人気ブログランキング | 話題のタグを見る

2025年10月27日(月)の日記
 四国八十八ヶ所 徒歩練行ご一行 坂本屋で休憩_f0213825_07320004.jpg  四国八十八ヶ所霊場会の青年僧の運営で徒歩練行が行われています。
  
11年ぶりとなる徒歩錬行は
    2024年11/11、高知市竹林寺で出発式が行われ、
  弘法
大師の歩いたへんろ道を20回に区切って四国を一周されます。
 
 
高知市から足摺岬を周って松尾峠を越えて伊予路に入られた御一行は、
 本日、久万高原町の大宝寺、岩屋寺を巡拝、三坂峠坂本屋で休憩後、
 松山市の46番浄瑠璃寺,47番八坂寺,48番西林寺,49番浄土寺まで完歩。 
 次回は11/18~20、2泊3日で浄土寺から今治市内まで練行されます。
 
 どなた様でも参加OKですので、関心のある方は四国霊場会ホームページをご覧ください。


 四国八十八ヶ所 徒歩練行ご一行 坂本屋で休憩_f0213825_10375159.png

   10/25(土)小田町・上田渡薬師堂~三島神社~宮成~44番大宝寺~八丁坂(泊)
 10/26(日)八丁坂~45番岩屋寺~古岩屋荘(昼食)~河合~明神~長珍屋(泊)
四国八十八ヶ所 徒歩練行ご一行 坂本屋で休憩_f0213825_10484219.png






            (時程表は霊場会ホームページプリント用PDFより抜粋)
 
坂本屋(休憩所)と記載してあるが、役員、会員の誰からも話題にならない・・・
 そのうえ、27日は月曜日で坂本屋は休館日
 どうしたものかと思案橋・・・しばらく模様眺め・・・

 ◇10月になって、たまらず八坂寺ご住職のご意見もお聞きすべく訪問。
 ◇坂本屋さんが開けて貰えるだけで参加者は喜びます、私も手伝いに参ります
  との八坂寺さんのご意向を新旧会長さんに伝えました。
 ◇平日休館日に開館は問題ないのだが、前日10/26(日)に
  ・久谷まちづくり協議会の秋のフェスタと
  ・坂本校区球技協議会が予定されており、みんな駆り出されているようだから
   と二日連続のお手伝いは頼み難いので
 八坂寺さんと四人で文字通りお茶いっぱいのささやかなお接待をしよう! と決定。
 
  そして10月27日(月)当日。 
08:30 門前、坂本屋現着。
    軒下ベンチで逆打ちお遍路・大坂さんひと休み中。
    早着お遍路さん用に持参の熱いポット茶を飲んでいただきました。
08:40    峠めざしてご出立。
    基本・野宿だそうで背中のザックが重そうでした。
四国八十八ヶ所 徒歩練行ご一行 坂本屋で休憩_f0213825_13494584.jpg
久万高原町は朝晩冷え込みますから風邪にご用心なさって下さい 950 
  
09:00 八坂寺住職、新旧会長とお茶当番見習いの四人集合。
          八坂寺さん徒歩錬行一行とのスマホ連絡と歓迎の法螺立て。
      山の中で聞こえる法螺の音が山彦してイイもんだなあ~と思いました。
      会長イス出し、小僧、雑巾掛け。20分の休憩ですが、せめて気持ちだけでも・・・
四国八十八ヶ所 徒歩練行ご一行 坂本屋で休憩_f0213825_14303421.jpg
ちょうど休憩場所の設営を始めた頃、
徒歩練行ご一行は遥かに松山城下を眺めながら三坂峠を下られていたようです。
(写真は岡山から参加のお先達さんから提供いただきました)
四国八十八ヶ所 徒歩練行ご一行 坂本屋で休憩_f0213825_19441247.jpg
貞享4年(1687)真念さんによって書かれた「四国徧禮道指南」は、
初めて文字によって書かれた四国遍路の貴重なガイドブックですが、
東明神西明神ゆきて坂あり三坂と名づく
この峠から眺望すればちとせことふく松山の城堂々とし(以下略)
と真念さんも峠から城下町、瀬戸内の伊予の小富士を望む絶景を絶賛しております。

