坂本屋当番・2018秋

2018年11月10日(土)
    出仕シフトによる今年最後の坂本屋当番日記    
            あっというマの一年でした・・・

 07:50 快晴の朝、
     弁当と朝一番のお茶、コーヒーポットを用意して(もらって)自宅発、 
     通り道の48番西林寺さん朝参り。
     榎の網掛大師堂さんもお参りして坂本屋へ疾走?

 08:30 坂本屋現着。 
     雨戸を開けて、お湯を沸しながら幟旗4本立ててオープン仕度、
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    外気温13度、ちょっとひんやり。  
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 08:42 二人連れ外人お遍路さん、
     Would like to a short break?
      小休憩を案内したつもりでしたが、先をお急ぎのゼスチャーと外国語・・・
         (Sorry I can not English hearing と気持で呟いた小僧でした)
     Roger! Have a nice and safty HENRO trip. ⇔丸暗記のカタカナ英語!
     背の高い彼が「ドモ アリガトウゴザイマス」⇔ここだけ日本語! 
     二人で丁重な合掌・・・
     私カタカナ英語、外人さんカタコト日本語、ちゃんと気持は通じた! 
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 08:55 新設の腰屋根から「けむり」が
         
 火事ではございません。   
  当番の長老が囲炉裏を焚いてくれました、          f0213825_10465403.jpg
    煙が三坂の空へ舞い上がっていました。 
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    坂本屋には囲炉裏がよく似合います。
  



 運営委員氏、手作り?の自転車スタンド
 愛媛県では知事さんを先頭に f0213825_11055405.jpg
 自転車新文化の普及・拡大を図る事業の推進が盛んです。

 ここ坂本屋へも
 ふもとからの坂道登りを楽しむ方々がしばしば来られます。

 初代スタンドの材料は孟宗竹でしたが、今度は鉄パイプ、
 愛車を大切にされるサイクリスト皆さんもこれで大安心。
 全国の自転車愛好者皆さん「さあ~ いらっしゃ~い!」。



 去年の春、県外のアマ無線局長遍路さんからもらった軒下の「杉玉」越しに
             向かいの山の色づいたイチョウが気になり田んぼのあぜ道まで行ってみた、
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    お色直し途中です、披露宴は三日あとです!  
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 10:00 峠から順打ちお遍路さんが下って来られました、
     「時間があったら休んで行きませんか~?」
     「ある ある、予約した宿が浄瑠璃寺前なんで」と、一番霊山寺から30日目の長野さん、
     「1時間ちょっとで着きます、超ゆっくり休んでいって下さい」。
     46番前の宿をキャンセルして49番辺りまで進みたいが宿が無い・・・とお悩みなのだが、
     予約されている以上、お接待所当番として行司は一切出来ません・・・
     後続のガイジンさんと同宿の約束もしてあるらしく・・・

 10:40 さんざん悩まれましたが、「予定どおり浄瑠璃寺前宿泊」を決心されてご出発。
     通し打ちの長旅、たまには脚休め・骨休めもよろしいのではないでしょうか?
     ご自宅へ無事ご帰還されてこその結願です、どうぞ道中ご安全に。 
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 11:10 急ぎ足の順打ち外人お遍路さん通過。
     Naw in hurry ?
     I'm hurry !
     Roger! Have a nice and safty HENRO trip.       
            ポケットに忍ばせたカンペが大活躍・・・
     大阪さんが同宿を約束されたガイジンさんだったかな? 
     話しに聞いたとおり超イケメンでしたもん。
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               それにしても午前中の通過が四人様とはちょっと静か御前。


 11:50 当番三人炉端で昼弁。
     みそ汁代わりに持って来たカップヌードルの美味いこと、
     そういう季節なんだなぁ~

 12:20 食後の腹ごなしに三坂の秋ブラタモリもどき。
     もうオスプレイまがいの赤トンボは飛んでません。
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    岩屋寺スタート組の到着もなく・・・ 
 13:25 秋晴れの空に誘われて坂本屋を下った遍路墓から「松山城」を撮ってみました。     
            秋や昔十五万石の城下かな
                                -子規さんごめんー
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              中央・天守閣  coolpix p100 ×26でズームってみました。             
             
