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生目神社の御神木物語

平成27年4月14日(火)の日記。

 松山市浄瑠璃町の第47番八坂寺の近くの山の上に
       目の健康を祈願する「生目(いきめ)神社」と言うお宮があります。


   坂本屋運営委員会メンバーで坂本公民館の役員さんから、その話しを聞いたとき、
   かって私が「愛媛の薬用植物図鑑」を執筆中、薬木「メグスリノ木」の関連取材に
   行った香川県三豊市の生目神社境内にも、かってご神木として「メグスリノ木」が
   植えられていたと地元の人から聞いた、ことなどお話しした。

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  「そんな薬木が有るんかな?」

  「ハイ、ウチの畑にも2本育っています、
  別名「長者の木」という縁起のいい木で
  秋にはきれいな紅葉も楽しめます。
  よろしければ差し上げますけど・・・」。

  その後、
  宮司さんも交えて話が進んだらしく、
  「こちらの生目神社にも
  メグスリノ木を植えようと思うが、
  その2本おくれるかな?」。

  かくして我が家のメグスリノ木は
  生目神社へ嫁入りすることになりました。
   (写真はYahooフリー画像より借用)



    3月26日、地元有志の方が「娘」を迎えに来られた。
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  手馴れた作業で2本のメグスリノ木の嫁入り仕度が進みます。
生目神社の御神木物語_f0213825_14391463.jpg  神社まで軽トラは入れるんですか?
  お二人で境内の穴掘りも大変ですね・・・
  お手伝いもせんと、エライ迷惑かけますね~

  軽トラなら境内まで入るんよ。
  お宮でも3人ほどが穴壷掘りよるんよ。
  ご神木にするんじゃけん有り難いことよ。
  来月の春の大祭にはおいでや!

 
  えらいこっちゃ、
  趣味で集めた薬木がご神木になる!
  もったいないほど光栄な話しや
  2本とも孫末代まで元気に育てよ!



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  さて、4月の生目神社・春の大祭。
  大祭の日にしては
  ふもとから神社までの参道は静か???
 
  このポスターは神社へ着いてから見たものだが、
  よく見れば、なんと大祭は4月15日!
  あわて者の私、14日と早とちりしていた・・・

  が、嫁いだ娘に会いに行くのだから
  「元気かな?」などと
  こそっと親父ぶってみるには
  結果、静かなのもよかった。
 
 
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  生目神社への地図(ポスターより)
  47番八坂寺参道中ほどに
  生目神社への看板があり、
  進入路はすぐ判るのだが、
  その後、
  普通車がぎりぎり走れる程度の
  山道が続くのでご注意!

  「原池」の駐車場から
  神社真下の駐車場までは
  細い急坂が続くので、さらにご注意!
  


  県道久谷森松線の第47番八坂寺さんへの入り口、
  お大師っさんに迎えられて、参道を登って遍路の宮参り?
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  八坂寺参道半ばの生目神社への進入看板
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八坂寺の猫僧正様がお大師っさんに代わって団体お遍路さん一行を見送っています。

  ちょっと道幅は狭いのですが
生目神社の御神木物語_f0213825_15331912.jpg  辻ごとの道標に従って進むと
  「原池」駐車場、
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  さらに神社下駐車場への誘導看板、
   ホントに車で登れるんかな~チト不安・・・
  



   かなりの急坂、急カーブを登り、
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   進行方向左手(谷側)の駐車場から徒歩数分で神社です。
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   静かな境内はさほど広くはありませんが、山ツツジが新緑に冴えます。
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   立派な拝殿です。
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     さて、ウチの娘は何処に居るんじゃろか?
         と、しばしウロ ウロ キョロ キョロ・・・

     目線が合いました! 狛犬に守られるように拝殿への石段左右、
     もったいない神域の一等地に終の棲家を構えていただきまして
     生目神社様、ありがとうございました、厚く御礼を申し上げます。
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     高さ約30センチ、親指ほどの苗木を植木屋さんから買い求めて10年、
     粗末にはしなかったが、とても大切に、とは自信のない扱いにも拘らず
     ご神木として迎えられた娘二人は健気な芽吹きを見せてくれました。
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     お賽銭を納め、二礼二拍一礼を以て拝殿へ進みます。
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     姓名を名乗って、奉献の熨斗を巻いた吟醸梅錦をお供えし、
     娘二人を受け入れて頂いた宮司様、仲人下さった役員さん、
     ウチの畑と境内で移植・植栽に汗を流していただいた方々へ
     経験したことのないほど神聖な気持ちで御礼を言上しました。
              ウチの娘達がご神木やて~~~
 

