おしどりお遍路さん続々

2018年10月20日(土)
       10/05 ロシア国営放送&南海放送の番組収録
         10/07 坂本屋への御輿渡行と、楽しい番外出仕が続きましたが、
         本日は正規シフトによる坂本屋お接待当番です。

07:45 三坂峠を登り下りのお遍路さんにとって絶好の空模様に気分よくして自宅出発。
    カミさんが弁当と朝一のお遍路さん用の熱い茶とコーヒーをポットに用意してくれた、ありがたい。
    近隣の48番西林寺さん朝参り、県外ナンバーの自家用車多数。
    道中の網掛け大師堂さんへお遍路さんの道中安全をお願いして山道を疾走?

08:30 坂本屋現着。
    ここまでに5人の歩き遍路さんとスレ違い、秋のお参りシーズンを感じたことです。
    幟旗などオープン準備中、一人の順打ち遍路さん(580)、
    「熱い茶とコーヒーがありますが、休んで行かれませんか?」
    先をお急ぎでした・・・ 道中ご安全に。
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   外気温15℃、峠は寒かったハズ・・・  
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 08:50 準備完了!
     葺き替えた瓦や真新しい破風、漆喰壁が冷気に包まれて凛と冴えます。
     今年の冬は雪が降っても大丈夫なり坂本屋、今年106歳。
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                  当番の長老に囲炉裏火を焚いてもらいました。 
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 10:05 いつもの久万高原町前泊組?の到着が遅いので、ブラタモリもどき「三坂の秋」。
    今からこそイケズ三昧の?イノシシ対策・・・
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   不時着したオスプレイではございませんのヨ^0^  
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                   渋柿ひとつ熟れて三坂の秋を知る -駄作ー 
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 10:48 炉端でひと休みされた東京さんご出立。
     災害で傷んだ県内南予各峠へんろ道、ここ数日前の状況を詳しく教えて頂きました。
    「自己責任なら歩けます」とのこと・・・ まだまだ厳しさが伝わります・・・
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                    今夜は東道後温泉で ご湯っくり~!

 11:17 炉端で寛がれるおしどりお遍路:名古屋さん
     窪野町では一番美味しいと評判の川中さん持参のミカンが大好評。
     「近頃ガイジン遍路さんが多いのだが名古屋が何処にあるのか説明しても判ってくれん・・・」
           素晴らしき哉 郷土愛! みんなの笑い声が囲炉裏部屋に響きました。 
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                     撮影・掲載のお断りができていません、せめて背中を・・・

 11:50 名古屋さん夫妻ご出立。
     「約70分でご予約の長珍屋さんへ着きますから、
     ザックを預けて、お参り用具とお杖で46番浄瑠璃寺さん、47番八坂寺さんを参拝されて、
     お帰りになると、ちょうどお風呂が沸いている時間かもですよ」などと余計なご案内(苦笑)
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 11:55 入れ替わるように、おしどりお遍路・大阪さんがお立ち寄り。
     「何年ぶりになるかなあ~坂本屋さんが開いていてよかった~
                弁当食べたいのですが、かまんですかな?」
     「どうぞ どうぞ よければ炉端で一緒にたべませんか」。
     「まあ~珍しい!」と、囲炉裏を見て奥さんが大喜び。
     ご主人が丸太イスにお座りになるやいなや、 
     「私は版画が趣味で前回の旅を版画にして来ましたから受け取って下さい」。
     当番三人に一枚ずつ白い封筒を戴きました。
     私の封筒に入っていた作品がこれ! なんと「坂本屋」、めちゃくちゃ嬉しかった。
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 12:31 大阪さん夫妻ご出立。
     お二人が交替で何度も何度も振り返って、お礼をされるので恐縮したことです。
     戴いた納め札の色は少なくとも五巡以上、貫禄の歩き。
     道中ご安全に いいお参りなさって下さい 合掌・・・
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 13:27 自転車逆打ちお遍路さんが・・・
     「いっぷくして行きませんか?、この先キツイですよ」
     「しんどなったら引きかえして来ます」とニッコリ。
     「ご安全に」。
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 13:50 続くものです!
     おしどりお遍路・埼玉さんがお立ち寄り。
     「ここで弁当食べていいですか?」
     「どうぞ どうぞ」
     炉端をご案内したのですが、玄関の縁台をご希望、お茶を運びます。 

 14:20 埼玉さん夫妻ご出立。
     直前のおしどり二組さんも「長珍屋」さんでしたよ、と見送ると
     「夕食、ご一緒でしょうね~ 楽しみに追っかけます」。
     結願まで お道 よろしゅう~! 
  