  
     逆打ちお遍路さん目線でみた坂本屋
     瓦葺き替えて漆喰の化粧直し以来、ちょっと貫禄が出てきましたかな?
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 13:50 順打ち大阪さんがいっぷく。
 14:04 お茶を一杯とミカンを一つ。
     「美味かったから二つ下さい」とザックに入れてご出発。
     「お道 よろしゅう~」
 
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        文字通りの「ひと休み」でしたが、
        「いっぷく」とは、昔、キセルに煙草を詰めてゆるりと煙をくねらせる時間だそうです、
        お節介にならないようにお遍路さんのお気の向くままお迎えしお見送りしております。
 
 14:30 いかにも健脚自慢という速さで逆打ちさんが登って来られました、
     「ひと休みして行きませんか? 坂道キツイですよ」。
     ご返事がスゴイ。
       「午前中に道まちがって三坂峠から国道を下ってしまいました、
       この旧土佐街道を歩かないで次へ進むのは悔しいし残念ですから
       今から峠まで登って折り返し下って来ます」。 
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                                            594
             お遍路さんのこだわりですから「お気をつけて」と、見送りましたが
                        健脚なんですね~~~

    
   もう一つの秋を見つけました。
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  坂本屋の裏山を見たら、
  毎年、真っ赤に紅葉するハゼの木と
  この春新設した腰屋根が
  双方引き立てあって絶妙の眺め、
  撮って長老に観てもらったら
  「エエなぁ~ エエぞお~」。
  お茶汲み小僧もそう思ったことです。

  春夏秋冬があってニッポンはエエぞなもし。



  14:55 「仕舞うぞな」、長老のひと声に異存はなく(笑)
      幟仕舞い、囲炉裏の火の用心、雨戸閉めて閂、勝手口施錠して本日も無事お終い。
      通過、休憩のお遍路さん6人様はちょっと寂しい思いだが、お接待は数が目的ではない。
      当番表による今年最後の出仕でしたが、今日も楽しいご縁がありました。
      年末までいろいろイベント行事があり、あと数回通いますが、あっと云うマの一年でした、
      
 
  <追記>2時過ぎ、
  来週17~18日開催のノルディックウオーク大会の準備委員会事務局長さんがお越しになりました。
  何事かと思いきや
  17日、坂本屋を休憩所とする旧土佐街道10㌔と35㌔コースの参加者が200名前後になること、
  その節お世話になるのでと、トイレットペーパーなど支援物資をたくさん差し入れて頂きました。
  例年のことながら恐縮・・・
  帰り道、坂本屋委員会会長宅へ寄って、資材差し入れの報告と預かった封筒を渡して任務完了!
  
   

# by jh5swz | 2018-11-11 16:51 | 坂本屋日記2018 | Comments(2)

2018年11月7日(水)の日記。  
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    愛媛県のイメージキャラクター「みきゃんカレンダー」が壁紙になり
                     営業目的以外で使用する場合には自由に使用可能になりました。
                
                    
                    
 
10:15 快晴の久万高原町、
     役職現役のころから大変お世話になっている業界の大先輩を表敬訪問。
     こころよく迎えていただき、積もる話しは尽きず思わず長居をしてしまいました、
     反省・・・

     久万高原町へ来たら、お昼は うどんの「心」です!
     国道沿いの店の前は今日も行列、数台分の駐車場も満杯。
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                  コレは数年前に来たときの「開店30分前」の写真です
     30分も待てば と思いましたが・・・
     ここまで来たのだから、先に第44番大宝寺へお参りすることにしました。
     売り切れ御免の「心」さんだが、お大師っさんも味方してくれるハズだと信じて。

