2018年6月16日()の坂本屋日記。
  あしかけ3年に亘る改築事業が終わって、無事お披露目式も済ませた坂本屋の平常当番日。


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  今日は2016年6月から2017年9月まで、数回にわたって坂本屋へ来て、
 「四国遍路とお接待文化」をテーマとする卒業論文の取材に通った京都の女子大生さんが、
  地元企業へ就職、立派な社会人になって、お礼のお接待応援に来てもらった。
  ちょうど当番二人が所用のため休みだったので、大いに助かったことです。

  「お接待中」目印の幟を立てて、  
  (この春まで)女子大生さん差し入れの麦茶やジュース、お菓子をありがたく使わせてもらって、
   登り下りのお遍路さんを迎える準備が整いました。


  長老・川中さんが孫に話しかけるように、
 「そうかえ、そりゃあイイとこへ入った」と、就職のお祝いから始まった朝のひとときです。
        今日のお接待は彼女に任せよう!
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  ほどなく、
 09:30 先日のNHK-TV「ひめポン 」を観たと仰るご夫妻の
     坂本屋見学とご主人趣味?のビデオ撮影訪問がありました。

 10:00 汗を流しながら峠を下って、ひと休みされた大阪さんに
     彩和さんが持参の冷たい麦茶とお菓子でお接待。
     そりゃあ~ 山賊風情の私がお薦めするよりのど越しの味もよかったはずです。

 10:15 先をお急ぎの大阪さんご出立。
     今日は暑くなりそうです、道中ご安全に巡拝なさいませ。       
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     その後、いつもの久万高原町出発のお遍路さんもなく、静かな時間が流れました。
 
 11:50 「昼にするかな」と長老、「待ってました」と門前。
     それぞれ持参の弁当で腹ごしらえ。
     春先まで囲炉裏の火がなくては寒々しかった炉端、
     外の暑さはかなりの体感温度ですが、囲炉裏部屋は古民家ならではの涼しさ。

 12:10 ちょうど昼飯が終わったところで、下って来られた秋田さんがひと休み。
     お接待は彩和さんに任せた。

     私は気になるので秋田県から四国までの交通手段と時間を尋ねてみた、
     秋田から東京までバス、乗り換えたバスで東京から大阪へ、乗り継いで徳島までバス、
     ほとんど ”駅すぱあと” の世界みたいです。
     都合、3日かかって第一番霊山寺から歩き始めて野宿旅30日目と仰る・・・ 
   
    ちょっと考え込んだことです 
    ここまで人を惹きつける弘法大師の四国遍路って一体なんやろう・・・    
     

 12:25 「野宿ですから、行けるところまで歩きます」と、秋田さんご出立。  
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            (坂本屋を〆て帰宅途中の3時半ころ48番西林寺界隈を歩いておられました)

 私は、ひと休み中から背中のソーラーパネルに目がクギ付け。
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  「スマホや野宿テントの灯り電源ですよ、
  晴れてる日はいいのですが、曇天や雨にはさっぱり役立ちません」と仰る。
  いやあ~お遍路さん、
  役立つ日もあればこその野宿旅ですよ・・・

  そんな苦労も背負って歩かれている秋田さんに
  「結願まで快晴にも恵まれますように」手作り道中安全御守を進呈、
  すぐにくくりつけて頂きました、喜んでもらってよかった。
  


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  当番の折り、
  facebookなどで友達に「坂本屋かわら版」を発信したり、
  タップリ充電を忘れて来て電断寸前になったことのある私は、
  今回の修築工事途中、現場監督さんに
  「お遍路さんのスマホ充電用に電源タップの屋外増設」を
  お願いしてみたところ、ちゃんと設置してもらえました。

 どうぞ、お接待の延長線上にある電源を有益に使って下さい。 
 悪用されると提案者として封鎖を申し出ざるを得ません・・・


 <もう一つ、電源の話し>メキシコを出航して24日、ヨット「花丸」は、
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 太平洋上でハリケーンに巻き込まれて数日、
 太陽光を失ったソーラーパネルが機能せず・・・
 ついには船内の冷蔵庫の電源をOFF,
 難儀しながらも 6/17 08:30(現地時間)
 南米エクアドルの港へ無事入港したとの一報あり。
 陸のお遍路さんも海の花丸も太陽の恵み受けて
 道中安全と洋上ご安航を祈ります。

