河野山 高縄寺参り
2017年 10月 08日
2017年10月4日
河野山 高縄寺参り
河野山 高縄寺参り
常々、私のパソコンのホームドクターとして
お世話になっている近所のアマ無線の先輩局長が、
レピーター(無人中継局)の
点検保守のため高縄山へ行くとのこと。
高縄山には河野山高縄寺という古刹があり、
前々からお参りに行ってみたかったのだが
一人では道中が不案内・・・
いい機会なので局長の駕籠屋を買って出た。
遠出のとき、
お世話になる「いつもNAVI」で調べると
自宅から石手川ダムを経由して約27キロ、
時間にして60分だとか、
ちょっとした山岳ドライブかな?
奥道後温泉から久しぶりに満水の石手川ダムをチラチラ眺めながらR317をしばらく走行、
水ヶ峠との中間辺りに高縄山への分岐を示す道路標識があります、
道路標識(拡大)
左折して県道178を九川(くがわ)方面へ
中腹にあった瀬戸内へ流れ出る河野川源流の標柱
その標柱の後方の源流?に建つ河野水天宮社
松山市北条地区は、平安から戦国時代に勢力を誇った豪族 河野家ゆかりの町であり、
一族の水資源への敬いを垣間見た気持ちになりました。
自宅から45分、山頂手前1キロの広い駐車場ときれいなトイレ設備。
ここを左折して山頂まで1キロ、この看板で終点です、
駐車場から登って来る途中、可愛いウリ坊が5頭、行列を作って山道を横切ったのにはビックリ!
「横断中」の黄色い旗は持ってなかった・・・
広くはない駐車場から見上げると巨大なNTTのアンテナが見えます。
駐車場の「高縄山」看板の前から時計回りにスロープ階段を登ると、
アンテナ屋社の建つ文字通り狭い山頂には「高縄大権現」の社があり、真裏に1等三角点の標石があった。
グルリと一周する鉄骨階段を登って屋上へ出ると、
台風並みのきつくて冷たい風が吹き荒れていました。
先輩局長はアマチュア局のボックスを開いて点検修理開始、
私はと云えば、はるかに瀬戸内の島々を眺めて「絶景かな!」。
点検修理に懸命の先輩を山頂に残して、
門前の小僧はいよいよ念願の高縄寺参りに少し下山します。
距離にして700mほど下った所に、十分に車の置ける広場?があり無断駐車させてもらい、
白衣・輪袈裟を着用してお寺へ歩き始めたら巨大な杉の木が見えた!
駐車場から登って来る途中、可愛いウリ坊が5頭、行列を作って山道を横切ったのにはビックリ!
「横断中」の黄色い旗は持ってなかった・・・
広くはない駐車場から見上げると巨大なNTTのアンテナが見えます。
左側の建物の屋上にアマチュア局のアンテナが5本、
先輩局長の説明によると
〇2400MHz レピータ 〇2400MHz ビーコン
〇1200MHz レピータ 〇430MHz レピータ
〇144.64MHz APRSデジ だそうです。
先輩局長の説明によると
〇2400MHz レピータ 〇2400MHz ビーコン
〇1200MHz レピータ 〇430MHz レピータ
〇144.64MHz APRSデジ だそうです。
標高986mの山頂直下まで林道が通じていて又々ビックリ! ここまで自宅から48分。
駐車場の「高縄山」看板の前から時計回りにスロープ階段を登ると、
アンテナ屋社の建つ文字通り狭い山頂には「高縄大権現」の社があり、真裏に1等三角点の標石があった。
印象的だった扉の河野氏家紋:折敷に縮み三文字(と、呼ぶのだそうです)
高縄大権現様の社の裏の移動無線センターの建物をグルリと一周する鉄骨階段を登って屋上へ出ると、
台風並みのきつくて冷たい風が吹き荒れていました。
先輩局長はアマチュア局のボックスを開いて点検修理開始、
私はと云えば、はるかに瀬戸内の島々を眺めて「絶景かな!」。
点検修理に懸命の先輩を山頂に残して、
門前の小僧はいよいよ念願の高縄寺参りに少し下山します。
白衣・輪袈裟を着用してお寺へ歩き始めたら巨大な杉の木が見えた!
これが噂の「千手杉(せんじゅすぎ)」。
書いてあるとおり、今からお参りする「十一面千手観音像」が想像できなくもない。
近くの大木にサルノコシカケ
林道を少し下ると左下に仁王門が見えました!