09:53 徒歩練行先頭ご到着。
    予定通りの到着にあわててシャッター押したら甘ピン。
四国八十八ヶ所 徒歩練行ご一行 坂本屋で休憩_f0213825_14352160.jpg


   お先達さんに背負われて練行大師さん、ようこそ坂本屋へ!
四国八十八ヶ所 徒歩練行ご一行 坂本屋で休憩_f0213825_14414622.jpg

交替でお大師像を背負われたお先達皆様ご苦労さま
四国八十八ヶ所 徒歩練行ご一行 坂本屋で休憩_f0213825_15055284.jpg
 お大師さんをUPで、とカメラを構えたら
「座布団でひと休みされた坂本屋の屋号をUPで!」
 と某お先達さんのお声。
いつもはお遍路さんの指定席が今日はお大師さんが鎮座。
四国八十八ヶ所 徒歩練行ご一行 坂本屋で休憩_f0213825_15060010.jpg

 松山市側から逆打ちで最後の一軒、
 久万高原町から順打ちで最初の一軒、昔・遍路屋、今・お接待処です①
四国八十八ヶ所 徒歩練行ご一行 坂本屋で休憩_f0213825_09192781.jpg
文字通り、お茶いっぱいのささやかな
お接待でございますが・・・②  
四国八十八ヶ所 徒歩練行ご一行 坂本屋で休憩_f0213825_09193807.jpg

お互いに久しぶりのご対面で話が弾みました③
四国八十八ヶ所 徒歩練行ご一行 坂本屋で休憩_f0213825_09422756.jpg
(この③枚はお江戸から参加のお先達さんから提供いただきました)

 いっぷくの休憩の後、皆さまご出立支度です
四国八十八ヶ所 徒歩練行ご一行 坂本屋で休憩_f0213825_15175539.jpg
 46番まで70分、誰か希望は? 
ハイ私が!と元気な声!   
四国八十八ヶ所 徒歩練行ご一行 坂本屋で休憩_f0213825_15180072.jpg

ここでお茶当番が徒歩練行の代表幹事さんに請願。
本日はめったにないご一行の休憩に坂本屋も喜んでおります、
皆さまに玄関前へ並んでいただき記念写真を撮らせて欲しいのですが?
『結構ですよ!』
ついては私の個人的なブログに掲載のご都合を・・・
『結構ですよ!』

皆さま顔出しになりますが・・・
『結構ですよ!』
四国八十八ヶ所 徒歩練行ご一行 坂本屋で休憩_f0213825_15182038.jpg
カメラはイイのですがカメラマンが後期高齢者で甘ピンお許しください。
団参ご一行はツアー元の許可が得られないのでNOカウントでしたが
徒歩練行ご一行の責任者の承諾を頂きましたので+25をカウントさせていただきます。975

10:13 八坂寺ご住職、渾身の「出立の法螺立て」
四国八十八ヶ所 徒歩練行ご一行 坂本屋で休憩_f0213825_15353702.jpg

法螺の音を背に受けて見事な一列縦隊!ご出立でした 
四国八十八ヶ所 徒歩練行ご一行 坂本屋で休憩_f0213825_16052016.jpg
                       この先も健脚奮って道中ご安全にお進みください                                       
  
  お見送りのあと、小僧は椅子たたみ、幟旗仕舞い。
  会長さん納屋まで椅子運んで、お湯飲み洗いまで。私、力仕事できなくてすみません・・・

10:24 後片付け最中、順打ちお遍路さんが玄関を覗かました。
    会長が Where do you from?
          スイッツランドと聞こえたからスイスからのお遍路さんだったかな?
    先をお急ぎだったのか「アリガト」とひと言残して歩かれました。
四国八十八ヶ所 徒歩練行ご一行 坂本屋で休憩_f0213825_13243857.jpg
スイスの公用語は英語だろうか?or 仏語だろうか?
判らないからサヨナラで見送りました 976   
10:30 会長、電気、火の元確認、施錠。
    2025年 第6回徒歩練行ご一行へ
    文字通りお茶いっぱいのささやかなお接待のミッション完了、下山。

10:44 丹波の里のお接待所付近でご一行に追いつき一列縦隊の皆さまをパチリ。
四国八十八ヶ所 徒歩練行ご一行 坂本屋で休憩_f0213825_16395223.jpg
               
