カテゴリ:79番天皇寺から81番( 1 )

歩いた日>第58回・2011年4月1日  快晴
コース> JR坂出駅前~
   79番天皇寺~80番国分寺~81番白峯寺まで15,8キロ  
疲労度> ☆☆★★☆ 


その1)JR坂出駅から79番天皇寺まで2,7キロ
 
08:30 松山自動車道豊浜サービスエリアの半旗  
東日本大震災犠牲者に捧げる参拝の一日にすることを決めました。
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09:10 JR坂出駅到着
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09:20 駅に隣接する公園でストレッチ
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地図中央の坂出駅から赤い点線に沿って天皇寺めざしてスタート
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09:45 JR予讃線を渡って
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09:50 桜チラホラのへんろ道を歩くと
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09:55 ほどなく八十場(やそば)の泉に到着
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f0213825_1336373.jpg  この霊泉は、
  瀬戸内の悪魚を退治した
  日本武尊(やまとたけるのみこと)
  88名の兵士が、
  その魚毒に当ったとき、
  この泉の水を飲んで
  蘇生したという伝説があり、
  八十八名の兵士が蘇えった
  ことから
  八十蘇場の泉と呼ばれるらしい




保元の乱で讃岐へ流された崇徳天皇は長寛2年(1161)、坂出府中で崩御、
朝廷の令旨が届く21日間、遺体が傷まないように使われたのが八十場の泉。
その間、棺を安置したのが、このあと参拝する79番天皇寺。
令旨後、五色台白峰山で荼毘にふされ、80番白峯寺には御陵が残る・・・
                               手元参考書より抜粋
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八十場名物 清水屋(きよみずや)のところてん
崇徳上皇ゆかりの八十場の泉の”ところてん清水屋”さんの創業は江戸時代とか

                メニューも豊富で
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                あれこれ品定めして・・・
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桟敷で食べる ところてんは、夏場なら界隈の風物詩でしょうか?
左ききのクセに甘党の私も定番からし醤油(¥250-なり)で一杯 
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10:05 花見にはチト早い桜・・・
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   実際には八十場の泉から歩いて白峰神社裏から参拝したのですが、
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   ここでは正面参道の赤い鳥居からご紹介させていただきます。
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             お納経所前の「赤門」がお寺の玄関なのでしょうか?



10:10 第79番天皇寺到着
人伝てに聞いた話し・・・
赤い鳥居は白峰神社参道入り口なので、
写真手前の天皇寺石碑側の駐車場から入山するという説もあるとか・・・

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国内で3ヶ所しかないという、左右に脇鳥居を持つ白峰神社の鳥居
(参道中ほど左手に天皇寺本堂、右手にお納経所、正面は白峰神社本殿)
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第79番 金華山 天皇寺<高照院> (きんかざん てんのうじ・こうしょういん)
75代天皇崇徳上皇(1119~64)は保元の乱(1156)に敗れ、讃岐へ配流され、
長寛2年(1164)、坂出府中の鼓ヶ岡で崩御、朝廷からの令旨が届く間、
柩を当寺へ安置したことから上皇を祀る白峰宮の別当として「天皇寺」となった。
明治政府の神仏分離令により崇徳上皇社は白峰宮となり天皇寺は廃寺となったが、
筆頭末寺高照院が跡地に移転、本尊を遷座し札所天皇寺高照院となった。 んやて~
                          -以上、手元参考資料から抜粋- 
   ここにも神仏分離令に翻弄された寺院と神社の歴史があった・・・
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      崇徳上皇ゆかりの寺らしく、
      天井には金箔の菊の御紋が貼られているという話しを聞いていたが、
      覗き見ることを忘れてしまった・・・


天皇寺大師堂
・・・弘法大師さま 東日本を応援して下さい・・・
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 御朱印 勿体ないような寺名なのに
    「皇」の字をカタカナで手抜きして欲しくなかったなあ~
 
