千客万来 春の坂本屋

平成28年3月26日(土)の日記。

 遍路茶屋・坂本屋への臨時出仕が続きましたが、今日は「正規当番」。
 
08:00 春になると久万高原町内を早立ちのお遍路さんが多くなります。
    坂本屋のお湯が沸く前に峠を下って来られて、
    お茶が間に合わないこともありますので、家のポットに熱い茶を入れて自宅発。

     浄瑠璃寺町~窪野町丹波のへんろ道へ入ると、
     峠から下って来る4,5人の歩きお遍路さんとすれ違った、
     今日は「多い!」予感。


08:31 坂本屋到着。
    と同時に、外のベンチでいっぷく中のお遍路さんが歩き始められました・・・
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      「お茶でも・・・」と声をかけたかったが、
      ザックを背負って歩き始めたお遍路さんを呼び戻すほどヤボではない。
      合掌して見送る。

08:33 さあ~オープン準備だ~
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      坂本屋の字地名は窪野町2187番地、
      そのランドマークみたいなソメイヨシノはまだ三・四分咲き?
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08:50 区切り打ちの鳥取さんがひと休み。
    持参したポットのお茶を喜んでいただき松山市内6ケ寺巡拝作戦をレクチャー?
09:15 ご出立。
     今日は50番繁多寺さんまで歩いて、51番前の「民宿・みよし」予約済みとか。
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09:28 「三坂峠から遍路山歩きですよ」と、ひと休みして松山さんご出発。
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09:33 茨城さんは48番西林寺まで参拝して
     「たかのこのホテル」予約済みなので温泉が楽しみですと、ご出発。
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09:50 ガイジンおしどりお遍路さんがお立ち寄り。
     「コンニチワ」のあとが続かない・・・
     カンペを出して Where do you from?
     なんとなく「フランス」と聞こえたので"Merci !"
     おいおい、カタコト英語ならなんとかなる(こともあるが)
     フランス語はパリとドゴールしか知らないのであとが続かない・・・
     それでも囲炉裏が珍しかったらしく、山賊の応接間で番茶。
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 もう一人の若い当番さんに
 「パリのテロのお見舞いを言うてや」。
 「そんな難しいことよう言わん」。
 Shikoku japan 88 Guideを広げて
 現在地、
 Rest hut Sakamotoyaを示すと
 笑顔でカメラを出して山賊二人を撮影、
 小僧もすかざずカメラを取って
 My I take picture OK?
 にっこり笑ってもらったのでパチリ!。
 
 「ひと口羊羹」がお気に入りの様子で、
 彼が3個つまんで白衣のポケットに入れるゼスチャー、
    「It is YOUKAN-cake、Please」とカタカナアメリカ語・・・
    まどろっこしくなって
    「どうぞ どうぞ」と、小僧の完璧な日本語。
    「よう噛ん」で食べて下さい、などと日仏親善に支障をきたすようことは言いません。
10:15 ご出発。
    定番 Have a nice HENRO-trip!と声をかけてみたら振り返ってにっこり。
    お気に入りの一枚です。
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    充分なお接待会話ができなくてゴメンナサイ。
    でも・・・(自分の語学力不足を棚にあげて言いますが)
    ガイジンお遍路さんも、もう少しだけ日本語を練習して下さいね。
    お四国参り「旅」が楽しくなるために・・・

    坂本屋、「お遍路さん歓迎」の幟旗を桜の傍へ立ててみた。
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 気のせいか?
 朝一番のときより開いたような風情、
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             -イラストは遍路友達に貰った京菓匠・鶴屋吉信本舗包装紙-

メンバー大内さんが臨時出仕、二階の破れ障子を張り替えてもらった。
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            お見事! これで雛祭りの舞台は整った、謝謝!