帰宅後、近所の」スーパーへアッシー君
昼食してもう一枚撮りたいショットがあるのでそれまでひと休み。
15:30   その一枚がコレ!我が町のアビーイ・ロードなり!
                      レノンは?ポールは?リンゴは何処だ!
四国八十八ヶ所 徒歩練行ご一行 坂本屋で休憩_f0213825_16565688.jpg

     実はですね~・・・
四国八十八ヶ所 徒歩練行ご一行 坂本屋で休憩_f0213825_17040714.jpg
       横断歩道信号が大切なお客さまを無視しまして
四国八十八ヶ所 徒歩練行ご一行 坂本屋で休憩_f0213825_17042129.jpg
先行組と横断中組と待機中組の泣き別れになってしまいまして・・・
「あの陸橋の上から変なオジさんが私達を狙ってるわよ」って聞こえました。
お後がよろしいようで

その,よろしい話し、
四国八十八ヶ所 徒歩練行ご一行 坂本屋で休憩_f0213825_18525159.jpg 
2013年2/4 弘法大師生誕の地75番善通寺をスタートした
四国霊場開創1200年記念事業「お大師さまと歩む四国遍路」御一行は
2014年5/9  歩き繋いで善通寺へ帰還、結願を果たされました。
 (ロゴは四国ツーリズムの使用許可を受けて掲載しております)

2014年2/10の思い出
坂本屋は冬季閉館中、一人で小雪舞う番外網掛大師堂前で修行僧、先達70人をお迎えしました。
四国八十八ヶ所 徒歩練行ご一行 坂本屋で休憩_f0213825_18525754.jpg


2014年2/11の思い出
自宅直近のR11交差点を49番浄土寺へ歩まれる修行僧、先達70人を北風強い陸橋からお見送りしました。
四国八十八ヶ所 徒歩練行ご一行 坂本屋で休憩_f0213825_18530339.jpg

 編集中

# by jh5swz | 2025-10-28 19:25 | 坂本屋日記 2025 | Comments(2)

 2025年10月24日(金)の日記
 旧遍路宿・坂本屋のお茶当番友達から下記ご案内リーフレットを頂きました。
遍路ってなんなん? と云う「おしゃべり会」_f0213825_10311741.jpg  10月24日(金)14:00~15:30
      会場 砥部町 酒蔵カフェ はつゆき

  遍路ってなんなんと云うキャッチコピーに心惹かれて即参加申込。
  本音を言うと、十人十色のお遍路さんに敬意を表して
  「遍路ってなんなん」との一文字があると足を止める方も多かったかも。    
遍路ってなんなん? と云う「おしゃべり会」_f0213825_10455734.jpg
 途中入退室 自由/入場無料って
参加を躊躇している方々に優しいキャプションではありませんか!


  砥部焼の里循環観光バス
 (未確認です・・・)     
遍路ってなんなん? と云う「おしゃべり会」_f0213825_12082807.jpg
  おしゃべり会会場は 「初雪盃」蔵元の右奥の酒蔵二階でした
遍路ってなんなん? と云う「おしゃべり会」_f0213825_11035984.jpg


 初雪角樽
 
(以下、商品写真は決してCMではございません)                    
遍路ってなんなん? と云う「おしゃべり会」_f0213825_11192010.jpg
 酒蔵カフェ 「はつゆき」店内
遍路ってなんなん? と云う「おしゃべり会」_f0213825_11041269.jpg


私には目の毒、
誰かさんには気の毒?
遍路ってなんなん? と云う「おしゃべり会」_f0213825_12210530.jpg
 酒蔵然とした天井の梁がお見事でした
遍路ってなんなん? と云う「おしゃべり会」_f0213825_11042185.jpg



主催者側皆さまの開会ご挨拶
遍路ってなんなん? と云う「おしゃべり会」_f0213825_12245406.jpg


   ご挨拶のあとは、とにかく話が弾みました!
遍路ってなんなん? と云う「おしゃべり会」_f0213825_12413764.jpg   
 テーブルメニューのとおり 
  お遍路好きの人も
 あんま知らんけど気になる人も
 間(あわい)遍路ってなんなん
   
