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花丸・フランス ミディ運河を航る

2019年9月11日(水)
 その後のヨット「花丸」スペインからフランスへ運河の旅。


  前回、西アフリカからフランスへ大西洋を北上中、風向・風力に恵まれず
 急遽、ジブラルタル海峡を通過スペインのAlmarimarへ入港したことまで
 レポートしましたが、
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  今日はその後のあれこれを書きます。
  その後の花丸通信抜粋
   7/19 スペインのAlmarimarへ入港
     ※マリーナ管理人さんが日本人で、いろいろ親切なサポートに恵まれている様子です。

        花丸の航跡図から停泊マリーナを追跡? 櫛の歯みたいなのが全部ヨット
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        さらにGoogle Mapで探索したところ、ほぼこの場所に停泊した模様です。      
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   7/24 太平洋からホーン岬を周って西アフリカ経由スペインまでの
     長い長い航海に耐えた花丸のメンテナンスのため上架。
     ※上架中は親切な日本人マリーナ管理人H氏の案内で
       街の観光や本場のフラメンコショーなどを堪能できたとのこと。 
   7/31 花丸下架、次の航海準備。

   8/16 スペインのAlmarimarを出港、地中海を東進。
      ※私はてっきりジブラルタル海峡へ戻って大西洋を再度北上、
       ドーバー海峡の何処でフランス入国かと想像していたのですが・・・
   8/27 地中海に面したフランス共和国のマリーナPort Gruissanへ入港。
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【国旗の意味や由来など 】
 青は自由を、白は平等を、赤は博愛を表わす。
 フランス革命軍が帽子に付けた帽章の色に由来する。
             
 マストに三色旗を掲揚して入港する
         花丸が目に浮んだことです。

    
        入港当日、始めた大仕事は港の造船所で        
        なんと二本のマストを倒す作業! 
        帰ってくるまでの預かり料共で?一本40ユーローだったとか。
 
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  マストの無いヨットで夫妻が楽しみたかったことが、
  花丸の6年計画世界一周航海のハイライトの一つ!
  フランス共和国の
  ミディ運河の観光航海だったのです
 ⇔画像帰属:Wikipedia 

  
    両岸に街並みやプラタナスの並木が続く運河のたくさんのロック(閘門)や
   運河に架かる橋の下を通過するには確かにマストは無用の長物なのかも知れません・・・

    それにしても、
    1681年(五代将軍・徳川綱吉の時代)大西洋と地中海を結ぶ物流ルートとして、
   (スペインへ支払うジブラルタル海峡通行税の節約という目的も有ったらしい) 
   建造美と景観美を併せ持った全長360kmの運河を開通させたフランスはエライ

    8/28 12:15(現地時間)Port Gruissanを出航、
         (マストがないのですから、南西へ機走2時間)
        14:00 一気にミディ運河に滑り込み、出航。
        
        ・運河ですから流れが無いのでヘドロにバラストを取られたり?
        ・両岸の「船上生活者船」はよしとして
        ・夏休み中の「貸しボート観光船」の下手な操船に悩まされながら? 
        ・たくさんの水門や橋を次々通過、風光明媚な運河旅を楽しめた様子です。

    8/31 地中海から大西洋側へ向う花丸のイリジューム航跡図。
        まさに「舟 山に上る」ように見えますが、赤丸が運河を航行中の花丸です。
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    9/03 運河の分水嶺通過、花丸の眼下に畑や町が見えたそうです。
        ◇運河に入ってから毎日送られてくる写真は誠に素晴らしい景色なのですが、
        一枚一枚が花丸夫妻の宝物だと思いますので無断転載を差し控えます・・・
        ◇代わりと言ってはいかんのですが、MiDi運河観光サイトを紹介しますので
        花丸に乗ってワインでも飲みながら♪♪気分で是非ご覧下さい。
        きれいなんですよ~↓リック
        1 フランス11:次々とロックを超えてミディ運河ならではの景観を楽しむ旅
        2 Wondertrip: 水の絶景!世界遺産「ミディ運河」で感じる南フランス

    9/07 Toulousseと云う美しい街のマリーナに停泊してのんびり中世の街を観光。
        ここに限ったことではないようですが・・・
        運河の荷役船を含めて船上で生活する人々が多いらしく、運河の片岸には 
        全く動きそうに無い住居船?がびっしり停船しており、郵便ポストもあり
        もちろん電気も水道も船まで引いてあるそうです。
        欧州最古で世界遺産の運河だけに人も自然も一体の「文化」なんですね~ 

    9/10 Toulousseのマリーナを出航、
       Uターンして両岸の風景を楽しみながらマストを預けてある地中海の街へ南下中。
    9/11 この日記を編集中のイリジューム航跡図(8/31地点まで戻ったようです)。
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         松山市北条のアンカレッジマリーナを出航して二年と三ヶ月、
         ヨットに詳しい西中さんと、やれ危険だ! なんでホーン岬なのだ! 
         と、朝な夕なハラハラドキドキした外洋航海に比べれば、
         今回の運河旅は事故っても岸や行き交うボートにぶつかった?程度のことで
         こちらもずいぶん楽しませてもらいましたよ、キャプテン。

         さてさて、世界一周航海の計画は残り二年と九ヶ月、
         これから花丸はどちらへ向うのでしょう?    
         艇長のプランを私達は知りません、判りません、お尋ね致しません。
         西中さんと、あ~でもない、こ~でもないと想像しながら
         ただひたすらヨット花丸の航海の安全を祈る毎日です。 
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                   Bon Voyage!
     

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by jh5swz | 2019-09-11 15:12 | ヨット「花丸」世界一周航海記 | Comments(0)