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開山1300年 金山出石寺ご開帳

平成29年10月13日(金)の日記。

 振り返ってみれば、
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 2006年 4月 7日第1番霊山寺をスタートした自分達の「歩き遍路」ツアーは、
 毎月1回、前月歩き止めた場所まで翌月(ツアー元の送迎)バスで移動、
 20~30キロを歩いた所で待機中のバスで帰宅、これを繰り返すこと5年5ヶ月、
 2011年 9月23日第88番大窪寺で結願、
 2011年10月13~14日 、1泊2日で88番から1番まで足を伸ばして願行成圓、
 八十八の点を歩き繋いで、四国の丸い円を完成させて
 2011年11月 3日~ 4日、1泊2日で高野山を参拝、満願成就しました。

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 1番霊山寺での記念写真には31名の神妙な顔が写っています、
 第23番薬王寺で阿波一国参りが終わった頃、
 メンバーは20人に減ったが、みんなの気持ちは一つになった。
 「みんな健康で揃って高野山へ参ろう」を合言葉に
 決して楽ではなかったが、Mお先達の絶好の引率もあって高野山まで頑張り通せた。


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 「お前、遍路して何かいいことあったか?」と聞かれれば、
  生まれて育った小さな島を歩いて一周できたことと、
  20人の親戚以上の友達ができたこと、と私は迷うことなく胸を張って答えます。

 「自分探しの旅とか云うが、自分は見つかったか?」と聞くお方がありますが、
 「そんな難しいこと考えながら遍路してません」と、落ちこぼれ遍路の答え。 

 「煩悩は去ったか?」と、よく聞かれるのですが、
 「いまだ去り難く煩悩まみれ、煩悩がなくなったらつまらんでしょが」と即答。
   

 高野山参りのあと、
 ツアー会社のグループ名「愛媛第4期」を継承して「遍路・四季の会」と改称して
 今もほぼ1年に一度は出合って食事会(去年はビヤガーデンでしたが)をしたり、
 紅葉遍路や桜遍路を楽しんで愉快なお付き合いが続いています。

 さて、2017年の四季の会のイベントは、
 開山1300年記念祭中の
       別格第七番金山出石寺
       50年に一度の本尊ご開帳拝顔ツアー。 

 (お断り)
 それぞれの神社・寺院についての詳細は拙ブログの過去記事へリンクすることをご了承願います。
 興味関心の無い方はスルーして下さい。 
 
 前置きが長くなりましたが、今回のツアー参加は家族を含めて18人の大所帯。
08:15 JR松山駅を出発した貸切小型バスは通勤ラッシュに揉まれながら、
     (お寺だけではおもしろくなかろうと)
09:10 まずは、大洲市 少彦名神社参籠殿 見学。 
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     今年も元気に出会った
      「遍路・四季の会」(裏の名前を私立高野山学園同窓会と云う)善女善男一同。
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           私の独断で行程に組み込んだ参籠殿が皆さんに好評でホッとした。

             ここは再々お参りして、拙ブログにも投稿していますので
         少彦名神社・参籠殿について関心のある方はこちらをご覧下さい。 

              
10:00 ココはちょっとマニアックだったかと心配しながら、
     八幡浜市旭町
      幻の第37番札所・大黒山吉蔵寺参拝。
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                           (山門の写真はH27年 1/25撮影)

          曹洞宗永平寺派のお寺でありながら大師堂があり,
          明治から大正、昭和のある時期、第37番札所だった歴史を偲ばせています。
          2年前、裏京都さんと参拝した折りのご住職の話しでは、
          「現在はお納経は行っておりません」とのことだったので、全員でお燈明と合掌礼拝。
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         私はココ大黒山吉蔵寺を「幻の37番札所」と称していろいろ紐解いているのですが、
         私称「幻の37番札所」は決して幻ではなく、
         ちゃんとご番印・ご宝印・寺印に墨書きした歴史があったことが確認できています。
         「売った・買った」がお白州沙汰になった結末は敗者のない「和解」だったのでしょう、
         彼方「知らない」と仰って、此方「関わっていない」と大人の幕引き、万事めでたし。     
            詳細について興味・関心のある方は、こちらのページを是非ご覧下さい

10:15 吉蔵寺からバス移動5分で、
    皆さま午前中のお楽しみ「みなっと」到着。
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  八幡浜港にできた「道の駅・みなっと」は
  九州・別府、臼杵を結ぶフェリー基地と
  魚市場と魚屋、マルシェを合体させた人気の商業施設。           
  
  皆さん魚の爆買い!
  私は高校時代の新聞部美形三人の待ち伏せあり、感激!
  遍路一行に極早生ミカン一箱のお接待ありさらに感激!
  話しに夢中、おかげでココのレポート写真一枚もなし。
  
