春を呼ぶ松山・椿祭り

平成27年 2月25日(水)の日記。
  
  ちょいと抜け出して、
    「伊予路に春を呼ぶ」と云われる椿神社祭りへ行ってきました、
    松山では、この祭りを親しみをこめて「お椿さん」と呼びます。

 お椿さんは毎年旧正月の7・8・9日に行なわれる松山地方最大の祭りです。


 椿神社は自宅からそう遠くないのですが、天候も気になり輪行、
 神社に近い臨時(有料)駐車場へ車を置いて参道を歩きました。
 昨年まで¥500だった駐車場のお代が¥1000-!
          まさにアベノリスク・・・

13:00 R33参道入り口、恒例、この三日間は「車両乗入禁止」。
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      歩き始めると、平日の昼下がりにもかかわらず予想外の人出。
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      東西約2㌔の参道に毎年600店前後の露店が並びますが、
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      今年も行列のできる「東京ケーキ」屋さん
        人が並ぶと並んでみたくなる?コレも世の常・・・
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      真ん中あたりには常連の「植木屋」さん
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13:16 ようやく大鳥居と楼門前に到着。
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       一昔前まで、右手の平素は駐車場の広場には
        「お化け屋敷」とかがあって、恐い物観たさの子供達で賑わっていましたが、
        時代の流れでしょうか、いつの頃からか「見世物小屋」ともども消滅・・・
        「観てやってちょうだい、親の因果が子に祟り、この子の首は1㍍」とかの
        呼び込みオジさんのダミ声が懐かしい。
 

       お遍路始めて、今じゃすっかり身に付いた手水舎の作法
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13:20 石段を登って拝殿へ
    これが夜になると、人に押し上げられるような人出になります。
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     今年一年の平穏無事を願って・・・
     まだ人出は少なく、スムースに鈴を鳴らしてお賽銭箱まで辿りつきました。 
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      拝殿参拝後、
      私は左手の「貸銭」所で巫女さんから一金20円を借用仕り候。
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     これが誰でも保証人ナシで神様から借用できる「貸銭」、
     懸命に働いて来年の祭りには「倍返し」しようと励みます。
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  10年目には? そこはそれ分相応に   
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      回廊の神輿は中日の「お忍びの渡御」を今や遅しとお待ちかねです。
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  ※お忍び渡御について
   祭りは神社を中心に十二支の方向に分割された周辺の各町内会が順番に担当し、
  平成元年、12年ぶりにウチの町内会が椿祭りの当番の夜、長老に尋ねました。

  Q) 神輿の宮出し宮入りのとき、なぜ本殿と楼門の間を無言で担ぐのですか?
  A) そりゃあ~の~
     神輿には女神の伊豫豆比売命(いよづひめのみこと))が遷っておられ、
     男神の伊豫豆比古命(いよずひこのみこと)に気付かれぬよう密かに
    お旅所まで連れて行ってあげんといけんのじゃゲ、帰りもバレんようにの。
  Q) それは つまり・・・
  A) そうじゃ、その つまり・・・じゃゲ。
  ※ 長老は酔っては居られなかったが、定かではない楽しい話しでござりました。

    回廊を一巡して拝殿から境内を眺めると、この時間の人出はまだまだ・・・
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     大きな願いを込めて小さな「家内安全」の御札を買い求めました。
     (たくさんの種類と値段があり、最近は「何番を下さい」となんだか味気ない・・・)
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      例年、¥1000 ¥2000 ¥3000でしたが、
       今年は ¥1500 ¥2500 ¥3500(モチロン1万円とか3万円もあります)

               これこそアベノミクスでしょうか?

