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寂しい遍路

 ブログの記事にするか?否か?今日まで迷いましたが・・・

 「お遍路道」を踏み外し、
 ”お遍路”の姿をした詐欺師の罪は決して軽くありあません。

-2012・9/6 愛媛新聞より-
寂しい遍路_f0213825_1524999.jpg         
  
  すれ違ったお遍路さんの背中に
  「道中ご無事で・・・」と、
  合掌されるお方あり。

  「ご苦労様です」と、
  言葉をかけて下さるお方あり。

  台所の冷蔵庫から飲み物を取り出し
  あぜ道を小走りに追っかけて来て
  「お気をつけて」と、
  励ましてくださるお方あり。

  「兄さん、婆ちゃんは、もうよう歩かんけん、
  極楽へ引っぱって貰うように
  お大師さんに頼んでおいてや」と、
  庭先へ招き入れた私に、
  ちり紙に包んだお布施を託した、
  婆ちゃんもありました。

  
  四国遍路道の「お接待」は素朴な文化なのです。


   
  こともあろうに、
  白装束のお遍路姿で詐欺行脚とは!
  それも75歳の人生の先輩が・・・

  住所不定・無職・熊塩孝子さん、 
  純な「お接待の心」を踏みにじった罪は深く、
  門前の小僧は、寂しくて悲しいです。
  素直に懺悔して、償いの余生を送ってください。
 
Commented by 桃 ぶどう at 2012-09-09 21:27 x
75歳のおばさん、実際はどんな人生をおくってきたのでしょうね。なんだか、虚しいです。

詐欺をしていた2年間は高知を歩いていたのでだまされずにすみましたが、もし会っていたら、気持ち位、お接待していたと思います。

75歳のアタシはどんな日々を送っているのだろう・・・
Commented by jh5swz at 2012-09-10 10:20
私も、些少ながら「野口英世」さんをお接待したと思います・・・
Commented by イシマル at 2020-08-30 22:42 x
遍路は寺を巡って納経すれば良いのでしょうか
ハンセン病や貧困から生涯遍路や職業遍路が溢れた時期もあったとききます
そう考えると、この人も遍路であったし、お接待でもあったと私は思います
この人がこういう生き様になったにはどんな経緯があったのだろうと
まあちょっと高額過ぎますが
Commented by jh5swz at 2020-08-31 12:52
イシマル様、コメントありがとうございます。
>遍路は寺を巡って納経すれば良いのでしょうか
  決してそれだけではないと思いますが、新参者にはよく解かりません・・・
  ただ、記事になったお遍路さんが、人様の善意を踏みにじられたことには
  寂しさと腹立たしさを覚えましたもので・・・書きました。
  舌足らずですみません。

   
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by jh5swz | 2012-09-09 16:14 | その後の徒然遍路 | Comments(4)