 ※「あわい」の意味がわからんかった・・・
 今日は主催者と話しのわかる参会者有志の
 お遍路談義で座が回って行く、 のかと思い、
 私は話しを聞かせて貰おうと帳面持参だったのですが、
 隣りにお座りの女性がとにかく『職務質問』お上手で
 アマチュア遍路の私でも答えられる職質の連射また連射、

 とにかく決まり事と礼儀作法はありますが、
 「楽しくなくちゃ~お遍路は続かん」と私は脱線また脱線。
 詳細?今日はそれを日記に書くことが目的でないので、
 職質と答えた内容は割愛させて頂きます、あしからず。
 
 
 
 
   
     


# by jh5swz | 2025-10-26 13:20 | その後のつれづれ絵日記帖 | Comments(0)

2025年10月19日(日)の坂本屋お茶当番日記
 
朝夕少し凌ぎやすい日々になり、
  自宅前の県道を歩かれるお遍路さんの姿を見かけることも増えたような気がします。
    
  今日は9/7以来40数日ぶりのお茶当番、
  坂本屋で文字通りいっぷくされるお遍路さんとのひとときの歓談が楽しみな朝です。
  ひょっとすると、坂本屋の活動行事を通じて知り合って、今も「友達」の来館もあるかも・・・
  
 07:50 ちょっと寄りたい所があり、少し早出ですが愛車車庫出し。
坂本屋お茶当番日記 2025/10/19_f0213825_19140002.jpg
  48番西林寺さん朝参りスルー、あしからず。
  所用を済ませ網掛け大師堂もスルーして窪野町桜へ爆走。
  
  途中で落ちているきれいな栗のイガを見つけて
  「栗の実」を抱いたイガを数個とドングリを拾いました。
  落ちていた栗ですから、多分窃盗罪にはならんと思います。 
  帰宅後、お局様に「おみやげや!」と渡したら
  お局が竹ザルに並べて下駄箱の上へ置いて
  我が家の秋の訪れを歓迎しておりました。 
坂本屋お茶当番日記 2025/10/19_f0213825_09383194.png
                                     提供:いらすとや
  
 08:30 窪野町桜の馬頭観音さんお参り。
坂本屋お茶当番日記 2025/10/19_f0213825_08532201.jpg 
 旧土佐街道に沿った法面の祠に祀られた馬頭観音さん。

 その昔、伊予松山~久万高原~土佐池川を結んだ官道の
 重要な物流手段だった牛馬の霊を祀る馬頭観音は
 道中あちこちに見られますが、
 この馬頭さんは、櫻集落の中にあって、
 私が坂本屋へ通い始めて14年になりますが、
 花立てがAsahi-生Beerの容器であることも変わらず
 たとえ造花であってもお供えの花が絶える日はありません。

 坂本屋下の幟立て近くの「讃岐遍路のお墓守」と併せて
 これぞ『持続され続けた』集落の心意気を感じるのです。

 札所と番外網掛大師堂の朝参りをスルーしたものですから
 今朝の朝参りはこの馬頭観音さんに心を込めて合掌・・・



08:38 坂本屋現着。
    代り映えしませんが、まずは恒例の「三坂峠定点観測」。
    先月は稲刈り前、本日は米の収穫も済んで、今年は「稲木干し」の写真が撮れず・・・
谷川の対岸の大イチョウが真っ黄色に化粧すると三坂遍路道は一気に秋です。
坂本屋お茶当番日記 2025/10/19_f0213825_09164106.jpg    
坂本屋お茶当番日記 2025/10/19_f0213825_09241421.jpg

08:50 当番相方さん現着。
    相方さんお茶沸かし、不器用な門前の小僧は幟旗立て。
    お接待所・坂本屋オープン!
坂本屋お茶当番日記 2025/10/19_f0213825_10024333.jpg

09:05 峠を下って来られた徳島さんがひと休み。
        初めての歩き遍路で戸惑ったり、驚いたりの道中の思い出を聞かせて貰いました。
    お宿の休廃業と外人遍路さんの多いことには魂消ておられました。