  「八幡浜・みなっと」の写真がないのは残念ですから、サイトをリンク貼っておきます

11:00 道の駅「みなっと」スタート、いよいよ標高820mの金山出石寺へ。
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  NAVIによると19,3km 47分。
  県道28号を登るのだが、これが相当手ごわい!
  日土町内を過ぎると、まさに「出石寺いろは坂」、
  みかん畑を眺めながらどんどん登って行きます。 
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   ココは広くて快適に見えますが、
   離合も難しい狭くて見通しの悪いカーブの連続・・・


   霧の合間から、眼下に豊後水道(川之石港?)が見えます。
             快晴なら、さぞやの絶景!!!
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11:50 別格第7番金山出石寺山門直下の駐車場へ到着。
      地元では、第43番明石寺を「あげしさん」と呼ぶように、
      ココ出石寺を親しみをこめて「おいずしさん」と呼びます。   
    
霧の中、お大師っさんのお出迎え。
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 いつもは静かな駐車場が大型バスや自家用車で満杯状態!
 開山1300年記念祭の賑わいぶりが窺えました。
 めったに見れない満杯の駐車場の写真を撮るのを忘れて残念。
 
 身の丈4m50㎝と聞く、巨大な大師像が
 「よ~来たなあ~」とお出迎えなのだが、
 今日は寒くて 寒くて ご挨拶もそこそこ
 仁王門への100段近い石段を登ったことです。
 ココの石段は踏みシロが狭くて、
 その上、今日は滑りそうで難儀しました。
 

    
              開山1300年を記念して化粧直しを終えた阿吽の像
               溶かしたチョコレートを流されたような・・・
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  因みに化粧直し前の仁王像は、長年の風雨に耐えて苔色の衣をまとっておられました・・・
  今になってみると、苔衣(こけごろも)の阿吽様も、なかなか風格があり美男におわしまする。
               注:苔衣なる珍語は門前の造語です。
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                   2015年1月26日参拝時 撮影 

           では参りませう。
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以下、今回のツアーの最大の目的、(現ご住職も見たことがないらしい)
   『50年に一度のご本尊ご開帳』の顛末記。
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 2年前の冬、
 裏京都さんと参拝の折り、仁王門で見つけたこの張り紙、
 以来、ずっ~と ずっ~と楽しみにしておりました。
 おそらくこの次の50年目には地獄へ落ちて居るだろうから・・・


平成29年10月5日 愛媛新聞より
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         次の画像は「開山1300年記念法要に向けてー事業中間報告書ー」表紙より借用致しました。
            不都合ございましたらコメント欄よりご一報お願い致します。
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 上から
  本堂
  大師堂
  護摩堂
   その右 宿坊
   その手前 庫裡 お納経所
   その左 仁王門
   その左 うどん屋さん 

 山頂がそっくり伽藍なのだからスゴイ!


 その山頂に建つ本堂の秘仏ご開帳とお勤めに参上。
 案内係りのオジさんが「ご説明しますから靴を脱いで内陣へお上がり下さい」。
 「ほお~本格的ではないか!」
 内陣の床に正座して、前仏と脇仏のご説明を拝聴(したが覚えてない)。
 一段高い所の床板を剥いだ床下に巾60㌢ 奥行き30㌢ 厚さ10㌢ほどの御影石の蓋の下に
 秘仏「千手観音菩薩像」がおわします とのこと。
 ご開帳初日にお参りした知り合いから「暗いから懐中電灯をお持ちなさい」と聞いていたので
 小さな懐中電灯をスイッチONしたら、「照明・撮影はお断りします」。
 闇夜に黒真珠を探すが如く眼を凝らして床下を見つめたが、私には何も見えなかったのです・・・
 「お姿は見えなくても、ご本尊は皆さまのお幸せをお祈りされて居られます」とご尤もなお話し。
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  この記念散華?は、
  ご説明のあと、内陣を一周して左右の脇仏を参拝、
  正面へ戻って、床に正座して
  四季の会のTさんの経頭で般若心経をお勤めのあと、
  祭壇の式台から頂戴した御姿です。

  山頂の岩が割れて湧きでた金色の菩薩像なら
  暗闇でも見えたハズだが・・・   
  見えなかったのは、はやり信心・修行の差でしょうか? 残念・・・
  


 本堂前の開山の故事来歴看板も新調!
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 宇和島の猟師が一匹の鹿を追ってここまできたところ、
 突然、暗雲低迷天地鳴動し鹿が消えた、
 鹿が居た足元の岩が二つに割けて
 一條の光に照らされた金色燦然と輝く御仏像が現れた、
 猟師は妻子と別れて仏門に入り、
 佛像の傍に庵を構えて一生を送った、 のであります。
 と、書いてあり・・・
 だから秘仏は本堂床下の石室に坐しまするワケですか。    



        見えなかった秘仏に未練を残しながら本堂をあとにして・・・ 
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        一段下の大師堂でお勤めをします
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         四季の会の経頭はTさん、花木魚は息もピッタリTさんの奥さん。
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 お楽しみ昼食は予約しておいた、念願の「出石寺うどん屋さん」
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  出石寺うどん+いなり寿司 千円也 美味し!   
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 行儀よろしくない写真だなあ・・・


