教わることの多い一日でした。
 
(お断り)
   記事中のお遍路さんのお名前は、お住まいの県名若しくは市町名を表します。 


   
     ☆☆☆~~~ ☆☆☆~~~ ☆☆☆~~~
<坂本屋内・運営委員会掲示板より>

愛媛県地域振興部(局)から
  坂本屋運営委員会会長宛て(文書要約)

 今年は慶長遣欧使節団がスペイン及びローマを公式訪問以来、
 400年目にあたり国内各地で
 「日本スペイン交流400周年」記念事業が行われています。

 スペインには世界遺産の巡礼路、
 サンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼路があり、
 四国遍路の世界遺産登録に向けた気運を盛り上げるため、
 スペイン大使をお招きして交流を行います。

 交流事業スケジュール
  10月30日、駐日スペイン大使をお迎えして歓迎レセプション。
  10月31日、駐日大使・県知事・関係市町長ほかSP、報道陣が同行し
          三坂峠から約1時間の歩き遍路を体験し坂本屋で休憩。
          休憩後、浄瑠璃寺を参拝の計画(予定)。
          午後、大使帰京。
 当日は坂本屋及び近隣の皆様には何かとご迷惑をおかけすると存じますが、
 ご協力いただければありがたいと思っております。
         
     ☆☆☆~~~ ☆☆☆~~~ ☆☆☆~~~
        
 言葉を交わす機会などあろうはずはないが、
 この際、スペイン語のご挨拶くらい勉強してみよう。
 坂本屋も国際的になってきたぞ!
   おはようございます  Buenas dias   ブエノスディアス
   こんにちわ      Buenas tardes   ブエノスタールデス
   こんばんわ        Buenas noches   ブエノスノーチェス 
   ありがとう      Gracias グラシャス 
   さようなら      Adios  アデオスは
               「もう会わね~ぞ」みたいに使われることもあるので
               Ciao チャオ の方が無難らしい。

  10/31 訂正!
   スペイン大使随行の通訳女史のご指摘
    Ciao はイタリア語なので
    スペイン語では Adios が正しい、とのご指導がありました。
    国際化は難しい・・・
      
by jh5swz | 2013-10-20 16:24 | 坂本屋日記2013 | Comments(4)

秋の里山散策ご案内

遍路茶屋・坂本屋運営委員会からお知らせが届きましたので
”秋の 久谷・里山散策”(遍路とたぬきの里めぐり)をご案内致します。

 開催日 平成25年11月16日(土)
 主会場 久谷中学校グランド(駐車不可) 
 駐車場 愛媛県生涯学習センターグランド
     ※ 駐車場からスタート地点までバスで送迎します
 申込方法 往復はがきで
      代表者・代表者住所・代表者電話番号・参加コース・参加人数明記
      〒790-8510 松山市本町1-1-1 南海放送「秋の里山散策」行
 申込締切 平成25年10月31日(木)消印有効 
 詳細お問合せは 南海放送 TEL 089-915-8889 

 主 催 松山市・南海放送  
 
 コース
  ❶ 下る旅(事前応募40名限定) 受付8:00~8:30 
     (バス移動)JR三坂峠バス停~坂本屋~浄瑠璃寺・八坂寺・久谷中学校 約9,5㌔
  ❷ 登る旅(事前応募40名限定) 受付8:00~8:30
     学習センター~荏原城跡~尉之山頂~(バス移動)・久谷中学校  約8㌔  
  ❸ 巡る旅(当日参加OK)     受付8:30~9:30  
     久谷中学校~浄瑠璃寺・八坂寺・八ツ塚古墳~渡部家住宅~久谷中学校 約8㌔
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                    投稿:坂本屋運営委員会 S・T
by jh5swz | 2013-10-18 12:53 | 坂本屋日記2013 | Comments(0)

ヘチマ大豊作

平成25年10月14日(月)体育の日

借りている玄関前の畑に植えたヘチマが思いのほか大豊作。
「ヘチマたわし」を作ってみました。

40~50cm大のヘチマが10本ほどブラ下がって壮観。
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輪切りにして鍋で20分ほど煮て、皮を剥いでほぐして種を取り去り乾燥。
新発売「エコたわし」と称してご近所へ配り、懐かしいと喜ばれて自己満足。
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        完全乾燥後の風呂が楽しみです。
        少しは色白になるとか・・・ ツラの皮が薄くなるとか・・・