11:20 51番石手寺まで進みたいのでと、お一人通過。
     「道中 ご安全に!」
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11:49 先をお急ぎ風情のカナダからの娘遍路さん通過。
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12:05 逆打ちの愛知さんと順打ち江戸さんがひと休み。
     「知多88ケ所」の話しで盛り上がっていました。
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12:26 江戸さん、46番浄瑠璃寺さんへご出発。
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12:30 逆打ち愛知さんと順打ち娘お遍路・広島さんのすれ違い。
     「えっ! この坂登るのですか?」
     「そうだよ」。
     しばし立ち話、
     これも一期一会・・・
f0213825_1013488.jpg    通い始めて初の登り下りのお遍路さんのツーショット
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12:38 おや~? 山ガールご一行様が。
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  聞けば、「森の案内人会」というグループ皆さま、
  三坂峠から春の山を歩いて浄瑠璃寺まで山歩きご一行。 
  「お茶でも飲んで行かれますか?」
  「10名づつの時間差で40名ですが、いいですか?」
  「40名様ならお断りします」などとは申しません!
  急遽、当番三人でお盆に40個の湯のみをスタンバイ、
  喜んでいただいたことです。

 「あらっ! ここテレビドラマで見たような?」と、
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         峠からトイレがないものだから「行列のできる坂本屋?」

12:52 第2陣、ご到着!
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  お茶のお接待で第3・第4陣は撮影できなかった・・・

13:00 お立ち寄りの伊勢さんが「お雛様に尺八を奉納したい」と。
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           炉端で弁当中の広島さんも「何事にやあらむ?」
     
  続いて、「ご縁でしょうから、皆さまに縁起のいい”伊勢木遣り節”をと
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 ♪祝え めでたの坂本屋~♪
 アドリブ入りで朗々のご披露
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    山ガールご一行さんも、春の里山に響く名調子に聞き入っておられました。
             
13:15 皆さま下山、「あら?コレ何の花?」。
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13:20 伊勢さんご出発、尺八と伊勢木遣り唄のお接待ありがとうございました。
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      陽ざしを浴びて、
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      桜ますます十八娘!     
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13:58 ひと休みされたおしどり遍路・姫路さんご出発。
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          ザックのゼッケンは「守ろう第条」と「脱 原発」

 「行くわよ」と、連絡のあったお先達さんをお迎えモードで峠へ少し歩いてみた。
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14:26 まさに「少しだけ」登ってところでフォーカス!
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     小僧がいつもお世話になっている神戸さんとその友達の高松さん、
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         炉端でおそい昼弁当してもらって、
         3時の坂本屋閉店を二人の当番さんに頼んで
         小僧は浄瑠璃寺~八坂寺まで車お接待を申し出た。

   <お知らせ>
     乗用車で48番西林寺側から県道経由で参拝するとき、
      (長珍屋さん前でUターンしなくても)
     本堂裏の駐車場へスムースに入れる進入路が完成していました。 

15:30 第46番浄瑠璃寺本堂。
      午後、坂本屋でお会いしたお遍路さん3組と再会。
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      薬師如来様もお花見でしょうか?
        おん ころころ せんだり まとうぎ そわか
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   この時間帯、団体お遍路さん続々、今夜は門前の長珍屋さんも忙しい予感!

16:00 第47番八坂寺さんで
      お二人を神戸さんお知り合いの車お遍路さんにバトンタッチして帰宅。

      本日のお遍路さんは、坂本屋スルーされた方を含めて17名さま。
           と、春の山歩き「森の案内人の会」ご一行40名さま。
      多忙ではあったが、千客万来、たくさんの元気をいただきました。 
by jh5swz | 2016-03-27 19:21 | 坂本屋日記2016 | Comments(4)

坊っちゃん劇場と坂本屋

平成28年3月22日(火)の日記。

 坂本屋と「坊っちゃん劇場」との交流は長い。
 運営委員会総会は10年続いてミュージカル観劇~利楽温泉~総会~親睦会、
 坂本のほたる祭り舞台への友情出演や
 会長宅のふいご祭りパフォーマンスなど、折りにふれて関係者との交流が続いています。

 さて、今年の坊っちゃん劇場のプログラムは「お遍路さんどうぞ」。
f0213825_10393027.jpg  いつかはお越しだろうと思っていましたが、
  劇場公演が短い春休み?に入った22日、
  役者さん、スタッフ、報道関係の総勢30名?が
  51番石手寺から46番浄瑠璃寺まで逆打ちして昼食、
  昼食後、小型バスで坂本屋のお接待を体験したいとのことで
  坂本屋は前代未聞の臨時オープン。
 