  前以て予約をしていたので「特等席?」、「一適の水にも 一本の麺にも天地のご恩徳に感謝して」
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  昼食後、お納経やら境内散策、
  門前、やっぱり気になる護摩堂遥拝の籐堂高虎が某国から持ち帰ったという・・・
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  重文の梵鐘
  やっぱり吊り下げてありました・・・
  「返さんでかまんのんかなあ~?」
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13:30 相変わらず霧の中のお大師っさんに見送られて下山。
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 県道28号~JR出石駅~県道43号を走って大洲市まで30㌔、 
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  途中、自然の作品か人のお遊びか?
  人面岩も皆さんに案内したかったのだが、
  木が生い茂って見えなかった・・・ 
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14:30 別格第8番十夜ヶ橋永徳寺参拝
 
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     「橋の上では杖をついてはいけない」と云う伝説発祥の地、
     爆睡中のお大師っさんを起さないように、静かにお燈明、お賽銭と合掌のみ。     
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お大師さん、お大師さん、
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 昔、小さな小さな橋の下、
 いつぞやから国道のコンクリート橋の下、
 その上に高速道高架までできて・・・ゆっくり眠れますか? 
 泊まる所がなかったのですか? 
 泊めてもらえる所がなかったのですか? 
 お目覚めになったらコソッと聞かせて下さいませんか? 
 お大師さん。


15:00~15:40 最後のお楽しみは、産直「愛たい菜」
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 朝一、八幡浜の「みなっと」で魚買って
 夕方、大洲市の「愛たい菜」で野菜買って
 参加者皆さんの夕食は星三つでしょうな~

 一日中、海辺から山の上まで、
 安全に運んでもらったドライバーさんに感謝、
 ただし、車内マイクが使えなかったのは致命傷!
 バス会社はアンタとこだけじゃないのだから
 気をつけなさい、本気で浮気しまっせ~ 

 
15:40 「愛たい菜」発、
16:40 JR松山駅帰着、解散。
    参加者皆さん、お疲れさま、
    道中のご協力ありがとうございました。
 

Commented by nomo at 2017-10-16 10:29 x
>霧の合間から、眼下に豊後水道・・・・
このような景色が見えるのですね。
今年の7月末の遍路で同じルートを自転車で登りましたが、暑さで景色を見る余裕がありませんでした。
Commented by jh5swz at 2017-10-16 11:08
nomo様、
 なんと県道28号を自転車で標高820m出石寺まで! それも7月末(炎天下?)、
 そりゃあ~景色なんぞは眼に入らなかったことでしょう・・・お疲れさまでした。
 天気さえよければ出石寺本堂左手の木々の合間から川之石湾が見えるのですが、
10/13 は曇天でサッパリでしたから、登る途中車窓から眺めておいてよかったです。
 コメントありがとうございました。
  
Commented by おやっさん at 2017-10-18 19:39 x
なんとも楽しそうな参拝ツアー記ですね。一生の仲間と出会えたのもお大師様のお導きか。
吉蔵寺で納経できるようになったら、マニアックな人達に受ける事間違いないんでしょうがね。
版木も返したんでしょうかね?
Commented by 門前の小僧 at 2017-10-19 07:31 x
おやっさん、
 2年前に一緒に参拝させてもらったおかげでガイド役を勤めることが出来ました。
 苦楽を共にした遍路友達と11年経ってもお付き合いできる幸せな門前です。
 吉蔵寺は、おそらく一切を返して「大人の解決」を選んだのだろうと拝察します・・・
どこかの2ケ寺騒動みたいにならなくてよかったのかも知れません(笑)
 
 
 
 
Commented by 桃ぶどう at 2017-10-20 15:11 x
>闇夜に黒真珠を探すが如く眼を凝らして床下を見つめたが、私には何も見えなかったのです・・・

そうでしたか・・・う~ん。残念でしたね。気の持ちようです^^;目に見えずとも心に見えていたと。
ツアーの企画、手配、ガイド・・・門前さんがされたのですか?
グループの中に快く計画してくれるリーダーがいると嬉しいですよね。いつまでも続きますもの。
Commented by jh5swz at 2017-10-20 16:31
桃さん、お久しぶりです、
 ポン友が「お前さんは偉い!見えないものを 見たのだから」と言ってくれました、
 2067年には心眼でちゃんとご挨拶できるように、こころ鍛えておきます。

 そうです門前自作自演のツアーです、バス代、昼食、傷害保険、通信費込みで5700円也、
同窓生皆さん喜んでくれたので☆ ☆ ☆! としますか。
 明日は坂本屋当番です、どんな出合いがあるのか楽しみです。

PS) お花と茶会記事読んでいます、桃さんらしい日記でいいなあ~ と思いました。
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by jh5swz | 2017-10-16 12:26 | 別格20霊場参り | Comments(6)