全部収穫したあと、せっかくですからヘチマの水も取ってみたい。
9月18日の糸瓜忌は過ぎましたが正岡子規さんを偲んでみるのも
坂の上の雲の町・松山に住む無粋な門前の小僧の努めかもしれない・・・ 合掌

  正岡子規 絶句三句
  
  糸瓜咲て痰のつまりし仏かな

      痰一斗糸瓜の水も間にあはず    

         をととひのへちまの水も取らざりき
by jh5swz | 2013-10-14 21:23 | その後の徒然日記 | Comments(3)

坂本屋の秋祭り

平成25年10月6日(日) 
 10月5・6・7日は松山地方の秋祭り。
 あちこちに道後平野の五穀豊穣を祝うように幟旗が立っています。

 頂いた隣町の名物饅頭があり、
     坂本屋のお接待に使ってもらえればと、ひとっ走り行って帰りました。

 幟旗が立ち、明日の神輿巡行を待つ窪野町桜の里。
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       後で聞けば、この急坂一番奥の坂本屋までは神輿は人力では登れず車で巡行とのこと。

神輿巡行に備えてちゃんと祭壇が祀られた今朝の坂本屋。
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        こうして春の雛祭りや秋祭りの節目をちゃんと祝う坂本屋が私は大好きです。
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09:25 三坂峠から下られた千葉さんがひと休み。
     「のんびり歩いて通し打ち35日目」、
     「今日は49番浄土寺手前のたかのこ温泉ホテルに泊ります」。
      座敷に祀られた神棚のことから、
      明日の松山秋祭り本番、道後の喧嘩神輿に話しが及ぶと、
     「よ~し、是非、行って観よう!」と、笑顔。
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        写真がお好きなご様子だったのでお許しを得て真正面からパチリ、感謝。

09:45 ご丁寧なご挨拶を残されて46番浄瑠璃寺へご出立。
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        昨日の雨がウソのように晴れて、いいお遍路日和です、
        道中ご安全に

雨上がりの駐車場の縁石沿いに好きな諸葛菜の種をタップリ蒔いておいた。
     来春きれいに咲いてくれればいいのだが・・・
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        (写真は29番国分寺のしだれ桜の下に咲いていた諸葛菜 2008・04/02撮影)

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 本日の当番さんから「美味い昼ごはん作るから」と、
 嬉しい声をかけて貰ったが
 「すぐ帰る」と切った約束手形の手前もありUターン。

 狭いながらも楽しい我が家の玄関、
 昨夜の宵宮から御神燈を灯して、
 「若いんやから!」とダマされ駆り出された
 門前の小僧が明日の神輿担きに備えています。
  


(お断り)
  記事中、お遍路さんのお名前は、お住まいの県名若しくは郡市名を意味します。 
 

余談ながら、
坂本屋で千葉さんと話題になった松山・道後の喧嘩神輿をご紹介します。
平素、温厚なお城下の人々が妙に熱くなる松山・道後の秋祭りをご覧下さい。

by jh5swz | 2013-10-06 15:07 | 坂本屋日記2013 | Comments(2)

そぞろ秋遍路さんが

平成25年9月28日(土)の日記。 

久しぶりの遍路茶屋・坂本屋当番日。
関東に住む友達から頼まれた30巻の写経を48番西林寺へ奉納して
三坂の山並みを正面に見ながら渋滞の重信大橋を渡る、雲行きいと怪し。
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丹波の里道には名残りの彼岸花がまだ懸命に咲いていました。
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08:50 黄花コスモスに埋もれるように坂本屋。
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 門前流家元:門前の小僧
 本日の一輪挿しは
 茶屋前の街道に咲くカンナとコスモス。