 平日のことでお接待メンバーが足らなくて、
 前々から坂本屋へ行ってみたいと聞いていた
 「お遍路バッハ」奉納演奏ingの上尾直子さんをお誘いして臨時オープンの坂本屋へ輪行。

12:40 坂本屋到着。
      去年、ウチの庭のタネを撒いておいた諸葛菜が咲いていた。
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     坂本屋マドンナ皆さんのスス払いやら座敷の雑巾がけに感謝!
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小僧はいまだ蕾のソメイヨシノの幹へ幟旗立て
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   「お接待茶屋準備完了!」と自己満足の小僧。
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             ※上の3枚はピアニスト上尾さん撮影・提供

12:55 折から峠を下られた愛知さん、
      「ここの下り坂はキツイ」とポロリ。
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  本日のお接待は
     「坂本屋名物・草餅」
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  愛知さんも
     「こりゃあ~ウマい!」。


13:11 「長珍屋へ荷物を置いて46~47番を参拝して早風呂にしょう」とご出発。  
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          通し打ち25日目?とか・・・「結願まで 道中 お気をつけて~」

13:17 1階板の間から階段、2階の座敷まで雑巾がけしてもらった上尾さん
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         小僧の反省、
          「遊びに行きませんか?」と誘っておいて掃除までさせるのは詐欺ではなかろうか?


          詐欺?もさることながら、掃除してもらってる上尾さんに
           「いしだ あゆみ女将」と声をかけたら、
          坂本屋マドンナ連中から
           「田中麗奈さん」とお呼びするべきではございませんか? と叱られた・・・
          確かに仰せのとおり!

ビッグサプライズ!
 1年8ヶ月前の 
 2014年7月26日昼過ぎ、たまたま小僧一人で留守番中の坂本屋へ
 ばかでかいザックを背負った逆打ちの娘遍路さんが汗を流しながら登ってきて
 「福島から来ました・・・、休ませて下さい・・・」。
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 汗が引いた頃、
 この下でお百姓さんにトマトを戴きました、
 一緒に食べませんか?と、
 台所で手際よく切って「どうぞ」。
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 お遍路さんにお接待された初体験!

  ↑↓上下は2014年7/26撮影
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 一時間足らず休んで、
 久万高原町で野宿場所探しますと
 超炎天下、20キロはあろうザックを背に
 標高差312mの峠へ向って出発。

 若さと云えばそこまでなのだが、
 「親には毎日連絡取れ!」とか
 「明るい所でテント張れ!」とか
 娘に言って利かせるような言葉で見送ったことでした。
 
 モチロン、
 私は自宅とか名前とかは一切聞かない主義なので
 ブログ記録は「福島さん」。
 美味しいトマトを食べると思い出す娘遍路さんでした。

そして今日、2016年3月23日午後1時30分
f0213825_1562588.jpg  大きな赤いザックカバーを付けた荷物を背負って
 逆打ち娘遍路さんが登ってきた。
  「小僧さ~ん、覚えてますか~私で~す。」 
  「え~と・・・え~と、 あっ 福島の!」。 
 人目を憚らず肩を抱いたことです。
 
 連絡ナシ、打ち合わせなし、
 坂本屋が平日の今日開いているのも奇跡、
 小僧が出仕したのもたまたま、頼まれたから・・・
 人様のお願いにはできる限りお応えするもんです!

 これは、お大師っさんのご縁に間違いない、
 お遍路巡拝はやっていますが、
 余り熱心な巡礼者ではない(と反省している)小僧、
 1年8ヶ月ぶりの予期せぬ再会、これには驚いた。
 