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           前になったり、後になったり、何処で別れたかな?と気になっていたら、
           打ち合せもしていないのに次のお宿でバッタリ再会!!!
           私は、これこそ歩き遍路の醍醐味ではないかと思うのです。

 14:30 一台の乗用車が停車。
     「私は三坂馬子唄が大好きで、民謡教室まで通って習いました、
        今日は馬子唄のふるさと・旧土佐街道の坂本屋を見学に来ました」。
     愛原会長から旧街道と坂本屋の歴史、地元小学校でも三坂馬子唄を教えていることなどを説明。
                やっぱり三坂馬子唄を坂本屋のBGMで流したいなあ~

 15:00 話しは尽きない様子だったが、三時で閉めることをお断りして・・・
     幟旗仕舞って、玄関雨戸閉めて、囲炉裏火消して、勝手口施錠。
     川中さんのミカンと愛原会長からたくさんの野菜を戴いて下山。


 10月21日(日)の日記。
    昨日の昼弁当の折り、大阪さんが
    「前回は手打ちうどんのお接待を戴きましてな」のひと言が気になって・・・
          (私、そのイベント日は皆勤賞なのです)
    早朝からHDDのアルバムを開いてみました。
    なんと! 2014年4月5日、確かに夫妻はひと休みされて
    地元愛媛大学〇〇部OB会皆さまが振舞われた手打ちうどんを堪能されておられました。

    早速、その折の夫妻の写真をプリントして、48番西林寺さんで待つこと1時間半、
    昨日の三組のおしどりお遍路さんが前後してご到着。
    名古屋さん、大阪さん、埼玉さんが昨日の私を覚えていて下さって、嬉しさ右肩上がり!
    ワケをお話しして、大阪さんに4年前のスナップ写真を差し上げました、
    夫妻も驚かれるやら喜ばれるやら!!!

         またひとつ                                                                                                                                      
        思い出に残るご縁を重ねることができました。
         
   
       編集中デス、       
     
                       


# by jh5swz | 2018-10-21 17:10 | 坂本屋日記2018 | Comments(0)

坂本屋の秋祭り

2018年10月7日(日)
  三連休ど真ん中は松山の秋祭り
   
 昔、松山のお城下と上浮穴郡久万村を結ぶ旧土佐街道で栄えた遍路宿・坂本屋は、
 今、三坂峠中腹の「お遍路さん御休処」として会員30余名が交替制でお接待奉仕中。
     (但しお接待は3月~11月の土日、午前9時から午後3時まで・悪しからずです)
    
 昼下がり、その坂本屋運営委員会会長から
 屋根の葺き替え修築、洋式トイレの増設とも無事に終わったんで、
  地区の人へのお披露目を兼ねて本屋座敷へ神輿を迎えるけん登っといでや
 と嬉しいご案内があり、直ちに馳せ参じました。
 
 御輿はふもとの窪野町丹羽から桜の集落の幟元までは軽四に乗って運行、
 桜の神事のあと、後見の総代さんと並んで御幣を捧げ持った中学生の先導で
 窪野町北谷・正八幡神社の神輿が200mの急坂を若衆に担がれて粛々と渡御。
 始めて見ました坂本屋へ渡御する神輿 よそもんの私、感動しました。 
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           「新日本紀行・ふるさとの祭り」に溶け込んだような気持になりました。