 どうやら小僧の仕事になってしまったようだが
 この出来栄えでは
 家元を名乗っても
 弟子は一人も出来ないなあ~~~
 だって花を突き刺しただけじゃんか。




オトコが二人、熱い茶と冷たい麦茶の支度。
ここに、 善根宿のいしだ あゆみ女将が
  ♯♪♪歩いても~歩いても~ 小舟のよ~うに♭
        私はゆれて ゆれて あなたの腕の中~♪♪
 
などと口ずさみながら、お茶でも沸かして居てくれたら風情漂うのだが・・・
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 このところ
 煎餅のような茶菓子しかない様子だったので
 前日、近所のおみやげ屋で買っておいた
 松山の古典的おみやげ「坊ちゃん団子」をスタンバイ。
 お遍路さんに判って頂ければ幸いなのだが・・・



09:20 今朝ほど私が車で登ってくるとき、
     ふもとのへんろ道を黙々と歩いておられた逆打ちお遍路さんがお立寄り。
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     あとでブログ掲載のお許しを願ったら・・
       「夜目 遠目 の中」なら、と笑顔。
       「朝方 遠目 の中」と思し召し願います。

 「何度かここを登り下りしましたが、
 いつも坂本屋さんは雨戸が閉まっていて・・・、
 今日はやっと念願叶いました」と、喜んで頂いた名古屋さん
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   お茶を差し上げると「あらっ!坊ちゃん団子!」と。
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  赤い納め札は、少なくとも8巡ひょっとすると24回目の巡拝の証し!
  道理でザック、靴、笠、お杖などお遍路七つ道具が体に馴染みきった風情。
  「今日はここ坂本屋でゆっくりしたかったので宿は久万高原町」と、
  囲炉裏台所、二階の大座敷など、くまなくゆっくり観ていただき、
  小僧自身の一巡目の思い出とダブらせてお遍路話しが弾みました。
  (辰濃 和男さんの「歩き遍路」は坂本屋蔵書・著者署名本⇔お遍路さん必見の一冊) 

10:20 折から、順打ちのお遍路さんがひと休み。
     こちらのお接待は中川さんにお任せだった。
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10:25 先の予定あり、とのことで早々にご出立。
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  遠来の歩きお遍路さんにしては身軽な装いだなあ~?
  あとで中川さんに聞いたら・・・
  この方は自家用車を利用しながら歩き繋いで巡拝中とのこと、
  今朝早く浄瑠璃寺の駐車場へ車を置いて、
  前回、打ち止めた三坂峠まで登り、引き返し下って浄瑠璃寺まで歩き、
  今日は車で先に進み、歩き戻して松山市内数ヶ寺を参拝されるらしい。
  コチラ様も名古屋さん
  じぇじぇじぇ! 
  先客の名古屋さんにご紹介出来なかったなあ~~~

  同じお国の、それも順打ちと逆打ちお遍路さんが
  小さな小さな遍路茶屋の屋根の下で、
  つかの間とは云え時を同じくしてお茶をすすられ
  双方、それを知る由もなく登り下りのすれ違い・・・
  これも一期一会?


11:05 さて、しばらく休憩されてお話しの弾んだ(女性)名古屋さん
    三坂峠めざしてご出立。
    ポンポコ村も話題になったので、その農園までお見送りさせていただきました。
    それにしても今から90分?かけて標高差400mを登られるのだからスゴイ!
    ベテランお遍路さんではございましょうが、この先の道中もどうぞご安全に!
    次回は銀の納め札で是非またお越し下さい。
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             今度は「遠目 後姿 笠の中」ですから掲載してイイですね?  

11:15 先日のNHK-TV「歩く 歩く 歩く」の再放送を観て、
     坂本屋を見学に来た、と松山市内のご夫婦がお見えになった。
      奥さんは台所の囲炉裏や2階の座敷の造りに、
      ご主人は築後100年、なお現役の建物に興味津々、
      建築関係のお方でしょうか、「久しぶりにいい古民家を見た」と仰った。
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11:40 順打ちの東京さんがひと休み。
     計画ナシ 予定ナシ、宿未定の由。
     時計を持たず、名刺も持たず、本物だ~このお方!
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11:45 お茶一杯、坊ちゃん団子一串のおもてなしのあと「ではごめん」とご出立。
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11:50~12:10 囲炉裏部屋で中川さんと二人で昼食。
    むすび弁当を済ませたあと、小僧は恒例「秋を探してウロウロ散歩」
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        遍路墓(左下の三角石) 
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      天保13年(1842)建立以来171年、
      ここ坂本の里の皆さんが墓守をされ、風雪に耐えた墓石(左端)は
      今も讃州高松 松嶋 吉野屋平助墓と墓標もしっかり判読できます。