 御札売り場の脇には神社のシンボル「椿」の花が「もっと大きい御札買ってよ~」
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 楼門両脇の名物、豪華絢爛「宝船」や「福寄せ」売り場、天は5万 10万・・・
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  特大が売れると売り手は買い手の商売繁盛を祈願して三三七拍子で景気を付ける。
     
13:50  楼門を出て、帰りは参道左右に並ぶ露店さんをひやかしながら(御免)歩く。
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    まずは、切っても斬ってもお多福の出る、
       椿さん名物、伝統の「縁起飴(おたやん飴)」
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     祭りの定番「たこやき」
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     お馴染み「りんごあめ」
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     ニューフェース?「鶏卵かすてら」
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     好きな植木屋さんへもう一度お邪魔して
      「いい枝垂れ梅やね~」
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  「兄さん安くしとくで!」
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     四国ですもん、讃岐を外しちゃあいけません
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     こちら大阪・堂島の「かすてら」
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     なんと云っても今年のスターはコレ!
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     ほんとに時代が反映されます
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     うどん・ビール・おでん・どて焼き・焼き鳥・イカ焼きetc
     レストランだってございます
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     塩タン 神戸牛 と焼きおにぎりはいかが?
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     渋いね~~~~
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「ちょっと待てその結婚」も
「浮気をする夫を持つ相」も
     ¥500?
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   美人の占い師でしたぞ!

       クスリ屋さん? 虚偽・誇大広告じゃないの?
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       こちらの「東京ケーキ」屋さんも行列
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     一昔前、子供をランボールギーニカウンタックの運転席に座らせて
     写真一枚が当時にしては破格の¥500コーナーが人気の年がありましたが、
     時代を反映と言えば、今年はこの方々がまさにグッタイミング!
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     この法被が、ラーメンにも東京ケーキにも見事に溶け込んでいました。
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14:15 参道出口にて
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 神社へお参りに来ても
 お大師様を忘れない門前の小僧
 奮発してポケットの小銭を喜捨、
 鉄鉢の中が見えて驚いた、
 100円 500円硬貨やお札まで・・・
 鉄鉢の中へも霰 ならぬ 金?

 僅少を恥じて思わず合掌、
 
 菅笠の奥から
 「仏様の御加護を」
 と、聞こえたような気がした。
 定かではない。
 


帰宅後神棚に祀った御札、「神様の御加護を」。
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 報道によると、
 椿神社側では、25・26・27日の参拝者を40万人と見込むとか。

 私しゃ貧乏ですから、お賽銭と御札と御土産の総売り上げは? 
 とか
 祭りを盛り上げた露店商さんが
 「椿さんへ出店してよかった」と思うほどに繁盛すればイイのだが、とか・・・
by jh5swz | 2015-02-26 19:42 | 遍路の神社巡り | Comments(1)

大洲市 少彦名神社

平成27年2月18日(水)の日記。

 所用あり、ふるさとへ。

 8年前に逝ったおふくろが三人の息子に残してくれた・・・・が出てきました、
 手続きのためにお代官所へ行きますと、必要な書類一式を作成して頂まして、
 「これからあとは、となり町の奉行所へ行って下さい」。

 その奉行所が移転に次ぐ移転でアチコチたらい回しされましたが、
 親切な大岡越前様のお取り計らいで、ようやく昼過ぎに一件落着。
 
 落着後、
 前々からお参りしたかった大洲市の少彦名神社を37年ぶりに参拝しました。

f0213825_10224587.jpg  JR駅前には少彦名神社の大鳥居があり、
 その本殿が崩壊寸前にまで朽ちていたとは
 とても思えない風情で辺りを睥睨しています。

  駅前の某料苑でちょっと贅沢してうな丼!
  腹ごしらえのあと、
  別格十夜ケ橋永徳寺さんを(略式)参拝して
 少彦名神社へ走りました。

 将来は高速道になる予定の高規格道路のICを降りて県道を数分、
窓からお目当ての少彦名神社が見えてきました。
 車を降りてご自慢の?26倍レンズ越に「やっと参りました」とご挨拶。
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 2014年12月22日の愛媛新聞にこんな記事が掲載されました(要略)。 
  大洲市にある懸け造りの少彦名(すくなひこな)神社参籠殿(さんろうでん)
 米国の非営利団体「ワールド・モニュメント財団」(WMF)が、このほど、
 米国バーモント州のフリーマン財団の協力で、2014年版「危機遺産」に選定し、
 参籠殿修復に16万5000㌦(約1900万円)を助成すると決定した。
  21日に参籠殿で伝達式があった。
  危機遺産はWMFが世界から助成を募る仕組みで、参籠殿への助成は初めて。
  全額寄付でまかなう参籠殿修復の資金は国内分と合わせ約3800万円となり、
 資金繰りに苦労していた事業のめどが立った。