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     赤門:本堂・大師堂とお納経所を結ぶ参道にある。
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          (四国霊場記念切手シリーズより)



崇徳天皇ゆかりの札所として「天皇さん」とも呼ばれるらしいが、
それにしても高照院と書いてあったり天皇寺となっていたり、
どちらで呼ぶのがよいのだろう? 帰ってきてもわからない・・・

まっいいか、
なんでもありの四国霊場八十八ケ所巡りですから。
 

 その2)79番天皇寺から80番国分寺まで 6,6キロ

10:35 天皇寺(高照院)・白峰宮の鳥居をあとに国分寺をまざして出発
  私は「お寺」をお参りしたのですが「お宮」の鳥居に見送られております。
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11:05 予讃線鴨川駅を通過
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綾川の河川敷を歩いて
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11:30 ウワサの山下うどん!
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  行列のできる「山下うどん」は至って普通の民家でした。
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            うどん玉数を注文してトッピングは自由、勘定は自己申告!

玉2+エビかき揚げ+ジャコ天+生タマゴ=¥580-
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    うどんを漢字で書くと・・・勉強になりました。
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12:40 香川では「うどんは別腹」と云いますが、満腹につき足重し・・・
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12:39 坂出市から
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   12:47 高松市突入
 
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現在地:高松市国分寺町国分
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12:55 第80番国分寺仁王門到着
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 一礼して仁王門を入ると

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 境内、正面本堂に至る参道には見事な松並木

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 本堂でござる
  聖武天皇創建当時の遺構をよく残した寺で、旧境内の全域が国の特別史跡。
  本堂は鎌倉中期に再建されたもので、周辺に創建当時の礎石が点々と残る。
                       ーと、手元の本に書いてあるー

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  13:13 大師堂は右手の「礼拝殿」と称する中門の奥にある二層の建物

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 礼拝殿とはもったいぶった呼ばせ方で? 中は納経所を兼ねた雑然としたみやげ物売場
                           撮影禁止でした、スミマセン・・・

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                 正面の窓の奥に別棟の大師堂が見えました。
                 屋内は参拝用品&お土産売場になっており、   
             おびただしい数の御守や遍路用品が所狭しと並べてありました。 


お納経を済ませて、早々に外へ出ると三毛猫が水子供養をしていました。
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           ネコ:兄さん、お前さんも供養かニャン
           遍路:拙僧、お前ほど悪ではニャンわい


  現存していれば
  京都・東寺の五重塔を超える大塔だったと云われる創建当時の七重の塔の基礎石
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  資料記念館などを見学して、ちょっと休憩。

 その3)80番国分寺から81番白峰寺まで

13:50 今から正面の五色台(白峰山)の尾根の県道までを登ります。
    約3,5キロ 標高差300m お先達の計画では1時間20分、さて?
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 14:20 前途多難を思わせるへんろ道
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 14:30 石鎚神社への分岐辺り、おのおの方、覚悟召されい!
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 この辺りで人馴れしたヤマガラが多数居ると聞いていたので
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  前日、近所のペットショップで
  買い求めたヒマワリの種を
  同行皆さんにお接待。

  ヤマガラ君
  500g ¥298の高級品だぜい!



                           
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 同行20人、休憩時間を兼ねて
 手のひらにヒマワリの種を載せて待つこと暫らく・・・
  
 23m先の小枝にチョイと現れ、首をかしげて安全確認
 なかなかゆっくり舞い降りてくれない・・・
 艱難辛苦、数メートル先の小枝に止まった
 ヤマガラ君をゲット!  


