2017GW①八坂寺火祭り
2017年 04月 30日
(さいとうごまくかしょうざんまい)
10:00 この辺りからの山門極楽橋や庫裡、その奥の本堂の眺めは何回お参りに来ても大好です。
五色の綱引大会が始まっており、結構な盛り上がりでした。
ご住職の話しによると、
この八坂寺火渡り修行大祭は回を重ねて第13回、雨が降ったことがないとか。
例年、趣向を凝らしたイベントが盛りだくさんで、
3俵の餅撒き、うどんお接待、徳島やんちゃ連の奉納阿波踊り、腕輪念珠作り、
五色綱引き大会、俳句公募 etc etc
今年のハイライトは、
11:30 最近、各地で活躍中の2人組みの音楽グループキッサコの青空ライブ。
今治市の臨済宗妙心寺派海禅寺副住職
薬師寺寛邦さんとコンビの京都出身の山元サトシさん
たくさんの若いお嬢さん達がノリのいい手拍子でステージを盛り上げて、
ライブホールや大きな会館では味わえないハズの青い空と萌える緑の舞台で熱唱でした。
(4/4 付け愛媛新聞記事より)
12:30 三坂峠から歩いて下って来られた高知のお遍路daboさんと合流、
八坂寺さんの「うどんお接待」で昼食、ご馳走さまでした。
13:50 いよいよ大祭の本番、柴燈大護摩供、修験者ご登場。
山伏)これ旅の行者、住む山は何処なりや~
行者)伊予の国道後、真言宗醍醐派熊野山八坂寺配下の行者にて候
山伏)本日、当道場に来山の儀は如何に。
行者)家内繁栄、五穀豊穣、開運招福の柴燈護摩供ありと承り馳せ参じ候。
護摩供行の列座に加えられんことを願い申す
山伏)八坂寺門跡の行者ならば修験の儀、心得の筈、一通りお尋ね申さん。
行者)何なりとお答え申さん。
以下、しばらく口頭試験のような問答が続き~~~
山伏)お答え一つ一つ、まこと八坂寺門跡の行者に疑いなし、お通り召され。
行者)しからば御免。
私の目の前での問答、聞くのは2回目の山伏問答。
メモを取ったワケではないので細部まで正確ではないことご容赦下さい。
かくして護摩供行式場へ入場を許された修験者ご一行の法螺貝が鳴り響く中、
場内ではいろいろな修験道儀式が執り行われます。
やがて、紅蓮の炎が舞い上がります。
祭主・八坂寺ご住職より信徒・参拝者の護摩木の奉納祈願が始まりました。
全国各地から参集の修験者の手による護摩木奉納が続きます。
15:18 いよいよ、火炎の中へ祭主の火渡り、何度みても気迫満ち溢れて迫力があります。
続いて、修験者さんが次々に
火勢がひと段落したところで、一般参拝者の火渡りです。
恐くて足が前へ進まず修験者さんに背中押されて渡る人、
泣きながら渡る小さな子供、
たどたどしい足どりで病快癒を願って歩く人、
心願成就を祈りながら、100人前後の参拝者が続々と渡られました。
私? お遍路旅途中の知り合いの荷物番とか素人カメラマン三昧^.^
風に煽られて飛び散った護摩壇の火の粉が背中に着陸。
「まじめに遍路せんかい!」との、
いやさか不動尊の灸の痕かも知れない・・・
それにしてもビッグな勲章、嬉しい!!!
(お願い)
柴燈護摩供大祭中の儀式・専門用語などに間違いがありましたら、
コメント欄からご指摘お願いいたします。
私め、まだ護摩を見たことがないのですよ。
ご縁があれば何処かにお邪魔できるとは思うのですが。。。
背中の勲章、格好いいですね!
つけようと思って付けられるものではないですよ。
背中の勲章(仏世からの)、これで完璧ですね!
柴燈護摩供をご覧になったことがありませんでしたか、意外でした。
※結界を挟んでの「山伏問答」を追記しましたので読んでみて下さい。
私は、毎年4/29開催される八坂寺さんが自宅から近いこともあって、
ここ数年皆勤賞(笑)。
坂本屋がらみでお知り合いになれたお先達さんや大勢のお遍路さんとの
再会・談笑も楽しみの大なるものなんです。
火の粉の勲章、ちょっと誇らしげに!
門前の小僧さんも、この火を渡ったのですか?
素足ですよね、、やけどとかしないのですか?
テレビなどでは、こういう火祭り見たことありますが、、
私はたぶん、背中を押されても前に進めないような気がします(笑
火渡りしたかって?
祭主(ご住職)、修験者さんは火の中へ飛び込むといった感じでしたが、
私は友達の現場撮影隊でカメラ三昧(敵前逃亡というウワサもあり)。
でも背中へお灸をすえてもらいましたからキット真面目になりますよ。