 たまたま今日、坂本屋が開いているワケを話すと、「役者さんが来るまで休ませて下さい」。
 うん うん 好きなほど休んでお行き、
 オジさんもいろいろ仕事があるけん。
   ~~~
 坊っちゃん劇場の皆さんはそろそろかなあ~と、遍路墓まで下ってみた、
今日は松山城(画面右上・山頂)がくっきりハッキリ見えました。
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                      坂本屋⇔松山城 約20㌔、車で50分
 
14:40 テレビ局がやってきて、
    カメラリハーサルとかいう作業でしょうか?
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   プロの方の位置取り?は、さすが~と、素人が判ったようなツブヤキ。
  

14:52 坊っちゃん劇場のお遍路皆さんが到着。
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     相原会長から坂本屋の歴史とお接待所開設経緯など説明、
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     説明が終わったところで、野宿場所確保のため福島さんが出立。
     2014年は小僧一人の見送りやったけど、
     今回は役者さんやカメラマンに拍手で送られて福島さんの背中が恥かしそう^.^
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          彼女は20㌔のザックを背負って、距離2㌔、標高差300mの峠を越えて、
           さらに町まで6㌔歩いて今夜の野宿場所を探す・・・気ィつけて歩いてな。


さて、51番石手寺から46番浄瑠璃寺まで(時々キセルしながら?)歩いてきたお遍路さんのお接待、
  1階の板の間と
f0213825_16121430.jpg    青空座敷で
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     坂本屋名物「草餅」大好評!
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 かって、大勢の商人・お遍路・馬子が泊まったであろう2階も見学、
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 坂本屋の看板を囲んで記念写真
 カメラマンが合図すると、一瞬「役者顔」になられるような気がしたのだが・・・さて?
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 窪野町桜の人々が墓守を続けて174年、讃州高松 松嶋(遍路)吉野屋平助の墓も見学
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    (上の画像は2015年8/22撮影)

15:38 坊っちゃん劇場関係者皆さんから坂本屋へお礼のご挨拶、
      まったく自主・自発・無償がモットーのお接待にご丁寧なお礼、恐縮です・・・
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     バイバイ~ 
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     実際にお遍路とお接待を体験され、難所を逆打ちする娘遍路さんに接して、
    それが舞台でどう生きて輝くのか、4月24日には楽しみに観劇させて貰います。

15:41 小型バスがお迎え。
f0213825_844153.jpg   CMをやらない当ブログですが・・・    
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 温泉は利楽、
 ミュージカルは坊っちゃん劇場!!!
 とうとうCMやっちまったよ~

 素人考えだが、
 役者さんは初演前の稽古中?に、お遍路体験をなさって舞台に立たれると、
台本の血行がよくなってより一層熱い舞台になったのではなかろうか?などと、
              エラそうに・・・、すみません。

 娘お遍路福島さん、無事に鴇田峠越えたやろうか?
 由良野がガケ崩れで通行止めやったら農祖越えやけど、道迷ようてないやろな?
 
 (小僧からのお礼)
  役者さん、スタッフ皆さんお一人お一人には撮影・掲載をお断りできていませんが、
 劇場関係者に一括してご了承を頂いております、ありがとうございました。

 ー3月24日(木)の追記ー
   坊っちゃん劇場関係者様のご好意で役者さん、スタッフ皆様と坂本屋メンバーの
  記念写真を提供下さいましたので、掲載させて頂きます、ありがとうございました。
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                               画像帰属:坊っちゃん劇場
   
by jh5swz | 2016-03-23 20:36 | 坂本屋日記2016 | Comments(2)

坂本屋の助っ人banaji

平成28年3月20日(日)の日記。

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   昨夜は三連休を利用して伊予路を巡拝中のお遍路さんと三人で
  遍路橋界隈の居酒屋で「ミニ・オフ会」、ホンネで呑めて楽しかった。
  落ちこぼれ遍路の小僧、お先達さんに質問攻めで一人得した気分。

  吟醸生酒「石槌」というこの酒が超美味! お奨め!  


 明けて20日の午前中、町内集会所の引継ぎ清掃中に、
 無線関係の師匠にあたる局長から電話!
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  「今、坂本屋へちょいと寄っとるんよ」、とのこと、
  「ハイ、すぐ支度してそこへ走ります!」、弟子たる者の模範返信である。
 