山道を左折して参道を下ると正面に仁王門が見えます。
重厚な仁王門に圧倒されました。
仁王門の正面奥に本堂が見えました。
「仁王様、門前の小僧やっとお参りにまいりました」。
鐘楼門になっているので、鐘をついてお大師さんに入山を請います
河野山 高輪寺入山、正面・本堂、右手・大師堂。
いかにも山岳信仰寺らしい閑静な佇まいです。
境内右手、庫裏と「たかなわ茶坊」
寺縁起:間違ってはいかんので境内の看板にてご紹介。
看板中の下線部は、この看板を設置した外部団体の誤記であり、
河野家の菩提寺は、正しくは北条・善應(禅)寺だそうで、
近々、修正すると高縄寺ご住職から連絡がありました。
困ったことを掲げる外郭団体があったものです・・・
余りにも風が強いので本堂前の灯明台の中だけ火を灯して、大師堂ではお灯明を略してお勤め・・・
本堂:千手観音扁額と銅製?用水桶?
ここでも河野氏家紋:折敷に縮み三文字の紋所がしっかりと!
さて、お参りは終わったのだが庫裡の呼び鈴は応答がなく、
「たかなわ茶坊」は本日お休み・・・
高縄寺本山外の諸行事もあって看板のとおり、土日祭日のお山に登って寺務をされておられるようです。
(2019年11/22日追記)
いつもお世話になっているお先達さんから一報あり、
現在、「茶房たかなわ」は
奥様がふもと北条の(無住だった)鎌大師の堂守を引き受けられたため閉店中とのことです。
知らなかったものですから、
茶坊はともかく、叶うことなら墨書きとご宝印は受けたいと思って、
しばらく境内ブラブラ、本堂・大師堂をグルリと一周散策(誰かが見てたらマチガイナク不審者?)。
境内散策?のおかげで、こんな史跡にも遭遇! こんな話しが大好きな門前の小僧です。
30分ほど境内をあっちへウロウロ、こっちへウロウロしたが・・・
なにか急用でもできて麓の北条へ下山されたのかな? らしき置き文はないが・・・、
修行大師に訊いて見た、
「煩悩まみれな者で、せっかくですから御朱印が欲しいのですが・・・」、
「欲しいか、正直でよろしい、ならば斯く斯く然々」と入れ智恵して貰いましてな(笑)。
数日後のこと、こんなことってホントにあるんじゃろか~と、
驚いた結末はお大師さんと門前の小僧の二人だけの秘密にしておこう!
爺ちゃん やっぱり
お大師っさんはえらい!
ちょうど山頂で無人中継局の点検が終わった先輩局長が下山、合流。
一礼退山、参道から林道へ出て無断駐車場へ向う右下に、私の好みの山寺風情の山門が見えました。
あの境内中央の古木の枝垂桜が満開の頃、またお参りしたいなあ~ 来れるか知らん・・・
この日記を書くにあたって、この寺についてYahooったりGoogleったりしていたら、
次のような昔ばなし見つけた(昔ばなしにつき定かではないが・・・)。
『高縄寺昔話:弘法大師見返りの杉』 と云って
その昔、北条風早を錫行中の弘法大師が高縄山頂の寺を訪れて「お頼み申す」、
ちょうど住職は昼寝中・・・
翌日、再度訪れた弘法大師が「お頼み申す」、
ちょうど住職は昼寝中・・・
弘法大師は、札所開基をあきらめて「惜しい 惜しい寺じゃ」と言いながら
七本の大杉を振り返り振り返り、この寺をあとにした、と言う。
煩悩まみれの私も、由緒あるこの寺こそ将に札所に相応しいと思いますが、
もし札所になっていたら、
焼山寺・鶴林寺・横峰寺さん顔負けの遍路転がし寺まちがいなし!
さて、帰り道、
先輩局長が「ルートは任せる!」。
ならばこそ、
同じ道を走るのも芸がない?とばかり北条側へ下ってみた。
源流を見た河野川に沿ってかなりクルクル回って
ちょいと道草もして自宅まで37キロ、1時間30分。
走ったことのない道だったが、
手頃な?山岳ドライブ、楽しかった。
いつぞやの横峰寺奥之院星が森のお参りも
レピーターの点検修理について登ったのだが、
今日も久しぶりにアマ無線設備を見たり、
南極・昭和基地との交信談義に花が咲いた、
停波中の「寝た子」が起きなければいいのだが・・・
念願の高縄寺もお参りできて満点の一日でした。
※余談ながら・・・
2017/10/04 この「高縄寺の千手杉」を見て、
2007/06/15 霊場第12番 焼山寺道中の
「左右内の一本杉」を思い出したことです。
いずれも幹周り約7m、樹高30m、ひょっとして兄弟かも知れません!
「左右内の一本杉」を思い出したことです。
いずれも幹周り約7m、樹高30m、ひょっとして兄弟かも知れません!
by jh5swz
| 2017-10-08 12:55
| その後のつれづれ遍路日記
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