2018年2月16日の日記。
 私の心の奥で息を殺して寝たふりしてる子が起きなければいいのだが・・・

f0213825_11195114.jpg

  私のパソコンのホームドクター小澤さんから
  「ちょっと手伝って下さい」との連絡がありました。
  砥部町災害ボランティア・アマチュア無線クラブの皆さんが
  町内某小学校で
   1・アマチュア無線の楽しみ方
   2・災害時に役立つアマチュア無線の運用について
   3・アマチュア無線の免許を取ろう
   4・モールス符号と電信(CW)による交信入門
   などについて、出前授業を行うので
   電鍵の扱い方と
   モールス信号による児童個人の名前の打電入門のサポートを
   「ちょっと手伝って下さい」とのお誘い。

  
  もうQRT(電波を出すことを休止すること)して長いので、尻ごみしたのだが、
  5年生の生徒99人のために電鍵を20台ほどスタンバイしてあるので、
  生徒に電鍵の使い方と、アルファベットで名前を打つサポートをするべし!とのご下命。

  Windows95時代から私のパソコンのメンテナンス一切をお世話になっており・・・
  今は休止しているのだが、足を洗った気持ちにはなれないアマ無線のことなので・・・
  プロの通信士さんにコテンパンに電信を叩き込まれた昔を思い出しながら某小学校へ同行。

  学校の玄関で、上の看板に丁重に迎えられました。
  ありゃ! れっきとした「学校の授業」であるぞよ。

  図書室では地元無線クラブの皆さんが会場設営中、
  部屋の左右の窓側にずらりと並んだ電鍵は壮観なものでした。
f0213825_12330700.jpg

   チャイムが鳴って、授業が始まります。
   「今日はお世話になります、よろしくお願いします」と元気な99人のご挨拶があって、
  授業は、まず地元クラブ役員さんがスライドを展開しながら
  「アマチュア無線の魅力」のあれこれについてお話が進みました。
f0213825_12470454.jpg
                      掲載許可を得てないので後ろ姿を・・・ 

  児童皆さんが興味深々だった国際宇宙ステーション(ISS)とアマ無線交信のビデオ。
f0213825_12530588.jpg

  2017年12月11日、
  アマ無線連盟愛媛支部の全面的なバックアップで
 西予市立城川小学校が宇宙ステーションと交信した
 現場の模様がスライド上映されました。
  高度330~480km、長さ108,5m、幅72.8mの
 宇宙ステーションが秒速8kmで日本上空を通過する
 約10分間の間に、実際に城川小学校の児童皆さんが
 事前にしっかり勉強した英語で交信したスライドです。
  米国航空宇宙局(NASA)の教育プログラムの一環の
 スクールコンタクトで、交信する小中学生はアマ無線の
 免許は不要という粋な計らいとのことです。
  が、世界中で希望が多く、申請して早くて2~3年後に
 実現できればラッキーというプレゼントです。
  少々ノイズ交じりながら
 NA1SS(局)と8J5SS(局)交信は臨場感いっぱいで
 図書室の児童たちの目が輝いていました。 


 続いて、地元クラブ局会長さんが
  校舎の屋上に張った7MHz帯のダイポール(半波長の線状)アンテナからCQを発信しました、
  (CQとはアマ無線用語で「誰か聞いていませんか?お聞きの局ありましたら応答願います」の国際略語)
 数回のCQにJH1▼◇〇局からの応答があり、スクリーンに日本地図上の相手局住所の県が投影されました。
 因みに呼び出し符号(コールサイン)の数字は国内を10エリアに区分して
 関東・中部・近畿・中国・四国・九州・東北・北海道・北陸・信越の10地域を示します。 
 交信相手局のJH1は関東地方で、自己紹介等の交信内容からこの無線局は埼玉県の局長でした。
 実際の交信をタイミングよくナマで聞けた生徒さん達ラッキー!

 この交信はアンプを通じて図書室の全員に聞こえるように設営してあるのも「出前授業」らしい工夫でした。

 アマ無線局は交信が終わると、交信を証明する「交信証」を交換します。
f0213825_14143242.jpg

  この交信証は、今回の授業を出前した地元の
 砥部町ボランティア・アマチュア無線クラブが
 毎年運用している「砥部焼きまつり・特別記念局」のものですが、
 世界中のアマ無線局が個性豊かな写真やイラストを刷り込んだ
 交信証を発行しており、その交換も楽しみの一つです。
  


f0213825_14315030.jpg

 門前の小僧のお宝。
  アマ無線局を開局した1982年10/24 21Mhz SSBで
 南極昭和基地と交信したときの交信証です。
  数日後、次女も同じ局長と交信、翌年、昭和基地の任務を終えた
 県内出身のその局長が、次女にみやげだと言ってソフトボール大の
 南極の氷を持って松山まで来てもらったビッグな思い出があります。

 <後日談> 
  次女に「南極の氷、半分くれ」とねだって
  飛びっきり上等のウイスキーを買ってきて、オンザロック。
  耳を近づけると、閉じ込められた気泡がピ~ンピ~ンと鳴って、
  のど越しの味と風鈴みたいな音に、一生行くことの無い南極に思いを馳せたことでした。
 <後日談の後日談>
   残りの半分は当時小学校4年生だった次女に
   「お前の結婚式に婿さんと二人でロックで乾杯する日まで冷蔵庫で凍らせておく」。
   ことにしたのだが、数年後の某月某日、停電
   全部溶けて水になってしまい、三人の子供と女房が分け合って飲んだことでした。
   残念無念! 