  徳島さんからのへんろ道情報
坂本屋お茶当番日記 2025/10/19_f0213825_09100633.jpg    
 少し戻った所の東屋の真ん中へにテント張って、
 洗濯物を干してまだ寝ている遍路さんが居ました」
 とのレポート。
 『東屋のほぼ常連さんみたいでで野宿というより
    我が家気分の遍路さんみたいです』と私。
 以前にも同じお遍路さん?が石でクドを造って
 炊事もしているようなのでなので山火事にでも
 なったら大変と、役員さんと相談して〇〇署へ
 一報したのですが・・・<本項・以下略>

上記写真は 2018/04/15 知人の撮影提供(人物は現場確認に行った知人の友達です)

一人はみんなのために、みんなは一人のために・・・気を付けたいものです。

09:20 徳島さんご出立。
    今日の内に51番までのお参りを済ませておきたいとのこと。
坂本屋お茶当番日記 2025/10/19_f0213825_11072797.jpg
東屋への常駐遍路情報ありがとうございました 943

10:25 デンマークさんご休憩。日本語が堪能な方でよかった(笑)
    日本での生活が長いご様子で古い日本建築の研究中との由、
    特に古民家には興味がある、と坂本屋の写真を沢山撮っておられました。
    
 余談ながらデンマークさんのザックとキャップ
坂本屋お茶当番日記 2025/10/19_f0213825_10214475.jpg    
  キャップは手作りで、私の失敗で見えにくいのですが、
  四国八十八2025と刺繍がしてありました。
坂本屋お茶当番日記 2025/10/19_f0213825_10215407.jpg
 毎年巡拝されておられるようで
 キャップの刺繍2025は今年専用らしいです。 


10:30 大阪さんがひと休み。
    「何度かココを下ったが初めてココが開いていた、ラッキー!」と
    デンマークさんと二人で二階も見学されてご満足のご様子。
    天井の碍子配線も懐かしいと仰ってました。

10:45 大阪さんのザックとご出立見送りショット
坂本屋お茶当番日記 2025/10/19_f0213825_12285777.jpg 
坂本屋お茶当番日記 2025/10/19_f0213825_10513287.jpg
坂本屋お茶当番日記 2025/10/19_f0213825_10221227.jpg                          結願寺までお道 よろしゅう! 944

10:46 デンマークさんご出立。
    歩き慣れた足運びと姿勢がとても素晴らしいお遍路さんでした。
坂本屋お茶当番日記 2025/10/19_f0213825_11342547.jpg
2026の刺繍キャップでまたお立寄りください 945
  
10:50 デンマークさんを見送って、振り返ってみれば「同行四人」さん。
    どうやらどこかの遍路道か遍路宿で一緒になって、
    今日も「同行四人」で峠を下って来られた仲良しのお三方、
    私は常日頃からこの出会いを「駆け連れ遍路」と称して敬意を表し
        『歩き遍路の醍醐味である』と、自画自賛しております。
    ようこそ、坂本屋へ! 慌ててシャッター押したら甘ピンでした
坂本屋お茶当番日記 2025/10/19_f0213825_12451229.jpg
ひと休みの茶飲み話し方々ご出身地をお聞きしました。
名古屋さん946・東京さん947・兵庫さん948
  
  折から数年前、京都の女子大生・SAWAさんが
坂本屋お茶当番日記 2025/10/19_f0213825_13143126.jpg 
 卒論研究「お遍路文化とお接待」の取材に
 足かけ3年ほど大学が休講の度に坂本屋へ通った
 彼女が旦那さんと可愛い女の子と三人で
 ポツンと一軒家へ遊びに来てくれて、
 早速お遍路さんへ初お接待体験。

 坂本屋でお遍路さんにお菓子を配った
 ギネス最年少記録では?と思ったことです。
 お遍路さんも満面の笑みで受けて頂きよかった!

 旦那さんとSAWAさんには掲載承諾を頂いたのですが、
 幼児とは申せプライバシーに配慮して、可愛い孫には顔マスクかけて貰いました。
 

11:10 朝一に一六タルト本舗さん提供のお接待用銘菓を配達に来て貰った役員さんと
    身支度整えて出立前のお遍路さんの名残り惜しい語らいが玄関前で続きます。
坂本屋お茶当番日記 2025/10/19_f0213825_13443990.jpg
  (お遍路さんには掲載承諾を頂いております)