                    (愛媛新聞ONLNE-NEWSより)
  上記の愛媛新聞記事を読んで以来、修復後の公開を待ちわびていたところ、
 つい数日前、親しいFB友達の参詣レポートを読み、居ても立ってもいられなく
 なった次第なのです。
                   

 私にとって忘れてはならない意味をのある大洲市の少彦名神社は、
 社中の調査によれば、
 昭和6年(1931)、本殿・拝殿・神楽殿などが
 昭和9年(1943)、当時の技術の粋を集めた懸造りの参籠殿が建立されたが、
 その後、70年を経てなぜだか荒廃、
 特に参籠殿は崩壊寸前となり近年は立入も叶いませんでした。
   (クリック⇒荒廃当時を偲ぶHPがありました)
 平成14年(2002)、地元有志12名が設立総会を開き、再建活動が始まった、
 との記録があります。

 
14:25 少彦名神社着、
 37年前のかすかな記憶が蘇り、ワクワクドキドキします。
 永年のご無沙汰のお詫びを込めて深く一礼して入山・・・
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    祭神・少彦名命は親しみも込めて「おすくな様」と呼ばれているそうです。
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大鳥居前の【神社縁起額】
f0213825_14312450.jpg <概略>
 当社に鎮祭される少彦名大神は
 療病の方法を教え災難を除かれ、
 種々なる医醸造の祖神
 産業農業漁業、殖産海幸の守護神また
 商の道開運の神として霊験あらたなり。
  神社住所:大洲市菅田大竹甲2583

 薬祖神の文字を見て大阪・道修町の少彦名神社を思い出しました・・・
 私が、ここ大洲市の少彦名神社参詣に執着した理由(わけ)は、のちほど・・・

参籠殿は、修復工事専用道と思われる山道を50mほど登ると忽然と現れます。
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    懸造りとは(書誌によると)崖造とも云い、
      崖や池などの上に建物を長い柱と貫で固定し、床下を支える建築方法と記してあります。


f0213825_16313187.jpg ここは、
 清水寺ほど有名でもなければ
 その規模も小さいものですが、
 山や崖に向かって正面だけの
 他の懸造りに比べて
 ここの建造物としての特徴は、
 その三方に美しい木の地組が
 見れることではないでしょうか?

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   そん所そこらのハコモノと違い、使える資材はちゃんと再利用してあります。
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               修復工事が完全に終わって年月を経れば
          参籠殿は木々の緑に溶け込んで、さぞ冴え渡るに違いありません。

つづら坂を登りきった場所から見ると
   玄関部分だけが地上にあり、建物の殆んどが空中の楼閣なのです!
      それだけに、
      昨今、いくら充分な資金があっても、再建築申請を出せば
      「建築基準」とか「耐震基準」とやらで、まず許可にはならないと思います。
      だからこそ、これからもコツコツと「保全・修復」を続けて、
      この貴重な建築遺産?を守りたいものです。
      素人がちょっと稀有壮大なフロシキを広げましたが本音です。
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         行ったり戻ったりしながら床を支える柱を数えてみた、32か33本か?目がチラチラ・・・

残念ながら参籠殿の玄関は施錠してあり・・・
 小さな机の上に「修復寄付申込書」が置いてありましたので、帰宅後、些少ながら御送金させて頂きました。
  3/3追記
   わずかばかりの寄進に対し、
   ご丁寧な御礼に併せて3/7の竣工式のご案内状が届き恐縮しております。

  ※3/7(土)午前11時から竣工式・神事・餅撒き・参籠殿見学会が行なわれるそうです。      
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  玄関脇に、この改修工事中(2014・6/11)、
        不幸にして現場で亡くなられた中野棟梁の慰霊碑が・・・
      (ambition! もっと高いところに置いてあげて下さいませんか?)
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 改修中の人身事故に工事の中断も懸念されたようですが、
 告別式でご遺族からの
 「父は修復工事を誇りに思い楽しみにしていた。どうかやり遂げ完成させて欲しい」
 との言葉に、職人さん達は修復工事に奮い立ったとの新聞記事を私は覚えています。
   久しぶりに Boys, be ambitious! を思い出しました。