 
 13:10 しばらくして、暑いさなか下って来られた大阪さんがひと休み。
     駐車場の観光案内板を読んで、「一遍上人さんのことを知りたい」。
     ここは一番、坂本屋運営委員会きっての郷土史家:川中長老の出番です。
     伊予の豪族・河野通広の二男として生まれた一遍上人のよもやま話しが弾んだ様子です。     

 13:37 大阪さんご出立。
     この先、一遍さん所縁の道後の宝厳寺や
     河野一族発祥地・北条辺りで川中さんとの話しを思い出されるに違いない。
     どうぞ引き続いて、いいお遍路旅をお続け下さい。
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 13:40 大阪さんが見えなくなって数分、
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 松山人にとって懐かしいCMソングにのって、
 移動スーパー「おまかせくん」が登ってきました。

 定かではありませんが、
 ここ桜の集落には17,8軒の家屋がありますが、
 半分以上が無住(空き家)で商店などはありません・・・
 住んでいる方々には貴重な移動スーパーなのです。 


  さてさてその後、
  いつもなら岩屋寺スタートのお遍路さんが下ってこられる時間帯なのだが菅笠が見えず・・・
  ちょいと登って三坂アルプスと「真昼の決闘」、
  暑さに負けてわずかばかりの木陰でポケ~していると、
  人懐っこい農家さんが、
  「坂本屋の当番か、頑張るのォ~、今日は暑いけん遍路も少なかろ」、
  話しはそこで終わらなかった、
  「わしら百姓も難儀なばかりよ、コメ作りも楽じゃないけんのォ~」・・・ 
  いやいや、天下の献上窪野米のために頑張って下さい。とお返し。 
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   引きかえして見る坂本屋も暑そう・・・ 
   御てんとうさん真上じゃけれ・・・日影は軒下と真上の三本の電線の陰だけ。  
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 時間持て余し気味の二人を見かねた長老の提案、
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 「坂本屋の畑の梅取りに行こうか、
     持って帰って梅干なり梅酒なり作ったらええワイ」。
  即決!、軍手と袋持参で納屋の下の草むら踏み分けて、
  珠数なりの梅の木から取る、捥ぐ、取る捥ぐ。
  15分くらいで、ダンボールいっぱい!
  川中さんが、朝から用意してあったキャベツとキュウリも、
  彩和さんと山分け! ありがとうございました。




 14:55 そろそろ仕舞うか? 長老のひと声。
     その気になったとたん一台の車、「ココかえ~? テレビに出た坂本屋は」と二人のご婦人。
     坂本屋見学でございました。
     長老、15:15 頃まで頑張ったが「ボツボツ仕舞おうわい、ココは3時までじゃけん」。
     
     戸締り、ガス、電源カット怠りなく、施錠して本日の坂本屋お終い。
     他所様のお嬢乗せて安全運転で下山したことです。
  
 
   
  【管理人からのinfomation】 
   ・坂本屋見学の方々には撮影と編集の許可を得ておりませんので、
    個人情報に配慮して来訪事実のみ記事とさせて頂きました、端折ったワケではございません・・・ 
     
 
 

# by jh5swz | 2018-06-17 15:58 | 坂本屋日記2018 | Comments(1)

2018年6月8日(金)の坂本屋日記。

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      築後106年、旧・土佐街道、三坂峠の厳しい風雪に耐えながら、
      峠を登り下りの旅人や商人、遍路の宿として盛業だった坂本屋は、
      昭和の初期、国道(旧R33)の整備開通など諸般の事情で廃業、以来無住・・・
      平成15年、地域の文化遺産として松山市の支援を受けてNPO法人が修復し、 
      平成16年から地元有志による坂本屋運営委員会がお遍路接待所として運営再開、
      現在、会員30人が当番制で国内外のお遍路さんとの親睦交流に努めています。

      が、活発な運営とは裏腹に、近年、建物の老朽化が進み・・・
      なんとかしなければ旧遍路宿の維持管理さえ困難になりそうな母屋の雨漏り、
      昨今、増える一方のお遍路さんやイベント時に行列のできるプレハブトイレ、
      昨夏の豪雨で一部が流失、陥没していささか危険になった駐車場の埋め戻しetc
 