11:15 三人の「同行四人」皆さまご出立。 
坂本屋お茶当番日記 2025/10/19_f0213825_13532693.jpg
一歩堂さんのザックカバーが冴えますね~
南無大師遍照金剛・・・
 「お~い、ワシを忘れて行くなよ、待ってくれ~」だったかな?
坂本屋お茶当番日記 2025/10/19_f0213825_13533812.jpg 














1コマに3人が写り込む写真は少ないのです、秋のお遍路シーズンを感じます。

11:36 台湾からのお遍路さんがひと休み。
    役員さんのVoiceTraも中国語?台湾語?に上手く対応できない様子・・・

    折からもう十年ほど前、愛媛ノルディック・ウオーク協会主催の
        「道後湯けむりへんろ道ツーデーウオーク」が開催されたときの
        総括事務局長を務められたSIBAさんには、今も友達付き合いが続いており、
        今日はひょっこり初秋の坂本屋へ遊びに来て貰っており、
        見るに見かねて誠に流暢な中国語で通訳の助け大舟。

        おかげ様で出立前のMr台湾さんも盛り上がって楽しそうなポーズでした!
坂本屋お茶当番日記 2025/10/19_f0213825_14241695.jpg
         
11:57 台湾さんご出立。
    いいお参りがつづきますように。
       
坂本屋お茶当番日記 2025/10/19_f0213825_14282820.jpg
路上小心 ru-syansyosin 949
 (パソコンで勉強しました)

 ちょうど昼どき、今日も1班のシェフ鍬田さんから
 賄い飯ですが、手の空いた人から囲炉裏部屋へどうぞ!のお声がけ。
 毎回ながらご馳走さまでした!

昼賄いの片付けが終っても鍬田さんがしんどそうなので、
今日は私から午後1時閉館を提案して火の元・戸締り確認して施錠しました。 


(お断り)
   ・お遍路さんのお名前はお住まいの都道府県名を「お名前」とさせていただいております。
   ・お見送りコメント末尾の赤いアラビア数字は、
    私達の班が当番の日にお見送したお遍路さんの14年間の延べ人数で他意はございません。
   ・到着とご出立時刻、お住まいの都道府県名以外はメモを取っておりませんので、
    会話編集に間違いがありましたら当ブログ各カテゴリー末尾のComments欄より
            ご叱正連絡お願い致します。



# by jh5swz | 2025-10-20 15:15 | 坂本屋日記 2025 | Comments(0)

初秋の坂本屋お茶当番 

2025年9月7日(日)の坂本屋お茶当番日記
 
8月は当番がまわって来なかったので、随分久しぶりのような気がするお茶当番。
 今日はどんなお出会いが有るのだろうと、子供の遠足みたいに心ワクワクでした。

 07:45 ちょっと早出ですが、愛車車庫出し。
   07:55 48番西林寺さん朝参り。
初秋の坂本屋お茶当番 _f0213825_09481335.jpg


 仁王門から正面の本堂へ一礼して入山
 本堂、大師堂へ関東在住の友達が送って来る写経を納めて代参。
初秋の坂本屋お茶当番 _f0213825_10011458.jpg
 お参りを終えて退山の折り、境内から太鼓橋を望みました。  
初秋の坂本屋お茶当番 _f0213825_10012643.jpg
  西林寺伝承
   1) 本尊の十一面観世音菩薩像は、後ろ向きに立っているので本堂裏から拝むお遍路さんも多い。
     (確かに本堂真裏には観音開きの扉が設えてありますが本尊を拝観したことはありません)
   2)   境内は右の写真のとおり、前の道より低い所にあり、石段を数段降りて寺に入ることから
     罪ある者が奈落に落ちて行くことに例えて「無間地獄」とも呼ばれています。
                          (出典:「こころの遍路旅」愛媛新聞社刊)

08:17 門前の小僧、恒例の番外「網掛大師堂」朝参り。
初秋の坂本屋お茶当番 _f0213825_10500860.jpg          網掛け石(俗称クジラ石)  
初秋の坂本屋お茶当番 _f0213825_10502102.jpg
昔はこの大きな石に並んでお堂が建っていましたが
お堂を寄進された地元のご奇特なお方のご意思で
2012年4月7日、へんろ道を挟んで対面側へ新築されました。
坂本屋の長老の話しではこの辺りには遍路宿が数軒あったとのことでした。