 11:40 駐車場から歩きます、久しぶりに歩き遍路気分です。
     勅使橋を渡って参道の登り口で団体さんに追いついた、
     ゆっくりのんびり後をついて登る、(うどんの売り切れが気になりながら)。
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                「下乗」の標柱がなんとも絵になりました
              息が切れたワケではないが、甘ピン+手ブレ・・・

     まずは手水舎前から大銀杏を
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     第44番大宝寺本堂への石段は
            落ち葉のイエローカーペットにはちょっと早過ぎたようです。  
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         団体さん最後尾のお遍路さんを一段目から最上段までフォーカス!
           いいモデルさんになっていただきありがとうございました。
               このあとも どうぞ道中ご安全に!


   境内は先ほどの団体さんでにぎやかです
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  厄除観音さんの背中の紅葉も今一歩・・・
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  大師堂奥から客殿前へ下って境内一周、
    納経所前の看板
    「先にお参りしてからお納経して下さい」って、
    あったりまえじゃございませんの? 
     わざわざ書かねばいけない時代になりましたか?

  もっとも、某霊場寺のお遍路用具売店では墨書き・ご朱印済み納経帖を売ってましたなぁ・・・
  屈強な男性が、ザックいっぱいの納経帖をドサッと降ろして
        「33冊と白衣17枚お軸6本です!お客さん後から来ます」ってのもあるらしい・・・
 

  うどんの「心」へUターン。
      相変わらず行列・・・ 30分ほど待って相席。釜揚げの「中」400円なり。      
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  腹ごしらえのあと、帰りの駄賃で、
      松山のカヨさんがオープンされた「お接待サロン カヨちゃん家」へご挨拶訪問。
                  場所など詳細はクリック↑してご確認下さい。             
      元々実家だった東明神へUターンして屋内の一室を休憩所に改築された由、
      久万高原町から三坂峠までのほぼ中間にあり、キットお遍路さんに喜ばれることでしょう。
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         農作業の手を休めてお茶を入れていただき”おもてなし談義”。
         若い頃、坂本屋へ立ち寄ったことがあり、お接待所開設が夢だった とか。
         オン歳七十ウン歳、気さくで爽やかな奥さんです、みなさん是非お立ち寄りを!      
                                 (撮影・掲載ご承諾済み)

    
    
   新・三坂道路から440号線経由、奥久谷への農道を下って、葛掛五社神社界隈のオジさんオバさんにご挨拶。
             私、この方々の大フアンなのです。
  年中庭木剪定中のオバさん、相変わらずお達者です
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    毎日畑の見回り中のオジさん「こんにちわ~」。 
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        お二人とも返事はなかったが・・・この冬も風邪など引かないで頑張って下さい。
        
   14:40 帰宅。
       ちょっとご挨拶の心算でしたが、お参りもできた、うどんも食べた、カヨさんにも会えた、
       奥久谷の働き者のオバさん、オジさんの里も道草して結構な秋の一日でした。
       留守番のおっ家内様に感謝・合掌 ペッコリ。
    

# by jh5swz | 2018-11-08 10:17 | 伊予路 ぶらタモリもどき  | Comments(0)

2018年10月31日(水)の日記。 
  
  先月あたりから、背中に大きなお軸を背負って88社寺を巡拝中の様子がfacebookに投稿されており、    
  ご一行の中に、日頃から楽しくお付き合い願っているお先達さんの姿がありフォローしていたところ
   (投稿をよく読んでみると、どうやら新四国曼荼羅霊場会の徒歩練行らしい)
 「今日は松山市内を歩いて、東温市の香積寺で打ち止めです、見かけたら声かけて下さい」とのこと、
  徒歩練行のことはよく判らないまま、お先達さんにご対面が楽しみで隻手薬師・香積寺さんを参拝。