      遡れば3年前から、昨秋の着手まで紆余曲折を経て、
      大勢の方々のご支援のお陰さまで、この度全ての工事が完工、
      6/8 旧遍路宿「坂本屋」修復のお披露目と寄付金贈呈式が行われました。

08:00 自宅発、
    私の任務は、お披露目内祝い品の坂本屋草餅と赤熨斗を巻いた赤飯折詰の搬送、
    48番近隣の和菓子屋さんで品を受け取り、坂本屋へ安全運転。
        ーお客様の内祝い記念品とあっては超安全運転ですー
    道中、網掛け大師堂さん朝参り、工事完工を報告、合掌。

08:50 坂本屋現着。
    地元スタッフがテントに紅白の幔幕張ってお披露目の舞台着々と。

  今朝の坂本屋冴えています。
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      ご招待関係者席
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   受付~司会者席
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     ご来賓、坂本屋代表者席 
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            搬送した赤飯と草餅を50セット手提げ袋詰め。

  台所ではマドンナ皆さんが大奮闘中
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   納屋ではシシ鍋が出来上がりつつあり、
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        フタを取ってもらってワンショット。

 

 ご来賓、報道関係者多数とのことで、混雑の前に新旧トイレを記録しておきます。 

 まずは、感謝を込めて永年勤続賞を贈りたい従来のプレハブトイレ、
 決して今日でお役目が終わるわけではありません、これからも貴殿は必要欠くべからざる存在なのです。 
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   門前が置いた砥部焼きの一輪挿しに、毎回の当番のときに花を生けてもらったマドンナさんありがとう。


 そして、「坂本屋世話人会」皆さまのおかげで新装・増設できました洋式トイレ2基のお披露目です。
 通路の標識と輪袈裟掛け。 
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  中村知事様、野志松山市長様
     「坂本屋世話人会」の立ち上げと顧問就任ありがとうございました。
  世話人会代表、愛媛県観光物産協会会長様お取り纏めありがとうございました。
  世話人会相談役、岩屋寺様・浄瑠璃寺様・八坂寺様ありがとうございました。
  依頼に応じて戴いた商工関係、個人有志皆さまご寄付ありがとうございました。


 おかげ様で団体お遍路さんや体験ウオーク大会など、一度に大勢の休憩があっても安心できます。
 これで「行列のできるトイレ」問題が解消できることでしょう。 
 新聞記事にもありましたが、これで女性や最近とみに増えた外人遍路さんにも喜んでもらえます。
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   母屋の屋根の修理と瓦の葺き替えを工事して頂いた久米建設さんから豪華なお花が届きました。
   限られた予算で四苦八苦の坂本屋を忖度して立派に竣工してもらってありがとうございました。
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  ご来賓、招待者、報道陣で窪野町桜の里は、まさに「ふるさとにぎわい創生」です。
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  坂本屋家主と運営委員会会長が、ご来賓皆さまをお迎えして、
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 11:00 式典開始。
     始めに司会者から、ご来賓、招待者皆さまへ坂本屋の歴史・沿革のご披露がありました。
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   報道各社のカメラ放列の中、 
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    原副知事、大町松山市参与はじめご来賓各位より御祝辞をいただきました。
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 祝辞のあと、
 坂本屋世話人会代表(一社)愛媛県観光物産協会会長 佐伯様より
 坂本屋運営委員会会長へトイレ増設資金の寄付金の贈呈があり、
 相原会長が、瓦の葺き替えと駐車場など環境整備にご協力いただいた
 各方面の方々へのお礼の言葉も合わせて謝辞を述べました。
 


          代表者記念写真

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         向って右から伊予銀行常勤相談役 森田浩治様
               松山市参与     大町一郎様
               愛媛県副知事    原 昌史様
               坂本屋運営委員会会長 相原誠則
               坂本屋世話人会会長 佐伯 要様
               坂本屋家主     船田トシ子(代理)        
 

    式典後の「坂本屋公開」、相原会長がお客様皆さまに修築工事全般の経過をご披露致しました。 

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   こんなことなら、会長にこっそりと数ヶ所のBefor After写真を渡しておけばよかったかなぁ~