  左の写真は、一昔前、
  3,5MHZモービルアンテナの自作に夢中だった頃の小僧の車。
  車はどうでもいいのだが、主役はコイルを巻いたアンテナ、
  CQ誌から投稿依頼が来るなど、ちょいと一世を風靡した傑作なのです、
  この一件については、いつか記事にしてみたい・・・と云う気もする。

  
 先日来、20日の当番さんが
 地元公民館の「タヌキ祭り」や松山市の球技大会のため、全員アウト!
 船田の母さんが出仕してくれるのだが・・・と、
 ただ一人校区外住人の私に、助っ人出勤を頼まれており、
 集会所清掃を30分早引きして三坂へ走ったが、
 連休とJリーグ(2部)のゲームが重なって県道は大渋滞、局長には会えなかった・・・

  さて、
 坂本屋へ臨時出仕の顛末記

11:20 遅ればせながら強力な?助っ人、現場到着。
      朝から孤軍奮闘だった船田の母さんありがとう!
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      母さんの手が届かない軒下へ「接待中」看板を吊り下げて
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      三坂峠から下ったお遍路さんに「歓迎」の幟旗立てて
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      坂本屋「お接待中」らしくなったかな?
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  「連休やけん、
   昼過ぎには忙しいかも知れん、早昼しときましょうや」
  と、うどんを作ってくれた船田の母さん。

  この人の飾らない笑顔には
  お遍路さんばかりでなく、私も癒されます。 

  うどんのお返しは、
  女房の作った3個の山賊むすびのうち1個。
  春が近いとは云え、
  標高400mの坂本屋は
  まだ囲炉裏火がよく似合う。



12:00 しまなみ海道サイクリングの訓練を兼ねて「坂本屋」が見たかったとイケメン氏来訪。
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           車体を100g軽くするための投資が$$$とかの話しにはいつも驚きますが、
          夢中になれる幸せへの投資ですからケチるべきでない、と小僧は思うのです。

12:20 愛知さん、東京さんがひと休み。
      どうやら昨夜のお宿が一緒だったご様子です。
      お遍路に出かけなければ会うハズのなかったこのお二人が
      こうして峠道を歩きながら・・・ まさに一期一会の世界かも。
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12:43 久万高原町で用意された?むすびで昼食を済まされてご出立。
      今夜もふもとの長珍屋さんで同宿らしい・・・  いいなあ~
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                         どうぞ結願寺まで 道中ご安全に! 

13:00 カッコイイ車から降りた男性
       「ここ、うどんなんか売ってませんか?」 
       「食堂じゃないでね~すみません」
       
「ビールはありませんか?」
       「酒屋じゃないんでね~すみません」

        ・・・

 その後ちょっとヒマ?そうな時間帯、
 恒例、小僧の窪野町大字桜 坂本屋探訪、
 本日のテーマは「春を迎えに行こう!」。

 納屋の前の ♪つくしの子が恥ずかげに こごめ桜に首ったけ。
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 雪が溶けて川になって流れていきます
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          御坂川(みさかがわ)~重信川~瀬戸内海~太平洋、
                    雲になって、雪になって、三坂の山へ戻ってこい。


 別れ話をしたのは 去年のことでしたね
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   ひとつ大人になって忘れませんか
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 もうすぐ春ですねえ 彼を誘ってみませんか
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13:44 エレガントなガイジンさんが通過・・・ 
        度胸一番、 
        Here is HENRO-Hut. Shall have a rest little?
             (ただ知ってる単語を並べただけ)
        ナントカ カントカ Hurry! と聞こえた・・・
             (先をお急ぎらしい)
        ここでムリに休んでお行きなさいや、などと言うと、「お接待」が「お節介」になる。
        Roger! Have a neice HENRO-trip!
        サンキュ~ アリガト
             (日本語話せるじゃないか)
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           坂の手前で「気ぃつけてお行きよ~」と大声かけたら
           振り返って、人なっつこい笑顔を返してくれた、多分米国?の美女。

 さて、そろそろ店仕舞い?2時半すぎ、
 若いカップルが「坂本屋へ来てみたかった」とご来訪。
 「それは ようこそ、番茶しか出ませんが、ごゆっくりどうぞ 」。
 
 ひとしきり話しが弾んでだところで、名刺交換をしてみると某放送局カメラマン、
 「個人的に遍路も体験してみたいので、又、ゆっくりお邪魔したい」と、