 新四国曼荼羅霊場会とは 
  平成元年(1989)開創、四国四県の7つの神社と81の寺院による88ケ所の神仏合体の霊場のことをいう。
                                     (Wikipediaより)


 14:30 午後3時頃の到着予定と聞いたので、先に隻手薬師さんのお参りを済ませてご一行を待ちました。
     山門から中門への参道は秋の風情です。
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             地元の者には香積寺(こうしゃくじ)と云うより
                  隻手薬師(かたてやくし)と呼ぶほうが馴染み深いお寺さんです。 
     
       中門あたりでは紅葉した桜葉がひらひらと舞い落ちます、
          秋の寺院の境内は、渋い色模様に包まれてなかなかお洒落です。
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       お光灯して、お線香たてて、本堂から境内を一巡してお堂をお参りしました。
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      お参りの詳細は、
      2016年5月22日、「伊予十三仏・第七番香積寺参り」のページをご覧願えれば幸いです。
   
 15:20 やがて、遠くから法螺の音が聞こえました、
    ほどなく大きなお軸を背に徒歩練行の皆さまがご到着、
     山門で隻手薬師・香積寺の皆さまに迎えられて客殿へ進まれます。
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                               画像提供:Nお先達さん                              

     私は、知り合いのお先達さんにご挨拶を済ませて帰ろうとしたのですが、
     「新四国曼荼羅霊場の勤行をご一緒にどうぞ どうぞ!」と、誘われるまま
     失礼ながら輪袈裟のみで客殿へ参上、お茶のお接待をいただきました。
     思いがけずとは申せ、厚かましさこの上ないことよ・・・

 15:30 客殿の一室で特大の曼荼羅軸の裏側へ墨書き、ご宝印の押印が始まりました。
     以下の写真は、「どうぞ写真撮って下さい」とのお許しを得て撮影させて戴きました。
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 直前の第45番法壽院さんまでの
 墨書きが終わったおおよそ畳半畳の
 お軸が和室の机いっぱいに広げられました。

 それはそれは
 皆さま達筆でございまいした。
  (ちょっと甘ピンですみません)
 
 


  ギャラリーに囲まれて、新四国曼荼羅霊場・隻手薬師 香積寺墨書きの運筆は緊張されたことと思います。
       だって・・・、万一筆を誤ったら第一番さんからやり直しでしょ・・・
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                                          運筆は住職ご夫人

    次いで副住職様がご本尊印、寺号印、新四国曼荼羅霊場番印を押印されて完成です。
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         やっぱりプロです、ここまで約6分・・・、紅白梅の襖絵が見守っていました。
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  その後、二本のお軸は本堂内陣へ運ばれ各社寺院の墨書きを香積寺ご本尊に向けて掲軸されました。
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   お先達さんが法螺を立てて、曼荼羅の奥の香積寺ご本尊に向って勤行が始まりました
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    勤行のあとで副住職様から隻手薬師 香積寺の故事来歴ホームページ参照)のご説明がありました。
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    初めて見る二つの曼荼羅絵図
     この裏側に今日までの46の新四国曼荼羅霊場会の墨書き、ご宝印があり、
     来年いっぱい徒歩練行を続けて108社寺すべてを巡拝して満願成就という遠大な行事とのことです。      
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                  左:金剛界 右:胎蔵界という曼荼羅絵図だそうです。
                                    (お先達さん談)


            勤行を終え客殿に戻ると、
            隻手薬師 香積寺さんからコーヒーのお接待があり恐縮した門前の小僧でした。
                          ありがとうございました。

    日記の終わりに、
    ◇先輩諸氏へ
      私は新四国曼荼羅霊場会のことはまったく知識がありませんでした・・・
      投稿文面には用語や言葉遣いの間違いが多々有ろうことと心配です、
      ミスにお気づきの先輩諸氏からのご指導をよろしくお願いいたします。