2017年4月15日 着工計画中・・・
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     2017年11月29日 着工!
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         2018年3月3日、母屋の屋根の葺き替えと漆喰の外壁もきれいになりました。
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         2018年5月5日、囲炉裏部屋の排煙・換気のための粋な腰屋根も出来ました。
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  西側大屋根のBfor               
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  東側大屋根のBefor
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         寄贈頂いた古民家瓦2000枚は、1枚づつきれいに洗ったうえ、
        会員の寄付金募集に応じて下さった方々お一人お一人のお名前を
        感謝の気持ちを込めて代筆して葺き上げました。

 11:40 「坂本屋の公開」が始まったら、打ち合わせどおりシシ鍋と献上・窪米の握り飯の配膳 です。
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 ご来賓皆さまは一階で
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 役職上、ご会食の機会が多いご来賓皆さまには
  (失礼かと存じましたが・・・)
 板の間のせんべい座蒲団で
 献上・窪野米のにぎりめしとシシ鍋の味は
 如何でございましたでしょうか?

 スタッフ一同考えに考えた「普段通りの坂本屋」の
 賄い昼食メニューでございますればご容赦のほど。

 
  お客さまと報道関係のはテントハウスで
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 天気さえよければ
 「青空食堂」で食べる握り飯と
 坂本屋界隈で暴れまっていた猪の
 お命頂戴してのシシ鍋も
 捨てがたいグルメ世界でございまして・・・

 つかの間ではございましょうが、
 「取材」とか「出張」をお忘れになって
 三坂峠ふもとの初夏をお楽しみ願えれば幸いです。

 
 賄い昼食後、ご来賓とお客さまは三々五々お帰りになりました。
 公務ご多忙中のご参列と各社多数の取材ありがとうございました。
 内祝い代わりのおみやげは坂本屋草餅とお赤飯パック、
 「勤務先でなくてご家庭用ですよ~」なんて
 誰も言いませんけど、私、ノドの奥で呟いたことです。


 11:50 下ってこられたお遍路さんに
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 ちょうどシシ鍋と握り飯の賄いができたところなので、
 「お急ぎでなければ食べて行きませんか」と誘った私、
 その私、直後のカメラの放列に恐縮してしまいました・・・

 せめて食事が終わるまでお待ち願えませんか?
 奥さまは席を外されました・・・
 旦那さまが懸命にインタビュー対応、
 ご協力ありがとうございました。



 その後、若い?お坊様と駆け連れガイジンお遍路さんが
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 英語に堪能な某局カメラマン氏の独壇場!
 坂本屋の通訳、UENOさんとYUIさんが控えて万全。
 ドイツ・フランス・豪州の三人と
 愛知県の某寺のお坊様ご一行でした。
 
 にぎりめしとシシ鍋を
 「アリガト オイシイヨ!」。
 異国のお接待を味わってもらったご様子、なにより。

 収録のラストは坂本屋スタッフも共演?で、
 夕方の某局さんの某番組トップシーン用にリハーサル3回後、収録完了めでたし!
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 12:44 ここで、お坊様と別れて、
     明るい独・仏・豪のお遍路さんはひと足お先にご出立。
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 13:00 一足おくれて、お坊さんご出立。
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 目元の涼しい朗らかなお坊さんでした、
 お住い?は尾張三河方面の某寺だそうです。
 
 会場を片付けたあと、
 ご案内してあったのですが、急な寺務でご欠席された
 浄瑠璃さんと八坂寺さんへお披露目の御土産を届けに行く途中、
 お坊さんに追いついて、手作り「道中安全守り」を差し上げました。

 お坊さんが、
 「お接待お礼印しの納め札を忘れました、預かってくれませんか?」
 お安い御用です!




  前後しますが、机、イスを片付けて、テントは「明日乾かす」とのことで足だけたたんで据置き。
  スタッフみんなで残り物のシシ鍋にそうめんを流し込んで昼食、美味かった!
  出仕した自分達にまで赤飯と草餅の御土産が用意してありました。  
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  赤飯ですか~? 夕べ、女房殿と美味しくいただきまして胃袋の中でございますのよ、あしからず。

  <付録>
   もう放送は終わりましたが、
   NHK-TV「ひめぽん」のスタートを飾った画面です、
   お坊さまと独仏豪のお遍路さん、坂本屋スタッフ、皆さんいい笑顔でした。         
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               (画像は6/8 18:10 自宅テレビ画面を撮影したものです)