 なんだか、波長が合いそうではないか!

 船田の母さんを交えて話しは盛り上がったが、
 3時半になったので、
 「決して追い出すワケではないが閉店するので、手伝って下さい」とお願いして
 お二人には、幟旗を仕舞って、カタカタと滑車を軋ませながら雨戸を閉めて、
 火の用心、戸締りまで坂本屋の店仕舞一切をお手伝いいただきました。
     お客さまに閉店を手伝わせるなどとは、前代未聞の出来事。
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        「閉店を手伝って貰ったお二人」としてブログに掲載させて頂きたいのだが
        顔出しはまずかろうと、並んで背中撮影をお願いしたら、
        「どうぞ、どうぞ、正面・顔出しでお願いします」でシャッターきった、この一枚。
        いいなあ~

                
   (お礼とお断り)
    ~部は穂口雄右 作詞・作曲「春一番」より引用させて頂きました。
    顔出し写真はすべて掲載のご承諾をいただきありがとうございました。
    米国美女さま、貴方にはお断りできておりませんが、ご容赦願います。
    
    
 
                    
 
by jh5swz | 2016-03-21 20:05 | 坂本屋日記2016 | Comments(6)

平成28年3月12日(土)の日記。

 自称「遍路訓練」と称して朝夕歩いている小野川、
 今朝の土手は菜の花が満開!
 春がやって来た~ 元気出そうぜ 皆の衆!!!
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 菜の花に気分よくして、
 伊予十三仏第10番「八坂寺」参りに出かけました。
 急な思いつき(まさに気まぐれ)なので参道近くまで輪行。
 久谷大橋渡って八坂寺さん目指します。
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 近隣の知り合い宅の空き地に車を置かせてもらって歩きます。
 ガチ歩きお遍路さんには「partial遍路」とかの謗りを受けるのかなあ~?
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 何度お参りに来ても、私の大好きな参道から山門橋の眺め、
   (「山門橋」と言っていいのか?定かではない、誰か教えて下さい)
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 本日参拝のもうひとつの目的はこの石段
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         実は従来、踏みシロが狭くて、登り下りがなんとなく足を運び難い石段だったが、
        工事に関わったと思われる方から「歩き易く改修完了」との、facebook投稿があり、
        自分の足でも歩いて視たかったワケです。

 2013年8月5日撮影 Before             本日撮影 After
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  石段数も同じで、見た目変らずですが・・・
  一段ごとの踏みシロの奥行きが広くなって実に歩き易くなりました。
  同じ方のfacebookの投稿記事だった気がするのだが、、
  ご住職は「開創当時のママ残っているのは石段だけで・・・」と未練?はあったご様子ですが
     (記憶違いでしたらご容赦願います)  
  参拝者の「安全第一」を優先されたものと思われます。

 従来、見つけにくかった「救いの御手石」(他の石より浮かせて)この通りよく見えるようになった。
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            網カゴだった浄財受けもちゃんとステンレスになって!
              いつもは5円ですが、改修を祝って今日は50円!
 「救いの御手石」 
  石段の上から転げ落ちたお遍路さんが手を付いた「手跡」と言われ、
            幸い怪我がなかったことから「九難を去る救いの手」と伝承されています。


本堂、
いつもの通り写経奉納して、珍しく境内隅っこでお納経読んでみました・・・
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            ご住職自ら本堂内陣を清掃されておられてちょっとびっくり!

大師堂横のもくれんの花が明日にも咲きそうでした、
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お参りを終えて石段を下るお遍路さんの足どりも楽そうです、
初参りの方々には今までの危なっかさは判らないか・・・
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お納経所(左)と、山門を兼ねる極楽橋
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伊予十三仏第十番お納経
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 今日はウラの住職「ネコ僧正」はお休みかな?
 と、キョロキョロしていたら、居た 居た!

    春の陽ざしを浴びて、
    お坊さんに毛づくろいを・・・
    ネコ僧正サマはエライんやなあ~
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 「ネコ様撮りたいのですが、顔写りますがいいですか?」
  「どうぞ どうぞ」、のどかなお納経所前でした。



 もうひとつ、確認したいことがあったので駐車場へ
 いつも柴燈護摩供養が行われる広場の「いやさか不動尊」をお参りして、