08:32 坂本屋現着。
    今朝は少し早く家出(出家ではありません)したのは、
    その昔、松山城のお殿様のお気に入りで「献上窪野米」の名を持つ棚田の様子を見たかったのです。
    稲木に架かって乾燥中を想像したのですが少々早過ぎて献上米は棚田で黄金色に波打っていました。
初秋の坂本屋お茶当番 _f0213825_11454503.jpg
★寂しかったこと★
お茶当番の折り、軽四に乗った高齢のご夫婦が
「米作りも堪えるが、あんたらも来るか来んか判らん遍路を待ってよ~やるの~」
と、クルマを停めてお茶当番を励まして貰った農家さんの棚田の数枚が
歯が抜けたように耕作休田になって草茫々になっていたことです・・・
初秋の坂本屋お茶当番 _f0213825_11585181.jpg

09:00 当番相方さん揃ったところで幟旗立てて「坂本屋本日開館」。
    (ちょっと脱線)
     私は当番日の前日、このブログを開いて、過去のその月の出来事などを懐かしく読むのですが、
     14年通って一度だけ遭遇した一枚の写真をUPさせて下さい。
     2019年9/7、朝9時開館準備中の1分足らずの出来事でした。     
初秋の坂本屋お茶当番 _f0213825_12501953.jpg
坂本屋の西の軒下ベンチ脇へ朱い幟旗を立てているとき、
窪野町大字桜から松山城を跨いだ見事な虹がす~っと架かりました。
「朝九時に出ても虹」と洒落てみたのですが吉兆の虹は忍者のごとく消えました。
2019年の9/7 am9時の虹でした。

2025年の9/7は暦の上で『白露』。
夜中に大気が冷え、草花や木に朝露が宿り始める頃、
降りた露は光、白い粒のように見えます。
と、愛媛新聞購読サービス品の令和七年「暮らしのこよみ」に書いてありました。

 
09:10 役員さんが一六タルト社提供の茶菓子などを届けて貰いました。
    前後して相談役さんが「当番4人で分けて持ってお帰りや」と朝採れ野菜をたくさん頂きました。

11:00 峠から下って来られた大阪さんが一休み。
    開口一番「ここの下り坂道は厳しいですね~」
    と仰りながらキンキンに冷やしてある麦茶を美味しいと、がぶ飲み。
          お聞きすれば1番霊場から25日目とのこと!
    何という健脚!
    私:「体育会系ですか?」
    大阪さん:「マラソンを」 
    私:改めて短パンからむき出しのふくらはぎをマジマジと見つめました、筋肉隆々!
    88番結願の宿まですべて予約済なので、
    迷惑なキャンセル遍路にならないように頑張っていますとの由。

11:32 大阪さんご出立。
    お宿への礼儀、ご自身の信条、スポーツマンの心意気、勉強させていただきました。                
初秋の坂本屋お茶当番 _f0213825_13420411.jpg
阪神タイガース見事な優勝、おめでとうございました。941
    
11:35 いつも賄い昼飯をお世話になっている鍬田さんが
    「お遍路さん途切れたところで早昼しませんか~」、満場一致で囲炉裏部屋へ。
    私:「にぎりめしは持って来とるやけんど、今日は割烹KAMATAでご馳走になります。   
初秋の坂本屋お茶当番 _f0213825_14295113.jpg <本日のお品書き>
 素麺は揖保乃糸、麺つゆと薬味はすべてシェフが腕に縒りをかけ、
 二の膳はシェフ得意の小ぶり牛丼、一同ペロリでございました。    
初秋の坂本屋お茶当番 _f0213825_14300175.jpg

 余った「キョウリのワサビ漬け」を「下さい」と持ち帰った厚かましい門前の小僧。 
    
食後、水まき厚生大臣が「お客さん、有るかどうか判らんけんど
お遍路さんにちょっとでも涼しい思いをして貰おう」
と、呟きながら県道207号線終点へたっぷり散水。
初秋の坂本屋お茶当番 _f0213825_15041981.jpg
 散水のあと、お天道様次第ではあるが、稲刈りの段取りのため下山。                      