中野棟梁に合掌を捧げて、ガラス戸越しに参籠殿の中を拝見させてもらいました。
    建物の構造上、三方から日が差し込んで大変明るい参籠殿内部です。
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       確か37年前、ココは既に座が抜けて立ち入り禁止だったような・・・

参籠殿前の石段を登ります。
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石段半ばから参籠殿を振り返って見ます。
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さらに石段を登ります。
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狛犬のお出迎え。
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手水舎
 奉納・奉献、珍しいところで盥漱(かんそう)の文字を見ますが、
 「洗心」とは珍しくもあり、意味も深い!
  そう言えば、「洗心会」と云う書道会がありましたが現在もご活躍でしょうか?
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少彦名神社拝殿(本殿はさらに山頂へ登った所にあるとのことです)
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拝殿(ご多分に漏れず吹き抜けの床張り、ちょっと寒かったです)
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昭和52年7月23日以来、我が稼業の守護神・神農様と一緒に参拝。
f0213825_15455773.jpg 確かにココでした、
 永年勤めた会社を退社する日、
 社長から独立自営への激励を込めて頂いた
 この薬祖神(中国製・神農像)を
 (社長命令どおり)
 大阪道修町少彦名神社から
 この大洲市少彦名神社への入魂儀式の
 祝詞を拝聴したのは確かにこの場所でした。

 鯛に昆布や米、人参、大根などをお供えして
 「勤務時代の御礼を申し上げ、
     今日からもどうか御守り下さい」と、
 それはそれは真剣にお祈りをしたことです・・・


     当時、このお宮には宮司様が不在で、大洲公会堂館長さん?のご紹介で
    大洲城下の神職様をお招きして祝詞を奏上して頂いたと記憶しております。
     叶うことならお会いしてその節の御礼を申し上げたいと思っております。

暫し、拝殿に座って37年間のご無沙汰と感謝を捧げて下山、
   下の参籠殿玄関から中野棟梁の「あんた よう~参った!」
              との声が聞こえた(ような気がしました)。
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  帰宅後、常駐の店内神棚に鎮座ましました神農さんです。
     縁起笹の張子の虎は、毎年末、ご希望の虎歳のお客様に差し上げております。    
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                        博多のお福さんはご愛嬌(笑)             

          大阪・道修町の少彦名神社では
          日本の薬祖神である少彦名命とともに、
          中国で医薬の神様たる神農氏を祀ってあり、
          私の店内の神棚もその道修町の慣わしに順じております。

少彦名神社への地図
 大洲道路下り線「大洲市街地出口」を降りて直ぐ左折約300m、
ちょっとややこしいのでご注意!


<例によって余談ながら>
    門前の小僧の懸造り寺院参拝シリーズ
清水寺:2011年9月26日参拝
 甥っ子の結婚式に行って一泊、翌日、どっぷり京都寺巡り。
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  懸造りの舞台から見た音羽の滝
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                舞台の足元もしっかり撮っておけばよかったなあ・・・

仙龍寺:2013年5月 3日参拝
f0213825_8342641.jpg  中部某県のブロ友お遍路”桃さん”は
 三角寺のお納経所も薦めではなかった
 旧来の山越えルートを歩いて2時間半、
 私と妹は県道ルートで30分楽走?
 このお寺で初のご対面でした。
 これぞ別格!と感激の仙龍寺参拝
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by jh5swz | 2015-02-21 13:12 | 遍路の神社巡り | Comments(8)

平成27年 2月14日(土)の日記

 お四国参り三巡中の舞鶴の足立さんと松山5ヶ寺を参拝しました。

 前夜23:05 難波を出発の足立さんと
 今朝07:30 JR松山駅で合流、真面目な遍路二人の愉快な巡拝の始まりです。
 
07:47 第49番浄土寺参拝。
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  以下、このイラストは「NPO伊予路おへんろ倶楽部」提供【伊予十ヶ寺参り】より借用致しました。