 14:45 ヤマガラ君と戯れたあと、延々と続く段差の高い丸太階段、 
    登りに弱い私・・・ 前を行く人の背中も見えない・・・ 
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 15:05 尾根の県道まで100mの東屋で小休止 
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      眼下にスタートした国分寺が見えて、東屋からの眺めは素晴らしい景色でした。
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15:20  東屋からわずか100mを肩で息して、やっと尾根の県道へ。
     同行仲間を杖で引く人、引かれる人、サポートバスが救急車に見えました。
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 15:40 サポートバスへSOS発信者なし、しばらく平坦な尾根の県道を歩きます。
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 延々と続く県道沿いの金網は
 9・11NYテロ以来
 張り巡らされたという
 自衛隊善通寺演習場を囲む金網。

  警告看板!
  平和なようで 不安定なニッポン・・・



 15:50 ところが ところが
     お堅い自衛隊の粋なはからいでしょうか?古来あったへんろ道だからと
     その一部分?は金網が無くて、足元の丁石を数えながら
     遍路一同、天下御免で演習場内を歩かせていただきました。
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15:55 古田の分岐
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  県道から白峰寺への分岐で
  ここから山道1200mを一気に下ります。

  これが聞きしに勝る ”悪路” !・・・




 16:05 摩尼輪塔(まにりんとう)と下乗石(げじょういし)
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             看板
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       <説明文>
         摩尼輪塔(県指定有形文化財)は、
        長く辛い仏道修行を経て悟りを得た究極の位を表す「摩尼輪(塔の丸い部分)」に因む名です。
        摩尼輪の下(四角い部分)には「下乗」と彫りこみ、ここからは聖地であるから、
        いかなる高貴なお方でも乗物を降りて、歩いて参拝しなさい、と示しています。
         この塔は、元応3年(1321)金剛仏子宗明が建立した全国でも珍しい塔です。 以下略

           今日まで、決して楽ではなかった1000キロを歩きましたが、
           畏れ多くも究極の位に達したなどとは毛頭思ってもおりません・・・
           ただ、ここまでずっと歩き続けましたので、
           昔の高貴なお方の如く、馬や駕籠を降りる必要は無く、このまま歩いて進みます。
 
 

 16:10 摩尼輪塔から300mほど下って、やっと白峯寺到着。
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   駐車場の看板
    青峯、黄峯、赤峯、白峯、黒峯の五色山の白峯にある静かな古刹でした。
  
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   表からは五つの棟しか見えませんが、裏側にさらに二つの棟があり、
  七棟門(しちとうもん)と呼ばれる大変珍しい高麗式の塀重山門です。
   ここは、私が今回の遍路旅で一番楽しみにしていた霊場でした。
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   護摩堂
    山門の真正面にあり、本堂と見紛うほどに立派な(お納経所を兼ねた)護摩堂でした。
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   頓証寺殿勅額門(とんしょうじでん ちょくがくもん)
     
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            左右に、保元の乱で崇徳天皇を守った源為義・為朝父子の武将像があり、
            正面に後小松天皇の御宸筆になる「頓証寺」の扁額が掲げられており、
            この門を勅額門と呼ぶようになった。 -坂出市HP-

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  勅使門を入ると、
  父・後鳥羽天皇に疎まれ、
  弟・後白河天皇によって讃岐へ流された
  悲運の崇徳天皇を祀る頓証寺殿がありました。

  天皇家肉親同士の皇位継承の勢力争いに
  武士(平氏と源氏)が巻き込まれた
  保元の乱から平治の乱の物語りは
  84番屋島寺の壇ノ浦・源平合戦まで続きます・・・






  勅額門の手前を右折して、本堂へ最後の92段の石段登り
  国分寺からへんろ転がし坂を登ってきた細い足には少々堪えました。
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  第81番 綾松山白峯寺本堂
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 白峯寺大師堂
  弘法大師さま、東日本の被災地を見守って下さい・・・
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 ご朱印
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    好きな霊場の好きな七棟門と記念写真    
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  17:05 五色台から夕焼けの瀬戸内海を眺めながら(車中)
      あと七ヶ寺・・・結願への高揚感と終結への寂しさが交錯して心中複雑です。 
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by jh5swz | 2011-04-02 14:39 | 79番天皇寺から81番 | Comments(0)