   <追伸>
    今回の日記はよんどころのない事情で欠席された家主・船田トシ子さんへの報告書のつもりで
    ことさら詳細に書きましたので、長い備忘録になりましたことご了承願います。 
                                      ー門前の小僧ー




# by jh5swz | 2018-06-09 19:43 | 坂本屋日記2018 | Comments(4)

2018年6月1日(金)その後のヨット花丸だより
 ヨット花丸、昨日までの航海記。
  2017年 6月05日、5年計画で世界一周をめざして松山市北条のマリーナを出航。
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           <2017年6月4日、出航前日・北条マリーナへ見送りに行ったときの花丸>

      6月29日、日付変更線を通過
      7月31日、カナダ、バンクーバー入港
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              以後、冒険や記録にまったく興味も関心もないキャプテン夫妻は                     
              寄港した各国、各港で古いヨット友人の歓迎を受けて観光三昧。 
      
      9月13日、バンクーバー出航
      9月19日、米国、サンフランシスコ入港、長期滞在。           
   2018年 1月29日、ゴールデンゲートベイブリッジからメキシコへ出航。
      2月12日、カルフォルニア湾内メキシコのLapazへ入港、アンカーリング。
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      松山で花丸の安航を祈りながら航跡図を追っかけている西中さんと二人で
      Google Earthの航空写真を眺めながら、
      Lapazの市街地は碁盤の目にように整然と区画整理されてはいるが
      砂漠の国?の赤茶けた山々とホコリっぽい街並みを見て     
      「ラパーズの何がイイんやろ~、これから何処へ行くやろ~」と、
      ジリジリ過ごした三ヶ月・・・
     
  2018年 5月24日、メキシコ半島に外洋から守られた湾内で三ヶ月と12日、
            よほど居心地がよかったらしい花丸は
           メキシコ湾ラパーズを出航、南米エクアドルめざして出航しました。 
             
           メキシコで売ってる魚は、日本人にはちょっとご遠慮したくなる外観で?
           出航後は早速大きなマグロ狙いでトローリングしているが釣れない・・・
           トビウオが数匹、甲板へ飛んできた。 
           1,5メートルほどのサメが食いついたが、糸が切れてしまった・・・etc

           今朝の便りによると、
           進路上にハリケーン発生予報があり、今は全力で進路変更中との日記です。

          「安全に航海して帰って来る」約束だけは果たして欲しい。
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                            赤い線は私が書き加えました
    西中さんは、
     キャプテンがずいぶん以前の太平洋一周の航海中、長逗留した太平洋ド真ん中の
     小さな島の酋長を尋ねて、その後ホーン岬向け航海か?と想像していたらしい。

    門前は臆病ですから、ホーン岬周りでなくて、
     しばらく南下したら9時方向へ進路を取って(取舵?)パナマ運河から大西洋へ、
     などと願ったりしています。
    
 ◇日本を出航後、今日までに入国した国
      花丸には5年間に入国予定の各国国旗が積み込まれているそうです。
      入国港の沖で、国際信号旗のQ旗をマストに待機し、入国検疫検査等を受けたあと
      船尾に花丸の船籍国旗、メインマストに入国する国の国旗を掲揚して入国するようです。f0213825_12135387.png

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 ◇当ブログ管理者からのinformatin
      ・花丸の航跡図は留守宅を通じてキャプテンの許可を得て掲載するものです。
      ・入港滞在中の日々はキャプテン夫妻のプライベートタイムだと思っていますので、
       花丸日誌からはまことにおおざっぱな話しだけ引用掲載しております。
      ・私は全くヨット音痴です、トンチンカンなことを書いていたらご指摘願います。



# by jh5swz | 2018-06-01 12:32 | ヨット「花丸」航海記 | Comments(0)

2018年5月26日()の日記。
 5月2度目の当番シフトによる坂本屋出仕。
 いつものことながら出仕の朝、今日はどんな出会いがあるのかな?
 と、ちょっとワクワクするのは、まぎれもなく「坂本屋病」にあらむ。

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 榎の網掛け大師堂をお参りして
 坂本屋への登り坂をアクセル踏みます、
 三人の歩きお遍路さんとすれ違いました。 