  
  窪野各組の若衆と坂本屋のメンバーに担がれて、ひとしきり宙に舞ったあと座敷へ鎮座した神輿。
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  地区の皆さんと坂本屋メンバーが神前に並んで
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      祝詞が流れて厳粛に神事が執り行われます。
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      神事のあいだ可愛い獅子舞の太鼓組は出番を待ち切れない風情です ^0^
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      ようやく子供達の太鼓囃が桜の里へ打ち響いて獅子舞が始まりました。
        松山のお殿様への献上米の歴史を誇る窪野米の豊作と
        母屋の屋根を修築、瓦を葺き替えた坂本屋の次の100年の安寧の祝い舞いに違いない。
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 小学生・中学生・若衆組の三世代が次々に舞います。
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 ひとしきり舞って疲れた獅子に子供達が戯れて?
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  起き上がった獅子に子供達がビックリする所作が可愛いのです!  
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      坂本屋の先輩に尋ねたら「獅子起し」と云う所作だそうです、
              なるほど なるほど!

    にぎやかに獅子舞が続くあいだ、 
    祭りの世話人さんや御輿の担手皆さんには御神酒が振舞われ
    大勢の窪野の子供達にはお菓子が配られて盛り上がったことです。
           「門前、お前さんダメじゃ、自家用機で来とろうが」、
           「ハイ、せめて落花生と柿のタネで祝うとります」・・・ 

  
    夕日を受けて

    神前に供えたお鏡餅と縁起小餅が坂本屋メンバーによって二階から撒かれました。
                 門前、しっかり小餅を三個ゲット!

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                名残りは尽きないのですが・・・
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    夕やみせまる頃、坂本屋の駐車場でもう一度かき上げ舞った神輿が次の集落へ渡御します。
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                 いやぁ~ いい祭りでした、お招きに感謝!
 
# by jh5swz | 2018-10-09 18:43 | 坂本屋日記2018 | Comments(2)

2018年10月5日(金)の思い出。
 
 総務省・放送コンテンツ海外展開強化事業として、南海放送が制作する
ロシア国営放送テレビ番組『マツヤマの桜』のロケがありました。
 ロシアの人々に松山の魅力を伝えるための52分 × 3話シリーズ番組で
年内にロシア第1チャンネルでロシア全土向け放映されるそうです。
 
 番組は、ロシアでは知らない人はないという国民的俳優ドモガロフさんが
松山のあちこちを訪れて、その魅力を体験するというストーリーです。

 四国松山を知ってもらう一場面として、お遍路を体験してお接待に触れる
というコンテンツがあり、坂本屋への収録協力要請と、不肖・門前の小僧に
46番浄瑠璃寺から坂本屋までのへんろ道の案内役の依頼がありました。
 私は「先達」ではないので辞退したのですが、遠来のロシアの俳優さんを
坂本屋までご案内する「遍路」ということなので覚悟を決めました。

 ◇9/6 ディレクターさんと二人でリハーサル?
  第46番霊場浄瑠璃寺から坂本屋まで、できるだけ昔ながらの遍路道を歩いて
  坂本屋で女房の作ったにぎりめしを食べながらお遍路とお接待あれこれ談義。

 ◇9/19 ディレクターさんからの提案
  坂本屋への道中、窪野町の拓けた田んぼの中の昔からの遍路道を歩く皆さんを
  ドローンから撮りたいとの提案があり、ご希望のルートを私一人で試し歩き。
  
 
 さて、台風25号の前触れの雨風、
    穏やかならぬ10月5日収録当日、

08:30 ドモガロフさんはじめ総勢20名のロケ隊?、浄瑠璃寺駐車場へ集結。
   同時刻、坂本屋のお接待仕度模様を収録のため約10名のロケ隊が先行。

09:00 「お遍路体験」ということなのでドモガロフさんにも白衣を着てもらって
   私がお遍路を始めて12年、お先達さんに教わった最小限のお参りの作法を
   お話ししながらお参りしていただきました。

 ◇霊場:浄瑠璃寺参拝
   境内入口の梵鐘を撞いて、手水舎で身を清め、ロウソクとお線香灯して参拝。
   外人さんに”お勤め帖”めくって「般若心経を唱えましょう」とは酷なので
    (私だって、般若心経の真意はいまだに解っていないのです・・・) 注1
   用意しておいた納札と写経に願意と願主名をロシア語で書いてもらって奉納、
   お納経帖の意味を説明したうえ墨書き・ご朱印を受けていただきました。