 マイクを使った実際の交信をアンプを通して傍受してもらった後は、
 いよいよ、電鍵を使って自分の名前をアルファベット符号で打電してみる体験授業です。
f0213825_15151630.jpg

 そう簡単に覚えられるものではない(と思う)ので、
 今日はまず
 短点と長点の長さ、符号間の長さを覚えて貰いました。
f0213825_15350267.png
 私の愛用電鍵HK-808
 

f0213825_15495922.png
 テキストのアンチョコを眼で追っかけながら
 自分の名前を符号に置き換えて電鍵を叩いてもらった。  
f0213825_15554471.png
  私の机の児童は少なかったので・・・
  主催クラブが「災害ボランティア・アマチュア無線クラブ」だし、
  冒頭の話しにも、災害時のアマ無線の有効な運用の話題があったので、
  数人に【SOS】を(エラそうに)教えておいた。
  短点3つ 長点3つ 短点3つ これでSOSになるので
  地震に遭遇したり、狭い部屋に閉じ込められたら、 
  捧切れで水道管でもなんでもSOS信号を叩き続けなさいと。


  終わりに、先生が「なにか質問がありますか?」
  元気な男子が「無線機はいくらくらいするのですか?」
  クラブの役員さんが「ピンからキリまであるが3万くらいから上は何十万円・・・」
  ニヤリと笑ったあの子は多分『お年玉でなんとかなるなあ~』と思ったに違いない。

  学校の授業の一環としての設定なので、校内チャイムとともに特別授業はお終い。
  元気な99人が声をそろえて大きな声で「ありがとうございました!」。
  片付けが終わったところで、先生が「校長室へ来て下さい」。
  なんと校長先生からも丁重なお礼のご挨拶がありました。
  『学校としても南海トラフ地震に備えた指導を考えているところでした』。

  
たかがアマチュア無線、されどアマチュア無線・・・
           私でもちょっぴり世の中の役にたてたのかなあ~
     静かに寝ているアマ無線の虫が五臓六腑を駆け巡った1時間でした。

  主催クラブ局は、今回のこの小学校への授業で町内全6校への出前授業が終わったと聞いた。
    (現在は併合して4校になっているとのこと)
 思いつきの一発イベントなら誰でもやるが、数年かけて町内全校へ出張とは「快挙」に等しい! 


  <電信余話>
   (その1)
    アルファベット26文字を短点と長点の組み合わせで信号化したのはサミュエル・モールスで、
   ある日の新聞全紙面を調べあげて一番多かったEを短点1個、二番目に多いTを長点1個と決めて
   ほか24文字を使用頻度が高いほど単純な符号に決めたと、なにかの本で読んだことがある。
    が、でき過ぎた話しで定かではない・・・
    それより気になるのは、
    スティーブン・スピルバーグ監督は映画E Tを制作するときモールス信号による宇宙通信でも
   意識したのだろうか・偶然なのだろうか・・・ず~っと気になっています。

   (その2)
     144MHz帯で夜な夜な鬼の船舶通信士さんのシゴキを受けている頃、短点がそろわないと
    ボロクソに叱らながら何度も何度も打ち直しを命ぜられた単語。
     shiseidou shikisimapan shinhirosimaeki  higasihiroshimashi   etc etc
     こんな単語を毎晩打たされて、「ちがうやろ~、ヤル気ないんなら止める?」。
     止めないでよかった。
  
         

by jh5swz | 2018-02-19 19:02 | その後の徒然日記 | Comments(0)

花丸・メキシコへ到着

2018年2月12日:メキシコ La paz 港発 花丸便り。

 1/29 サンフランシスコを出航した花丸は、15日と4時間30分の航海後、
 2/12 13:00(現地時間)メキシコ La-paza へ無事入港、投錨したそうです。  
f0213825_08560803.png
              カルフォルニア湾だから米国かと思いきや、ここはメキシコ。
              地名は1846~48のアメリカ・メキシコ戦争の名残りらしい・・・

    花丸便りによると、
     ◇2/05:明け方、無灯火の国籍不明の巨大コンテナ船が花丸の前方を横切った。
         VHF16チャンネルで呼びかけても応答なし、不思議なものを見た・・・
            <西中さん情報 ”国際 VHF 16ch” 156.80MHz FM>

     ◇2/08:夕方、前方4マイル、把握してなかった4個の岩礁発見、
         急遽、コース設定を変更して間一髪クリアー、
         暗闇の中、岩礁に向って直進していたと思うとゾッ~とした・・・   
      花丸夫妻は一日中4時間交替でワッチ(監視)航海していますが、
        当然とは言え、つくづくその重要性を感じた私でした。
    