    ◇お遍路友だちへ
      新四国曼荼羅霊場? 知らんかな~ かまんかまん 門前の小僧も知らんかった・・・
      まずは今回お参りした
      隻手薬師 香積寺さんのホームページTOPの新四国曼荼羅霊場サイトを見てみてみてや、
      生まれた村や町の近所のお参りしたことのあるお寺さんや
       ・花祭りに爺ちゃんのお供で通った宇和町の山田薬師さんを見つけたときは嬉しかった・・・
       ・高校卒業の春、親父の単車を無断レンタルして暴走した城川町の龍澤寺も懐かしいなあ~
      聞いたことのある著名な神社などがあってお参りが楽しめそうなんやけど・・・
      門前の小僧もこの歳で今から全部お参りして周ろうなどとは「脚」が云うこときかん・・・
      まずは松山ローカルの新四国曼荼羅霊場を参拝して境内をのんびり歩いてみようかと思う。
       

      人はお正月三ケ日に気ぜわしく走り周るという「伊予十三仏参り」も、
      私は発心して2年も経っているのだが、いまだ四ヶ寺さんのお参りが残っとる・・・ 
      四国霊場88ケ寺と別格20ケ寺合わせて108寺参りの内、別格9ケ寺が残っとる・・・ 
      ハンコ集めとバカにされんように、のんびり丁寧にお参りしよるだけなんよ ハハハ、
      相変わらず落ちこぼれやなあ~ 門前の小僧。  

       

# by jh5swz | 2018-11-05 08:59 | その後のきまぐれ遍路 | Comments(0)

おしどりお遍路さん続々

2018年10月20日(土)
    10/05 南海放送制作・ロシア国営放送番組中の「四国遍路とお接待」コンテンツ収録
    10/07 秋祭り:坂本屋への御輿渡行と地域への修築お披露目、
       など楽しい番外出仕が続きましたが、
       本日は当番シフトによる坂本屋お接待出仕です。

07:45 三坂峠を登り下りのお遍路さんにとって絶好の空模様に気分よくして自宅出発。
    カミさんが弁当と朝一のお遍路さん用の熱い茶とコーヒーをポットに用意してくれた、ありがたい。
    高井の里の48番西林寺さん朝参り、県外ナンバーの自家用車多数。
    榎の網掛け大師堂さんへお遍路さんの道中安全をお願いして山道を疾走?

08:30 坂本屋現着。
    ここまでにすれ違った歩き遍路さん5人!、秋のお参りシーズンを感じたことです。
    幟旗などオープン準備中、一人の順打ち遍路さん(580)、
    「熱い茶とコーヒーがありますが、休んで行かれませんか?」
    先をお急ぎでした・・・ 道中ご安全に。
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   外気温15℃、峠は寒かったハズ・・・  
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 08:50 準備完了!
     葺き替えた瓦や真新しい破風、漆喰壁が冷気に包まれて凛と冴えます。
     今年の冬は雪が降っても大丈夫です坂本屋、今年106歳、長寿なり。
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                  当番の長老に囲炉裏火を焚いてもらいました。 
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 10:05 いつもの久万高原町前泊組?の到着までにブラタモリもどき「三坂の秋」。
    今からこそイケズ三昧の?イノシシ対策・・・
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   不時着したオスプレイではございませんのヨ^0^  
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                渋柿ひとつ熟れて三坂の秋を知る  -才能あり? ナシ?ー 
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 10:48 炉端でひと休みされた東京さんご出立。
     災害で傷んだ県内南予各峠へんろ道、ここ数日前の状況を詳しく教えて頂きました。
     「自己責任なら歩けます」とのこと・・・ まだまだ厳しさが伝わります・・・
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                    今夜は東道後温泉で ご湯っくり~!