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 ドモガロフさん、マネージャさん、通訳さんに
 「今、弘法大師さんに一番お願いしたいことをお書き下さい」
 と読経に代わる写経の意味を説明したら、
 一瞬のマをおいてすらすらとお書きになり奉納なさいました。
  ロシア語ですから何をお願いされたのか読めません、お尋ねもいたしませんでした。

 お納経所のお話しでは
 『遠いロシアから浄瑠璃寺へのお参りは始めて』とのことでした。


 (お断り)
  ドモガロフさんのお納経帖は大切にお持ち帰りになりましたので、
  帰宅後、私のお納経帖に為書き・願主欄が白文(予備)の写経を重ねて写真を撮りました

  ◇浄瑠璃寺スタート(リハーサル中)
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   ◇網掛け大師堂お参り
    弘法大師伝説としての番外霊場の由縁、お堂前の草むらの古い「遍路墓」のことなどお話しました。
    この頃から大粒の雨・・・ 前後を撮影スタッフに囲まれて写真も撮れず・・・
     (画像は夏ごろ、坂本屋通いの途中に撮った二枚を使わせて下さい)   
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   ◇大粒の雨の中、網掛け大師堂さんから、このルートで唯一残る短い山遍路道を歩きました。
    (画像は9/19、一人で試し歩きした日のものです)
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    崖にひっそり馬頭観音像
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   はるか昔、牛馬が重要な物流運搬手段だった旧土佐街道名残りの馬頭観音像に皆さんで合掌、
   ドモガロフさん皆さんには足元が悪くて気の毒でしたが、「修行ですから」とも言えず・・・
   私達以上に大変なのは重い機材を肩に後すざりしながら遍路四人を撮影されるスタッフ皆さん。
 
   山へんろ道から県道へ合流したところで、
   「雨の中、これ以上の歩き遍路と撮影は困難」とのデレクターさんの決断、
   ピックアップしてもらって坂本屋界隈まで輪行、雨模様ながめすることになりました。
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                   スタッフ皆さんにはお断りできてませんのでモザイクであしからず。
   
   ◇坂本屋へ
    やや小雨になった窪野町桜の坂本屋への最後の急な登り坂道で下車、
    コスモスの花に包まれた遍路墓を横目に坂本屋まで歩きます、確かに逆打ちは厳しい、
    快晴なれば坂本屋はドモガロフさんの眼にこのように飛び込んでくるハズだったのだが残念・・・
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             撮影機器に囲まれて自分のカメラ使えず・・・少し前の画像を使用・あしからず。

   坂本屋でNさん、Fさん始め、
   早朝からお接待仕度中の坂本屋運営委員有志皆さんのお迎えを受けてヤレヤレ・・・
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   ◇ 四国遍路体験とお接待に触れていただく、ということがこのコンテンツの重要なテーマにつき
    ディレクターさんの台本には
    素朴な三坂峠里山の昔遍路宿だったお接待所で、
    かまどのハガマで炊いた窪野の新米でドモガロフさん自ら「おにぎり」作りにトライ?
    坂本屋の囲炉裏火でじっくり煮込んだシシ鍋で昼食、茶菓子は名物「坂本屋草餅」というメニュー。

かまどのハガマ大活躍!
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   Hさんの指導よろしきを得ておにぎりが出来上がります。 
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 囲炉裏を囲んで遍路さんシシ鍋昼食
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  収録が一段落のあと、クルー皆さんは座敷で昼食 
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   ◇ふもとの田んぼの中の古くからの遍路道を歩くシーンの空撮は、
    その予定時間帯が大粒の雨のためドローンが飛ばせず中止になっていたのだが、
    昼食後、雨が上がった様子で「今なら飛ばせます」とドローン担当スタッフ、
    しからば、と満腹の腹抱えて、すぐ下の坂道から登ってくる場面を再演?して空撮。
      ~~~音もなく頭上を飛ぶドローンをデジカメで撮りたかったなあ~~~