     拝殿内には目(眼)の健康を願ってさまざまな祈願札が貼ってあります。
     第77番道隆寺にも歳の数だけ「め」の字を書いて
     眼の健康を祈願する神様が祀ってあったこと思い出しました。
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  生目神社の由緒                          
生目神社の御神木物語_f0213825_1744489.jpg    御璽   
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        高札より由緒・沿革の要約を転記します。    
           屋島の合戦で敗れて日向へ落ち延びた平家の侍大将・平影清は
           源氏の繁栄を見るのが口惜しくて、ついには自分の目をくりぬいて
           岩に投げつけて盲目になりました。
           岩にくっついた目玉はいつまでもぎらぎらと光っていましたが、
           そのうちに岩に眼の跡が残り、人々は恐れ拝みました。
           ところが不思議なことに眼を患っていた人の眼病が治ったのです。
           それ以後、生目神社として祀りました。 
           この話しを聞いた当地の庄屋さんが、
           日向からご神体(景清の短刀と云われる)を勧請して当地に祀ったのが、
           ここ生目神社のはじまりということです。
        御璽は
           
4/18 役員さんが坂本屋当番中の私に紅白餅を添えてご持参頂いたものです。

     振り返り、振返り、一礼して退出したことです。
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     駐車場から道後平野眺望。
     曇天ながら遠方まできれいに見えたのは、生目神社のご利益に違いない。
     パソコンやスマホの見過ぎで眼がお疲れ気味の貴方!お参りなさいませ。
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   例によって余談ながら
    ー私と薬用植物の関わりあいー
      1998年、県内で趣味で薬木草を収集しておられた方がお亡くなりになり、
      愛媛県県薬務課(現・薬務衛生課)から管理を引き継ぐことを依頼され、
      約50種の鉢植えを自宅の庭へ預かりました。      
      その後、野山を歩き薬用植物100数種を採集、玄関前の小さな畑を借りて
      「百艸園」と称して春夏秋冬を楽しんでいました。
      2000年、愛媛県県薬務課(現・薬務衛生課)と愛媛新聞社の依頼によって
      「愛媛の薬用植物図鑑」を共著させて頂いたこともビッグな思い出です。
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      盆栽仕立てに育成した百艸園の薬用植物は愛媛県薬事振興会が毎年秋に
      大型ショッピングセンターで開催する「くすりと薬草展」の主役でした。
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      2006年春、松山大学に薬学部が創設され、付属薬用植物園へすべてを寄贈、
      現在も育成管理いただいていることに心から感謝しております。
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      その寄贈の際、妙に愛着があって我が家へ残した2鉢が、この度生目神社の
      ご神木として嫁いだメグスリノ木なのだから世の中の不思議なご縁を覚えます。
 

Commented by kimiko-keme at 2015-04-18 08:01
門前の小僧様
すごい! メグスリの木の来歴。
生目神社、必ず拝見に参ります。
(15日の例大祭は行けませんでしたが…)
写真での道順案内もよく分かります。
秋ごろがよさそうですね~。
…小僧様が図鑑の著作者だったとは存じませんでした。偉大な…☆
Commented by jh5swz at 2015-04-19 19:22
kimikoさん、
 いっぺん見に行ってやって下さい。
 秋にきれい紅葉すればいいのですが・・・
Commented by おやっさん at 2015-04-20 06:56 x
小僧様の庭は、松山の小石川療養所といったところですね。今度見せてください。それと生目神社も行ってみたいっす。
Commented by jh5swz at 2015-04-20 08:21
おやっさん、
 大学の付属薬草園へ寄贈してから門前療養所薬草園は
女房の菜園&花畑になています(笑)。
 小石川といえば、団体の本部が丸の内線茗荷谷にあり、
会議で上京すると、ちょいちょい入園していました。
 イチョウに雌雄があるなんて植物園で初めて知りました。 
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by jh5swz | 2015-04-16 18:55 | 遍路の神社巡り | Comments(4)