 11:17 炉端で寛がれるおしどりお遍路:名古屋さん
     窪野町では一番美味しいと評判の川中さん持参のミカンが大好評。
     「近頃ガイジン遍路さんが多いのだが名古屋が何処にあるのか説明しても判ってくれん・・・」
           素晴らしき哉 郷土愛! みんなの笑い声が囲炉裏部屋に響きました。 
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                     撮影・掲載のお断りができていません、せめて背中を・・・

 11:50 名古屋さん夫妻ご出立。
     「約70分でご予約の長珍屋さんへ着きますから、
     ザックを預けて、お参り用具とお杖で46番浄瑠璃寺さん、47番八坂寺さんを参拝されて、
     お帰りになると、ちょうどお風呂が沸いている時間かもですよ」などと余計なご案内(苦笑)
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 11:55 入れ替わるように、おしどりお遍路・大阪さんがお立ち寄り。
     「何年ぶりになるかなあ~坂本屋さんが開いていてよかった~
                弁当食べたいのですが、かまんですかな?」
     「どうぞ どうぞ よければ炉端で一緒に食べませんか」。
     「まあ~珍しい!」と、囲炉裏を見て奥さんが大喜び。
     ご主人が丸太イスにお座りになるやいなや、 
     「私は版画が趣味で前回の旅を版画にして来ましたから差し上げます」。
     当番三人に一枚ずつ白い封筒を戴きました。
     私の封筒に入っていた作品がこれ! なんと「坂本屋」、めちゃくちゃ嬉しかった。
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 12:31 大阪さん夫妻ご出立。
     お二人が交替で何度も何度も振り返って、お礼をされるので恐縮したことです。
     戴いた納め札の色は少なくとも五巡以上、貫禄の歩き。
     道中ご安全に いいお参りなさって下さい 合掌・・・
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 13:27 自転車逆打ちお遍路さんが・・・
     「いっぷくして行きませんか?、この先キツイですよ」
     「しんど~なったら引きかえして来ます」とニッコリ。
     「ご安全に」。
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               三時までには下山ナシ、無事に峠クリアーでしたか?   586
                                          


 13:50 続くものです!
     おしどりお遍路・埼玉さんがお立ち寄り。
     「ここで弁当食べていいですか?」
     「どうぞ どうぞ」
     炉端をご案内したのですが、玄関の縁台をご希望、お茶を運びます。 

 14:20 埼玉さん夫妻ご出立。
     直前のおしどり二組さんも「長珍屋」さんでしたよ、と見送ると
     「夕食、ご一緒でしょうね~ 楽しみに追っかけます」。
     結願まで お道 よろしゅう~! 
  
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           前になったり、後になったり、何処で別れたかな?と気になっていたら、
           打ち合せもしていないのに次のお宿でバッタリ再会!!!
           風呂上り、膳を並べて般若湯八勺、お国自慢に花が咲きます。
           私は、これこそ歩き遍路の醍醐味ではないかと思うのです。



 14:30 一台の乗用車が停車。
     「私は三坂馬子唄が大好きで、民謡教室まで通って習いました、
        今日は馬子唄のふるさと・旧土佐街道の坂本屋を見学に来ました」。
     愛原会長から旧街道と坂本屋の歴史、地元小学校でも三坂馬子唄を教えていることなどを説明。
             やっぱり三坂馬子唄を坂本屋のBGMで流したいなあ~

 15:00 話しは尽きない様子だったが、三時で閉めることをお断りして・・・
     幟旗仕舞って、玄関雨戸閉めて、囲炉裏火消して、勝手口施錠、
     川中さんからミカン、愛原会長から野菜をたくさん戴いて下山。
     「お接待に行って、お接待されて、お父さん何考えトンの~」と台所から歓喜の声。

 10月21日(日)の日記。
    昨日の昼弁当の折り、大阪さんが
    「前回は手打ちうどんのお接待を戴きましてな」とのひと言が気になって・・・
          (私、そのイベント日は皆勤賞なのです)
    早朝からHDDのアルバムを開いてみました。
    なんと! 2014年4月5日、確かに夫妻はひと休みされて
    地元愛媛大学〇〇部OB会皆さまが振舞われた手打ちうどんを堪能されておられました。

    早速、その折の夫妻の写真をプリントして、48番西林寺さんで待つこと1時間半、
    昨日の三組のおしどりお遍路さんが前後してご到着。
    名古屋さん、大阪さん、埼玉さんが昨日の私を覚えていて下さって、嬉しさ右肩上がり!
    ワケをお話しして、大阪さんに4年前のスナップ写真を差し上げました、
    夫妻も驚かれるやら喜ばれるやら!!!