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  こちらもfecebookお知り合いの関西のお先達さんが「見といて」と投稿があったのだが、
    駐車場にある通夜堂に並ぶ           
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    「坊ちゃんとマドンナ」のトイレ案内板
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                        八坂寺ご住職のセンスあふれる遊び心を視た!

 もう一度、極楽橋天井絵を眺めて、
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   へんろ道を48番西林寺方向へ歩きます、
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 これが八坂寺さんから少し歩いた土用部池堤防にある、
 伊予最古、四国で二番目に古いとされる「へんろ道しるべ石」、
 当時、文字の読めないお遍路さんのために手差し道標になっています。
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  小僧が大切にしている冊子「伊予路のへんろ道」、 
  (昭和53年9月 愛媛県生活環境部の企画・編集・発行) 
  によると、W45×D25×H115 の自然石に
  右 遍ん路道
  貞享二年乙丑(1685)三月 
  と刻まれたしるべ石は
  愛媛県内最古、四国で二番目に古いとされている。

  では四国で最も古いしるべ石はと云うと、
  高知県室戸市の
  貞享二年乙丑(1685)二月建立と刻まれた石。
  331年前のたった1ヶ月違いで二番目とは
  いささか残念などと、
  了見の狭いことは申しません・・・


  今日は土手の草焼きがしてあり、石がきれいに撮れてよかった。



 左右、田畑のへんろ道をしばらく歩き、
 恵原町の民家に囲まれた別格9番文殊院徳盛寺を参拝、
 いつぞやの火祭りの折り受けた破魔矢のおかげで家内安全でございます。
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           お遍路の元祖と云われる衛門三郎の屋敷跡と伝えられ、
                閏年の今年は、平年より参拝者が多いのかも知れない。

 八ツ塚を廻ろうかとも思ったが、
 「昼までには帰る」約束の遍路につき・・・
 文殊院さんから車を置かせてもらった空き地へ引き返して、帰宅。
 
 目的地界隈まで車で行って歩くパーシャル遍路も悪くない。
       46番浄瑠璃寺さんから歩けばよかったなあ~
by jh5swz | 2016-03-13 09:10 | 伊予十三仏参り | Comments(12)

2016年坂本屋オープン!

平成28年3月5日(土)の日記。

  ♪もう~すぐ は~るですねぇ~♪
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              愛媛県のイメージキャラクター「みきゃん」から春のご挨拶

    3ヶ月の冬眠から醒めて、
          坂本屋は本日オープンしました。

         坂本屋は今年も11月まで毎週、午前9時から午後3時まで
         28人の運営委員会メンバーが当番制でお接待をさせていただきます。
          (4/24(日)は坂本屋運営委員会総会のため閉店予定です)
         お遍路さん、山歩きウオーカーズ、イノシシやサル退治のハンターさん、
         皆さまお気軽にお立ち寄り、ちょいとひと休みなさって下さい。
    
08:10 自宅発
08:15 今年の坂本屋がお遍路さんに喜ばれる一年でありますように
      第48番西林寺さんへ朝参り。
           紅梅の匂いがお線香の香りと水入り名勝負中の境内でした。
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08:35 朝もやのかなた、三坂の山々も春待ち顔。
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08:50 会長が一番乗りで、幟旗立てて湯沸し準備ちう.
         105歳 坂本屋 健在なり!
         この桃の花が咲けば春!!!
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08:52 先をお急ぎのお遍路さんが通過。
      ご予定もございましょう、お引留めいたしません、道中ご安全に・・・
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08:55 愛知さんが、
     「今日は、どうしても道後温泉まで歩きたいのでお茶を一杯」ご所望。
     湯が間に合わず・・・
     自宅から持参したポットのお茶と女房から差し入れの坊っちゃん団子でお接待。
     「これが漱石も食べた坊っちゃん団子ですか~」。

09:02 「思いがけないお接待ありがとうございます」と、ご出立。
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      愛媛県のゆるキャラごよみ、「菜の花畑のみきゃん」貼って
      今朝の門前流家元の一輪挿しは
      道中花ドロボーしたナントカ桜に坂本屋の畑から菜の花。
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      長老が休みのため、本日の囲炉裏火は小僧が担当いたします。
      「火付けとちょろり火加減の腕前も上げた」と、誰も云わないが自画自賛。   
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     縁台に座布団、茶菓子、寄せ書き帖、納め札受けなど並べて準備完了。