 08:20 窪野町桜、現着。
     萌える新緑に真新しい和瓦と白い漆喰壁が冴えます。                         
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    車が無くて広々した駐車場が見たくて、下のわき道へクルマを停めて歩きました、
    昨年夏、大雨で溢れた山水に懲りて、メンバー皆さんが作った排水溝も完璧です!
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    増設した洋式トイレを覗いてみましたが、本日は まだ Do not use !
   現場監督さんに問い合わせたところ、トイレ増設に格別のご尽力を頂いた
  「坂本屋世話人」の皆様をお迎えして行う6月8日のお披露目会の日から使用
   とのことでした、ごもっともです!   
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   これで団体お遍路さんや遍路体験クリーンウオークなどで一度に大勢の皆さんがお越しになっても
   「行列のできるトイレ」は解消できることでしょう! 世話人会皆さまありがとうございました。

   
 09:15 いつものようにお湯を沸かしながら、「お接待中」目印の幟旗を立てて、 
     ちょうど囲炉裏火ができたところで、Mrデンマークと大阪さんが前後してお立ち寄り・ひと休み、     
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 大阪さんは
 かなりの回数巡拝されているようで、
 今日の当番さんと話しが弾みます。
 
 日本語 can not のデンマークさんとは
 カタカナ英語と身振り手振り、
 加えてアプリ VoiceTre を駆使して?
 国際親善???に汗だく・・・

 デンマークって漢字で書くと「丁抹」だって!
 
    


 09:52 Mr デンマークさん、差し上げた道中安全御守をザックにくくりつけてご出立、
     見えなくなる寸前、 See you again! と声をかけたら背中とお杖で返事がありました。
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 09:58 「ど~れ、行けるとこまで歩こうか」と大阪さんご出立。
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 10:00 前以て連絡のあったとおり、
     松山市のシティプロモーション推進課の方、お二人が取材に来られました。
     坂本屋のPR記事を編集して下さるそうなんです、
     どうぞ、見たまま有りのままの坂本屋のご紹介をよろしくお願いしますね。

 10:45  ガイジンお遍路さんがお立ち寄り、
     「日本語話せますか?」と話しかけたらキョトン!! 
     このときキョトン!は can not japanese なのだ、困ったぞ~・・・
     私作のカンペを出して読みました(しゃべったのではありません)、
     How you like to rest? here is 88HENRO free rest-house ニッコリ笑ってアリガト~
     Do you com from? ”イスラエル” と仰る。因みに漢字で書くと「以色列
                    
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     ヘブライ語やアラビア語は絶対ムリ・・・ 
     会話が弾むワケにはいかなかったが・・・
     Hand mede Lucky charm OMAMORIを喜んでもらった。
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        歩き慣れたザックの荷物作りですが、半ズボンでサンダルは大丈夫ですか~?
                と、ちょっと気になったのですが、
        ご心配なく、よく見ればザックにしっかりしたシューズがくくってありました。

 11:00 イスラエルさんご出発、なんともチャ~ミングなサヨナラポーズでした。     
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           15:30 彼女には坂本屋からの帰り道、西林寺界隈で再会、
           停めたクルマの窓から「イイ旅 続けて下さい」と、ワタシ日本語! 
           彼女がクルマの窓から手を差し入れてしっかり握手、こころ通じた!


 11:23 近くにお住いの田船さんこころ尽くしの賄い昼飯。    
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       私、いつものように女房の山賊むすびを用意していたので余り気味・・・
       が、余り気味でよかったのです!
 11:50 峠から下って来られたカップルお遍路さんが日本語OKだったので炉端へ誘って
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 「一緒にお昼ご飯いかが?」 
 「やった~! いいのですか~ いただきます!」

 彼氏は宮崎県生まれ、阿蘭陀在住、
 彼女は祖父母様が日本人で豪州在住、
  
 たくさんお話しが弾みましたが、
 ここでは編集をご遠慮させていただきます。

 手作り御守に書いた
 「四国八十八ヶ所 道中安全」の意味を
 彼女に伝えるのに少し苦労しました。



 12:28 折からひと休みされた山口さんを交えて日蘭豪親善記念写真です。
     彼氏のアゴひげは一番霊山寺をスタートして以来32日目の勲章らしい?
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 12:32 ご出立です、
     懸命に説明したら喜んで付けてもらった私の御守が赤いザックの左肩でユラユラ。
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      いよいよ見えなくなる坂道で「結願までお気をつけて~」と声をかけたら、
      絶妙のタイミングで振り返って、見事に決まった息もピッタリのサヨナラポーズ!
                 お幸せに~
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                           これほど息もピッタリのカップルも珍しい