     浄土寺仁王門   
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        南無阿弥陀仏の念仏踊りの開祖・空也上人が3年間滞在したと伝わります。
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       現存する空也上人自像<重文>(2014・5/27浄土寺花曼荼羅パンフレットより)

     本堂(四国霊場の中でも有数の歴史を誇る建造物で国の重要文化財)
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      お寺さんの裏山にはミニ四国霊場88ケ所があります、お時間のある方にはお奨め

例によって写経奉納参拝の私は
足立さんの後ろで神妙に般若心経を黙読。
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  さて、お納経を受けようとしたら、千両箱を忘れており・・・
  お納経所玄関で足立さんに小判1両を借りてご朱印を受けました。
  参拝後、
  車で数分の自宅へUターン、軍資金を調達して再出発。
  やれやれ、落ちこぼれ遍路は朝から「なにやってんだ~」
  県外の一人旅だったらと、冷汗三斗・・・

08:30 時宗の開祖一遍上人修行の寺
      第50番繁多寺参拝。
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   地元では「畑寺」と呼ばれる  
   小僧の好きなお寺さんの一つで簡素な山門が朝日を受けてひときわ冴えます。
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     鐘楼堂の『二十四孝』の天井絵。
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     『二十四孝』(にじゅうしこう)とは、
      中国で古来有名な「孝行」が特に優れた人物24人のこと、と書誌にあり。
      ”孝行をしたいときには親はなし” とか、
      今更ながらですが、含蓄のある言葉ですね~


      なお、繁多寺境内に隣接する大きな貯水池は、
     正しくは「松山・松前地区工業用水道」と云って、松山・松前の臨海工業地帯の
     工業用水のほか、農業用、発電用にも用いられる水だそうです。
      源流は石鎚山系の面河ダムで、地下水路を通って3つの発電所でタービンを回し、
     桜三里の貯水池を経由して、長旅の末、この貯水池に流れ込むのだそうです。
              

今朝も繁多寺から石手寺への遍路道から松山城がきれいに見えました。 
 NHKさんの鉄塔が目障りではありますが、歩きお遍路さんにはお奨めの絶景!         
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                     (画像は2012年1月2日撮影)

09:00 第51番石手寺。
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  仁王門(国宝)
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 本堂お納経
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 うわさのパワースポット? 大師堂前から裏山のお大師っさんを拝顔
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   このお大師様は高さ16m、重量50トン、お持ちの筆の長さが3mだとか、ジェジェジェ!

さて、少々時間にゆとりがあるようなので、
足立さんには、太山寺への道中、松山観光ご案内(道草とも云う)をさせて頂きました。

  昼前にJRで今治へ輪行される計画なので、のんびり写真を撮る時間がなくて、
   以下、数枚は過去に撮影した画像を使って編集しましたことをお断りします。

  

時宗の開祖一遍上人生誕の寺・宝厳寺参拝
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       残念ながら山門と一部の建物を残して焼失した宝厳寺は、
       善男善女の浄財で再建途上にあり、目下境内は整地中。
       写真中央石碑の奥に、かって本堂が建っていました・・・
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       足立さんには、
       再建資金募付きの起き上がりこぼし「もういっぺん」をご購入の上、
       お寺さんへご寄付まで賜りました。
       宝厳寺隠れファンとして御礼を申し上げます。
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09:47 ロシア兵墓地へお参り。
      小僧がプーチンさんに又ツブやいた、
      「私達は貴国と仲良くお付き合いしたいのですけど・・・」。
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      小僧の思いは MY blog 「ロシア兵墓地」を是非読んで下さい
 
松山観光港の近くにある 
小説「坊ちゃん」でおなじみの”ターナー島”と
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    『「あの松を見たまえ、幹が真直で、上が傘のように開いてターナーの画にありそうだね」と
    赤シャツが野だに云うと、野だは「全くターナーですね。どうもあの曲り具合ったらありませんね。
    ターナーそっくりですよ」と心得顔である。ターナーとは何の事だか知らないが、聞かないでも
    困らない事だから黙っていた。』...(以下、略)  【夏目漱石 「坊ちゃん」より】