     ◇2/10:流しておいた擬餌針に60センチのマグロが釣れて、洋上寿司パーティー。
     ◇2/11:カルフォルニア半島南端をランドフォー
     ◇2/12: LA paz 入港。
         サンフランシスコで会ったヨット友達の出迎えと接岸手伝いを受けて投錨。

     さて、これからの花丸だが、
     池川キャプテンと親しい西中さんの話しによると、
     ホーン岬回りに最適シーズンの来年1月まであと一年、
     南米西岸をうろうろするのか?
     南太平洋の島々を巡ってニュージーランドの親しい友人を訪ねたあと
     一気にホーン岬に向うのか? いずれかだろうとのこと。

     ここまでも長い航海だったが、これから先の旅も長い・・・ご安航を祈ります。
f0213825_09531693.png
   
        

by jh5swz | 2018-02-13 09:55 | ヨット「花丸」航海記 | Comments(0)

2018年2月11日(日・建国記念日)

f0213825_14395382.jpg
  
  鬼の霍乱?だったと思っていますが・・・
  2/3 熱っぽいので近所のホームドクターを受診。
  まさか!と思いましたが、「インフルエンザB型の陽性反応があります」。
 
  あまり病気したことがないので、臆病な私、以後一週間、家庭内隔離・軟禁生活・・・
  2/7 には、業界の研修会だったのだが、まだ咳もあったので悪者を撒き散らしてはならじと欠席・・・
  2/10 養生の甲斐有って、めでたく床上げ!

  床離れしたらジッとしておれない性分で、
  修築現場管理監督・運営委員Uさんの「屋根瓦乗りました」情報にも誘われて 
  まずは、坂本屋ビタミン補給に窪野町桜へひとっ走り、現場見て帰りました。

  屋根瓦の吹き替えが殆んど終わった坂本屋。
f0213825_14453772.jpg

  三坂アルプスからの寒風を受けながら、職人さんには頑張ってもらっていました。 
  高い所の風はきつくて相当寒いハズです。
  「お世話になります、ありがとうございます」。
  お礼の言葉はこれしかない・・・     

  三坂峠側からの修築現場全景
f0213825_15004682.jpg



  囲炉裏部屋の屋根に、けむり抜きの腰屋根が完成していました。
f0213825_15112850.jpg

   煙突に比べて費用もかかったハズですが、
   「腰屋根」とは、風情があっていいなあ~ 
f0213825_15132159.jpg
 採光・通風・排煙に機能する腰屋根は、
 いつも、お接待当番の賄いや、行事の度に囲炉裏の煙にむせびながら台所で頑張ってもらう女性陣と
 秋から冬場、ひと休みいただくお遍路さんにも快適なVIPルームになることでしょう、よかった!

 職人さんにお断りして、仕事の邪魔にならないように「瓦の載った」屋根を撮らせてもらいました。
 
 表の路面に面した梁間6間の玄関屋根。
  遍路道側の屋根瓦は一・二階すべて、寄贈を受けて皆さんに一枚づつ手洗いして頂いた古民家瓦です。
f0213825_15311838.jpg


   背伸びして屋根瓦をよ~~く見ると、古民家瓦の「素顔」が窺え、
      その一枚一枚の裏面にはお世話になった方々のお名前が書いてあります。
f0213825_15380433.jpg

  
  なんべん見ても嬉しくなる西側の大矢根・小屋根の破風と鬼瓦!
f0213825_15465095.jpg

  とてもとても
  いただき物とは思えない立派な鬼瓦  
f0213825_15470558.jpg


 築後106年の古民家の証しを残しながら、
   貴重な浄財の節約のためにも使える古材はとことん再利用して
           どうにもならないほどに傷みの酷いところだけ新材を使います。
f0213825_16341065.jpg

f0213825_16342508.jpg

         「厠」の手書き文字も築後106年らしくってイイではないか!

 職人さんの目障りになってはならじと30分ほどで辞去、
  「高い所の仕事ですけん、(プロに失礼ながら)ご安全に!お邪魔しました」。

 今日は、坂本屋の下の急カーブから松山と堀江?の海がきれいに見えました。 
f0213825_16430118.jpg

  
 帰り道、1/14 の駅伝大会のお接待日以来、会えてない相原会長宅訪問。
     「今朝、採ってきたけん、持ってお帰り」と見事な生シイタケをもらった、
           今夜はコレで熱燗やなあ~ ごっつあんです。
f0213825_16481057.jpg

 
 帰り道、八坂寺さんにちょっと私用があってお参り。
   三連休風情ありありで、この寒空の境内、お納経所にお遍路さん思いのほか多し。   
f0213825_18361598.jpg

 
 お納経所でもらった今年の伊予十三仏花まんだら祭のチラシと
f0213825_18593819.jpg
  掲示板の
  恒例、4/29の柴燈護摩供養・五色綱引きポスター
f0213825_18595475.jpg

       私は、どちらも連続参拝継続中で欠かせません、皆さまも是非お参り如何ですか。


by jh5swz | 2018-02-11 16:14 | 坂本屋日記2018 | Comments(0)