 12:41 山口さんご出立。
     お住いが周防大島だそうで、四国遍路280回の中務茂兵衛さんのことをお話したら
     「そうなんですよ、ゆかりの家が近くにあります」、鉄人の生まれ変わりですか?
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             5/27 朝、パソコン塾へ行く前に近くの第49番浄土寺へ朝参り。
             なんと、境内で山口さんと再会、必然のご縁だったのかも知れません。

 13:25 江戸さんがひと休み。
     松山の大学を卒業された江戸さんは、今日はゆっくり歩いて、
     「明日、第51番石手寺で二度目の結願です」と、達成感?を静かにかみしめてニッコリ。
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  13:45 結願寺へのご出発を当番全員で盛大な拍手でお見送り。
     「百里の道も九十九里を以て道半ば」とか、お詳しいハズの松山市内ですが道中ご安全に。          
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           松山市内の札所で結願されるお遍路さんにお会いしたのは彼方で三人目です。


  管理人information
    記事中のお遍路皆さまには、
    撮影の承諾、当ブログへの掲載のご了承を頂いて編集しております。
    ブログ編集へのご協力ありがとうございました。
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# by jh5swz | 2018-05-27 19:14 | 坂本屋日記2018 | Comments(2)

2018年5月25日(金)の出来事。
 門前の小僧の備忘録です。

 ここ数年、道後平野の14ヶ寺のお寺さんを巡拝する伊予十三仏参りにハマっています。
その14ヶ寺が持ち回りで開催する今年の「花まんだら祭り」が東道後の極楽寺で執り行われました。
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   伊予鉄久米駅近くの同業のお客様用駐車場へクルマを置かせてもらって歩く。
   第49番浄土寺を参拝して、炎天下を東へ歩く 歩く、チト堪えました・・・

 12:40 極楽寺・駐車場へ現着、
     立て簾張りのテントの中で47番八坂寺ご住職が受付をされておられました。   
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   住宅街にあっていつもは静かな極楽寺さんですが、今日は参拝者が絶えません。
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    境内中央の祭壇には大きな十三仏の掛け軸が設えてあり
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    その十三仏絵図を囲むように参拝者の所願成就のための献花がところ狭しと並んでいました。
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     献花に使われる「竹の花器」は一つ一つが伊予十三仏霊場会の皆さまの手作りで
     祭りのあとは献花した参拝者は花と共に持ち帰り仏壇に供えることができます。(案内チラシより)  
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  今日は鐘楼も献花で囲まれています。
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     おや~? 落ちこぼれ遍路のアノ人、
     「せめて十三年は連続献花したい」のだそうで、
      親不孝モンだから、願意は毎年「先祖代々供養」だって。 
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本堂・大師堂ではいろいろなイベントや法要が執り行われています。
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  なんと言っても圧倒されたのが、心響会の皆さまの奉納太鼓。
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  真剣な眼差しとバチさばきに感服しました。
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 プログラムにあった
 「心響会」の名前を頼りにyahooってみたところ、
 次のようなページがありましたので紹介させていただきます。

 心響会は愛媛県内の真言宗豊山派青年僧によって結成された
 有志の会です。太鼓や声明、御詠歌などを研鑽し、披露しながら、
 布教活動を行っています。寺院での奉納演奏や地域のイベント、
 福祉施設での演奏などに参加させてもらっています。
  https://www.youtube.com/channel/UCx81RxxbzNRjhfpUgawcSVA (原文のママ)



      当日の奉納太鼓を思わせる演奏がYouTubeで紹介されていました⇔クリックしてお聞き下さい。

 
     心響会の奉納太鼓の熱演に境内は熱気ムンムン。
     一等席は、ヨシズの向こうのこのお父さん方、さぞ涼しかったことでしょう!!

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   三時からの散餅まで居たかったのだが、
   真夏のような暑さに負けて、本堂から流れる大般若法要を聴きながら退山しました。
   車を置かせてもらった同業の奥方に、献花記念品を渡して
   早世した(遊び友達でもあった)旦那に供えてもらうよう頼んで帰宅、合掌・・・


# by jh5swz | 2018-05-25 23:02 | 伊予十三仏参り | Comments(0)