その観光港から3㌔ほど走って、高浜のパワースポット「三つ石」を車窓から。
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            詳細参照⇒松山・白石の鼻巨石群調査委員会

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  さらに海岸線をで数分走って
  第53番圓明寺奥之院を探したのですが、
  数年前、四季の会で参拝したときの
  身内お先達さんも本日は不在で
  見習い添乗員では
 どうしても、この看板に至らず・・・
    (画像は2012・3/14参拝時撮影)

  「お車お接待大失敗の巻」でした。


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             帰宅後、調べてみると、どうやら入る路地を一つ間違えていた様子・・・

 52番太山寺へ直行、
10:36 (足立さんが見たかったと仰る)太山寺参道茶屋の「ねじれ竹」
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 参道の旧遍路宿の庭に、
 不義の男女が持っていた青竹の杖が根付いたものといわれている
 「ねじれ竹」がありました。
 地元の小僧も知らなかったので調べてみました・・・
 昔、ねじれた竹杖を洗って宿へ入ろうとした男女をみた僧侶が、
 「別々に霊場を回って、大師に心を打ち明けるよ。」と2人を諭した。
 以来、青竹を遍路の金剛杖には使わなくなったのだ、と云い伝わります
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  なるほど根っこがねじれて「不邪淫」は いけんぞな! 
  と戒めておりました。
 

10:38 第52番太山寺
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       三の門
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                     ちょっと息切れした小僧・・・
      本堂
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           嘉元3年(1305)創建、愛媛県下で最大の古い建築物と云われています。

11:05 第53番圓明寺
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      中門
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    書誌によると寺には慶安三年(1650)に京都の樋口家次という人の銅製の札が保存されており、
     米国からお四国参りに来たスタール博士が深い関心を示したこの納札が四国最古の納札札らしい。


     大師堂
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クイズで~~~す。
53番山門脇の石柱、
一金壱百万圓 徳島県阿南市 小川孝子さんってご存知ですよね?
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 キリシタン灯籠ほど話題にならなのですが
 小僧、いつも気になります・・・
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     正解者にはストックホルム行き航空便の時刻表など(検討中)。

脱線したところで、午前中の計画を無事達成!
11:25 円明寺から車で1分、ちょっとレトロなJR伊予和気駅へ
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        数年前には、駅舎中央部に洒落たれレストランがあったのですが・・・
          テナント募集中の貼り紙がありました・・・JR殿 善根宿はいかが?
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              ここには丸くて赤いポストをおきたいなあ~~~

11:35 伊予和気駅から今治へJR輪行の足立さんをお見送り、
    小僧は野暮用があり自宅へUターン。
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          その後、順調に今治市内を巡拝され、
          翌日は別格西山興隆寺~生木地蔵~63番吉祥寺、
          (60番横峰寺さんを後々の楽しみに残されて?)
          62~63番吉祥寺さんまで参拝されて帰京の様子、
           タフネスお遍路足立さんの、その後の道中記は
            おきらく道場(遍路編)をご覧下さい。
    
2月14日の足あと

  蛇足・・・
    こうして島外から週末を利用してお四国参りをされるお方に接して思うこと。

    四国の人には宗教宗派信心論はさても置いて、
    まずは自宅近隣の霊場参り体験をお奨めしたい門前の小僧です。

    私ですか?
    心の中では仏教徒だと思っているのですが、
    正月には3軒隣りの小さな鎮守の宮を初詣して、
    二日にはラジオで箱根駅伝を聞きながら
          46番~48番若しくは
          49番~51番札所を初歩き遍路します。
     
    春秋彼岸とお盆と年末には生まれた村の墓参り、
    X’masには孫に小さなプレゼントを贈る器用さも持ち合わせております。

    押しなべて器用さというよりチャランポランなのかも知れませんがね・・・
 
by jh5swz | 2015-02-16 19:13 | その後の徒然遍路 | Comments(11)