9月14日に見つけたナツメも
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    2週間でちゃんと色づいて
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中川さんと、
明日の松山大学薬学部付属薬用植物園の一般公開日のことが話題になり
「近ごろ、センブリやゲンノショウコを見かけることがなくなりましたね~」などと
話しながら、外の水道で顔を洗ってたら足元に
「アタシをお忘れかい?」と、2株のゲンノショウコが満開!
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   いや~坂本屋って、足元に日本の自然がまだまだ残っているいい~所なんです。

13:15 下ってこらえれた千葉さんがひと休み
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                    (お断りできてないので超横顔です)

      「いい柿渋の笠ですね~」 
      「いや~高知の何番だったか門前の笠屋の親父に勧められちゃってさ」      
      「29番国分寺前の!?」 
      「そうそう、コレくらいモノは持てってさ」      
      「南天の杖もお勧めだったでしょう?」      
      「そんな高けェ~モノ買えるか!って
 
      「私も南天の杖なんか持ったら
       お大師っさんに叱られますと丁重にお断りしたことです」
 
      「あなたも、かなり楽しく歩かれたご様子ですね」      
      「ハイ、健康・観光3・4がなくて5に信仰の落ちこぼれですから」      
      「私しゃ、食べ歩き・観て歩きの寄り道遍路」      

たった一つの「笠」のことから話しが弾みました。
そこには、やれ世界文化遺産ナントカカントカの屁理屈や
観光資源化を睨んだ取らぬ狸の打算も無くて楽しかった。

自分の足で歩いて人の情けに触れた体験を味わっておいてよかった・・・

13:30 坊ちゃん団子、美味かった、ありがとうさん! と、千葉さんご出立。
     「千葉さ~ん!笠が渋く光ってますよ~~~~!」  
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その後、しばらくお遍路さんも途絶えて、今度は「坂本屋探検」。

よく見れば、古きよき昭和の時代の屋内配線。
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御宿坂本屋全盛の時代、さぞや藁草履が売れたに違いない。
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         facebook友達が「二束三文と」評してくれたが
         そう、江戸の昔から生活必需品であればあるほど物は安かったが、
          平成の今は毎日欠くとの出来ない物からジワリと値上がりする。
         小僧は、これを「アベノリスク効果」と呼んでいる。
 
 ”献上 窪野米 久谷坂本屋”の高札も光る座敷の神棚。
 因みに、色紙は(徳利側から)田中麗奈 いしだあゆみ 井上 順の皆さん
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15:00 「坊ちゃん団子も売り切れたところで閉めるかな?」 と中川さん
    「もう少し開けておきましょうか? 」と小僧
    「大宝寺をスタートの遍路は午前中、
      岩屋寺をスタートの遍路は午後2時半、
       それを過ぎたら、逆打ちさんがタマに登るだけよ」と中川さん。
     (因みに坂本屋の開放は3~11月の午前9時から午後3時です)
    先輩のお言葉に従い、
    台所片付けて、戸締り・火の用心怠りなく、本日の坂本屋千秋楽。
 
(お断り)
  記事中、お遍路さんのお名前は、お住まいの県名若しくは市町名を意味します。 

10月3日 追記
 週刊朝日 10/11号 370円に
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 私が四国遍路で大変お世話になった
 新日本ツーリスト社の
 「歩き遍路ツアー」に同行した
 アラフォー女性ライターの
 体当たり取材記事が載っています。

 立ち読みお奨め!
 ちょうど44番~45番~46番コースで
 三坂峠の下り「坂本屋」のお接待が
 ありがたかった。
  
             と写真入り
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by jh5swz | 2013-10-01 07:28 | 坂本屋日記2013 | Comments(8)