         またひとつ                                                                                                                                      
        思い出に残るご縁を重ねることができました。  
     
                       


# by jh5swz | 2018-10-21 17:10 | 坂本屋日記2018 | Comments(2)

坂本屋の秋祭り

2018年10月7日(日)
  三連休ど真ん中は松山の秋祭り
   
 昔、松山のお城下と上浮穴郡久万村を結ぶ旧土佐街道で栄えた遍路宿・坂本屋は、
 今、三坂峠中腹の「お遍路さん御休処」として会員30余名が交替制でお接待奉仕中。
     (但しお接待は3月~11月の土日、午前9時から午後3時まで・悪しからずです)
    
 昼下がり、その坂本屋運営委員会会長から
 屋根の葺き替え修築、洋式トイレの増設とも無事に終わったんで、
  地区の人へのお披露目を兼ねて本屋座敷へ神輿を迎えるけん登っといでや
 と嬉しいご案内があり、直ちに馳せ参じました。
 
 御輿はふもとの窪野町丹羽から桜の集落の幟元までは軽四に乗って運行、
 桜の神事のあと、後見の総代さんと並んで御幣を捧げ持った中学生の先導で
 窪野町北谷・正八幡神社の神輿が200mの急坂を若衆に担がれて粛々と渡御。
 始めて見ました坂本屋へ渡御する神輿 よそもんの私、感動しました。 
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           「新日本紀行・ふるさとの祭り」に溶け込んだような気持になりました。

  
  窪野各組の若衆と坂本屋のメンバーに担がれて、ひとしきり宙に舞ったあと座敷へ鎮座した神輿。
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  地区の皆さんと坂本屋メンバーが神前に並んで
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      祝詞が流れて厳粛に神事が執り行われます。
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      神事のあいだ可愛い獅子舞の太鼓組は出番を待ち切れない風情です ^0^
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      ようやく子供達の太鼓囃が桜の里へ打ち響いて獅子舞が始まりました。
        松山のお殿様への献上米の歴史を誇る窪野米の豊作と
        母屋の屋根を修築、瓦を葺き替えた坂本屋の次の100年の安寧の祝い舞いに違いない。
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 小学生・中学生・若衆組の三世代が次々に舞います。
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 ひとしきり舞って疲れた獅子に子供達が戯れて?
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  起き上がった獅子に子供達がビックリする所作が可愛いのです!  
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      坂本屋の先輩に尋ねたら「獅子起し」と云う所作だそうです、
              なるほど なるほど!

    にぎやかに獅子舞が続くあいだ、 
    祭りの世話人さんや御輿の担手皆さんには御神酒が振舞われ
    大勢の窪野の子供達にはお菓子が配られて盛り上がったことです。
           「門前、お前さんダメじゃ、自家用機で来とろうが」、
           「ハイ、せめて落花生と柿のタネで祝うとります」・・・ 

  
    夕日を受けて

    神前に供えたお鏡餅と縁起小餅が坂本屋メンバーによって二階から撒かれました。
                 門前、しっかり小餅を三個ゲット!

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                名残りは尽きないのですが・・・
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    夕やみせまる頃、坂本屋の駐車場でもう一度かき上げ舞った神輿が次の集落へ渡御します。
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                 いやぁ~ いい祭りでした、お招きに感謝!
 
# by jh5swz | 2018-10-09 18:43 | 坂本屋日記2018 | Comments(6)