 鍬田さん、昼飯の片付け終わって、町内の幟立て責任者につき下山。   
                         先輩二人から
  「ジリジリ暑つうなるけん、早仕舞いして下さい」と、優しいお言葉。
相方・若い竹本さんと足腰不調の門前の二人で『ガンバロウゼ!』。

13:40 峠から広島さんが下られてひと休み。
    「いや~厳しい下り坂ですね~膝がケタケタ声を出して笑っています」とセルフマッサージ。

    たくさんお話しを致しました、
    人生いろいろ、男だっていろいろで・・・私にも波瀾万丈の絵巻物がありましたから話が弾みました。
    一六タルトが美味しかった、夜食にもう一つ、
    こんな嬉しいリクエストこそお接待所冥利につきました、3個押し売り。
    一六本舗さんの食品ロス防止策の一環としてのご提供のことちゃんとお話ししました。
    一六本舗さん坂本屋のお茶当番からお礼を申し上げます。

14:00 広島さんご出立です。
    お宿はふもとのお遍路さんお馴染みの宿との由。
初秋の坂本屋お茶当番 _f0213825_15581310.jpg
ご両親さまのご冥福を祈ります 合掌・・・ 942

14:10 「竹本さん、仕舞いましょうや」と年寄りの私から閉館を提案しました。
    手分けして幟旗仕舞い、施錠。
    貰ったキュウリのワサビ漬けや朝採れ野菜もしっかり積み込んで下山。

    いろは坂(自称)の下りで広島さんに追いつきました、
    ダッシュボードに入れている、自作の道中安全御守をお接待、
    『お泊り予定のお宿の前を走りますが、
            歩き遍路さんに「乗って行きませんか?」とは無礼ですから申しません』と言って
    二人で大笑いしてお別れ致しました。道中ご安全に!

            所要あり、47番八坂寺さんへ寄って、久しぶりにご住職に失礼ながらアポなし面談。
    ちょうど団体さんのお納経帳があってご多忙の模様、
    所要の主旨のみお話しして詳細はメッセージにてご相談と相也候。

    自宅近所のAコープへ寄って、女房が預けた重たい買物を受け取って走行5分で帰宅。
    「風呂の湯とってありますよ」と女房殿、何はともあれ汗流しました。 
    長い日記を終ります。
    
  (お断り)
   ・お遍路さんのお名前はお住まいの都道府県名を「お名前」とさせていただいております。
   ・お見送りコメント末尾の赤いアラビア数字は、
    私達の班が当番の日にお見送したお遍路さんの14年間の延べ人数で他意はございません。
   ・ご到着とご出立時刻、お住まいの都道府県名以外はメモを取っておりませんので、
    会話編集に間違いがありましたら当ブログ各カテゴリー末尾のComments欄より
            ご叱正連絡お願い致します。 
 

# by jh5swz | 2025-09-08 12:08 | 坂本屋日記 2025 | Comments(0)

 2025年8月24日(日)の日記
 約一ヶ月のご無沙汰になりましたが、あれも書きたい、これも書きたかった備忘録。

 今日はシトシトと雨が続いた八月上旬の某日、
 思わず喉の奥で笑いをかみ殺しましたが、笑ってはいけなかった義妹からのLINEの便り。
仲良く暮らそうぜ! 猪吉・猿丸・鹿之介・熊五郎etc_f0213825_14574542.jpg
 中国地方県北の静かな里山で義妹夫婦と息子は
 稲作とイチゴやメロン、野菜などの果樹農園を営み、
 我が家は秋の新米を始め果物野菜のお裾分けに与り、
 細々年金暮らしの私宅は大変助かっております。

 冬は雪深い近隣の山々のスキー場は大賑わいですが、
 雪解けの春から秋の米の収穫までは多忙の極みで
 「豊作」、それはそれとして大吉なのですが、
 昨今の実家界隈もご多聞にもれず、
 野生動物の農村への侵略で動物愛護と害獣駆除の
 狭間で苦労している様子です・・・

 立ち位置をスネてヒネって考えれば、
 野生動物達は人間どもに餌を作らせているのかも
 知れません・・・笑えません!笑いません!

   お互いの結界をわきまえて仲良く暮らそうぜ、
猪吉、猿丸、鹿之介、熊五郎etc 

# by jh5swz | 2025-08-24 11:00 | その後のつれづれ絵日記帖 | Comments(4)