   ◇<番外デス>すべての任務が終わったところで、快諾を得て遍路四人の記念撮影。
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     私の京都寺院巡り用のミニお納経帖にサインまでいただきました。
  ドモガロフさん         通訳ナターシャさん      劇作家サモイレンコさん                       
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          サインだけでなくて何かメッセージが添えてあるようなので
          通訳のナターシャさんにお願いして翻訳?してもらいました。
          「Tanakaさん、あなたの素晴らしいガイドに感謝します、
                自然の中を歩くことができてとても幸せでした」。
          正確に書き取ったワケではないが、おおむねそう云う翻訳でした。
                   ほっとしました、
       思わず  Благодарю вас! と、たった一つだけ覚えたロシア語が!
                (supasi-ba!)                      
   
二度とお会いできない方々かも知れないので、一生懸命に雨の遍路道をご案内してよかった。  
       

 ー追記ー     
 
(注1)(私だって般若心経の真意はいまだに解っていないのです・・・)について 
        それでも一人の落ちこぼれ遍路、なんとか般若心経に親しみを持ちたいので・・・
        ネットでいろいろな解説ページをWeb散歩していたら、
       <般若心経・現代語訳>というページを見つけて以来ときどき読み耽っております。
         心にストンと落ち着いてくれた現代語訳をご紹介しますクリック 
    
   
  

# by jh5swz | 2018-10-06 22:27 | 坂本屋日記2018 | Comments(4)

2018年9月29日(土)坂本屋当番日記。

 朝からTV-NEWSでは南西諸島沖の大型で強い台風の進路予想情報が流れていますが・・・
07:55 こちらはまだ平穏なのだが、雨風の様子次第では下山する心算で自宅をスタート。
08:30 坂本屋現着。
    霧雨・無風につきオープン、当番三人でお接待準備。
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  外気温はひんやり18度、たまらない寒さではないが、
  霧雨の中を歩かれるお遍路さんは寒かろうと囲炉裏火を焚きました。f0213825_10483835.jpg
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10:20 お湯も沸いたが、台風警戒か登り下りのお遍路さん無く・・・
           (それは それで大正解なのですが)
    霧雨も止んだので、ちょっと三坂へんろ道の秋を覗きにブラタモリもどき。
    天日干し中の稲木いっぱいの窪野米を撮りたかったが お そ か り し・・・    
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                           あとで「いつまでも干してあるものか」と長老に笑われた。

          色ずき始めた渋柿、もうすぐ小川の向こうのイチョウが化粧を始めます。
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   10:50 福岡からの熟女お遍路さんがひと休み。
       炉端へご案内、三度目のお四国歩き参りらしく、各地のへんろ道の思い出や
       福岡「篠栗八十八ヶ所参り」のことなど、たくさんのお話をお聞きしました。

   11:13 峠から娘お遍路さんが下ってこられた。
      「お時間があったら熱いお茶でも飲んで行かれませんか?」
      「急ぎたいのです」
      「どうぞお気をつけて下って下さい」
      「明日まで歩く予定だったのですが、
       台風が恐いのでJRが動く間に大阪へ帰りたいのです、
       浄瑠璃寺の近くから、松山駅までいいバスの便がありますか?」。

      「その選択大正解です!」。
       浄瑠璃寺前~森松(乗換え)~市駅(乗換え)~JR松山駅のバス・電車ルートをご案内。      
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      伊予鉄さんの久米駅⇔(元)高井局前のループバスが八坂寺参道口まで延長になれば
        浄瑠璃町地域の皆さんのみならず、遠来のお遍路さんにとっても貴重な”足”なのだがな~

                       
  11:22 福岡さんご出立。
      松山市内のホテル予約済み、「明日は台風次第で足休みします」、とのこと。
      道中ご安全にお進み下さい。 
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  その後、薄日の射す空模様になったがお遍路さんの通過はなく、当番三人手持ち無沙汰なり・・・
 13:20 窪野町桜の里の唯一の買い物手段となった「移動スーパー」。
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 もともと小さな集落なのですが、
 私が坂本屋へ通い始めてからだけでも
 3,4軒が空き家になったのでは?
 と思われる集落の風情・・・