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09:35 福島さんがひと休み。
      5年前の3・11のお見舞いを申し上げると、
      「この世の出来事とは思えない光景でした、
               まだまだ復興にはほど遠いです」
とポツリ・・・
      重ねてお見舞いを申し上げるほか言葉がありませんでした・・・

09:47 ご出立。
      46・47・48番をお参りして46番前の長珍屋さんお泊予定とか
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                  福島の復興と復幸を願い、祈らざるをえません。
  

10:36 春の足音が聞きたくて、ちょっと三坂峠方面へ散歩。
      う~~~ん、冬ではないが、春にはちと花が無い・・・
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      谷川へ降りて、坂本屋を振りかえれば紅白梅、
      中央の桜の古木が咲けば雛祭り!
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f0213825_14374944.jpg 去年、時折り見かけたヤマガラの餌付けにトライしようと、
 前の竹やぶの隅っこの切り株の上へ
 手作り(と言うほど凝ったものではないが)
 孟宗竹を割ったお皿を打ち付けて 
 小鳥屋で買ってきたヒマワリの種を乗せておいた・・・
 80番国分寺から81番白峯寺への遍路道みたいに
 懐いてくれるとお遍路さんも癒されるハズだがなあ~~
 (画像は野鳥図鑑より借用致しました)

 ヒマワリの種は囲炉裏の傍の茶菓子箱の上にありますので
         坂本屋各班当番さん、ご協力よろしく願います。
  

  そうは問屋が卸すまい、とは思うが・・・
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 こちらは、我が家でテスト中のメジロの餌付け
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11:17 岡山さんがひと休み。
     夕べの宿で、
     「今日は坂本屋が開いているかも?と紹介され楽しみに下ってきました」。
     「ようこそ!番茶ですが」
     「いいですなあ~ 昔、遍路宿だった坂本屋でお茶と坊っちゃん団子」
     「いえいえ、キビ団子には勝てません」
         話しが弾み(お許しをいただき)一枚撮らせてもらいました。
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                      撮影と掲載許可ありがとうございました。

11:30 46番浄瑠璃寺さんめざしてご出立。
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                             お道 よろしゅう!

11:50 京都さんがひと休み。
      坂本屋の今昔についていろいろお尋ねがあり、
      真念さんの「四国徧禮道指南」P126
        見坂名づく峠(中略)くだりて坂中過 
        桜休場の茶屋大師堂、
        堂ハ此村の長右衛門建立して宿をほどこす

              のくだりを読んでいただきました。

  会長、明日の坂本公民館文化祭準備のため下山、
      坂本屋ブースでは名物草餅と太鼓饅を原価販売するとのこと。
      今日もまた、当番メンバーに沢山の野菜をいただきました。

12:10 ご出立。
      「茶屋大師堂跡ってのはコレかいなあ~」
                と呟かれたかどうかは定かではない・・・
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  当番一人、家事のため下山。
         ドンマイ ドンマイ、残った二人は剛力だから???

13:25 高知さん、ひとやすみ。
      かなりの回数歩いて巡拝されたベテランお遍路さんらしく、
      八十八札所のこと、霊場会のこと、白衣と輪袈裟の意味、
      お納経所に言いたいこと、団体さんのマナーのこと、
      各地お宿の裏表あれこれ、へんろ道保全のこと、
      はては世界遺産論まで、お考えを聞かせてもらいました。
13:50 今夜は長珍屋さんお泊りとて、ご出立。
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                  絶好のお遍路日和でよろしゅうございましたね
      
 
14:35 茨城さんがひと休み。
       「通し打ち計画でここまで来ましたが、
       家族から、一度戻ったらどうか?と、ゆるりとご下命があり、
       今夜、長珍屋さん宿泊、明日、道後まで歩いて、一度帰ります」。

       「ご家族のご命令は弘法大師のお言葉と受止めてご帰宅なさいませ」
14:46 ご出立
       ボランティアお接待へ丁重なお礼のご挨拶に、小僧いささか恐縮・・・
       「いえいえ、お遍路さんから元気もらってるのは坂本屋ですから」。
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                    区切り打ちの続き、結願寺まで道中ご安全に!


14:55 岩屋寺出発組の通過を見届けて、定刻5分前に火の用心して施錠。
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                 105歳・坂本屋、 今年も 頑張ろうなあ~ 
     
by jh5swz | 2016-03-06 17:04 | 坂本屋日記2016 | Comments(17)