 買い物はふもとの浄瑠璃町まで下らないと店はありません、
 今では貴重な移動スーパー「おまかせくん」なのです。
 



  14:55 会長のサインで旗仕舞い、火の用心、戸締り施錠して坂本屋本日お終い。
      最後に車を発進したのだが、バックミラーに一人の歩き遍路さんの姿
      すみません・・・ お湯も流してしまったものですから・・・車中から合掌陳謝。



# by jh5swz | 2018-09-30 13:36 | 坂本屋日記2018 | Comments(2)

2018年9月24日(月)振替休日
        ヨット「花丸」その後。


  8月17日、チリへの入国必要書類を受取りエクアドルを出航したヨット花丸は
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 大陸沿岸の漁船や本線航路上の大型船舶や
 海賊船もどきの国籍不明船などとの遭遇を避けて 
 大きくガラパゴス島の近くまで沖出ししたうえ、
 海流・風向・風力を計算しながら航海のハズでしたが・・・ 
  今回の37日は日本出発後、一番難渋した航海だった様子です、
  もっとも、この先も決して順風満帆ではないと想像しますが・・・
                以下、花丸航海記から抜粋

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 8/26 波高2m、瀬戸内海なら大荒れの海・・・つっ走るのみ
 8/30 デッキに立ていた網にトビウオ2匹飛び込みご馳走さま
 9/02 今日も強風、これはもう立派な嵐だ
 9/06 無風・・・貴重な燃料を計算しながら12時間も機走
 9/07 カツオが釣れた
 9/12 海面から1mもあるデッキを飛び越えてきたイカを食べた
 9/18 100頭ほどのイルカの大群に遭遇
 9/19 ここ数日の嵐で北上と南下を繰り返し、 
     (左航跡図・赤丸内
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 セール(帆)のクロスが裂けた・・・ほどの大嵐だったらしい。

 朝な夕なイリジュウム航跡図を見つめながら
 一緒に花丸を追っかけているヨットに詳しい西中さんとハラハラしたことでした・・・

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 9/20 チリ海軍へ「領海内へ入った」旨、連絡。
 9/21 港のカスタム(税関 or 入国管理事務所)へ連絡
 9/23 チリ共和国Valdivia港へ無事入港しました。
     Valdivia港は
     外洋から巾2キロ?ほどの大きな河を通過した奥、
     二つの大河が合流する地点に位置する港町のようです。
  左のイリジュムGO航跡図は
 9/23 早朝6時前、たまたま目覚めて花丸を追っかけ、
    午前6時15分、航速0,0ktsになった時間のものです。

 翌日の通信によると、現地時間 2018/09/22 15:45 Valdivia Yacht Clubに到着と記してありました。


 以下は、出国審査に比べて、厳しい入国審査模様を花丸通信より抜粋・引用させて頂きました。
 接岸後、
 スペイン語だけを話すマリーナの従業員にとにかくカスタムに連絡して欲しいと言う事を伝える。
   (ここで云うカスタムは「税関」とか「入国管理事務所」のことでしょうね~)
 ・それから30分くらいして先ずはチリ海軍から二人来て書類を調べる。
 ・しばらくして第二警察PDIと言う所から若者が来てパスポートに入国のハンを押しその他の書類を作ってくれた。
 ・今朝は植物検疫の若者が来てエクアドルで作った花丸の消毒証明書を写真に撮った
   (ジャガイモ4個とニンニク1個は問題無いが持ち出すなと言ったが没収はされなかったとのこと) 
 ・デッキも見て回りセールカバーも少し外して調べ、植物の種や虫などが居ないか?と聞いた。
 ・船のゴミはプラスチックだけだというと、それはマリーナの方で処分するようにと言われた、
                                         んですって!  

 
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 さて、長くて厳しい外洋航海の疲労回復と大嵐に傷んだ花丸のメンテナンス、
 そして、おそらくめざしているのでしょうホーン岬周りに備えた絶好の季節待ち、
 その間のチリ共和国での滞在生活が楽しい毎日であることを願っております。
  (一部航海通信よりの引用、ご容赦願います:ブログ管理人・門前の小僧)   



   
    

# by jh5swz | 2018-09-24 19:57 | ヨット「花丸」航海記 | Comments(0)